49 / 574
第3部 初めてのお使い 初めての・・・
第47話 悪党どもの提案
しおりを挟む
ぼくは、結局のところ、せっかくの初めての外出日を、「神竜の息吹」のおそらくは地下にある独房ですごした。
退屈?
久しぶりに考えごとだけに集中できる時間はそれなりに意味のあるものだった。
とにかく、ここをつぶして「終わり」でないことはよくわかった。
糸を引くのは、冒険者ギルドへの影響力を高めようと、策謀を巡らせる聖帝国。
それが正しいのか。
学長戦に負けて引きこもったルールス教官が正義なのか。
どうでもいいや。
だが、「神竜の息吹」みたいな冒険者ギルドそのものの信用を失わせるようなクズを使う時点で、聖教会も聖帝国もダメだ。
ランゴバルドからは、退場いただこう。
ああ。
ほんとに都会は怖い。先進国どもはほんとに怖い。
いっそ、まっさらにして一から作り直したらどんなに楽だろう。うむ、帰ったらリウに相談してみるとするか。
きっといい知恵を貸してくれそうだ。
「魔王」と「魔王の再来」が世界を破滅においやる相談をするという楽しい空想に心を踊らせていたら、時刻は夕方。
門限やら、無断外泊やら。
最初の外出から、やらかしてしまった。
まあ、いいや。ネイア先生になんとかしてもらおう。
いやあ、担任をテイムしておいてホント、よかった。
そんな我ながらひどいことを考えているうちに時間は過ぎ。
リンクスくんがぼくを呼びに来たのは、ほぼ夕方に近い時刻だった。
「サブマスターのアグは、きみみたいのなのが好きなんだ。」
牢の鍵を開けながら、悲壮な顔で、言う。
「ぼくみたい?」
「顔のいい、経験のない子供にひどいことするのが、だ。」
「なるほど。」
「アグは、たぶんおかしくなっている。」リンクスくんは吐き捨てた。「相手を壊す・・・精神的にじゃなくて実際に大怪我や死なせてしまうまで責めることで興奮するんだ。」
「ぼくはなんだか、人質じゃなかったっけ?
殺してしまったらまずいんじゃないのかな?」
「あいつらにはそんな判断ができない。そろいもそろって、その場の『ノリ』と欲望で動く。
どうにもならない連中だ。」
「なるほど。」
としか言いようがない。
「いいか、ボスを頼れ。」
リンクスくんは、ぼくの肩に手を回すようにして囁いた。
「ボスも、きみみたいな見た目のいい少年は、大好物だ。
少なくともボスは、行為の最中に、きみに大怪我をさせることもないし、殺してしまうこともない。
それにたぶん、薬を使ってくれるから、きみ自身の苦痛もないはずだ。」
リンクスなりの現実的なアドバイスなのかもしれないが、正直、呆れた。
せめて、ここから逃してくれよ。かっこ悪いぞ、リンクスくん。
連れて行かれたのは、先にも訪れた応接室だった。
「神竜の息吹」の人数は増えていた。
新顔の痩せた男、明らかにそういう目をこちらをジロジロと眺める男は、巨人と言っていいほど、身長が高く、それに見合う骨格、筋肉を身につけていた。筋肉を誇示したいのかわからないが、身につけているのは、派手な刺繍をした下履きだけで、その股間部分が、盛大に盛り上がっていた。
「いいか。あれがアグだ。」
リンクスくんが耳元で囁いた。
「言うことには逆らわずに。いいか。ボスに媚びるんだ。できればシナを作って寄っていけ。」
「ひたすら胸のでかい女の子がタイプかと、思ってたよ。」
「引き締まった体の美少年も好きなんだ。」
ぼくは別に、自分が美形だと思ったことはないのだが。
「待たせたな、ガキっ!」
ボスが叫んだ。すでにかなり酔っていて、午前中にあった時とは違う女が両脇にいた。
髪の色が違うので、まあ、別人なんだろうが、揃いも揃って似たタイプだった。
「まず、そいつに着替えろ。」
とボスが指し示したのは、床に落ちた・・・・ひも?
どう言うふうに、これを「服」として「着る」のは想像もつかないけど、想像してみよう。頭使うのは楽しいから。
丸い輪になったところに頭を通すのかな。そのあと、あそこの結びべと結びべの間に両足を通して、あの浮いたところをおなかと腰で結んでずり落ちないようにする。
なんでパッと見てそこまでわかったのかというと、ボスの両脇の女の子たちが似たようなカッコだったからだ。
「手伝ってやるぜ。」
アグがのそのぞと歩み出た。
目がすでに血走っている。
下履きの滲みを見て、ぼくはいやあな思いになったが、仕方ないよね。
コミュケーションの取り方は、相手によって千差万別。ある種のスライムは有機物とみれば、飲み込んで溶かしにかかるのが、彼らのコミュニケーションのやり方だ。そうすると大抵の場合、ぼくらは火炎球かその類の魔法でコミュニケーションを取ろうとする。
わかりあえない異種属同士の悲劇だが、この場合に適用してもいいだろうか。
そうだな。
リンクスくんの顔をチラリと見る。
彼の「魔法封じ」がまだ聞いてることにした方がいい。
ニタニタ笑いならが、紐服の紐を輪っかをぼくの首にかけようとするのを自分で受け取り、そのままアグの両手にかけた。
なにが起こったかわからないうちに輪を締めて、アグの手首を縛る。
足を通すべきとこにそのまま、両腕を突っ込ませて、彼の頭を飛び越えて反対側にジャンプ。
で、足首を残った紐で縛る、と。
なにが起こったのか、アグは分からなかったと思う。
だが、実際にもがくと、自動的にそれは、彼の手首と足を海老反りに締め上げていく結果になった。
ボスが手を叩いて笑うと、周りのものも安心したように笑った。
確かに、筋骨隆々の大男が、床に海老反りにされて顔を真っ赤にしているのは、滑稽な見せものと言えなくもない。
「ほどいてやれ。」
と、ボスが、命令すると給仕と用心棒を兼ねたような制服の男たちが歩み出て、アグの体に絡んだ紐を取った。
アグは顔を真っ赤にして立ち上がった。
そのまま体当たりでもするように、ぼくに向かって突進する。
流儀を問わず。体術の経験はないようだ。
すれ違いざまに、ぼくは彼の顎の先端を撫ぜる。伝わった衝撃は、アタマに響いたはずだ。
たぶん、意識のないまま、その巨体は勢いを失わずに、酒瓶のならんだテーブルをなぎ倒して、壁に突っ込んで、止まった。
「こりゃ、見事なもんだ。」
ボスはゲラゲラと笑って、テーブルを片付けて、改めて酒を持ってくるよう命じた。
「オレは、仕事のできるやつが好きでな。」
彼はぼくを手招きすると言った。
「どうせ、リンクスの魔法封じも聞いちゃいないんだろ?
ステキな提案をひとつ、してやる。
メイリュウの、代わりに俺に、1000万ダルを支払う気は無いか?」
ぼくはちょっと考えて答えた。
「それはステキな提案ですね。」
退屈?
久しぶりに考えごとだけに集中できる時間はそれなりに意味のあるものだった。
とにかく、ここをつぶして「終わり」でないことはよくわかった。
糸を引くのは、冒険者ギルドへの影響力を高めようと、策謀を巡らせる聖帝国。
それが正しいのか。
学長戦に負けて引きこもったルールス教官が正義なのか。
どうでもいいや。
だが、「神竜の息吹」みたいな冒険者ギルドそのものの信用を失わせるようなクズを使う時点で、聖教会も聖帝国もダメだ。
ランゴバルドからは、退場いただこう。
ああ。
ほんとに都会は怖い。先進国どもはほんとに怖い。
いっそ、まっさらにして一から作り直したらどんなに楽だろう。うむ、帰ったらリウに相談してみるとするか。
きっといい知恵を貸してくれそうだ。
「魔王」と「魔王の再来」が世界を破滅においやる相談をするという楽しい空想に心を踊らせていたら、時刻は夕方。
門限やら、無断外泊やら。
最初の外出から、やらかしてしまった。
まあ、いいや。ネイア先生になんとかしてもらおう。
いやあ、担任をテイムしておいてホント、よかった。
そんな我ながらひどいことを考えているうちに時間は過ぎ。
リンクスくんがぼくを呼びに来たのは、ほぼ夕方に近い時刻だった。
「サブマスターのアグは、きみみたいのなのが好きなんだ。」
牢の鍵を開けながら、悲壮な顔で、言う。
「ぼくみたい?」
「顔のいい、経験のない子供にひどいことするのが、だ。」
「なるほど。」
「アグは、たぶんおかしくなっている。」リンクスくんは吐き捨てた。「相手を壊す・・・精神的にじゃなくて実際に大怪我や死なせてしまうまで責めることで興奮するんだ。」
「ぼくはなんだか、人質じゃなかったっけ?
殺してしまったらまずいんじゃないのかな?」
「あいつらにはそんな判断ができない。そろいもそろって、その場の『ノリ』と欲望で動く。
どうにもならない連中だ。」
「なるほど。」
としか言いようがない。
「いいか、ボスを頼れ。」
リンクスくんは、ぼくの肩に手を回すようにして囁いた。
「ボスも、きみみたいな見た目のいい少年は、大好物だ。
少なくともボスは、行為の最中に、きみに大怪我をさせることもないし、殺してしまうこともない。
それにたぶん、薬を使ってくれるから、きみ自身の苦痛もないはずだ。」
リンクスなりの現実的なアドバイスなのかもしれないが、正直、呆れた。
せめて、ここから逃してくれよ。かっこ悪いぞ、リンクスくん。
連れて行かれたのは、先にも訪れた応接室だった。
「神竜の息吹」の人数は増えていた。
新顔の痩せた男、明らかにそういう目をこちらをジロジロと眺める男は、巨人と言っていいほど、身長が高く、それに見合う骨格、筋肉を身につけていた。筋肉を誇示したいのかわからないが、身につけているのは、派手な刺繍をした下履きだけで、その股間部分が、盛大に盛り上がっていた。
「いいか。あれがアグだ。」
リンクスくんが耳元で囁いた。
「言うことには逆らわずに。いいか。ボスに媚びるんだ。できればシナを作って寄っていけ。」
「ひたすら胸のでかい女の子がタイプかと、思ってたよ。」
「引き締まった体の美少年も好きなんだ。」
ぼくは別に、自分が美形だと思ったことはないのだが。
「待たせたな、ガキっ!」
ボスが叫んだ。すでにかなり酔っていて、午前中にあった時とは違う女が両脇にいた。
髪の色が違うので、まあ、別人なんだろうが、揃いも揃って似たタイプだった。
「まず、そいつに着替えろ。」
とボスが指し示したのは、床に落ちた・・・・ひも?
どう言うふうに、これを「服」として「着る」のは想像もつかないけど、想像してみよう。頭使うのは楽しいから。
丸い輪になったところに頭を通すのかな。そのあと、あそこの結びべと結びべの間に両足を通して、あの浮いたところをおなかと腰で結んでずり落ちないようにする。
なんでパッと見てそこまでわかったのかというと、ボスの両脇の女の子たちが似たようなカッコだったからだ。
「手伝ってやるぜ。」
アグがのそのぞと歩み出た。
目がすでに血走っている。
下履きの滲みを見て、ぼくはいやあな思いになったが、仕方ないよね。
コミュケーションの取り方は、相手によって千差万別。ある種のスライムは有機物とみれば、飲み込んで溶かしにかかるのが、彼らのコミュニケーションのやり方だ。そうすると大抵の場合、ぼくらは火炎球かその類の魔法でコミュニケーションを取ろうとする。
わかりあえない異種属同士の悲劇だが、この場合に適用してもいいだろうか。
そうだな。
リンクスくんの顔をチラリと見る。
彼の「魔法封じ」がまだ聞いてることにした方がいい。
ニタニタ笑いならが、紐服の紐を輪っかをぼくの首にかけようとするのを自分で受け取り、そのままアグの両手にかけた。
なにが起こったかわからないうちに輪を締めて、アグの手首を縛る。
足を通すべきとこにそのまま、両腕を突っ込ませて、彼の頭を飛び越えて反対側にジャンプ。
で、足首を残った紐で縛る、と。
なにが起こったのか、アグは分からなかったと思う。
だが、実際にもがくと、自動的にそれは、彼の手首と足を海老反りに締め上げていく結果になった。
ボスが手を叩いて笑うと、周りのものも安心したように笑った。
確かに、筋骨隆々の大男が、床に海老反りにされて顔を真っ赤にしているのは、滑稽な見せものと言えなくもない。
「ほどいてやれ。」
と、ボスが、命令すると給仕と用心棒を兼ねたような制服の男たちが歩み出て、アグの体に絡んだ紐を取った。
アグは顔を真っ赤にして立ち上がった。
そのまま体当たりでもするように、ぼくに向かって突進する。
流儀を問わず。体術の経験はないようだ。
すれ違いざまに、ぼくは彼の顎の先端を撫ぜる。伝わった衝撃は、アタマに響いたはずだ。
たぶん、意識のないまま、その巨体は勢いを失わずに、酒瓶のならんだテーブルをなぎ倒して、壁に突っ込んで、止まった。
「こりゃ、見事なもんだ。」
ボスはゲラゲラと笑って、テーブルを片付けて、改めて酒を持ってくるよう命じた。
「オレは、仕事のできるやつが好きでな。」
彼はぼくを手招きすると言った。
「どうせ、リンクスの魔法封じも聞いちゃいないんだろ?
ステキな提案をひとつ、してやる。
メイリュウの、代わりに俺に、1000万ダルを支払う気は無いか?」
ぼくはちょっと考えて答えた。
「それはステキな提案ですね。」
75
あなたにおすすめの小説
魔王を倒した勇者を迫害した人間様方の末路はなかなか悲惨なようです。
カモミール
ファンタジー
勇者ロキは長い冒険の末魔王を討伐する。
だが、人間の王エスカダルはそんな英雄であるロキをなぜか認めず、
ロキに身の覚えのない罪をなすりつけて投獄してしまう。
国民たちもその罪を信じ勇者を迫害した。
そして、処刑場される間際、勇者は驚きの発言をするのだった。
【コミカライズ決定】勇者学園の西園寺オスカー~実力を隠して勇者学園を満喫する俺、美人生徒会長に目をつけられたので最強ムーブをかましたい~
エース皇命
ファンタジー
【HOTランキング2位獲得作品】
【第5回一二三書房Web小説大賞コミカライズ賞】
~ポルカコミックスでの漫画化(コミカライズ)決定!~
ゼルトル勇者学園に通う少年、西園寺オスカーはかなり変わっている。
学園で、教師をも上回るほどの実力を持っておきながらも、その実力を隠し、他の生徒と同様の、平均的な目立たない存在として振る舞うのだ。
何か実力を隠す特別な理由があるのか。
いや、彼はただ、「かっこよさそう」だから実力を隠す。
そんな中、隣の席の美少女セレナや、生徒会長のアリア、剣術教師であるレイヴンなどは、「西園寺オスカーは何かを隠している」というような疑念を抱き始めるのだった。
貴族出身の傲慢なクラスメイトに、彼と対峙することを選ぶ生徒会〈ガーディアンズ・オブ・ゼルトル〉、さらには魔王まで、西園寺オスカーの前に立ちはだかる。
オスカーはどうやって最強の力を手にしたのか。授業や試験ではどんなムーブをかますのか。彼の実力を知る者は現れるのか。
世界を揺るがす、最強中二病主人公の爆誕を見逃すな!
※小説家になろう、カクヨム、pixivにも投稿中。
【本編45話にて完結】『追放された荷物持ちの俺を「必要だ」と言ってくれたのは、落ちこぼれヒーラーの彼女だけだった。』
ブヒ太郎
ファンタジー
「お前はもう用済みだ」――荷物持ちとして命懸けで尽くしてきた高ランクパーティから、ゼロスは無能の烙印を押され、なんの手切れ金もなく追放された。彼のスキルは【筋力強化(微)】。誰もが最弱と嘲笑う、あまりにも地味な能力。仲間たちは彼の本当の価値に気づくことなく、その存在をゴミのように切り捨てた。
全てを失い、絶望の淵をさまよう彼に手を差し伸べたのは、一人の不遇なヒーラー、アリシアだった。彼女もまた、治癒の力が弱いと誰からも相手にされず、教会からも冒険者仲間からも居場所を奪われ、孤独に耐えてきた。だからこそ、彼女だけはゼロスの瞳の奥に宿る、静かで、しかし折れない闘志の光を見抜いていたのだ。
「私と、パーティを組んでくれませんか?」
これは、社会の評価軸から外れた二人が出会い、互いの傷を癒しながらどん底から這い上がり、やがて世界を驚かせる伝説となるまでの物語。見捨てられた最強の荷物持ちによる、静かで、しかし痛快な逆襲劇が今、幕を開ける!
『急所』を突いてドロップ率100%。魔物から奪ったSSRスキルと最強装備で、俺だけが規格外の冒険者になる
仙道
ファンタジー
気がつくと、俺は森の中に立っていた。目の前には実体化した女神がいて、ここがステータスやスキルの存在する異世界だと告げてくる。女神は俺に特典として【鑑定】と、魔物の『ドロップ急所』が見える眼を与えて消えた。 この世界では、魔物は倒した際に稀にアイテムやスキルを落とす。俺の眼には、魔物の体に赤い光の点が見えた。そこを攻撃して倒せば、【鑑定】で表示されたレアアイテムが確実に手に入るのだ。 俺は実験のために、森でオークに襲われているエルフの少女を見つける。オークのドロップリストには『剛力の腕輪(攻撃力+500)』があった。俺はエルフを助けるというよりも、その腕輪が欲しくてオークの急所を剣で貫く。 オークは光となって消え、俺の手には強力な腕輪が残った。 腰を抜かしていたエルフの少女、リーナは俺の圧倒的な一撃と、伝説級の装備を平然と手に入れる姿を見て、俺に同行を申し出る。 俺は効率よく強くなるために、彼女を前衛の盾役として採用した。 こうして、欲しいドロップ品を狙って魔物を狩り続ける、俺の異世界冒険が始まる。
12/23 HOT男性向け1位
ギャルい女神と超絶チート同盟〜女神に贔屓されまくった結果、主人公クラスなチート持ち達の同盟リーダーとなってしまったんだが〜
平明神
ファンタジー
ユーゴ・タカトー。
それは、女神の「推し」になった男。
見た目ギャルな女神ユーラウリアの色仕掛けに負け、何度も異世界を救ってきた彼に新たに下った女神のお願いは、転生や転移した者達を探すこと。
彼が出会っていく者たちは、アニメやラノベの主人公を張れるほど強くて魅力的。だけど、みんなチート的な能力や武器を持つ濃いキャラで、なかなか一筋縄ではいかない者ばかり。
彼らと仲間になって同盟を組んだユーゴは、やがて彼らと共に様々な異世界を巻き込む大きな事件に関わっていく。
その過程で、彼はリーダーシップを発揮し、新たな力を開花させていくのだった!
女神から貰ったバラエティー豊かなチート能力とチートアイテムを駆使するユーゴは、どこへ行ってもみんなの度肝を抜きまくる!
さらに、彼にはもともと特殊な能力があるようで……?
英雄、聖女、魔王、人魚、侍、巫女、お嬢様、変身ヒーロー、巨大ロボット、歌姫、メイド、追放、ざまあ───
なんでもありの異世界アベンジャーズ!
女神の使徒と異世界チートな英雄たちとの絆が紡ぐ、運命の物語、ここに開幕!
※不定期更新。最低週1回は投稿出来るように頑張ります。
※感想やお気に入り登録をして頂けますと、作者のモチベーションがあがり、エタることなくもっと面白い話が作れます。
友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。
だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった
何故なら、彼は『転生者』だから…
今度は違う切り口からのアプローチ。
追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。
こうご期待。
異世界召喚でクラスの勇者達よりも強い俺は無能として追放処刑されたので自由に旅をします
Dakurai
ファンタジー
クラスで授業していた不動無限は突如と教室が光に包み込まれ気がつくと異世界に召喚されてしまった。神による儀式でとある神によってのスキルを得たがスキルが強すぎてスキル無しと勘違いされ更にはクラスメイトと王女による思惑で追放処刑に会ってしまうしかし最強スキルと聖獣のカワウソによって難を逃れと思ったらクラスの女子中野蒼花がついてきた。
相棒のカワウソとクラスの中野蒼花そして異世界の仲間と共にこの世界を自由に旅をします。
現在、第四章フェレスト王国ドワーフ編
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる