竜人のつがいへの執着は次元の壁を越える

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あれ？ここは…どこだっけ？
えーっと…

変な夢を見てた。
土砂降りの雨の中風に飛ばされてそうになって…とばされたのかな？
色んなものが身体に刺さって…腕を摩ると、サラッとした肌触りの良いゆったりとしたシャツを着ている。
あれ？ゆったりって言うよりはサイズがかなり大きいのでは…

白いドラゴンらしきモノを見た。
そいつに吹き飛ばされて…
そいつは人の姿になった…

宝くじでも買うかな。金運が上がってるかも。

ここは…知らない所に寝てる。カーテンに覆われてる。四隅に柱？
天蓋付きベッド？
病院のベッドにしてはシーツも布団も肌触りが凄い。枕も…ベッドの大きさも…

周りに人の気配がないのを確認してからゆっくり起き上がると、カーテンの隙間から外を覗いてみる。
やけに高級感ある部屋にゴクリと喉がなる。
一度カーテンを閉めて、
これも夢？続きなのかな？そろそろ目さまさないかな…
『異世界へ』なんて言いながらベッドから飛び降りてから怒涛の勢いで、可笑しなことが起き続けている。

………

ベッドの上に立つとカーテンを勢いよく開け
「元の世界へ」
と、ベッドから飛び降り…れなかった。
誰かの腕の中に受け止められた…

そっと顔を伺うと、多分最後に見たイケメンがとてつもなく怖い顔をしていた…
イケメン怖い。

「まったく！油断も隙もない‼︎」

日本語喋れるんだ⁈

でも…力強すぎ…
意識が遠のきそうになる

イケメンの顔がブレ、浮遊したと思ったら硬いモノに叩きつけられた。
「冷静になれ、力を抜け！自分で世界を終わらせる気か‼︎」

うつ伏せに倒れていたらしいので顔を上げると、青い髪のイケメンがとてつもなく怖い顔をして見下ろしていた。
私の夢の中のイケメンて怖い。

言われた通り力を抜き床に身体を預ける。
目をつぶって考える、自分で世界を終わらせる？どういう事？
あと…これ多分床じゃないな。
すごく激しい音がしてるし、背中とお尻を撫で回されてる。
夢なら相当情緒不安定じゃん。
こんな夢嫌だよ。