最強魔導師エンペラー

ブレイブ

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3章 新たなる脅威

第二十三魔法 ディノの知り合いとランク昇格試験

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ディノ「あまり長居はしたくないな」

私の居る場所は主に違法薬物等が当たり前の様に流通する場所だ。そして、瘴気があって、体に魔力を付与してあるから、魔力が徐々に減っていく

男「お、あんたもしかして、ディノさんか?」

ディノ「…そうだが」

男「丁度良かった。あんたに渡したい物があるんだ」

ディノ「…先に言っておくが、違法な薬物は受け取らない?」

男「だったら、此処に来た理由は何だ?」

ディノ「ある人物を探しに来た」

男「ある人物?」

ディノ「名前は…。知ってるか?」

男「その人だったら、一番奥に居るぞ」

男「ただし、機嫌が悪くなったら、逃げた方がいいぞ」

ディノ「了解した」

魔法学園

ブレイブ「ふぅ、一時間目が終わった」

今日は何時もより、授業が疲れた。僕以外にも皆が疲れていた。クロドラ、リバイアサンは一緒に登校出来るのが楽しみ過ぎて、朝の5時まで、起きていて、結局眠気が来て、寝たって教室に着いた時にスラッシュから、連絡が来た

ブレイブ「休み時間は寝よ」











ブレイブ「ん?」

ブレイブ「あれ?皆、居ない」

教室は僕以外。誰も居なかった

ブレイブ「ん?」

僕の机にメモが有った。それには、こう書いてあった

起きたら、実技室に来い。ランク昇格試験をしているから、見学に来い。モンより

ブレイブ「急ごう」

実技室

ブレイブ「凄いな」

実技室のドアを開けた途端魔法の衝撃が来た

フィル「あっ、お兄ちゃんおはよ♪」

ブレイブ「おはよ」

ブレイブ「今のところ。誰が昇格した?」

フィル「えっと、ゼアル君、レン君、イグニス君がSランクに上がって、アルファがZZランクに上がった」

ブレイブ「あれ?フリートは?」

ランク昇格試験は下のランクから始まるが、一応フリートはBランクだから、最初か、その後だろう

フィル「フリート君はお兄ちゃんにランクが昇格する所を見せるって先生に言ってた」

フリート「まっそう言う事だ」

フィル「フリート君。さっき振り」

フリート「おう、本当にさっき振りだけどな」

ブレイブ「フリート、頑張れ」

フリート「おう、行ってくるぜ!」

モン「次。フリート」

フリート「はい!」

モン「今から人口魔導師が三人。魔方陣から、現れる。先ずはAランク魔導師だ」

私は魔方陣に魔力を注いで、人口魔導師を三人召還した

フリート「シャアッやるか!!!!」

人口魔導師(三人)「フレイムブラスト」

フリート「いきなりかよッ!?」

やる気を入れた途端、人口魔道師三人が機械的な声で言いながら、三方向からいきなり俺に向かってフレイムブラストを放ってきた

フリート「魔法障壁…ドーム」

フリート「……できた」

即興で魔法障壁をドーム状にしてみたが、以外とできた











ブレイブ「ま、魔法障壁をドーム状に!?」

フィル「お兄ちゃんは出来ないの?」

ブレイブ「理論上は可能だけど、合体魔法(フュージョンマジック)は苦手なんだよね」

ブレイブ「はぁ、エンペラーとして、恥ずかしい」

フリート「ブレイブ、驚くのはまだ早ぇよ」

俺は人口魔導師の魔法を避けながら、ブレイブに言った

フリート「フリーズワールド」

氷の魔方陣をフィールド全域に展開して、人口魔導師三人を凍らした

人口魔導師(三人)「セントウ、フノウ」

モン「……人口魔導師戦闘不能により、勝者フリート」

フリート「しゃああああああ」

フリート「どうだブレイブ」

ブレイブ「ハハ、驚いてばっかだったよ」

ブレイブ「後、寒い」

フリート「それは悪かったって」

ブレイブ「……フィル。ZZランクに昇格する時の相手は誰?」

僕は苦笑いをやめて、フィルに聞いた

フィル「モン先生だよ」

モン「フリート。私も全力で戦う。君も全力で戦え」

フリート「はいッ!俺の全力を先生にぶつけます!!!」

モン「……完全武装」

私は普通の鎧を装着し、ガントレットを装備した

フリート「完全武装」

俺は煉獄の騎士団の鎧を装着し、エクスピアソードを装着した

ブレイブ「(モン先生の戦闘を見るのはこれが初めてだな)」

フリート「行きますッ」

モン「来いッ」

フリート「エクスピアスラッシュ」

俺はエクスピアスラッシュを遠距離に切り替えて、先生に放った

モン「……カウンター」

フリート「はッ!?」

先生はエクスピアスラッシュを殴ったら、エクスピアスラッシュを俺の方に跳ね返した

フリート「氷壁」

氷魔法を使って、俺の目の前に氷の壁を作ったけど、あっけなく破れた

モン「生きてるか」

フリート「傷一つ無いですよ」

フリート「…ストーム」

高速魔法を使って、モン先生を斬ろうとしたが

モン「その程度のスピードでは私に傷一つ付けれないぞ」

フリート「うそ、だろ」

フリート「(アルファはすげぇな)」

肉眼では視認出来ないスピードなのに、先生は当たり前の様に避けた

モン「さて、私も攻撃するか」

フリート「ストームッ」

ストームのスピードを当たり前の様に避けるから、一旦、距離を取った

モン「言っただろう、その程度のスピードと」

モン「インパクト」

フリート「ガハッ!?」

かなり距離を取ったのにモン先生は俺の目の前に一瞬で現れて、俺の腹部を殴られ、俺は吹っ飛ばされた。腹部に食らった威力はまるで弾丸だった

フリート「ヒール」 

俺は回復魔法を使って、腹部の痛みを無くした

ブレイブ「先生ッもう終わっても、いいと思います!!」

モン「…そうだな。フリートはどうだ?」

フリート「俺はまだやれます」

痛い体を無理に動かして、立った

ブレイブ「フリートッ無茶だ!!!」

フリート「魔力が低下してるお前が言うなよ」

フリート「俺は先生に言ったんだ。先生に俺の全力をぶつけるってな、勝ち負け関係なく先生と戦いたいんだ!!!!」

俺の思いを先生に言った時

フリート「なんだこれ!?」

俺の周りに氷属性の魔方陣と雷属性の魔方陣が現れた

モン「フリート!?」

フリートの周りに現れた二つの魔方陣は光り、フリートが消えた











フリート「また此処か」

俺の居た場所は俺が死んだ時に来た場所だった。まあ、一面真っ黒の世界は変わらなくて、変わってるのはガンドラ・ゴッド・ドラゴンとディミオス=アーリが居ないだけだった

???「久しぶりだな。フリート、元気だったか?」

フリート「親戚のおじさんか!!!!」

前言撤回だった。ディミオスは居た

ディミオス「ある意味間違ってないだろ?」

ディミオス「お前は子孫だからな」

フリート「…そう言われれば、何か納得するな」

ディミオス「まあ、俺は1000万歳だから、お前は孫みたいなもんだ」

フリート「…ちょっと待て」

ディミオス「ん?どうした」

フリート「今1000万歳って言わなかったか?」

ディミオス「ああ、言ったぞ」

ディミオス「俺は今居る精神世界でしか、生きれないんだ」

フリート「……聞き忘れてたが、俺がまた此処に来た事を聞いてもいいか?」

ディミオス「そうだった。前はお前が死んだ時に初めて此処に来たが、今回はお前が自分の魔力を覚醒したからだ」

フリート「全盛期の時の力を貰った時が覚醒した時じゃないのか?」

ディミオスから、全盛期の時の力を貰った時、身体能力と魔力が極限まで上がった

ディミオス「あれは鎧と剣の力だ」

ディミオス「今回覚醒したのはお前の氷属性の魔力と雷属性の魔力だ」

ディミオス「そろそろ、戻った方がいいぞ」

フリート「おう、じゃあな」











フリート「(ん?…戻ってきたんだ)」

目を開けたら、さっきまで居た実技室だった

モン「大丈夫か?フリート」

フリート「大丈夫です」

モン「……そうか」

モン「フリート、見た目変わったな。?」

フリート「え?」

先生に言われて、自分を見たが、鎧は変わりないが、マントを羽織っていて、武器は剣じゃなくて、弓だった。しかも、始源の龍バハムートの弓だった

モン「改めて、昇格試験はどうする?」

フリート「先生に全力をぶつけるって言いましたから、続けます」

モン「…そうか」

私はそう言って、フリートと距離を取った

モン「フリート、行くぞッ!」

フリート「はいッ!」

モン「ストーム」

フリート「……」

先生が向かって来てるが

フリート「(さっきまで怖かったのに、今なら勝てるッ!!!!)」

俺は今言った考えしかなかった

フリート「先ずは一発」

雷の矢を作って、雷の矢を放った

フリート「ぐッ!?」

腕に痛みが来た。放った雷の矢は極太レーザー位だった

モン「なッ!?」

さっきのエクスピアスラッシュと同じ様にカウンターしたが、カウンターはできなくて、拳にもろ食らった

モン「ヒール」

もろ食らった部分を回復魔法を使って、治した

モン「とんでもない威力だな」

フリート「俺もびっくりしました」

フリート「(そう言えば、ディミオスは氷属性と雷属性の魔力って言ってたな)」

俺はディミオスの言った事を思い出した

フリート「やってみるか」

氷属性の矢と雷属性の矢を作った

フリート「行っけええええええええええ」

氷属性の矢と雷属性の矢を二つ同時に放った。放った二つの矢は途中で属性が融合して、一つの矢に成った

フリート「二つの属性の矢(ダブルエレメントアロー)!!!!」

モン「ふっまた即興で新しい魔法を作るとはな」

モン「お前に言った通り、本気を見せよう」

モン「神龍激王拳ッ!!!」

私はフリートの新しい魔法を迎え撃つために自分の奥義で対抗した

モン「はああああああッ」

神龍激王拳はラーズ家に代々伝わる神龍拳の奥義だ。奥義の見た目は拳に龍を纏わして、殴る技だ。この技は普通の融合魔法(フュージョンマジック)なら、こっちが勝つが、フリートの融合魔法には勝てない

モン「とんでもない、奴だな」

倒れていたのは私だった

フリート「先生、大丈夫ですかッ!?」

俺は走って、先生に大丈夫か聞いた

モン「ああ、大丈夫だ」

私はフリートに大丈夫と伝えて、起き上がった

モン「フリート。これからお前はZZランクだ」

フリート「……はい、頑張ります」

フリート「ブレイブ~見ただろ、俺が勝った所を」

ブレイブ「見たから、こっち来て、回復魔法をかけるから」

フリート「了解」

走ってブレイブの居る方に向かった











ディノ「久しぶりだな…………カムイ」

ブレイブが言ってた特殊な男の子は私の友人、カムイだった

カムイ「久しぶりだね。ディノ」

ディノ「危ない事はしてないか?」

カムイ「見方を変えたら、分かるよ。元従者君」

ディノ「……そうか」

カムイ「…それより、学園に向かった方がいいぞ」

ディノ「まさか」

カムイの口調は急に変わった

カムイ「じゃあな」

転送魔法を使って、家に帰った

ディノ「急がねば」

転送魔法を使えない位魔力が減っているから、走って学園に向かった











ブレイブ「早く寝よ」

フィル「最近ずっと、寝よって言ってない?」

お兄ちゃんは最近疲れて寝る事が多い

ブレイブ「うん…言ってる」

ブレイブ「なッ!?」

突如……実技室のガラスが割れた
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