最強魔導師の息子

ブレイブ

文字の大きさ
上 下
39 / 51
5章 鍛冶の国フォージ

30魔導師 悪党貴族

しおりを挟む
デュアル「どうしたんですか?」

フィーリア「此処を牛耳(ぎゅうじ)っている貴族だよ…」

フィーリア「あいつの名前はビラン。貴族の中ではある程度上の身分と財力を持っているが、俺達に金を渡してくれるんだが、その代わり、俺達の中から一人選ぶんだ」

デュアル「一人?」

フィーリア「ああ。此処人があまりにいないのはビランに連れて行かれたからだ」

ビラン「まだ現れないのか?」

僕は魔力を石にした魔力石(まりょくせき)を拡声器のように使い、馬車から、住民が住んでいる加治屋に向かって言った

ビラン「現れないのなら、此処を更地(さらち)にするぞ」

パテル「……此処は、親方の僕が行くよ」

パテル「此処では王みたいなものだからね」

フィーリア「…俺が行くよ」

俺は親父より先に家を出ようとすると…

イヴ「僕が代わりに行くよ」

フィーリア「…は?」

イヴが俺の代わりに行くと言った

イヴ「僕ならどんなことがあっても逃げれるから大丈夫だよ」

フィーリア「それはすげぇが、何でお前が行くんだよ?」

イヴ「友達と別れたくないだけだよ」

僕はそう言って、外に出た










ビラン「君は誰かな?」

僕は住民の加治屋から出てきた女の子に聞いた

イヴ「イヴ」

僕は家名を言わず、名前だけ言った

ビラン「イヴか、よろしく」

僕は住民の加治屋に金貨が10枚入った袋を置き、イヴを馬車に乗せた

フィーリア「……」

俺は悪党貴族が乗った馬車が見えなくなってからに袋を取って、家に戻ってきた

デュアル「…これが毎回あるんですか?」

フィーリア「ああ。月に一回あるんだ」

俺はテーブルに袋を置いた

フィーリア「……俺だって貴族に立ち向かいたいが、弱い俺達はこうやって過ごすしかないんだ…」

デュアル「……そうですか」

僕は返す言葉がなかった










ビラン「君には此処で働いてもらう」

僕は働く場所でイヴにピッケルを渡した

ビラン「鉱石を掘るだけだから簡単だから」

僕はそう言って、その場を離れた

イヴ「(皆大変なんだな)」

僕は周りを見たけど、皆ボロボロになっている

イヴ「(僕も頑張ろう)」

僕は鉱石に向かったピッケルを振り下ろしたけど…

イヴ「え?」

鉱石は僕の振り下ろしで粉々(こなごな)に砕けて、小さい爆発が発生した

イヴ「(これなら全員逃げることが出来そう)」

僕は鉱石の特徴を今知り、此処から脱出する方法を考えた

イヴ「あの、此処に貴族が来る事はあるんですか?」

僕は休憩している人に聞いた

フォージの住民A「夜ぐらいには来るが、詳しくは分からないな」

イヴ「ありがとうございます」

イヴ「シースルー」

僕は自分の透けさせた










イヴ「(此処かな?)」

僕は透けた状態で豪華な扉の先に入った

ビラン「皆大変なんだろうな」

僕はソファーで横になりながら、呟いた

イヴ「(良かった。合ってた)」

ビラン「さて、夕方ぐらいにまた行くか」

僕はソファーで目をつぶった

イヴ「(良かった。まだ大丈夫)」

僕は時計を見たけど、幸(さいわ)い、まだ朝の9時だった

イヴ「(他の場所も見ておこう)」

僕はその場を離れ、別の場所に向かった










イヴ「皆さん、此処から脱出しましょう」

僕はさっきの場所に戻って言うと、皆、僕を見た

フォージの住民B「そんなことができるのかい?」

フォージの住民C「嬢ちゃんも此処にきたから分かると思うが、出口には分厚い鉄の扉があっただろ?」

イヴ「はい。分厚い鉄の扉はありましたが、この鉱石を使えば、脱出は可能です」

僕は粉々になった鉱石を見せた

イヴ「この鉱石の名前は分かりませんが、衝撃を与えれば小さい爆発発生します」

フォージの住民A「それなら俺達も試したが、失敗したぞ」

イヴ「やり方の問題です」

僕は爆発する鉱石を分厚い鉄の扉に衝撃を与えないように、ゆっくり、置いた

イヴ「そっちの道にも鉱石を置いてください」

僕が指示を言うと、疑問に思いながらも置いてください










イヴ「よいしょ」

僕は道の方に時間差で爆発する魔力地雷とビランの仲間に反応して爆発する魔力地雷の二つを置いた

イヴ「では、行きます!」

次に僕は剣で分厚い鉄の扉の前に置いた。爆発する鉱石を剣で斬った瞬間に、バックステップで離れた

イヴ「良し」

分厚い鉄の扉は壊れ、僕達が進み道ができた

イヴ「行きましょう」

僕が走ると、皆ついてきた

フォージの住民A「貴族が向かってくる事はあるのか?」

イヴ「ありますが、魔力でできた地雷を設置したので、ある程度は足止めができます」










イヴ「やっと戻ってこれた」

あれから僕達は走り、フォージまで戻ってきたけど、かなりの距離を走ったから、いつもより疲れた

フィーリア「大丈夫か?」

イヴ「疲れた」

フィーリア「歩けそうか?」

イヴ「うん。歩けるよ」

イヴ「フィーリアさん。パテル加治屋に皆を集める事はできる?」

フィーリア「ああ。寝室に全員を集めることはできるが、どうするんだ?」

イヴ「作戦会議だよ」










フィーリア「それで、作戦会議ってなにするんだ?」

イヴが言った通り、皆を寝室に集めたが、俺はいまいち理解していない

イヴ「これからどうするかってこと」

イヴ「僕は脱出する前にビランがなにを持っているか見たけど、ビランは大量の武器と兵器、それに、人が着る鎧がたくさんあった」

フィーリア「大量にあるからなんなんだ?」

イヴ「こっちの数より敵が多いってこと」

パテル「僕達は負けるのか…」

僕とフィーリア、フォージの住民達はイヴ君が言った情報を聞き、僕達は負けると思ったが…

イヴ「いえ、僕達は勝ちます」


ブラック「そうだな。俺達が勝つな」

パテル「どうしてだ?」

僕は二人の勝つ自信しかない言葉を聞き、首をかしげた

イヴ「僕達が強いからです」

イヴ「ただそれだけです」

デュアル「…イヴ、そろそろ来ます」

僕の耳に此処にいない人間の音が聞こえた

イヴ「分かった。皆さんは外に出ないでください」

僕はそう言って、外に出た










デュアル「そろそろ構えた方が良いですよ」

僕が言葉を言った瞬間、イヴ以外が見たことない人達が見えてきた

ビラン「まさか逃げていたとはね」

僕は馬車ではなく、四足歩行(よんそくほこう)の兵器に乗って、フォージまできた

イヴ「早い到着ですね。僕の予想より早いですが、あまり居ませんね」

僕達の前にいるビランの周りには鎧を着た人達がいるが、見た感じ、五十人ぐらいしかいない

ビラン「誰が仕込んだか分からないけど、入り口で急に爆弾が爆発して、負傷者が多いから人数が少なくなったよ」

ビラン「まあ、人数は少ないけど、、邪魔な君達を捕まえて、働かせるだけだよ」

イヴ「その余裕、僕達がなくすよ」

僕が剣を構えると、皆武器を構えた
しおりを挟む
1 / 5

この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!

柳に抱かれて眠る狼〜何処でもない世界の傭兵〜

BL / 完結 24h.ポイント:191pt お気に入り:50

どうやら、我慢する必要はなかったみたいです。

恋愛 / 連載中 24h.ポイント:74,920pt お気に入り:4,021

トラブルに愛された夫婦!三時間で三度死ぬところやったそうです!

現代文学 / 連載中 24h.ポイント:447pt お気に入り:34

徒花【連載版】※ R18

恋愛 / 連載中 24h.ポイント:746pt お気に入り:6

【R18】そして彼は性獣になった

恋愛 / 完結 24h.ポイント:85pt お気に入り:1,518

酔った俺は、美味しく頂かれてました

BL / 完結 24h.ポイント:269pt お気に入り:74

処理中です...