11 / 218
昇らないお日さま (6) ゴクラクチョウ
しおりを挟む
「ワシは大魔法使いのパーパスじゃ。その名を聞いた事くらいはあるじゃろう」
自分で自分の事を”大魔法使い”というのもどうかと思いますが、この言い方はひとつの称号のようになっていますので、そう名乗った方が話の通りが早いとパーパスは考えたのでした。
「え? 大魔法使いのパーパスさま!?」
ゴクラクチョウは驚きます。あの伝説的な魔法使いが目の前にいるなどとは、にわかには信じられなかったのです。でも自分が、お月さまとお日さまの手紙の配達をしていた事を知っているとなると、これはもう信じるしかありません。それに噂に聞いていた「そうとう古くさい衣装」という格好とも一致します。
「今、世の中では一大事が起こっておる。ワシは騒動の原因が、お前であると考えているのだよ」
パーパスはいきなり切り出します。この性格は治らないようですね。
「えっ!? それは一体どういう事で……」
ゴクラクチョウは、またもや驚きました。
「なんだ、お前は気づいていないのか。……あぁ、そうか。もしかしてお前は、ずっとここにいたのかね?」
パーパスの質問に、ゴクラクチョウは不安げにうなづきます。
「なるほどな。この真暗な洞窟の奥にいたのなら気がつかなくても無理はないが、今、本当は昼近い時刻なのに、空にはポッカリと月が昇っておるのじゃよ。おかげで世の中は、真っ暗闇の大混乱じゃ」
再三に渡るストレートな物言いです。本当にもう、一生治らないでしょう。
「お月さまが? でも、それが何で僕のせいなのでしょうか?」
本当はゴクラクチョウも、うすうす気がついていましたが、余りの事態に思わず知らぬふりを決め込みました。
相手の態度に確信を得たパーパスは、
「フン。本当にわからないのかの? 実のところ、お前さんも気がついているんじゃないのかい?」
と、ゴクラクチョウの穏やかならざる心を刺激します。
図星を当てられたゴクラクチョウは、パーパスの言葉に心臓が破裂しそうになりました。
「月は太陽から手紙が来ないと嘆いている。そしてどういうわけか、太陽も同じ事を言うておる。
それはお前が二人から受け取った手紙を、届けていないからじゃないのかの?」
更に更にパーパスはズバリと言いました。ただ今回は、大変わかりやすくてよろしい。
ゴクラクチョウは一瞬翼をバタつかせたかと思うと、観念したかのようにうつむきました。
そして暫くすると顔を上げて、
「はい、その通りです。全くその通り。僕は手紙を運ぶメッセンジャーの役割なのに、途中から手紙をお二人に渡さなくなりました」
美しく、そして罪深い鳥の告白が始まります。
「何で、そんな風になるのじゃな。月か太陽が、お前に何か無理難題でも押しつけたのか? まぁ、恋愛というのは周りが見えなくなるものと相場が決まっておるからな。本人たちも気づかぬ内に、お前に酷い事をしたのかも知れないの」
パーパスが、ゴクラクチョウの告白を手助けします。
「いいえ、滅相もない。お二人は僕に大変感謝をして下さり、良くしてくれました」
ゴクラクチョウが、首を振ります。
「では、なぜじゃ」
パーパスは、核心に触れようとします。
「今、あなたさまは”恋愛というのは周りが見えなくなるもの”とおっしゃいました。まさにそれなのです」
ゴクラクチョウの懺悔の言葉に、人並み外れて鈍感なパーパスもハッと気がつきました。
「おまえ、もしかして……」
パーパスが、問い詰めます。
「はい、僕は手紙のやり取りをお手伝いしている内に、お月さまに恋をしてしまったのです。
あの青く美しい光、たおやかなさま、そして大変優しいビロードのような声。どれをとっても、その魅力に僕は心を奪われました」
ゴクラクチョウは、苦しそうに続けます。
「でもそうなると、お二人の元へ手紙を届けるのが本当に辛くなりました。いえ、もちろん預かった手紙を盗み見るなどという、下品な真似は致しません。
しかし手紙を読んでいる時のお二人の表情、その返事をしたためている時の嬉しそうな様子。お月さまとお日さまが、互いに想い想われているのは僕にだってわかります」
ゴクラクチョウは、ボロボロと涙をこぼしました。
「それで嫉妬のあまり、手紙を届けるのをやめてしまったのじゃな」
パーパスが、話を締めくくります。
「はい、お二人の相思相愛ぶりを見るのが辛かった事もありますが、手紙のやり取りをしない事で、お二人の仲が壊れてしまうのを、全く願っていなかったと言えばウソになると思います。
本当に、恥ずかしい限りです」
遂にゴクラクチョウは、地面に突っ伏して号泣しました。
「ワシのような年寄りには、既に恋愛云々の話はピンとこないが、まぁ、お前の言うのは真実なのだろう。だが、これで一件落着じゃ、真実を月と太陽に話せば……」
パーパスがそう言いかけた時、思いがけない事が起こりました。ゴクラクチョウの体がドンドン赤くなり、煙を出し始めたのです。
「あぁ、恥ずかしい、恥ずかしい。僕は何という事をしてしまったんだろう! 本当に恥ずかしい!!」
何が起こったのでしょう。
ゴクラクチョウは恥ずかしさのあまり、その身を焦がしていったのでした。顔から火が出るなんて言いますでしょ? それが全身で起こったのですね。
そしてパーパスが何かをする間もなく、彼の体は炎に包まれ燃え尽きてしまいます。やがて燃え尽きたゴクラクチョウの魂は、そのまま天に昇って星になりました。
「なんと……」
余りの事態に呆然とするパーパスでしたが、そこは腐っても大魔法使い。すぐに落ち着きを取り戻し、星になったゴクラクチョウへと言いました
「お前には責任を取って貰わなければ困る。辛いだろうが、これからも月と太陽のメッセンジャーを務めるのじゃ」
パーパスはそう語りかけると、杖をその星に向けて呪文を唱えます。すると、どうでしょう。天上に留まり輝いていたゴクラクチョウの星は「彗星」へと姿を変えたのです。
彗星というのは、広い大宇宙をあてどなく移動する特別な星の事です。天に昇った鳥は「ゴクラクチョウ彗星」になったのでした。
さて、それからどうなったかですって?
パーパスはその足で、お月さまとお日さまに事情を話しました。二人はゴクラクチョウの気持ちを察してやれなかった事を大変悔やみましたが、お互いに嫌われたのではないとわかって喜びました。
そして今でもお月さまとお日さまは文通を続けています。もちろん、彗星となったゴクラクチョウが手紙を携えて、二人の間を行ったり来たりしているのでした。
でもどことなく、三人の間には気まずい雰囲気が残っているようです。なぜかって? だって彗星というのは、尾を引くものと相場が決まっているではありませんか。
【昇らない お日さま・終】
自分で自分の事を”大魔法使い”というのもどうかと思いますが、この言い方はひとつの称号のようになっていますので、そう名乗った方が話の通りが早いとパーパスは考えたのでした。
「え? 大魔法使いのパーパスさま!?」
ゴクラクチョウは驚きます。あの伝説的な魔法使いが目の前にいるなどとは、にわかには信じられなかったのです。でも自分が、お月さまとお日さまの手紙の配達をしていた事を知っているとなると、これはもう信じるしかありません。それに噂に聞いていた「そうとう古くさい衣装」という格好とも一致します。
「今、世の中では一大事が起こっておる。ワシは騒動の原因が、お前であると考えているのだよ」
パーパスはいきなり切り出します。この性格は治らないようですね。
「えっ!? それは一体どういう事で……」
ゴクラクチョウは、またもや驚きました。
「なんだ、お前は気づいていないのか。……あぁ、そうか。もしかしてお前は、ずっとここにいたのかね?」
パーパスの質問に、ゴクラクチョウは不安げにうなづきます。
「なるほどな。この真暗な洞窟の奥にいたのなら気がつかなくても無理はないが、今、本当は昼近い時刻なのに、空にはポッカリと月が昇っておるのじゃよ。おかげで世の中は、真っ暗闇の大混乱じゃ」
再三に渡るストレートな物言いです。本当にもう、一生治らないでしょう。
「お月さまが? でも、それが何で僕のせいなのでしょうか?」
本当はゴクラクチョウも、うすうす気がついていましたが、余りの事態に思わず知らぬふりを決め込みました。
相手の態度に確信を得たパーパスは、
「フン。本当にわからないのかの? 実のところ、お前さんも気がついているんじゃないのかい?」
と、ゴクラクチョウの穏やかならざる心を刺激します。
図星を当てられたゴクラクチョウは、パーパスの言葉に心臓が破裂しそうになりました。
「月は太陽から手紙が来ないと嘆いている。そしてどういうわけか、太陽も同じ事を言うておる。
それはお前が二人から受け取った手紙を、届けていないからじゃないのかの?」
更に更にパーパスはズバリと言いました。ただ今回は、大変わかりやすくてよろしい。
ゴクラクチョウは一瞬翼をバタつかせたかと思うと、観念したかのようにうつむきました。
そして暫くすると顔を上げて、
「はい、その通りです。全くその通り。僕は手紙を運ぶメッセンジャーの役割なのに、途中から手紙をお二人に渡さなくなりました」
美しく、そして罪深い鳥の告白が始まります。
「何で、そんな風になるのじゃな。月か太陽が、お前に何か無理難題でも押しつけたのか? まぁ、恋愛というのは周りが見えなくなるものと相場が決まっておるからな。本人たちも気づかぬ内に、お前に酷い事をしたのかも知れないの」
パーパスが、ゴクラクチョウの告白を手助けします。
「いいえ、滅相もない。お二人は僕に大変感謝をして下さり、良くしてくれました」
ゴクラクチョウが、首を振ります。
「では、なぜじゃ」
パーパスは、核心に触れようとします。
「今、あなたさまは”恋愛というのは周りが見えなくなるもの”とおっしゃいました。まさにそれなのです」
ゴクラクチョウの懺悔の言葉に、人並み外れて鈍感なパーパスもハッと気がつきました。
「おまえ、もしかして……」
パーパスが、問い詰めます。
「はい、僕は手紙のやり取りをお手伝いしている内に、お月さまに恋をしてしまったのです。
あの青く美しい光、たおやかなさま、そして大変優しいビロードのような声。どれをとっても、その魅力に僕は心を奪われました」
ゴクラクチョウは、苦しそうに続けます。
「でもそうなると、お二人の元へ手紙を届けるのが本当に辛くなりました。いえ、もちろん預かった手紙を盗み見るなどという、下品な真似は致しません。
しかし手紙を読んでいる時のお二人の表情、その返事をしたためている時の嬉しそうな様子。お月さまとお日さまが、互いに想い想われているのは僕にだってわかります」
ゴクラクチョウは、ボロボロと涙をこぼしました。
「それで嫉妬のあまり、手紙を届けるのをやめてしまったのじゃな」
パーパスが、話を締めくくります。
「はい、お二人の相思相愛ぶりを見るのが辛かった事もありますが、手紙のやり取りをしない事で、お二人の仲が壊れてしまうのを、全く願っていなかったと言えばウソになると思います。
本当に、恥ずかしい限りです」
遂にゴクラクチョウは、地面に突っ伏して号泣しました。
「ワシのような年寄りには、既に恋愛云々の話はピンとこないが、まぁ、お前の言うのは真実なのだろう。だが、これで一件落着じゃ、真実を月と太陽に話せば……」
パーパスがそう言いかけた時、思いがけない事が起こりました。ゴクラクチョウの体がドンドン赤くなり、煙を出し始めたのです。
「あぁ、恥ずかしい、恥ずかしい。僕は何という事をしてしまったんだろう! 本当に恥ずかしい!!」
何が起こったのでしょう。
ゴクラクチョウは恥ずかしさのあまり、その身を焦がしていったのでした。顔から火が出るなんて言いますでしょ? それが全身で起こったのですね。
そしてパーパスが何かをする間もなく、彼の体は炎に包まれ燃え尽きてしまいます。やがて燃え尽きたゴクラクチョウの魂は、そのまま天に昇って星になりました。
「なんと……」
余りの事態に呆然とするパーパスでしたが、そこは腐っても大魔法使い。すぐに落ち着きを取り戻し、星になったゴクラクチョウへと言いました
「お前には責任を取って貰わなければ困る。辛いだろうが、これからも月と太陽のメッセンジャーを務めるのじゃ」
パーパスはそう語りかけると、杖をその星に向けて呪文を唱えます。すると、どうでしょう。天上に留まり輝いていたゴクラクチョウの星は「彗星」へと姿を変えたのです。
彗星というのは、広い大宇宙をあてどなく移動する特別な星の事です。天に昇った鳥は「ゴクラクチョウ彗星」になったのでした。
さて、それからどうなったかですって?
パーパスはその足で、お月さまとお日さまに事情を話しました。二人はゴクラクチョウの気持ちを察してやれなかった事を大変悔やみましたが、お互いに嫌われたのではないとわかって喜びました。
そして今でもお月さまとお日さまは文通を続けています。もちろん、彗星となったゴクラクチョウが手紙を携えて、二人の間を行ったり来たりしているのでした。
でもどことなく、三人の間には気まずい雰囲気が残っているようです。なぜかって? だって彗星というのは、尾を引くものと相場が決まっているではありませんか。
【昇らない お日さま・終】
0
あなたにおすすめの小説
セーブポイント転生 ~寿命が無い石なので千年修行したらレベル上限突破してしまった~
空色蜻蛉
ファンタジー
枢は目覚めるとクリスタルの中で魂だけの状態になっていた。どうやらダンジョンのセーブポイントに転生してしまったらしい。身動きできない状態に悲嘆に暮れた枢だが、やがて開き直ってレベルアップ作業に明け暮れることにした。百年経ち、二百年経ち……やがて国の礎である「聖なるクリスタル」として崇められるまでになる。
もう元の世界に戻れないと腹をくくって自分の国を見守る枢だが、千年経った時、衝撃のどんでん返しが待ち受けていて……。
【お知らせ】6/22 完結しました!
神様から転生スキルとして鑑定能力とリペア能力を授けられた理由
瀬乃一空
ファンタジー
普通の闇バイトだと思って気軽に応募したところ俺は某国の傭兵部隊に入れられた。しかし、ちょっとした俺のミスから呆気なく仲間7人とともに爆死。気が付くと目の前に神様が……。
神様は俺を異世界転生させる代わりに「罪業の柩」なるものを探すよう命じる。鑑定スキルや修復スキル、イケメン、その他を与えられることを条件に取りあえず承諾したものの、どうしたらよいか分からず、転生した途端、途方にくれるエルン。
ユーヤのお気楽異世界転移
暇野無学
ファンタジー
死因は神様の当て逃げです! 地震による事故で死亡したのだが、原因は神社の扁額が当たっての即死。問題の神様は気まずさから俺を輪廻の輪から外し、異世界の神に俺をゆだねた。異世界への移住を渋る俺に、神様特典付きで異世界へ招待されたが・・・ この神様が超適当な健忘症タイプときた。
異世界転生~チート魔法でスローライフ
玲央
ファンタジー
【あらすじ⠀】都会で産まれ育ち、学生時代を過ごし 社会人になって早20年。
43歳になった主人公。趣味はアニメや漫画、スポーツ等 多岐に渡る。
その中でも最近嵌ってるのは「ソロキャンプ」
大型連休を利用して、
穴場スポットへやってきた!
テントを建て、BBQコンロに
テーブル等用意して……。
近くの川まで散歩しに来たら、
何やら動物か?の気配が……
木の影からこっそり覗くとそこには……
キラキラと光注ぐように発光した
「え!オオカミ!」
3メートルはありそうな巨大なオオカミが!!
急いでテントまで戻ってくると
「え!ここどこだ??」
都会の生活に疲れた主人公が、
異世界へ転生して 冒険者になって
魔物を倒したり、現代知識で商売したり…… 。
恋愛は多分ありません。
基本スローライフを目指してます(笑)
※挿絵有りますが、自作です。
無断転載はしてません。
イラストは、あくまで私のイメージです
※当初恋愛無しで進めようと書いていましたが
少し趣向を変えて、
若干ですが恋愛有りになります。
※カクヨム、なろうでも公開しています
99歳で亡くなり異世界に転生した老人は7歳の子供に生まれ変わり、召喚魔法でドラゴンや前世の世界の物を召喚して世界を変える
ハーフのクロエ
ファンタジー
夫が病気で長期入院したので夫が途中まで書いていた小説を私なりに書き直して完結まで投稿しますので応援よろしくお願いいたします。
主人公は建築会社を55歳で取り締まり役常務をしていたが惜しげもなく早期退職し田舎で大好きな農業をしていた。99歳で亡くなった老人は前世の記憶を持ったまま7歳の少年マリュウスとして異世界の僻地の男爵家に生まれ変わる。10歳の鑑定の儀で、火、水、風、土、木の5大魔法ではなく、この世界で初めての召喚魔法を授かる。最初に召喚出来たのは弱いスライム、モグラ魔獣でマリウスはガッカリしたが優しい家族に見守られ次第に色んな魔獣や地球の、物などを召喚出来るようになり、僻地の男爵家を発展させ気が付けば大陸一豊かで最強の小さい王国を起こしていた。
第5皇子に転生した俺は前世の医学と知識や魔法を使い世界を変える。
黒ハット
ファンタジー
前世は予防医学の専門の医者が飛行機事故で結婚したばかりの妻と亡くなり異世界の帝国の皇帝の5番目の子供に転生する。子供の生存率50%という文明の遅れた世界に転生した主人公が前世の知識と魔法を使い乱世の世界を戦いながら前世の奥さんと巡り合い世界を変えて行く。
SSSレア・スライムに転生した魚屋さん ~戦うつもりはないけど、どんどん強くなる~
草笛あたる(乱暴)
ファンタジー
転生したらスライムの突然変異だった。
レアらしくて、成長が異常に早いよ。
せっかくだから、自分の特技を活かして、日本の魚屋技術を異世界に広めたいな。
出刃包丁がない世界だったので、スライムの体内で作ったら、名刀に仕上がっちゃった。
高校生の俺、異世界転移していきなり追放されるが、じつは最強魔法使い。可愛い看板娘がいる宿屋に拾われたのでもう戻りません
下昴しん
ファンタジー
高校生のタクトは部活帰りに突然異世界へ転移してしまう。
横柄な態度の王から、魔法使いはいらんわ、城から出ていけと言われ、いきなり無職になったタクト。
偶然会った宿屋の店長トロに仕事をもらい、看板娘のマロンと一緒に宿と食堂を手伝うことに。
すると突然、客の兵士が暴れだし宿はメチャクチャになる。
兵士に殴り飛ばされるトロとマロン。
この世界の魔法は、生活で利用する程度の威力しかなく、とても弱い。
しかし──タクトの魔法は人並み外れて、無法者も脳筋男もひれ伏すほど強かった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる