I NEED YOU

リンネ

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エンディング

きっと

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 あの大事件があってから、早くも1ヶ月が経つ。
 1ヶ月とまでなると、さすがに玉森も切り替えるが、やはり蒼愛がいた瞬間や時間を思い返すと寂しさもある。
 しかし、今家には陽山が同居している。
 「遅れちゃう、早く早くー」
 中睦まじく、同じ学校で働いている。
 部屋の中にある棚には、綺麗に高校時代の写真と、蒼愛が残していったネックレスが飾ってあった。
 玉森はその写真を見ていた。ふと、窓が空きっぱなしできになり、バルコニーに視線をやる。
 すると、幻覚だろうか。バルコニーに蒼愛が立っている姿が見えたのだ。
 陽山が慌ただしく用意する中、玉森はバルコニーに向き直り、蒼愛の名前を呼ぶ。
 すると、その人影は振り返った。それは、体は透けていたが確実に蒼愛だった。
 蒼愛は優しく微笑んでから、「またね」と口を動かした。そういった瞬間、風が吹いて蒼愛はそれに吹かれて消えていった。
 玉森は涙が流れそうになったが、ギリギリで堪えて、ふと写真に目をやる。
 すると、幻覚だろうか。

 写真に写る蒼愛こと莉緒の顔が、優しげな微笑みに変わっている気がした。
 玉森がしばらくそれにみとれていると、玄関のところから陽山の声がして、写真を不思議に思いながら、陽山の所へ行った。
 
 玉森に「またね」と告げる蒼愛の眼差しは、確かに人間のような優しいものであった。
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