72 / 74
24-3.甘い夜(3)
しおりを挟む
耳に届くのは、荒い吐息とかすかな水音。そして、肌を打ち付ける音。吐息に交じって、時折コンラートの唇は彼女の名前を呼ぶ。バネッサもまた、彼の名前をうわごとのように繰り返す。
繋がり合った場所は、溶けてしまいそうなくらい熱い。その熱はいつまでたっても冷めず、熱さと快楽でバネッサの体をどうにかしてしまう。
これまでコンラートと繋がっている時、いつもバネッサは「わたしは娼婦だったのに」と感じていた。男性を喜ばせなければ。自分が喜んでばかりではいけない。そういう思いがちらちらと浮かんだものだ。だが、今はどうだろう。
体を重ねている。そのことが嬉しい。どれぐらい嬉しいのか言葉にうまく出来ないほどだ。彼に変わらず自分の体が求められていることも嬉しい。そして、それに自分が応えてあげられているならば、もっと嬉しい。
可愛いとか、好きだとか。互いに求めあう中、コンラートの口から時々紡ぎ出される甘い言葉たち。彼は嘘を言うこともあるが、最中のそれらの言葉は「本当」だと思う。なぜなら、そう言われたバネッサが何も言葉を返さなくても、彼は飽きることなく言い続ける。そして、時々「好き」に「わたしも」と返せば、いつも彼は嬉しそうに笑ってくれるからだ。
「あっ、コンラート……だ、め、そこ……っ」
バネッサは体を捩る。高くあげた片足をコンラートがしっかりとつかむ。時折、その足にキスされたり、歯をたてられたりする。その刺激に体を浮かせると、互いが溶けあっている場所がずるりと動き、また声をあげて体を震わせる。その間も、彼は腰を動かしてバネッサの体を貪り、そしてバネッサも彼の体を貪る。
「はっ……は……」
コンラートの荒い呼吸。彼は、バネッサの中に己自身を入れてからすぐに精を放った。が、まったくそこから萎えず、彼女の柔らかく絡みつくような内壁を熱い肉棒で擦りあげる。
体を重ねるのはもう何度目か。覚えていない。けれども、彼はもうバネッサが感じる場所をよくわかっているようだった。その証拠に、どこもかしこも気持ちがいい。彼が動くたびにバネッサの内側はうねるようにまとわりつくし、彼が動きを止めれば「もっともっと」とねだるようにしめつけてしまう。それらをバネッサはもうわからせられていた。
「ね、バネッサ。ここは? 好き、でしょ」
「あっ、あん……っ……そ、こ……ぉっ……やっ、そこ、ばっかり……」
コンラートは突き上げながら腰に角度をつけた。感じるところを遠慮なしにえぐる彼は、いささか無邪気に「ね」と同意を得たように笑う。だが、バネッサはそれどころではない。彼にそこを突かれ、バネッサは嬌声をあげながらのけ反る。その様子を見て彼は
「可愛い。そうやって無防備に胸を突き出すの、めちゃくちゃ色っぽくて、いやらしくて、可愛らしい」
コンラートは手を伸ばしてバネッサの乳房を覆い、尖った先をつねった。
(それが好きなのも、もう、バレてる……っ……)
そして、普段は気にしていないけれど、彼は男性なのだ。バネッサの片足をあげさせてそれを抱えながらも、手を伸ばせば乳房をわしづかみに出来る。バネッサと同じぐらいの体格ならば、それは少し大変なことだと思う。だが、彼は紛れもなく成人男性なのだ。それに気付けば、バネッサの体の中はさらに火照り、はっ、はっ、と息を吐き出すことだけで精一杯になる。
(普段は、ふわふわしていて、どこか浮世離れしていて、もの知らずで呑気な人なのに……)
バネッサは下から突き上げられて「あっ、あっ、あっ」と声をあげた。何度も何度もコンラートはバネッサの中に楔を打ち込むように、腰を打ち付ける。そのたびに、バネッサの中で快楽は大きく膨らみ、やがてそれが大きな波のように寄せて来る。ああ、そうだ。まるで海の波のように。一瞬引いたと思えばまた快楽が押し寄せる。
「あっ、やっ、コンラート……っ! わたし、やっ、イっちゃうぅ……!」
じゅぷじゅぷと互いが繋がった場所から水音が聞こえる。明らかにバネッサの体に肉棒を打ち込む彼の肌も濡れている。それは、自分の愛液なのではないかと思えば、バネッサはかあっと体温をさらに上げ「やぁだ」と、どうしようもない言葉を吐き出した。
「ねぇ、コンラート。気持ちいい? 気持ちいい?」
はっ、はっと吐息交じりに聞けば、腰を動かし続けながら彼は少し荒っぽい声で
「気持ちいいですよ! 当たり前じゃないですか!」
と掠れ気味に叫ぶ。ぱんっ、とひときわ大きく奥へと熱い塊がめり込んで、バネッサは甲高い声をあげた。大きな快感が腰から頭のてっぺん、そして足の指先まで、一気に走り抜けていく。
達しそうだ。バネッサは体をよじって、シーツをぎゅっと握る。
「あなたと繋がって、こうするより気持ちいいことなんて、この世界にないですから! 絶対!」
「……あはっ!」
その言い草があまりに雑だったので、バネッサは泣き笑いの表情を浮かべた。彼女のその顔を見て、コンラートはへにゃりと笑ったが、すぐに眉間にしわを寄せる。
「バネッサ。わたしも達してしまいそうです……あなたの中、気持ちよすぎてっ……」
「本当に? 嬉しい。嬉しいわ、コンラート……」
そういって、シーツを握っていた手を離し、バネッサはコンラートの方へ片手を伸ばした。その手をしっかり握りしめて、コンラートは腰の動きを速める。
「あっ……コンラートっ……あっ、も……もうっ……イっちゃう、イっちゃう……! そこぉっ……! 駄目! 駄目! イくうっ!」
ぽろぽろと涙を流しながら、バネッサは何度も「イく」と言い続け、やがて、絶頂を迎えた。身体の中で抗えない大きな快楽が波のように彼女を追い立て、上り詰めさせる。足の指をぴんと立ててひきつらせ、自分から腰をコンラートに向かって突き出す。
「ふっ、ふうっ……! んあぁぁ……っ」
背を反らして胸を突き出して達すれば、その直後にコンラートも「出る」と言って、バネッサの内側に熱いものを放った。二度目だというのに、熱さも量も十分だ。
「コンラート……」
「ん?」
「愛しているわ……」
そう言って、バネッサはいまだに絡ませているコンラートの指をぎゅっと握った。彼女の内側から離れないまま、コンラートは「わたしも愛しています」と言って、その手の甲にキスをした。
バネッサはそこから甘い時間が訪れるのではないかと思ったが、彼は
「いやあ、いつもと違う場所でするっていうのも興奮するものかもしれませんねぇ。これからたまにどこかでやりましょうね」
と曖昧な阿呆なことを言い出して、すぐに二回戦、三回戦、とバネッサにねだった。彼女は笑いながら「しょうがない人ね」と笑った。
繋がり合った場所は、溶けてしまいそうなくらい熱い。その熱はいつまでたっても冷めず、熱さと快楽でバネッサの体をどうにかしてしまう。
これまでコンラートと繋がっている時、いつもバネッサは「わたしは娼婦だったのに」と感じていた。男性を喜ばせなければ。自分が喜んでばかりではいけない。そういう思いがちらちらと浮かんだものだ。だが、今はどうだろう。
体を重ねている。そのことが嬉しい。どれぐらい嬉しいのか言葉にうまく出来ないほどだ。彼に変わらず自分の体が求められていることも嬉しい。そして、それに自分が応えてあげられているならば、もっと嬉しい。
可愛いとか、好きだとか。互いに求めあう中、コンラートの口から時々紡ぎ出される甘い言葉たち。彼は嘘を言うこともあるが、最中のそれらの言葉は「本当」だと思う。なぜなら、そう言われたバネッサが何も言葉を返さなくても、彼は飽きることなく言い続ける。そして、時々「好き」に「わたしも」と返せば、いつも彼は嬉しそうに笑ってくれるからだ。
「あっ、コンラート……だ、め、そこ……っ」
バネッサは体を捩る。高くあげた片足をコンラートがしっかりとつかむ。時折、その足にキスされたり、歯をたてられたりする。その刺激に体を浮かせると、互いが溶けあっている場所がずるりと動き、また声をあげて体を震わせる。その間も、彼は腰を動かしてバネッサの体を貪り、そしてバネッサも彼の体を貪る。
「はっ……は……」
コンラートの荒い呼吸。彼は、バネッサの中に己自身を入れてからすぐに精を放った。が、まったくそこから萎えず、彼女の柔らかく絡みつくような内壁を熱い肉棒で擦りあげる。
体を重ねるのはもう何度目か。覚えていない。けれども、彼はもうバネッサが感じる場所をよくわかっているようだった。その証拠に、どこもかしこも気持ちがいい。彼が動くたびにバネッサの内側はうねるようにまとわりつくし、彼が動きを止めれば「もっともっと」とねだるようにしめつけてしまう。それらをバネッサはもうわからせられていた。
「ね、バネッサ。ここは? 好き、でしょ」
「あっ、あん……っ……そ、こ……ぉっ……やっ、そこ、ばっかり……」
コンラートは突き上げながら腰に角度をつけた。感じるところを遠慮なしにえぐる彼は、いささか無邪気に「ね」と同意を得たように笑う。だが、バネッサはそれどころではない。彼にそこを突かれ、バネッサは嬌声をあげながらのけ反る。その様子を見て彼は
「可愛い。そうやって無防備に胸を突き出すの、めちゃくちゃ色っぽくて、いやらしくて、可愛らしい」
コンラートは手を伸ばしてバネッサの乳房を覆い、尖った先をつねった。
(それが好きなのも、もう、バレてる……っ……)
そして、普段は気にしていないけれど、彼は男性なのだ。バネッサの片足をあげさせてそれを抱えながらも、手を伸ばせば乳房をわしづかみに出来る。バネッサと同じぐらいの体格ならば、それは少し大変なことだと思う。だが、彼は紛れもなく成人男性なのだ。それに気付けば、バネッサの体の中はさらに火照り、はっ、はっ、と息を吐き出すことだけで精一杯になる。
(普段は、ふわふわしていて、どこか浮世離れしていて、もの知らずで呑気な人なのに……)
バネッサは下から突き上げられて「あっ、あっ、あっ」と声をあげた。何度も何度もコンラートはバネッサの中に楔を打ち込むように、腰を打ち付ける。そのたびに、バネッサの中で快楽は大きく膨らみ、やがてそれが大きな波のように寄せて来る。ああ、そうだ。まるで海の波のように。一瞬引いたと思えばまた快楽が押し寄せる。
「あっ、やっ、コンラート……っ! わたし、やっ、イっちゃうぅ……!」
じゅぷじゅぷと互いが繋がった場所から水音が聞こえる。明らかにバネッサの体に肉棒を打ち込む彼の肌も濡れている。それは、自分の愛液なのではないかと思えば、バネッサはかあっと体温をさらに上げ「やぁだ」と、どうしようもない言葉を吐き出した。
「ねぇ、コンラート。気持ちいい? 気持ちいい?」
はっ、はっと吐息交じりに聞けば、腰を動かし続けながら彼は少し荒っぽい声で
「気持ちいいですよ! 当たり前じゃないですか!」
と掠れ気味に叫ぶ。ぱんっ、とひときわ大きく奥へと熱い塊がめり込んで、バネッサは甲高い声をあげた。大きな快感が腰から頭のてっぺん、そして足の指先まで、一気に走り抜けていく。
達しそうだ。バネッサは体をよじって、シーツをぎゅっと握る。
「あなたと繋がって、こうするより気持ちいいことなんて、この世界にないですから! 絶対!」
「……あはっ!」
その言い草があまりに雑だったので、バネッサは泣き笑いの表情を浮かべた。彼女のその顔を見て、コンラートはへにゃりと笑ったが、すぐに眉間にしわを寄せる。
「バネッサ。わたしも達してしまいそうです……あなたの中、気持ちよすぎてっ……」
「本当に? 嬉しい。嬉しいわ、コンラート……」
そういって、シーツを握っていた手を離し、バネッサはコンラートの方へ片手を伸ばした。その手をしっかり握りしめて、コンラートは腰の動きを速める。
「あっ……コンラートっ……あっ、も……もうっ……イっちゃう、イっちゃう……! そこぉっ……! 駄目! 駄目! イくうっ!」
ぽろぽろと涙を流しながら、バネッサは何度も「イく」と言い続け、やがて、絶頂を迎えた。身体の中で抗えない大きな快楽が波のように彼女を追い立て、上り詰めさせる。足の指をぴんと立ててひきつらせ、自分から腰をコンラートに向かって突き出す。
「ふっ、ふうっ……! んあぁぁ……っ」
背を反らして胸を突き出して達すれば、その直後にコンラートも「出る」と言って、バネッサの内側に熱いものを放った。二度目だというのに、熱さも量も十分だ。
「コンラート……」
「ん?」
「愛しているわ……」
そう言って、バネッサはいまだに絡ませているコンラートの指をぎゅっと握った。彼女の内側から離れないまま、コンラートは「わたしも愛しています」と言って、その手の甲にキスをした。
バネッサはそこから甘い時間が訪れるのではないかと思ったが、彼は
「いやあ、いつもと違う場所でするっていうのも興奮するものかもしれませんねぇ。これからたまにどこかでやりましょうね」
と曖昧な阿呆なことを言い出して、すぐに二回戦、三回戦、とバネッサにねだった。彼女は笑いながら「しょうがない人ね」と笑った。
21
あなたにおすすめの小説
ただ、隣にいたいだけ~隣人はどうやら微妙にネジが外れているようです~
Ayari(橋本彩里)
恋愛
隣人である小野寺翔は完璧な美貌、甘いマスク、高身長、高所得者、社交的で周囲にほぼ敵なしのハイスペック。
そんな男性の隣に住むことになりやたらと絡まれ、何かを含む甘い眼差しを向けられることに。
極めつけは微妙なネジの外れ具合。
それはどうやら私、藤宮千幸に対してのみ発揮されているみたいで。
なんて、はた迷惑なっ!
過去作を改稿。変甘です!
イラストは友人kouma.作です♪
ヤンデレ王子を闇落ちから救ったら愛執まみれの独占欲に囚われました
大江戸ウメコ
恋愛
幼い頃に精霊の祝福である未来視の力が開花し、「夫である第二王子ナハルドに殺される」という己の運命を知った伯爵令嬢ツィーラ。この悲惨な未来を変えるべく、ツィーラは彼を避けようとしたが、ひょんなことから婚約者に選ばれてしまった! ならば、ナハルドが将来闇落ちしないよう、側で彼を支えることを決意する。そんな努力の甲斐あって、ツィーラへの好意を隠さず伝えてくるほど、ナハルドとの関係は良好になった。だけど、彼の並々ならぬ執着心のすべてを、ツィーラはまだ知らなくて――
【短編】淫紋を付けられたただのモブです~なぜか魔王に溺愛されて~
双真満月
恋愛
不憫なメイドと、彼女を溺愛する魔王の話(短編)。
なんちゃってファンタジー、タイトルに反してシリアスです。
※小説家になろうでも掲載中。
※一万文字ちょっとの短編、メイド視点と魔王視点両方あり。
贖罪の花嫁はいつわりの婚姻に溺れる
マチバリ
恋愛
貴族令嬢エステルは姉の婚約者を誘惑したという冤罪で修道院に行くことになっていたが、突然ある男の花嫁になり子供を産めと命令されてしまう。夫となる男は稀有な魔力と尊い血統を持ちながらも辺境の屋敷で孤独に暮らす魔法使いアンデリック。
数奇な運命で結婚する事になった二人が呪いをとくように幸せになる物語。
書籍化作業にあたり本編を非公開にしました。
【R18】純粋無垢なプリンセスは、婚礼した冷徹と噂される美麗国王に三日三晩の初夜で蕩かされるほど溺愛される
奏音 美都
恋愛
数々の困難を乗り越えて、ようやく誓約の儀を交わしたグレートブルタン国のプリンセスであるルチアとシュタート王国、国王のクロード。
けれど、それぞれの執務に追われ、誓約の儀から二ヶ月経っても夫婦の時間を過ごせずにいた。
そんなある日、ルチアの元にクロードから別邸への招待状が届けられる。そこで三日三晩の甘い蕩かされるような初夜を過ごしながら、クロードの過去を知ることになる。
2人の出会いを描いた作品はこちら
「純粋無垢なプリンセスを野盗から助け出したのは、冷徹と噂される美麗国王でした」https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/443443630
2人の誓約の儀を描いた作品はこちら
「純粋無垢なプリンセスは、冷徹と噂される美麗国王と誓約の儀を結ぶ」
https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/183445041
【R18】熱い夜の相手は王太子!? ~婚約者だと告げられましたが、記憶がございません~
世界のボボブラ汁(エロル)
恋愛
激しい夜を過ごしたあと、私は気づいてしまった。
──え……この方、誰?
相手は王太子で、しかも私の婚約者だという。
けれど私は、自分の名前すら思い出せない。
訳も分からず散った純潔、家族や自分の姿への違和感──混乱する私に追い打ちをかけるように、親友(?)が告げた。
「あなた、わたくしのお兄様と恋人同士だったのよ」
……え、私、恋人がいたのに王太子とベッドを共に!?
しかも王太子も恋人も、社交界を騒がすモテ男子。
もしかして、そのせいで私は命を狙われている?
公爵令嬢ベアトリス(?)が記憶を取り戻した先に待つのは── 愛か、陰謀か、それとも破滅か。
全米がハラハラする宮廷恋愛ストーリー……になっていてほしいですね!
※本作品はR18表現があります、ご注意ください。
完結【強引な略奪婚】冷徹な次期帝は、婚姻間近の姫を夜ごと甘く溶かす
小木楓
恋愛
完結しました✨
タグ&あらすじ変更しました。
略奪された大納言家の香子を待っていたのは、冷徹な次期帝による「狂愛」という名の支配でした。
「泣け、香子。お前をこれほど乱せるのは、世界で私だけだ」
「お前はまだ誰のものでもないな? ならば、私のものだ」
大納言家の姫・香子には、心通わせる穏やかな婚約者がいた。
しかし、そのささやかな幸福は、冷徹と噂される次期帝・彰仁(あきひと)に見初められたことで一変する。
強引な勅命により略奪され、後宮という名の檻に閉じ込められた香子。
夜ごとの契りで身体を繋がれ、元婚約者への想いすら「不義」として塗り潰されていく。
恐怖に震える香子だったが、閉ざされた寝所で待っていたのは、想像を絶するほど重く、激しい寵愛で……?
「痛くはしない。……お前が私のことしか考えられなくなるまで、何度でも教え込もう」
逃げ場のない愛に心が絡め取られていく中、彰仁は香子を守るため、「ある残酷な嘘」を用いて彼女を試す。
それは、愛するがゆえに彼女を嫉妬と絶望で壊し、「帝なしでは息もできない」状態へ作り変えるための、狂気じみた遊戯だった。
「一生、私の腕の中で溺れていろ」
守るために壊し、愛するために縛る。
冷酷な仮面の下に隠された、
一途で異常な執着を知った時、香子の心もまた甘い猛毒に溶かされていく――。
★最後は極上のハッピーエンドです。
※AI画像を使用しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる