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二章
12・ゴーレムと魔物参加のお茶会
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ノワールはその日、ふて寝していた。
女神に一分以上踊る事を禁止され、さらにドラグーン公爵領とバルシェ王国の戦争でお茶会が中止になるかもしれないからだ。
だが懐かしい気配に目を覚ます。
「ん~?これは……妹の魔力?」
用があるなら向こうから来るだろうと、ノワールはそのまま二度寝に突入した。
後日、お茶会が無事に開催されると知り安堵したノワールでした。
そしてお茶会当日。屋敷内はお茶会の準備で慌ただしかったが、参加しないノワールはいつも通り暇だった。
そこで今後の事を考えてみるノワール。
「最近、屋敷のお料理はマンネリ気味なのよね~」
ブリュンヒルデが様々な肉や魚を採ってくる様になり、以前よりノワールの食事事情は良くなった。
だが屋敷から出される料理は食べ飽きてきたノワールは、このまま屋敷に居るよりも他の場所へ行った方が良いような気がしてくる。
「よし、お茶会の後に従者達の所に行きましょう!」
ノワールは黒竜時代に四人の従者がいた。
その四人の従者達を『四従』と名付け、皆で楽しく過ごしていた。
大体私が何かしら被害に遭います。by生命の女神
ちなみに『四天竜』を作ったのもノワールであり、どちらも魔王の部下『四天王』をパクり作ったのだった。
魔王達は著作権法違反で訴えたら多分勝てます。
その四従は現在一人が行方不明、一人が天界、二人が地上に居る。
二人のどちらかを頼れば良いと考えるノワール。
今後の方針も決まって満足し、お茶会まで寝ようとして思い止まった。
「女神、お茶会始まったら起こして。前に幼馴染みは朝起こしにいくものだって言っていたでしょう?」
『いいわよ。朝じゃないけど』
『いやいやいや、女神様……。そんな理由で地上に行かないで下さいよ』
そしてお茶会が始まり女神に起こされたノワールは、ブリュンヒルデが持ってきたお菓子をひたすらに貪る。
ちなみに女神は地上行きを天使達に全力で止められ、いつもの様にノワールの頭に直接語りかけて起こした。
「んー!んんー、んーん!」
『食べながら喋らないでよ。何言ってるか分からないわ』
お茶でお菓子を流し込み一息ついていると、外から何かの気配を感じ取った。
「これは……イービルアイがいるわ!」
イービルアイ。大きな眼に小さな羽と尻尾のはえた、人間の頭程の大きさの魔物だ。
おもに魔族が偵察を行う時に使う魔物で戦闘力はない。女神でも勝てる、やったね!
ノワールは黒竜の頃、イービルアイの踊り食いが好きだったのだ。喉ごしが良いらしい。
「ヒャッハー!イービルアイの踊り食いよー!」
『これ、加護が変異してない?してるよね?口調が世紀末になってるわよ!』
ブリュンヒルデを連れ窓から外に飛び出すノワール。空中でブリュンヒルデに抱き抱えられ、無事に着地した。体が痩せ細っているノワールが二階から飛び降りたら怪我ではすまないだろう。
そのままブリュンヒルデの腕から脱出し、お茶会が行われている庭園とは別の場所に走り出す。
屋敷の裏手に到着したノワールは空を指差しながらブリュンヒルデに命じた。
「あそこに向かって石を投げなさい!」
「はい」
数秒後、イービルアイが落ちてきた。
その時ノワールは重大な事に気付いてしまう。
「すでに死んでいるわ!これでは踊り食いじゃなくて丸呑みよ!」
そもそもノワールの小さな口ではイービルアイの踊り食いは出来ないのだが……。
イービルアイに興味が無くなったノワールは後ろに居る人物に声をかけてみた。
「コレいりますか?死んでいるので踊り食い出来ませんが」
「っ!」
女神に一分以上踊る事を禁止され、さらにドラグーン公爵領とバルシェ王国の戦争でお茶会が中止になるかもしれないからだ。
だが懐かしい気配に目を覚ます。
「ん~?これは……妹の魔力?」
用があるなら向こうから来るだろうと、ノワールはそのまま二度寝に突入した。
後日、お茶会が無事に開催されると知り安堵したノワールでした。
そしてお茶会当日。屋敷内はお茶会の準備で慌ただしかったが、参加しないノワールはいつも通り暇だった。
そこで今後の事を考えてみるノワール。
「最近、屋敷のお料理はマンネリ気味なのよね~」
ブリュンヒルデが様々な肉や魚を採ってくる様になり、以前よりノワールの食事事情は良くなった。
だが屋敷から出される料理は食べ飽きてきたノワールは、このまま屋敷に居るよりも他の場所へ行った方が良いような気がしてくる。
「よし、お茶会の後に従者達の所に行きましょう!」
ノワールは黒竜時代に四人の従者がいた。
その四人の従者達を『四従』と名付け、皆で楽しく過ごしていた。
大体私が何かしら被害に遭います。by生命の女神
ちなみに『四天竜』を作ったのもノワールであり、どちらも魔王の部下『四天王』をパクり作ったのだった。
魔王達は著作権法違反で訴えたら多分勝てます。
その四従は現在一人が行方不明、一人が天界、二人が地上に居る。
二人のどちらかを頼れば良いと考えるノワール。
今後の方針も決まって満足し、お茶会まで寝ようとして思い止まった。
「女神、お茶会始まったら起こして。前に幼馴染みは朝起こしにいくものだって言っていたでしょう?」
『いいわよ。朝じゃないけど』
『いやいやいや、女神様……。そんな理由で地上に行かないで下さいよ』
そしてお茶会が始まり女神に起こされたノワールは、ブリュンヒルデが持ってきたお菓子をひたすらに貪る。
ちなみに女神は地上行きを天使達に全力で止められ、いつもの様にノワールの頭に直接語りかけて起こした。
「んー!んんー、んーん!」
『食べながら喋らないでよ。何言ってるか分からないわ』
お茶でお菓子を流し込み一息ついていると、外から何かの気配を感じ取った。
「これは……イービルアイがいるわ!」
イービルアイ。大きな眼に小さな羽と尻尾のはえた、人間の頭程の大きさの魔物だ。
おもに魔族が偵察を行う時に使う魔物で戦闘力はない。女神でも勝てる、やったね!
ノワールは黒竜の頃、イービルアイの踊り食いが好きだったのだ。喉ごしが良いらしい。
「ヒャッハー!イービルアイの踊り食いよー!」
『これ、加護が変異してない?してるよね?口調が世紀末になってるわよ!』
ブリュンヒルデを連れ窓から外に飛び出すノワール。空中でブリュンヒルデに抱き抱えられ、無事に着地した。体が痩せ細っているノワールが二階から飛び降りたら怪我ではすまないだろう。
そのままブリュンヒルデの腕から脱出し、お茶会が行われている庭園とは別の場所に走り出す。
屋敷の裏手に到着したノワールは空を指差しながらブリュンヒルデに命じた。
「あそこに向かって石を投げなさい!」
「はい」
数秒後、イービルアイが落ちてきた。
その時ノワールは重大な事に気付いてしまう。
「すでに死んでいるわ!これでは踊り食いじゃなくて丸呑みよ!」
そもそもノワールの小さな口ではイービルアイの踊り食いは出来ないのだが……。
イービルアイに興味が無くなったノワールは後ろに居る人物に声をかけてみた。
「コレいりますか?死んでいるので踊り食い出来ませんが」
「っ!」
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