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3.フィゴール伯爵家の企み
しおりを挟む「まさかこんなに思い通りに動いてくれるとは思わなかったな」
「本当に。私を好いてくれると思いませんでしたわ。あれでは全くの傀儡の王子ではなくて?」
「はっはっはっ。それは不敬というものだぞ。今後のお前の動きだが…」
「わかっていますわ!エリオット様を操り、現・国王陛下を暗殺させる」
「こらこら、物騒だなぁ」
「あら、事実ですわ。その悲しみの後にエリオット殿下が即位をなさり、お父様が外戚としてこの国の権力を一手に引き受ける。ですよね?」
「証拠を残すようなヘマをしてはいかんぞ?あくまでも、我々は水面下で動くんだからな」
「わかっていますわ。私だって断頭台は恐ろしいですもの」
数日後に暗殺に用いる毒を入手。あくまでもわからないように、微量に摂取をさせる。続けて摂取するうちに体調不良となり、ゆくゆくはベッドの住人となる。
そうなれば、王位は王太子に譲るべきだという意見が高位貴族から多く出るだろう。
「エリオット様ぁ。この薬なんですけど、エリオット様が国王になるためにとーっても大切な薬なんです。やっぱりエリオット様が国王になるべきなんですよね。若い力?がこの国には必要なんですよ!それでぇ、私にはできないんですけどぉ、誰にも内緒でこの薬を国王陛下の食事に毎日少しづつ混ぜて頂けませんか?少しづつですよ?続けるんです。そしたら、エリオット様が国王になる日が近づくんですよ!素敵ですよね。王冠だってエリオット様みたいな方にかぶっていただきたいと思うんですよぉ」
私は自分の胸をエリオット様の腕に押し付けるようにして、お話した。
「わかった、やってみよう!なによりルーラル。其方のお願いだからなっ」
「きゃー、エリオット様素敵―!」
チョロい……。
「して、この後なんだが……私の部屋に来ないか?」
伽のお誘い?閨を共にしてしまえば、貴方は私から離れられなくなりますよ?
「……恥ずかしい」
「恥ずかしがることはない。其方はもう私の婚約者なのだからな!」
私はお姫様抱っこでそのままエリオット様の部屋まで連れて行かれてしまいました」
「侍女も侍従も下がれ。私が良いというまで、この部屋に入るでないぞ!」
王子は本当にチョロすぎる。
「エリオット様、この薬の事は本当に内緒ですよ?私とエリオット様だけの秘密です」
私はそう言って体をエリオット様に絡めた。
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などと言っていた。
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