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妹設定起動中
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「お兄ちゃん起きて。お兄ちゃんってばー。」
「うーん、あと少しだけ寝かせてくれよ.........................( ゚д゚)ハッ!!!」
びっくりして飛び起きるとそこにはエプロン姿のアンの姿があった。
「お、お前何やってるんだよ!?ここ俺ん家だぞ!?なんでお前がいるんだよ!!!!!」
「だってお兄ちゃん、私はお兄ちゃんの為の高性能ダッチワイフなんだよ?一緒にいてお兄ちゃんにご奉仕することが私のお勤めなんだからここにいるのは必然じゃない!学校側にはもう許可はとってあるわ!これからは24時間四六時中私をめちゃくちゃにしてかわまわないんだからね。」
「するか!!!それよりもアン、お前、なんか昨日とキャラ変わってないか?」
「そりゃーそうよ!私だって自己学習機能ついてるんだから日々変化していくのは当然でしょ。今はお兄ちゃんが好きかと思ってちょっと生意気な妹設定にしてるだけなんだから。感謝してよねお兄ちゃん。」
「なんでそういうとこだけ無駄にハイスペックなんだよ!!!」
「そんなことより、ご飯作ってあるから早く起きて学校へ行く準備してよね。」
そう言って、台所に向かおうと振り返ったたアンは、エプロン以外何も装着していなかった。
「服を着ろーーーーーーーーーーー!!!!!!」
それから少しの間、俺は布団から出ることが出来なかった。
身支度を整えて台所に行くとそこには、一汁三菜のしっかりした和食が用意されていた。
これには俺も感心せずにはいられなかった。
「アン、お前アンドロイドなのに日本人の心がよくわかってるじゃないか。やっぱり朝は、和食に限るよな。」
「アンドロイドなのには余計よ、お兄ちゃん!!どうすごいでしょ?」
「すごいすごい。鮭の焼き加減なんてホント絶妙でめちゃくちゃおいしいよ!朝からありがとなアン。」
「別にお兄ちゃんの為に作ったんじゃないんだから、私が作りたかったから作っただけなんだからね。」
(なんだこの一昔前にいたようなツンデレキャラは...)
ご飯を食べながら気付いたことがある。よく見ると、散らかっていた部屋はきれいに掃除され、溜まっていた洗濯物もすべて洗濯されている。
「アン、お前ってホント高性能万能型なんだな。」
「そうよ!私に出来ない事なんてないんだから!」
と、自慢げに言うアンをものすごく頼もしく感じ、こんな妹だったらホントにいてもいいなとどこかで感じていた。
「よし!じゃあ飯も食ったし、学校に行くか。」
その後二人で学校へ向かった。学校に着き、下駄箱から校舎へ続く廊下を歩いていると。
「おはよっ!藤原君。」
と声を掛けられた。声の主はAクラスの眠目アリスだった。
「おはよ!眠目さん。」
「女の子と一緒なんてやるねー藤原君。だれだれ~そのかわいい子。」
「あー、こいつは昨日Cクラスに入ってきた土呂井戸アンって言うんだ。」
「どうもお兄ちゃんがお世話になってます。土呂井戸アンです。」
「お兄ちゃん...?」
「いや、な、なんでもないんだ!!!」
「私達、別にホントの兄弟ってわけじゃないんですけど、お兄ちゃんに『俺のことはお兄ちゃんって呼ぶように』って言われてるんです。」
「あはは、そうなんだ...じゃ、じゃあまたねー」
「た、眠目さ~~~~~~~~~~~~~~ん!!!!」
今日も逃げるように眠目アリスはAクラスの教室へと消えていった。
しかし、そんなことは些細なことであって問題はここからだ。
(華憐に、アンが俺と住んでることがバレたら間違いなく殺られる...いや、たぶん殺られるだけですまない気がする。何かとてつもなくとんでもないことをされるのではないだろうか...よし!隠し通そう!!隠し通してやる!!)
ガラガラガラ
「おはよ~華憐~。ちょっと聞いてよ~。お兄ちゃんったら洗濯物は溜め込んでるし部屋の掃除はしてないし朝は起こさないと起きないしホント、ダメダメなんだよー。」
「へ~~~~~~~。どういうことかな?説明してくれる湊くん...?」
「・・・」
俺は何も言わず華憐の元まで近づき膝をつき頭を深々と下げた。
そんな俺の頭を踏みつけ華憐が言った。
「ねー湊くん、何してるのかな~?私は説明してって言ったんだけどどうして頭を下げてるのかな?ねぇ?何かやましいことがあるから頭を下げてるのかな?ねぇそうなのかな?ねぇ、説明してよ。この性玩具とどんないやらしいことしたのかな?ねぇねぇ、教えてったら湊くん。」
徐々に俺の頭を踏みつけるスピードが上がっている。
「ダメだよ~華憐。お兄ちゃんにそんなことしたら。華憐は将来、お兄ちゃんのお嫁さんになるんでしょ?もっと優しくしなきゃダメだよ~。」
「お、お嫁さん!?ちょ、ちょっとあんた何言ってんのよ!?」
照れ隠しも相まって頭を踏みつけるスピードがさらに加速した。
「あっ、そっか~。だったら華憐のことはお姉ちゃんって呼ばなきゃだね。よろしくね華憐お姉ちゃん。」
「お姉ちゃんって...しょ、しょうがないからそう呼ばせてあげるわ。ところであんた、湊くんに何もしてないでしょうね?」
「私は妹として、洗濯したりご飯作ったりしただけだよー。まあ、お兄ちゃんが求めるならこの身体をめちゃくちゃにしてもらってかまわないんだけどね。兄と妹の禁じられた関係を楽しむ設定にするだなんてお兄ちゃんも鬼畜だよね。」
とアンはニヤリと笑う。
「とにかくアン、あなた湊くんに何かされたら私にすぐに報告しなさい。」
「わかったよ~、お姉ちゃん。」
ガラガラガラ
木村先生が入ってきた。
「おはよー、じゃあホームルーム始めますよ~。ん?湊くん朝からなんでそんなとこ埋まってるの?」
俺に、平穏な朝はいつ訪れるのだろうか...
「うーん、あと少しだけ寝かせてくれよ.........................( ゚д゚)ハッ!!!」
びっくりして飛び起きるとそこにはエプロン姿のアンの姿があった。
「お、お前何やってるんだよ!?ここ俺ん家だぞ!?なんでお前がいるんだよ!!!!!」
「だってお兄ちゃん、私はお兄ちゃんの為の高性能ダッチワイフなんだよ?一緒にいてお兄ちゃんにご奉仕することが私のお勤めなんだからここにいるのは必然じゃない!学校側にはもう許可はとってあるわ!これからは24時間四六時中私をめちゃくちゃにしてかわまわないんだからね。」
「するか!!!それよりもアン、お前、なんか昨日とキャラ変わってないか?」
「そりゃーそうよ!私だって自己学習機能ついてるんだから日々変化していくのは当然でしょ。今はお兄ちゃんが好きかと思ってちょっと生意気な妹設定にしてるだけなんだから。感謝してよねお兄ちゃん。」
「なんでそういうとこだけ無駄にハイスペックなんだよ!!!」
「そんなことより、ご飯作ってあるから早く起きて学校へ行く準備してよね。」
そう言って、台所に向かおうと振り返ったたアンは、エプロン以外何も装着していなかった。
「服を着ろーーーーーーーーーーー!!!!!!」
それから少しの間、俺は布団から出ることが出来なかった。
身支度を整えて台所に行くとそこには、一汁三菜のしっかりした和食が用意されていた。
これには俺も感心せずにはいられなかった。
「アン、お前アンドロイドなのに日本人の心がよくわかってるじゃないか。やっぱり朝は、和食に限るよな。」
「アンドロイドなのには余計よ、お兄ちゃん!!どうすごいでしょ?」
「すごいすごい。鮭の焼き加減なんてホント絶妙でめちゃくちゃおいしいよ!朝からありがとなアン。」
「別にお兄ちゃんの為に作ったんじゃないんだから、私が作りたかったから作っただけなんだからね。」
(なんだこの一昔前にいたようなツンデレキャラは...)
ご飯を食べながら気付いたことがある。よく見ると、散らかっていた部屋はきれいに掃除され、溜まっていた洗濯物もすべて洗濯されている。
「アン、お前ってホント高性能万能型なんだな。」
「そうよ!私に出来ない事なんてないんだから!」
と、自慢げに言うアンをものすごく頼もしく感じ、こんな妹だったらホントにいてもいいなとどこかで感じていた。
「よし!じゃあ飯も食ったし、学校に行くか。」
その後二人で学校へ向かった。学校に着き、下駄箱から校舎へ続く廊下を歩いていると。
「おはよっ!藤原君。」
と声を掛けられた。声の主はAクラスの眠目アリスだった。
「おはよ!眠目さん。」
「女の子と一緒なんてやるねー藤原君。だれだれ~そのかわいい子。」
「あー、こいつは昨日Cクラスに入ってきた土呂井戸アンって言うんだ。」
「どうもお兄ちゃんがお世話になってます。土呂井戸アンです。」
「お兄ちゃん...?」
「いや、な、なんでもないんだ!!!」
「私達、別にホントの兄弟ってわけじゃないんですけど、お兄ちゃんに『俺のことはお兄ちゃんって呼ぶように』って言われてるんです。」
「あはは、そうなんだ...じゃ、じゃあまたねー」
「た、眠目さ~~~~~~~~~~~~~~ん!!!!」
今日も逃げるように眠目アリスはAクラスの教室へと消えていった。
しかし、そんなことは些細なことであって問題はここからだ。
(華憐に、アンが俺と住んでることがバレたら間違いなく殺られる...いや、たぶん殺られるだけですまない気がする。何かとてつもなくとんでもないことをされるのではないだろうか...よし!隠し通そう!!隠し通してやる!!)
ガラガラガラ
「おはよ~華憐~。ちょっと聞いてよ~。お兄ちゃんったら洗濯物は溜め込んでるし部屋の掃除はしてないし朝は起こさないと起きないしホント、ダメダメなんだよー。」
「へ~~~~~~~。どういうことかな?説明してくれる湊くん...?」
「・・・」
俺は何も言わず華憐の元まで近づき膝をつき頭を深々と下げた。
そんな俺の頭を踏みつけ華憐が言った。
「ねー湊くん、何してるのかな~?私は説明してって言ったんだけどどうして頭を下げてるのかな?ねぇ?何かやましいことがあるから頭を下げてるのかな?ねぇそうなのかな?ねぇ、説明してよ。この性玩具とどんないやらしいことしたのかな?ねぇねぇ、教えてったら湊くん。」
徐々に俺の頭を踏みつけるスピードが上がっている。
「ダメだよ~華憐。お兄ちゃんにそんなことしたら。華憐は将来、お兄ちゃんのお嫁さんになるんでしょ?もっと優しくしなきゃダメだよ~。」
「お、お嫁さん!?ちょ、ちょっとあんた何言ってんのよ!?」
照れ隠しも相まって頭を踏みつけるスピードがさらに加速した。
「あっ、そっか~。だったら華憐のことはお姉ちゃんって呼ばなきゃだね。よろしくね華憐お姉ちゃん。」
「お姉ちゃんって...しょ、しょうがないからそう呼ばせてあげるわ。ところであんた、湊くんに何もしてないでしょうね?」
「私は妹として、洗濯したりご飯作ったりしただけだよー。まあ、お兄ちゃんが求めるならこの身体をめちゃくちゃにしてもらってかまわないんだけどね。兄と妹の禁じられた関係を楽しむ設定にするだなんてお兄ちゃんも鬼畜だよね。」
とアンはニヤリと笑う。
「とにかくアン、あなた湊くんに何かされたら私にすぐに報告しなさい。」
「わかったよ~、お姉ちゃん。」
ガラガラガラ
木村先生が入ってきた。
「おはよー、じゃあホームルーム始めますよ~。ん?湊くん朝からなんでそんなとこ埋まってるの?」
俺に、平穏な朝はいつ訪れるのだろうか...
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