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第三十二話:隠された牙、月下に吠える野犬の影
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小夜(さよ)の必死の訴えと、その潤んだ瞳に宿る偽りのない光は、朱音(あかね)の心を強く揺さぶった。このか弱くも健気な少女が、そして彼女が守ろうとしている狐たちが、村人たちの誤解によって無実の罪に問われようとしている。その理不尽さが、朱音自身の過去の痛みと重なり、どうにかして彼らを助けたいという想いが胸の奥から込み上げてくる。
(でも、どうすれば……村の人たちは、完全に狐の仕業だと信じ込んでいる……猟師さんたちも、もう動き出してしまうかもしれない……)
朱音は、義王(ぎおう)と共に宿へ戻る道すがら、どうすれば小夜と狐たちを救えるのか、必死で考えを巡らせていた。
宿に戻り、朱音は役小角(えんのおづぬ)様に、小夜と出会ったこと、そして彼女が語った狐たちの無実の訴えを、一言一句違わぬように、必死の思いで伝えた。
「小夜さんは、狐さんたちは絶対に村の食べ物を盗んだり、人を襲ったりなんかしていないと、そう言っていました! どうか、役小角様、あの子の言葉を信じてあげてください! あの子の瞳は、決して嘘をついているようには見えませんでした!」
役小角様は、腕を組み、目を閉じたまま朱音の言葉に静かに耳を傾けていた。その表情からは、彼が何を考えているのか、朱音には窺い知ることはできない。けれど、彼が自分の話を真摯に聞いてくれていることだけは、確かだった。
朱音は、村人たちの凝り固まった誤解をどう解けばいいのか、そして刻一刻と迫る猟師たちの狐退治をどうすれば止められるのか分からず、途方に暮れそうになる。
その時だった。これまで黙って二人のやり取りを聞いていた義王が、珍しく重々しく口を開いた。
「主(あるじ)、そして朱音殿。…実は、昨日、我らがこの霧隠(きりがくれ)の里へ来る途中の山道で、微かではございますが、妖気と共に、複数の犬の臭いを感じておりました」
朱音と役小角様は、驚いて義王の顔を見た。
義王は続ける。「それは、ただの野良犬の群れとは少々異なり、どこか統率が取れているような、そして…その臭いに混じって、血と腐肉の、禍々しい気配も感じられたのです。その時は、朱音殿が出会われたという狐たちの気配の方が近く、また村へ急いでおりましたため、深くは探りませんでしたが、少々気にはなっておりました」
その言葉に、役小角様の閉じていた瞼がゆっくりと開かれた。その黒い瞳に、鋭い光が宿る。
「…なるほどな。狐ではなく、野犬の妖(あやかし)の群れ、か。それならば、食料を狙って夜陰に紛れて村を襲うというのも頷ける。狐は本来、そこまで大胆な真似はせんからな。そして、足跡も巧妙に消し、全ての罪を狐になすりつけていたとすれば…」
役小角様の推測は、まるで全ての謎が解けたかのように、淀みなく紡がれていく。
「朱音」役小角様は、朱音の赤い瞳を真っ直ぐに見つめた。「お前の信じるものが正しいかどうか、確かめに行くぞ。そして、もし本当にあの小夜という娘と狐たちが無実であるならば、その証を立て、村人たちの誤解を解いてやらねばなるまい」
その言葉は、朱音の心に温かい光を灯した。役小角様が、自分の言葉を、そして小夜の訴えを信じてくれたのだ。
「ただし」と彼は続ける。「猟師たちが本格的に動き出す前に、その野犬の妖の群れを見つけ出し、事を収めねばならん。小夜という娘にもう一度会えるか? 我らが野犬の妖を追っている間、狐たちには決して人里に近づかぬよう、そして万が一にも猟師たちに見つからぬよう、固く伝えておく必要がある。そして、朱音、お前も義王と共に、決して危険な場所へは近づかず、安全な場所で待つのだ。良いな?」
その指示は、朱音の安全を何よりも第一に考えた、彼の深い愛情の表れだった。
「はい、役小角様!ありがとうございます!」朱音は、涙ぐみながら力強く頷いた。
朱音は、役小角様の言葉を胸に、再び義王と共に小夜の元へと急いだ。先ほど別れた森の奥、大きな岩陰で、小夜は不安そうに朱音の帰りを待っていた。朱音が役小角様たちの作戦を伝えると、小夜の顔には驚きと、そして安堵の色が浮かんだ。
「本当か…!? あの男前のお方も、キツネたちのことを…?」
「はい。役小角様は、必ず真実を明らかにしてくださいます。ですから、あなたも狐さんたちに、決して人里へは近づかず、猟師さんたちに見つからないようにと、しっかりと伝えてくださいね」
小夜は、何度も何度も朱音に頭を下げ、涙ぐみながら感謝の言葉を述べた。そして、「必ず伝えるんじゃ!」と力強く言うと、朱音に森で集めたという赤く熟した美しい木の実をそっと手渡し、狐たちに危険を知らせるため、風のように森の奥深くへと駆けていった。
一方、役小角様は、義王が感じ取ったという犬の臭いと禍々しい妖気を頼りに、月明かりだけが照らす夜の山中を、音もなく探索していた。その五感は極限まで研ぎ澄まされ、微かな獣の気配さえも逃さない。
やがて、山の奥深く、古びた洞穴のような場所にたどり着いた。そこからは、義王が言っていた通りの血と腐肉の臭い、そして間違いなく妖のものである強烈な獣臭が漂ってくる。そして、洞穴の入り口には、盗まれたと思われる村の干し肉や干し魚の残骸が、無残にも散乱していた。
役小角様が静かに中を窺うと、そこには、通常よりも一回りも二回りも大きく、その全身の毛は血で赤黒く染まり、飢えた獣特有の凶暴な赤い瞳を爛々と輝かせた、数匹の野犬の妖が、盗品らしき肉塊を貪り食らっている姿があった。その中には、ひときわ巨大で、その額には歪んだ一本の角まで生やした、リーダー格と思われる個体もいる。
「…見つけたぞ、霧隠の里の食い物を荒らし、罪なき狐たちに濡れ衣を着せた盗人どもめ。その浅ましき罪、今宵、この場で償ってもらうとしよう」
役小角様が、独鈷杵を静かに構え、洞穴の入り口に立ちはだかり、地の底から響くような、しかし力強い声で言い放った。
野犬の妖たちは、そのただならぬ気配に気づき、一斉に肉を喰らうのをやめ、唸り声を上げて役小角様を睨みつける。そして、リーダー格の角持つ巨大な妖犬が一声高く咆哮すると、他の妖犬たちもそれに呼応し、涎を垂らしながら、飢えた獣の本能のままに、役小角様へと一斉に襲いかかってきた!
月下に、獣の牙と爪、そして役小角様の振るう独鈷杵の閃光が激しく交錯する。義王もまた、主を守るべく、その巨躯から鬼としての真の力を解放し、野犬の妖の群れへと猛然と突進していく。
霧隠の里の静かな夜に、激しい戦いの火蓋が、今まさに切って落とされたのだった。
(でも、どうすれば……村の人たちは、完全に狐の仕業だと信じ込んでいる……猟師さんたちも、もう動き出してしまうかもしれない……)
朱音は、義王(ぎおう)と共に宿へ戻る道すがら、どうすれば小夜と狐たちを救えるのか、必死で考えを巡らせていた。
宿に戻り、朱音は役小角(えんのおづぬ)様に、小夜と出会ったこと、そして彼女が語った狐たちの無実の訴えを、一言一句違わぬように、必死の思いで伝えた。
「小夜さんは、狐さんたちは絶対に村の食べ物を盗んだり、人を襲ったりなんかしていないと、そう言っていました! どうか、役小角様、あの子の言葉を信じてあげてください! あの子の瞳は、決して嘘をついているようには見えませんでした!」
役小角様は、腕を組み、目を閉じたまま朱音の言葉に静かに耳を傾けていた。その表情からは、彼が何を考えているのか、朱音には窺い知ることはできない。けれど、彼が自分の話を真摯に聞いてくれていることだけは、確かだった。
朱音は、村人たちの凝り固まった誤解をどう解けばいいのか、そして刻一刻と迫る猟師たちの狐退治をどうすれば止められるのか分からず、途方に暮れそうになる。
その時だった。これまで黙って二人のやり取りを聞いていた義王が、珍しく重々しく口を開いた。
「主(あるじ)、そして朱音殿。…実は、昨日、我らがこの霧隠(きりがくれ)の里へ来る途中の山道で、微かではございますが、妖気と共に、複数の犬の臭いを感じておりました」
朱音と役小角様は、驚いて義王の顔を見た。
義王は続ける。「それは、ただの野良犬の群れとは少々異なり、どこか統率が取れているような、そして…その臭いに混じって、血と腐肉の、禍々しい気配も感じられたのです。その時は、朱音殿が出会われたという狐たちの気配の方が近く、また村へ急いでおりましたため、深くは探りませんでしたが、少々気にはなっておりました」
その言葉に、役小角様の閉じていた瞼がゆっくりと開かれた。その黒い瞳に、鋭い光が宿る。
「…なるほどな。狐ではなく、野犬の妖(あやかし)の群れ、か。それならば、食料を狙って夜陰に紛れて村を襲うというのも頷ける。狐は本来、そこまで大胆な真似はせんからな。そして、足跡も巧妙に消し、全ての罪を狐になすりつけていたとすれば…」
役小角様の推測は、まるで全ての謎が解けたかのように、淀みなく紡がれていく。
「朱音」役小角様は、朱音の赤い瞳を真っ直ぐに見つめた。「お前の信じるものが正しいかどうか、確かめに行くぞ。そして、もし本当にあの小夜という娘と狐たちが無実であるならば、その証を立て、村人たちの誤解を解いてやらねばなるまい」
その言葉は、朱音の心に温かい光を灯した。役小角様が、自分の言葉を、そして小夜の訴えを信じてくれたのだ。
「ただし」と彼は続ける。「猟師たちが本格的に動き出す前に、その野犬の妖の群れを見つけ出し、事を収めねばならん。小夜という娘にもう一度会えるか? 我らが野犬の妖を追っている間、狐たちには決して人里に近づかぬよう、そして万が一にも猟師たちに見つからぬよう、固く伝えておく必要がある。そして、朱音、お前も義王と共に、決して危険な場所へは近づかず、安全な場所で待つのだ。良いな?」
その指示は、朱音の安全を何よりも第一に考えた、彼の深い愛情の表れだった。
「はい、役小角様!ありがとうございます!」朱音は、涙ぐみながら力強く頷いた。
朱音は、役小角様の言葉を胸に、再び義王と共に小夜の元へと急いだ。先ほど別れた森の奥、大きな岩陰で、小夜は不安そうに朱音の帰りを待っていた。朱音が役小角様たちの作戦を伝えると、小夜の顔には驚きと、そして安堵の色が浮かんだ。
「本当か…!? あの男前のお方も、キツネたちのことを…?」
「はい。役小角様は、必ず真実を明らかにしてくださいます。ですから、あなたも狐さんたちに、決して人里へは近づかず、猟師さんたちに見つからないようにと、しっかりと伝えてくださいね」
小夜は、何度も何度も朱音に頭を下げ、涙ぐみながら感謝の言葉を述べた。そして、「必ず伝えるんじゃ!」と力強く言うと、朱音に森で集めたという赤く熟した美しい木の実をそっと手渡し、狐たちに危険を知らせるため、風のように森の奥深くへと駆けていった。
一方、役小角様は、義王が感じ取ったという犬の臭いと禍々しい妖気を頼りに、月明かりだけが照らす夜の山中を、音もなく探索していた。その五感は極限まで研ぎ澄まされ、微かな獣の気配さえも逃さない。
やがて、山の奥深く、古びた洞穴のような場所にたどり着いた。そこからは、義王が言っていた通りの血と腐肉の臭い、そして間違いなく妖のものである強烈な獣臭が漂ってくる。そして、洞穴の入り口には、盗まれたと思われる村の干し肉や干し魚の残骸が、無残にも散乱していた。
役小角様が静かに中を窺うと、そこには、通常よりも一回りも二回りも大きく、その全身の毛は血で赤黒く染まり、飢えた獣特有の凶暴な赤い瞳を爛々と輝かせた、数匹の野犬の妖が、盗品らしき肉塊を貪り食らっている姿があった。その中には、ひときわ巨大で、その額には歪んだ一本の角まで生やした、リーダー格と思われる個体もいる。
「…見つけたぞ、霧隠の里の食い物を荒らし、罪なき狐たちに濡れ衣を着せた盗人どもめ。その浅ましき罪、今宵、この場で償ってもらうとしよう」
役小角様が、独鈷杵を静かに構え、洞穴の入り口に立ちはだかり、地の底から響くような、しかし力強い声で言い放った。
野犬の妖たちは、そのただならぬ気配に気づき、一斉に肉を喰らうのをやめ、唸り声を上げて役小角様を睨みつける。そして、リーダー格の角持つ巨大な妖犬が一声高く咆哮すると、他の妖犬たちもそれに呼応し、涎を垂らしながら、飢えた獣の本能のままに、役小角様へと一斉に襲いかかってきた!
月下に、獣の牙と爪、そして役小角様の振るう独鈷杵の閃光が激しく交錯する。義王もまた、主を守るべく、その巨躯から鬼としての真の力を解放し、野犬の妖の群れへと猛然と突進していく。
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