1 / 4
第1話:まさかのお見合い相手と、戸惑いのスタート
しおりを挟む
「結衣ちゃん、また良い人がいるのよぉ。今度こそ、きっと上手くいくわ!」
受話器の向こうで弾む叔母の声に、私は思わず深いため息をついた。相川結衣(あいかわゆい)、29歳。都内のそこそこの企業で働く、ごく普通のOLだ。結婚願望がないわけではないけれど、これといった出会いもなく、かといって積極的に婚活するほどの情熱もないまま、気づけばアラサーの仲間入り。そんな私を見かねてか、世話焼きな叔母が時折こうして縁談を持ってくるのだが、正直なところ、あまり気乗りはしなかった。
「それでね、今度の方は、実家がお寺の跡取り息子さんなんですって。真面目で、きっと優しい方よ」
「お寺…ですか?」
思わず聞き返してしまった。お寺の跡取り息子。私のこれまでの人生で、一度も接点のなかったジャンルの男性だ。頭の中に浮かぶのは、厳しい修行に明け暮れるストイックな姿か、あるいは、ありがたいお説教を延々と聞かされそうな、ちょっと古風で堅物なイメージ。
(うーん、私とは価値観が合わなそう…)
休日はカフェ巡りをして、友人と流行りのスイーツを食べ、たまには海外ドラマを一気見するのが至福の時、なんていう私とは、住む世界が違いすぎるのではないだろうか。
お見合い当日、指定された都心の高級ホテルのラウンジへ向かう足取りは、鉛のように重かった。「とりあえず会うだけ会ってみて」という叔母の押しに負けた形だが、どうせ当たり障りのない会話をして、お互い「ご縁がありませんでした」で終わるのだろう。そんなネガティブな予想ばかりが頭をよぎる。黒のシンプルなワンピースに身を包み、いつもより少しだけ丁寧にメイクを施したものの、気分は全く上がらなかった。
ラウンジの奥、窓際の席で待っていると、約束の時間ぴったりに、一人の男性がこちらへ向かってくるのが見えた。そして、私は自分の目を疑った。
男性は、スーツ姿ではなく――なんと、美しい墨染めの衣に、上品な色合いの袈裟を身に着けていたのだ。
(え…お坊さん!?本物の!?)
想像の斜め上を行くその出で立ちに、私は開いた口が塞がらない。ドラマや映画でしか見たことのない、リアルお坊さん。しかも、そのお坊さんは、息をのむほど整った顔立ちをしていた。すっと通った鼻筋、涼やかな切れ長の瞳、そして、きれいに剃り上げられた頭の形まで、どこか神々しいほどの美しさなのだ。
「あ、あの…相川結衣さんと、お待ち合わせの…高遠蒼馬(たかとおそうま)と申します。本日は、よろしくお願いいたします」
席に着き、深々と頭を下げる彼の所作は、流れるように美しく、そして声は、落ち着いた低音で心地よく響いた。
「は、はい!相川結衣です!こちらこそ、よろしくお願いいたします!」
私も慌てて頭を下げる。まさか、お見合い相手がこんなにも本格的な「お坊さんスタイル」で現れるとは夢にも思っていなかった。頭の中はパニック状態だ。
「あの…高遠さんは、お坊さんでいらっしゃるんですね…?」
当たり前すぎる質問を口にしてしまい、自分で自分に呆れる。
「はい。実家が埼玉県草加市にあります、小さなお寺でして。いずれは私が継ぐことになっております」
彼は、少しはにかんだように微笑んだ。その笑顔は、先ほどの凛とした雰囲気とは打って変わって、どこか少年のような純粋さを感じさせる。
(うわ…袈裟姿もすごいけど、笑顔も反則級だ…)
不覚にも、ドキドキしている自分に気づき、私は慌てて紅茶のカップに手を伸ばした。
「相川さんは、普段はどのようなお仕事を?」
「あ、はい、都内の広告代理店で、営業事務を…」
「そうでございますか。俗世のことはあまり明るくないのですが、日々お忙しくされているのですね。誠に尊いことでございます」
「そ、俗世…」
彼の言葉遣いは、いちいち丁寧で、そして時折、現代社会からタイムスリップしてきたかのような独特の表現が混じる。そのギャップが、なんだか面白くて、私の緊張も少しずつ解けてきた。
「高遠さんは、その…お休みの日は、何をされているんですか?」
「左様でございますね…お寺の行事の準備がない日は、本を読んだり、庭の手入れをしたり…あとは、近所の子供たちに勉強を教えたりもしております」
「へぇ…なんだか、すごく充実してらっしゃるんですね」
「いえいえ、結衣さんこそ、広告という華やかな世界でご活躍されていて、素晴らしいと存じます。私など、お寺という狭い世界しか知りませんので…」
彼は謙遜するけれど、その言葉からは、自分の生き方に対する誇りと、真摯な姿勢が伝わってくる。お堅いイメージとは裏腹に、彼はとても素直で、裏表のない人なのかもしれない。
「あの…お見合いというのは、私、初めての経験でして。何か、失礼なことがございましたら、何卒ご容赦ください」
彼が少し困ったように眉を寄せながら言う。その表情が、なんだか可愛らしくて、私は思わずクスッと笑ってしまった。
「いえ、私もお見合いは慣れてなくて…高遠さんがそうおっしゃってくださると、なんだか安心します」
「左様でございますか。それならば、ようございました」
彼は、心底ほっとしたように、またふわりと微笑んだ。
お見合いの時間は、意外なほどあっという間に過ぎていった。お寺の話、仏教の教え(ほんの少しだけ)、そして彼の好きな読書の話。私の趣味であるカフェ巡りの話にも、彼は興味深そうに耳を傾けてくれた。「それは、いわゆる『お写経』のようなものでございましょうか。心を落ち着けるための…」なんていう、斜め上の解釈には思わず吹き出してしまったけれど。
「本日は、貴重なお時間をいただき、誠にありがとうございました」
ラウンジの出口で、彼は再び深々と頭を下げた。
「もし、よろしければ…また、お話しさせていただく機会をいただけると、嬉しく存じます」
「あ…はい、こちらこそ」
私たちは、少しぎこちなく連絡先を交換した。彼が差し出した名刺には、「宗教法人 ○○寺 副住職 高遠蒼馬」と書かれていた。
ホテルを出て、帰路につく電車の中で、私は今日の出来事を反芻していた。お坊さんとのお見合い。美しい袈裟姿。少し天然で、でも誠実で優しい彼。
(まさか、こんなことになるなんて…)
叔母には「とりあえず会うだけ」と言って家を出てきたけれど、予想を遥かに超える非日常的な体験だった。でも、不思議と嫌な気はしなかった。むしろ、彼の純粋な瞳や、時折見せる無防備な笑顔が、私の心に引っかかっている。
「これから、どうなるんだろう…?」
期待と不安が入り混じった、複雑な気持ち。でも、ほんの少しだけ、次の約束が楽しみになっている自分に気づき、私は小さく息を吐いた。
お坊さんとの恋なんて、想像もつかないけれど。
もしかしたら、何かが始まるのかもしれない。そんな予感が、胸の奥で静かに芽生え始めていた。
受話器の向こうで弾む叔母の声に、私は思わず深いため息をついた。相川結衣(あいかわゆい)、29歳。都内のそこそこの企業で働く、ごく普通のOLだ。結婚願望がないわけではないけれど、これといった出会いもなく、かといって積極的に婚活するほどの情熱もないまま、気づけばアラサーの仲間入り。そんな私を見かねてか、世話焼きな叔母が時折こうして縁談を持ってくるのだが、正直なところ、あまり気乗りはしなかった。
「それでね、今度の方は、実家がお寺の跡取り息子さんなんですって。真面目で、きっと優しい方よ」
「お寺…ですか?」
思わず聞き返してしまった。お寺の跡取り息子。私のこれまでの人生で、一度も接点のなかったジャンルの男性だ。頭の中に浮かぶのは、厳しい修行に明け暮れるストイックな姿か、あるいは、ありがたいお説教を延々と聞かされそうな、ちょっと古風で堅物なイメージ。
(うーん、私とは価値観が合わなそう…)
休日はカフェ巡りをして、友人と流行りのスイーツを食べ、たまには海外ドラマを一気見するのが至福の時、なんていう私とは、住む世界が違いすぎるのではないだろうか。
お見合い当日、指定された都心の高級ホテルのラウンジへ向かう足取りは、鉛のように重かった。「とりあえず会うだけ会ってみて」という叔母の押しに負けた形だが、どうせ当たり障りのない会話をして、お互い「ご縁がありませんでした」で終わるのだろう。そんなネガティブな予想ばかりが頭をよぎる。黒のシンプルなワンピースに身を包み、いつもより少しだけ丁寧にメイクを施したものの、気分は全く上がらなかった。
ラウンジの奥、窓際の席で待っていると、約束の時間ぴったりに、一人の男性がこちらへ向かってくるのが見えた。そして、私は自分の目を疑った。
男性は、スーツ姿ではなく――なんと、美しい墨染めの衣に、上品な色合いの袈裟を身に着けていたのだ。
(え…お坊さん!?本物の!?)
想像の斜め上を行くその出で立ちに、私は開いた口が塞がらない。ドラマや映画でしか見たことのない、リアルお坊さん。しかも、そのお坊さんは、息をのむほど整った顔立ちをしていた。すっと通った鼻筋、涼やかな切れ長の瞳、そして、きれいに剃り上げられた頭の形まで、どこか神々しいほどの美しさなのだ。
「あ、あの…相川結衣さんと、お待ち合わせの…高遠蒼馬(たかとおそうま)と申します。本日は、よろしくお願いいたします」
席に着き、深々と頭を下げる彼の所作は、流れるように美しく、そして声は、落ち着いた低音で心地よく響いた。
「は、はい!相川結衣です!こちらこそ、よろしくお願いいたします!」
私も慌てて頭を下げる。まさか、お見合い相手がこんなにも本格的な「お坊さんスタイル」で現れるとは夢にも思っていなかった。頭の中はパニック状態だ。
「あの…高遠さんは、お坊さんでいらっしゃるんですね…?」
当たり前すぎる質問を口にしてしまい、自分で自分に呆れる。
「はい。実家が埼玉県草加市にあります、小さなお寺でして。いずれは私が継ぐことになっております」
彼は、少しはにかんだように微笑んだ。その笑顔は、先ほどの凛とした雰囲気とは打って変わって、どこか少年のような純粋さを感じさせる。
(うわ…袈裟姿もすごいけど、笑顔も反則級だ…)
不覚にも、ドキドキしている自分に気づき、私は慌てて紅茶のカップに手を伸ばした。
「相川さんは、普段はどのようなお仕事を?」
「あ、はい、都内の広告代理店で、営業事務を…」
「そうでございますか。俗世のことはあまり明るくないのですが、日々お忙しくされているのですね。誠に尊いことでございます」
「そ、俗世…」
彼の言葉遣いは、いちいち丁寧で、そして時折、現代社会からタイムスリップしてきたかのような独特の表現が混じる。そのギャップが、なんだか面白くて、私の緊張も少しずつ解けてきた。
「高遠さんは、その…お休みの日は、何をされているんですか?」
「左様でございますね…お寺の行事の準備がない日は、本を読んだり、庭の手入れをしたり…あとは、近所の子供たちに勉強を教えたりもしております」
「へぇ…なんだか、すごく充実してらっしゃるんですね」
「いえいえ、結衣さんこそ、広告という華やかな世界でご活躍されていて、素晴らしいと存じます。私など、お寺という狭い世界しか知りませんので…」
彼は謙遜するけれど、その言葉からは、自分の生き方に対する誇りと、真摯な姿勢が伝わってくる。お堅いイメージとは裏腹に、彼はとても素直で、裏表のない人なのかもしれない。
「あの…お見合いというのは、私、初めての経験でして。何か、失礼なことがございましたら、何卒ご容赦ください」
彼が少し困ったように眉を寄せながら言う。その表情が、なんだか可愛らしくて、私は思わずクスッと笑ってしまった。
「いえ、私もお見合いは慣れてなくて…高遠さんがそうおっしゃってくださると、なんだか安心します」
「左様でございますか。それならば、ようございました」
彼は、心底ほっとしたように、またふわりと微笑んだ。
お見合いの時間は、意外なほどあっという間に過ぎていった。お寺の話、仏教の教え(ほんの少しだけ)、そして彼の好きな読書の話。私の趣味であるカフェ巡りの話にも、彼は興味深そうに耳を傾けてくれた。「それは、いわゆる『お写経』のようなものでございましょうか。心を落ち着けるための…」なんていう、斜め上の解釈には思わず吹き出してしまったけれど。
「本日は、貴重なお時間をいただき、誠にありがとうございました」
ラウンジの出口で、彼は再び深々と頭を下げた。
「もし、よろしければ…また、お話しさせていただく機会をいただけると、嬉しく存じます」
「あ…はい、こちらこそ」
私たちは、少しぎこちなく連絡先を交換した。彼が差し出した名刺には、「宗教法人 ○○寺 副住職 高遠蒼馬」と書かれていた。
ホテルを出て、帰路につく電車の中で、私は今日の出来事を反芻していた。お坊さんとのお見合い。美しい袈裟姿。少し天然で、でも誠実で優しい彼。
(まさか、こんなことになるなんて…)
叔母には「とりあえず会うだけ」と言って家を出てきたけれど、予想を遥かに超える非日常的な体験だった。でも、不思議と嫌な気はしなかった。むしろ、彼の純粋な瞳や、時折見せる無防備な笑顔が、私の心に引っかかっている。
「これから、どうなるんだろう…?」
期待と不安が入り混じった、複雑な気持ち。でも、ほんの少しだけ、次の約束が楽しみになっている自分に気づき、私は小さく息を吐いた。
お坊さんとの恋なんて、想像もつかないけれど。
もしかしたら、何かが始まるのかもしれない。そんな予感が、胸の奥で静かに芽生え始めていた。
0
あなたにおすすめの小説
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
【R18】純粋無垢なプリンセスは、婚礼した冷徹と噂される美麗国王に三日三晩の初夜で蕩かされるほど溺愛される
奏音 美都
恋愛
数々の困難を乗り越えて、ようやく誓約の儀を交わしたグレートブルタン国のプリンセスであるルチアとシュタート王国、国王のクロード。
けれど、それぞれの執務に追われ、誓約の儀から二ヶ月経っても夫婦の時間を過ごせずにいた。
そんなある日、ルチアの元にクロードから別邸への招待状が届けられる。そこで三日三晩の甘い蕩かされるような初夜を過ごしながら、クロードの過去を知ることになる。
2人の出会いを描いた作品はこちら
「純粋無垢なプリンセスを野盗から助け出したのは、冷徹と噂される美麗国王でした」https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/443443630
2人の誓約の儀を描いた作品はこちら
「純粋無垢なプリンセスは、冷徹と噂される美麗国王と誓約の儀を結ぶ」
https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/183445041
遡ったのは君だけじゃない。離縁状を置いて出ていった妻ーー始まりは、そこからだった。
沼野 花
恋愛
夫と子供たちに、選ばれなかったイネス。
すべてを愛人に奪われ、彼女は限界を迎え、屋敷を去る。
だが、その先に待っていたのは、救いではなかった。
イネスを襲った、取り返しのつかない出来事。
変わり果てた現実を前に、
夫はようやく、自分が何を失ったのかを思い知る。
深い後悔と悲しみに苛まれながら、
失ったイネスの心を取り戻そうとする夫。
しかし、彼女の心はすでに、外の世界へと向かっていた。
贖罪を背負いながらもイネスを求め続ける夫。
そして、母の心を知っていく子供たち。
イネスが求める愛とは、
そして、幸せとは――。
貴方なんて大嫌い
ララ愛
恋愛
婚約をして5年目でそろそろ結婚の準備の予定だったのに貴方は最近どこかの令嬢と
いつも一緒で私の存在はなんだろう・・・2人はむつまじく愛し合っているとみんなが言っている
それなら私はもういいです・・・貴方なんて大嫌い
本物の夫は愛人に夢中なので、影武者とだけ愛し合います
こじまき
恋愛
幼い頃から許嫁だった王太子ヴァレリアンと結婚した公爵令嬢ディアーヌ。しかしヴァレリアンは身分の低い男爵令嬢に夢中で、初夜をすっぽかしてしまう。代わりに寝室にいたのは、彼そっくりの影武者…生まれたときに存在を消された双子の弟ルイだった。
※「小説家になろう」にも投稿しています
もう無理して私に笑いかけなくてもいいですよ?
冬馬亮
恋愛
公爵令嬢のエリーゼは、遅れて出席した夜会で、婚約者のオズワルドがエリーゼへの不満を口にするのを偶然耳にする。
オズワルドを愛していたエリーゼはひどくショックを受けるが、悩んだ末に婚約解消を決意する。
だが、喜んで受け入れると思っていたオズワルドが、なぜか婚約解消を拒否。関係の再構築を提案する。
その後、プレゼント攻撃や突撃訪問の日々が始まるが、オズワルドは別の令嬢をそばに置くようになり・・・
「彼女は友人の妹で、なんとも思ってない。オレが好きなのはエリーゼだ」
「私みたいな女に無理して笑いかけるのも限界だって夜会で愚痴をこぼしてたじゃないですか。よかったですね、これでもう、無理して私に笑いかけなくてよくなりましたよ」
極上イケメン先生が秘密の溺愛教育に熱心です
朝陽七彩
恋愛
私は。
「夕鶴、こっちにおいで」
現役の高校生だけど。
「ずっと夕鶴とこうしていたい」
担任の先生と。
「夕鶴を誰にも渡したくない」
付き合っています。
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
神城夕鶴(かみしろ ゆづる)
軽音楽部の絶対的エース
飛鷹隼理(ひだか しゅんり)
アイドル的存在の超イケメン先生
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
彼の名前は飛鷹隼理くん。
隼理くんは。
「夕鶴にこうしていいのは俺だけ」
そう言って……。
「そんなにも可愛い声を出されたら……俺、止められないよ」
そして隼理くんは……。
……‼
しゅっ……隼理くん……っ。
そんなことをされたら……。
隼理くんと過ごす日々はドキドキとわくわくの連続。
……だけど……。
え……。
誰……?
誰なの……?
その人はいったい誰なの、隼理くん。
ドキドキとわくわくの連続だった私に突如現れた隼理くんへの疑惑。
その疑惑は次第に大きくなり、私の心の中を不安でいっぱいにさせる。
でも。
でも訊けない。
隼理くんに直接訊くことなんて。
私にはできない。
私は。
私は、これから先、一体どうすればいいの……?
私に告白してきたはずの先輩が、私の友人とキスをしてました。黙って退散して食事をしていたら、ハイスペックなイケメン彼氏ができちゃったのですが。
石河 翠
恋愛
飲み会の最中に席を立った主人公。化粧室に向かった彼女は、自分に告白してきた先輩と自分の友人がキスをしている現場を目撃する。
自分への告白は、何だったのか。あまりの出来事に衝撃を受けた彼女は、そのまま行きつけの喫茶店に退散する。
そこでやけ食いをする予定が、美味しいものに満足してご機嫌に。ちょっとしてネタとして先ほどのできごとを話したところ、ずっと片想いをしていた相手に押し倒されて……。
好きなひとは高嶺の花だからと諦めつつそばにいたい主人公と、アピールし過ぎているせいで冗談だと思われている愛が重たいヒーローの恋物語。
この作品は、小説家になろう及びエブリスタでも投稿しております。
扉絵は、写真ACよりチョコラテさまの作品をお借りしております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる