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3-1.最初の夜(1)
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明るいままがいい、と彼に言われ、部屋の灯りは消さない。バネッサがふと見れば、シーツにはどこにも血がついておらず、確かに彼にあちこちついている傷口はふさがっているのだと理解した。バネッサは椅子から立ち上がって、コンラートに甘く囁く。
「ね、服……どうする?」
「どうする、とは?」
「まず、わたしの服。脱がせたい? それとも、脱ぐのを見る……?」
「見ます!」
元気な返事だ、と心の中で苦笑いをしてバネッサは首の後ろで結んでいるリボンに手をかけた。彼女のドレスは背中が大きく開いている。腰の後ろ側にリボンが結ばれ、そして、胸当て部分から首の後ろに紐が伸びてリボンで結ばれている。真っ白な背に、首で結ばれたリボンがちらちらと揺れる。それを、ゆっくり、しゅるりと解く。
リボンが解かれ、胸元を隠していた布が落ちる。それを片手で押さえて前かがみになり、再び優しく囁いた。
「わたしの背中、見る?」
「はい」
胸を隠したまま、コンラートに背中を向けるバネッサ。完全に露わになった背中に、そっとコンラートは手を伸ばす。
「ん」
肩甲骨のラインを指でなぞるコンラート。すると、彼女はあっさりと手で押さえていたドレスを離し、次に腰の後ろで結んでいるリボンを解く。豊満な乳房はコンラートには見えなかったものの、背からはみ出して見え「わあ」と彼は声を上げた。
それから彼は彼女の背骨に指を這わせ、すうっと上から下まで下ろす。それと共に、リボンがほどけたドレスは、すとんと足元に落ち、レースの下着に覆われた尻が彼の目の前に現れた。
「綺麗ですね」
「背中しか見ていないのに?」
「ええ。とても綺麗ですよ」
そう言って、コンラートは露わになった細い腰のくびれを、両手で掴んだ。バネッサは「ん」と軽く鼻にかかった声を出す。
「あっ……あ、あ」
何度も何度も、滑らかな肌の上を彼の手が辿って下りていく。腰の少し上から、くびれ、そして腰、それから尻。そのラインをコンラートはなぞった。
「バネッサ」
「なあに?」
「こっちを向いて」
バネッサは返事をせずに、ゆっくりと彼に向かって体を見せた。胸当てはしていない。露わになっている美しい白い乳房と可愛らしいへそを見せつけるように、彼女は両手を上にあげ、自分の髪をかき上げる。
「どう……? 失望されていないといいんだけど……」
そう言ってはみるが、それは心に思ってもいないセリフだ。そして、もちろんコンラートもその言葉を否定する。
「何度も言うけれど、とても綺麗ですよ。バネッサ。触ってもいいですか?」
「もちろんいいわ。あなたの好きにしてちょうだい」
「本当に?」
「ええ。朝まで、まだ時間は十分あるし、ゆっくり堪能して……」
そう言って、バネッサは彼の両肩に手を置いて、顔を近づけた。コンラートは彼女の唇を待ちきれなかったのか、腰を浮かせて自分から彼女の唇に自分の唇を重ねる。
「んんっ……そんながっつくものじゃないわ。口を少しだけ開けて?」
「こう……?」
「そう。それでね……」
深いキス。舌を絡ませ、じゅっ、じゅっ、と音を立てて口づければ、コンラートはすぐにそれに慣れたように、今度は自分から舌を彼女の口の中に入れてくる。
「んっ……んんっ……」
やがて、ベッドの縁に座っている彼の膝の上にバネッサは乗って、何度も何度もキスをした。最初はキスの仕方もわからなかったコンラートだったが、すぐにコツを掴んだのか、繰り返し彼女にキスをした。そして、五度目ぐらいのキスで、彼はキスをしながら彼女の体に触れた。柔らかな肌の上を滑っていく彼の手。バネッサは彼の首に腕を回し、キスに没頭する。
(やだ……この人、上手じゃない……?)
初めてのはずなのに。いや、気のせいかもしれない。いや、でも……と考えていると、ようやく唇を解放される。
「バネッサ」
「ん?」
「唇以外もキスをしてもいい?」
「そうね。キスをしてもいいし、触ってもいいわ」
「手順は?」
「ないわよ。好きなところにキスをして、好きなところに触っていいわよ。でも、そうね、最初は耳や、首、それから鎖骨……んあっ……」
話を途中までしか聞かず、コンラートはすぐにバネッサの耳に唇を這わせ、甘く優しく噛んで、舌を中に差し込んだ。それが、あまりに手慣れた男の「それ」だったので、バネッサは声を上げてしまう。
「あっ……あなた……上手ね……?」
「本当? 上手っていうことは……ね、気持ちいいの?」
客にそう言われれば、嘘でも「気持ちいい」と答えるのは当たり前だ。だが、バネッサは嘘でもなんでもなく、素直に「いいわ」と反射的に答える。すると、コンラートはじゅるじゅると音を立てて彼女の耳を犯し、耳たぶを軽く噛んで引っ張り、それから耳の後ろの付け根に舌を這わせて、そのまま首筋へと降りていく。
「ね、服……どうする?」
「どうする、とは?」
「まず、わたしの服。脱がせたい? それとも、脱ぐのを見る……?」
「見ます!」
元気な返事だ、と心の中で苦笑いをしてバネッサは首の後ろで結んでいるリボンに手をかけた。彼女のドレスは背中が大きく開いている。腰の後ろ側にリボンが結ばれ、そして、胸当て部分から首の後ろに紐が伸びてリボンで結ばれている。真っ白な背に、首で結ばれたリボンがちらちらと揺れる。それを、ゆっくり、しゅるりと解く。
リボンが解かれ、胸元を隠していた布が落ちる。それを片手で押さえて前かがみになり、再び優しく囁いた。
「わたしの背中、見る?」
「はい」
胸を隠したまま、コンラートに背中を向けるバネッサ。完全に露わになった背中に、そっとコンラートは手を伸ばす。
「ん」
肩甲骨のラインを指でなぞるコンラート。すると、彼女はあっさりと手で押さえていたドレスを離し、次に腰の後ろで結んでいるリボンを解く。豊満な乳房はコンラートには見えなかったものの、背からはみ出して見え「わあ」と彼は声を上げた。
それから彼は彼女の背骨に指を這わせ、すうっと上から下まで下ろす。それと共に、リボンがほどけたドレスは、すとんと足元に落ち、レースの下着に覆われた尻が彼の目の前に現れた。
「綺麗ですね」
「背中しか見ていないのに?」
「ええ。とても綺麗ですよ」
そう言って、コンラートは露わになった細い腰のくびれを、両手で掴んだ。バネッサは「ん」と軽く鼻にかかった声を出す。
「あっ……あ、あ」
何度も何度も、滑らかな肌の上を彼の手が辿って下りていく。腰の少し上から、くびれ、そして腰、それから尻。そのラインをコンラートはなぞった。
「バネッサ」
「なあに?」
「こっちを向いて」
バネッサは返事をせずに、ゆっくりと彼に向かって体を見せた。胸当てはしていない。露わになっている美しい白い乳房と可愛らしいへそを見せつけるように、彼女は両手を上にあげ、自分の髪をかき上げる。
「どう……? 失望されていないといいんだけど……」
そう言ってはみるが、それは心に思ってもいないセリフだ。そして、もちろんコンラートもその言葉を否定する。
「何度も言うけれど、とても綺麗ですよ。バネッサ。触ってもいいですか?」
「もちろんいいわ。あなたの好きにしてちょうだい」
「本当に?」
「ええ。朝まで、まだ時間は十分あるし、ゆっくり堪能して……」
そう言って、バネッサは彼の両肩に手を置いて、顔を近づけた。コンラートは彼女の唇を待ちきれなかったのか、腰を浮かせて自分から彼女の唇に自分の唇を重ねる。
「んんっ……そんながっつくものじゃないわ。口を少しだけ開けて?」
「こう……?」
「そう。それでね……」
深いキス。舌を絡ませ、じゅっ、じゅっ、と音を立てて口づければ、コンラートはすぐにそれに慣れたように、今度は自分から舌を彼女の口の中に入れてくる。
「んっ……んんっ……」
やがて、ベッドの縁に座っている彼の膝の上にバネッサは乗って、何度も何度もキスをした。最初はキスの仕方もわからなかったコンラートだったが、すぐにコツを掴んだのか、繰り返し彼女にキスをした。そして、五度目ぐらいのキスで、彼はキスをしながら彼女の体に触れた。柔らかな肌の上を滑っていく彼の手。バネッサは彼の首に腕を回し、キスに没頭する。
(やだ……この人、上手じゃない……?)
初めてのはずなのに。いや、気のせいかもしれない。いや、でも……と考えていると、ようやく唇を解放される。
「バネッサ」
「ん?」
「唇以外もキスをしてもいい?」
「そうね。キスをしてもいいし、触ってもいいわ」
「手順は?」
「ないわよ。好きなところにキスをして、好きなところに触っていいわよ。でも、そうね、最初は耳や、首、それから鎖骨……んあっ……」
話を途中までしか聞かず、コンラートはすぐにバネッサの耳に唇を這わせ、甘く優しく噛んで、舌を中に差し込んだ。それが、あまりに手慣れた男の「それ」だったので、バネッサは声を上げてしまう。
「あっ……あなた……上手ね……?」
「本当? 上手っていうことは……ね、気持ちいいの?」
客にそう言われれば、嘘でも「気持ちいい」と答えるのは当たり前だ。だが、バネッサは嘘でもなんでもなく、素直に「いいわ」と反射的に答える。すると、コンラートはじゅるじゅると音を立てて彼女の耳を犯し、耳たぶを軽く噛んで引っ張り、それから耳の後ろの付け根に舌を這わせて、そのまま首筋へと降りていく。
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