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13.コリーナの自覚
しおりを挟む本日は学園がお休みの日です。
ルナにも言えないのだけど、実はダガーズ様の事が気になっています。
おかしいわね。彼はOBのはずなのに。私服の話も解決したし、私はどうしてこんなに気になっているんでしょう?
あ、騎士だから怪我をなさってないか気にしてるのかな?うん、きっとそうね。
「お嬢様……何を一人で百面相していたのですか?」
「表情は百種類もないわよ~(笑)」
「いろいろな表情をしていらっしゃいました!」
「うーん、最近ダガーズ様が気になるのよねぇ。やっぱり騎士様だし、怪我をなさっていないか気になっているのかしら?」
そうすると、他の騎士様も気にしないとおかしいわ。
ダガーズ様だけなんですもの。
「お、お嬢様…おめでとうございます!!ええ、ええ、それは間違いなく‘恋’ですよ!」
「こい?」
「あ、魚のやつじゃないですよ。LOVEのほうです」
意識してしまって私は自分で全身が真っ赤になるのがわかった。
「うふふ。お嬢様は初心でいらっしゃる。完璧なお嬢様にも弱点がございましたね!」
恋かぁ。恋ねぇ。私はダガーズ様が好きなの?
うわ~~~~!!
意識したら猛烈に恥ずかしい!
厨房に行って、卵白でメレンゲを作りまくりたいくらい恥ずかしい!!
どこで聞きつけたのか、フェロー様までやってきた。
「ほぉ、コリーナ嬢があのダガーズにねぇ。私としては嫉妬してしまいそうだが?」
「何を言っているのぉ?上手くすればコリーナちゃんが兄妹になるのよぉ~?」
「それはいいな。ダガーズを応援することにしよう」
違いますよ。私の想いを応援してくれませんか?
私は恥ずかしながら、初恋?になるのかな?でど緊張。
「コリーナちゃんみたいに可愛いじゃなくて、美人さんに好きになってもらえて、ダガーズも果報者ねぇ」
うわ~~~~!!
恥ずかしい!王宮の中走り回りたい!(迷子になるから思いとどまるけど)
「なんか俺のこと呼んだ?」
うわ~、本人が現れたよ~。どうすればいいの?助けてよ、ルナ。
へ?口パク? 「と・に・か・く・か・い・わ・す・べ・し」
「えーと、ダガーズ様。本日はお日柄もよく」
「……雨降ってるよ?」
うわ~ん、どうすればいいの~?
「雨の時は騎士様達はどこで鍛錬をなさっているのですか?」
すごい!ルナ。会話できてる!
「屋内で走り込みとか筋トレとかかなぁ?剣術みたいなことはできないから、俺は晴れの日の方が好きだ」
「晴れてると気持ちもスッキリしますよね」
「雨上がりは空気もキレイだしな」
おぉ、これが会話!
「こ、このあとのご予定はなんですか?」
「多分、王宮内の走り込みかなぁ?」
「え?筋トレとかのメニューは誰が決めてるんですの?」
「騎士団長が決めてるよ。団長は書類仕事をしていることが多いかな?でも、ひとたび剣を取れば騎士団でトップ!」
「すごい方なんですね」
「ああ、騎士団に所属している騎士なら誰もが憧れる存在だろうな。おっと、俺もここで遊んでる場合じゃないな。それじゃあな、兄上とその仲間たち!」
そのネーミング……。『兄上とその仲間たち』??
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