神になった私は愛され過ぎる〜神チートは自重が出来ない〜

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第一章

パーティーのその後

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「リーン様一曲お相手願えますか?」

「はい」

 勿論、本当に踊るわけではない。主役であるマロウと一緒に入場したからにはダンスを共にするのは貴族としての慣わしのようだ。マロウはリーンに合わせて腰を折って踊ったり、両脇を抱えて持ち上げたりと、ただただあやされているだけに見えないだろうか、と一抹の不安はあるもののマロウが楽しそうにしているので何も言えまい。
 リーンを持ち上げたままマロウはステップを踏む。一定のリズムはとても心地よく満腹と退屈な時間を過ごしていたリーンには本当にあやされているような時間だった。

 ぽーっ、とする意識の中、聞き慣れた声がリーンを呼ぶ。その優しい声色に安心感を覚えているのは言うまでもなく。リヒトは当たり前のように立ち止まったままのマロウからリーンを取り上げる。

「リーン様お部屋へ戻りましょうか」

 周りから微笑ましいと言わんばかりの視線を沢山貰い、頭では気恥ずかしく思いながらも眠気には勝てないようだ。主役のマロウにはまだこれから出番が沢山ある。どれだけ踊れば気が済むのか、とリーンは思わざる終えなかった。
 声の主リヒトに身を任せ、何時ものように運ばれるていく中で参加者達に軽い挨拶をして、広間の扉が閉まるとリーンの瞼も閉じる。

 事前の話し合いでリーンが一緒にいるのは危険だと言うことでリーンはそのまま寝室に運ばれた。
 リーン本人も少女の体ではあまり長い時間起きて居られないので此処はリヒト達に任せる事にした。

「本日はマロウの為にお時間を頂き、誠に有難う御座います。本人も今日の出来事を一生大切にするでしょう。ですので、リーン様。後は私達にお任せになり、ごゆっくりお休み下さい」

「アリスはまだフロアに居ましたが…」

「ログスが呼びに行きました。上手く此方へ誘導します」

 今は何を言われても返事することが出来ない。リヒトも初めから返事には期待していなかった。それが分かっていだからだ。こんな所まで子供ぽくなくて良いのに、と思うリーンも微睡みながら、コツコツと心地よい揺れに身を任せていた。

 部屋に着く前にスースーと寝息を立て始めたリーンにリヒトは微笑ましいと言わんばかりにクスリと笑った。
 そのままそっと起こさないようにベッドに寝かせ、肩までしっかりと布団を掛けると顔にかかっていた髪を優しく払う。くすぐったそうに顔を歪ませたリーンにまたクスリと笑った。

ーーコンコンッ

 ノックする音で視線を扉の方へ変える。

「どうした」

「リヒト様、グランドール様達がいらっしゃいました。執務室でお待ちです」

「すぐ行く。ログス。予定通り、おふたりにお茶の用意を頼む」

 いつも細く閉じられている瞳を開けてログスは頷く。
 そのまま共に部屋を後にしたリヒトは最終確認をしながら執務室へ急ぐ。

「アリスは大丈夫だな?」

「はい。お茶を運ぶよう、申し付け済みです。サンミッシェルが付いているので問題有りません」

ーーコンコンッ

「お待たせしました。その後どうでしょうか」

 敢えて少し開けたままにした扉を確認すると、目を合わせながら小さく頷く。

「あぁ、上手くいっている。今は向こうの出方を見ている状態だ。そろそろ痺れを切らし始めるだろう。後2、3日中には行動を起こす筈だ」

 扉の隙間が映るように配置したガラス棚に人影が写り込む。アリスが来たとログスから小さな合図を確認したライセンがローテーブルの上に置いてある資料に手を置き、向かい合っているリヒトに滑らせるように差し出す。
 リヒトは資料を手に取りサーッと目を通すフリをする。勿論資料は最もらしい事柄を並べて作ったライセンのお手製偽資料だ。
 資料の中にある、聖王国に向かう公道に簡易的な関所を設けて取り締まりを強化するための申請許可書の写しだけが本物だ。

「これで完全に向こうに奴隷は届かないですね。流石です」

「他の奴隷商もこれで完全に排除出来るでしょう。当分は彼方に違法な商売をしに来るものも減るでしょう」

 ただ、発行許可を取るために偽の証言者を立て、噂を流し、さも、本当の事かのようにでっち上げて手に入れた許可書が本物と言えるかは置いておく。

「それではリーン様がお作りになった“アレ”がそろそろ必要になりますね」

「“アレ”はリーンちゃんにしか作れないし、話し合いが上手くいかないならリーンちゃんに同行して貰わないと行けなくなる」

 “アレ”は本当にあるとっておきの物だが、資料に載っているのは仄めかす程度の内容。

「では、明後日の夕刻以降、1週間くらいは予定を開けておきます」

「あぁ、そうしてくれ」

「分かりました」

「それと、“コレ”は用意できたのか?」

 ポールは机の上に置いてある青い布に包まれた“コレ”をコンコンと指先で突きながら言う。
 青色の包みを広げながら“コレ”をチラッと覗かせる。部屋の所々に取り付けられている照明器具ライトオパールの放つ光が反射して“コレ”は鈍い光を放つ。聖剣の如く綺麗な装飾を施された剣は表面の装飾と艶やかな印象とは裏腹にとても軽い。

 “コレ”とはオリハルコンのような物で出来た剣のような物だ。オリハルコンの加工はとにかく難しく、これがオリハルコンで作られてるわけが無いが素人が見るならば、言い方と出し方次第では勝手に向こうが勘違いしてくれるだろう。
 勿論とても武器としては使い物にはならないなまくらではあるがオリハルコン製の強い武器を沢山用意していると思わせる事はできる。そうする事で戦闘を避ける様に仕向けるのがライセンの狙いだった。

「はい、かなりの量を融通してもらえる事になりました。其方は数日後にでも届くかと」

「金なら払う。こっちにも少し融通してくれ。それ次第でうちの兵力の底上げにも繋がる。早急に対応してくれ」

 ポールがワザと青色の包みを広げながら“コレ”をアリスと外からアリスを監視している連絡係に見せつける。
 予定通り武器に詳しくないアリスに勘違いさせるよう誘導する。予め最近オリハルコンが見つかったとサンミッシェルに噂を吹き込ませておいた。
 ポールはアリスと監視が“コレ”の存在を確認した事を確認すると再び丁寧に包み直す。

「呉々も慎重に頼む。まだ“コレ”の情報は出回ってないんだ。今のうちに数を揃えておかなければならない。他にくれてやる訳にも行かないしな」

 ついでにディアブロが何の為に聖王国のような小さな国に肩入れして居たのかこれで幾つかに縛られれば儲け物だ。帝国の動きについての情報が欲しいのか、それとも“アレ”と評して微かに仄めかした水晶鏡や、転移結晶についてなのか、はたまた、帝国の軍事的な情報を集めているのか。

ーーコンコンッ

 はい、と短く返事したところで部屋の扉をノックする音が聞こえて、入れ、と短く返事をする。中に入って来たメイドによって3人の目の前にお茶が置かれる。

 アリスが中に入って来た事を確認するとリヒトは手に持っていた資料をアリスに見えるように机に乱雑に置く。

「ん、見ない顔だな」

「これは先日新しく入った者です。女児失踪事件で囚われていた者の1人で身寄りが無いのでアーデルハイド家で預かる事になりました」

 あぁ、あの時の。とポールとライセンが納得した所でメイドが両手を重ね膝の上に置き深々と頭を下げる。一歩下がるような丁寧なお辞儀は場の雰囲気を締める。

 ポールとライセンはアリスを知らないフリをする。
 そして、丁寧なお辞儀をしたアリスに目を向ける。

「ポール・グランドール様、ライセン・グランドール侯爵閣下その節は大変お世話になりました。アリスと申します。これまでの御恩をお返しするべく努めてまいりますので以後お見知り置きを頂ければと存じます」

 すかさずリヒトはアリスが自然に近づき、資料に目を通す事が出来る様にリーンの話を振る。

「今後アリスにはリーン様の専属メイドが少ないのでそこに入れようかと」

「本当で御座いますか!有難う御座います!」

 丁寧なメイドらしい控えめな対応から打って変わり、リヒトの言葉に興奮気味に反応したアリスは嬉しそうに詰め寄った。それに微笑みを返す。

「リーン様もアリスが専属で付いてくれるのを楽しみにしていらっしゃる。しっかり勤めなさい」

「はい!必ずやリーン様のお役に立ってみせます!」

 そう満面の笑みで言うアリスがティーカートを押して満面の笑みで部屋を後にしたのを確認すると3人は監視に怪しく思われない様に重々しい雰囲気を作る。
 外に内容が聞こえている可能性もある。監視がどの様なクラスでどの様な技能やスキルを持っているのかはリーンも分からなかったからだ。
 念のためだが、ディアブロについて何も掴めていない風に装う。

「それで、奴のシッポは掴めたのか、だ。レスターからの上がっている報告はどうだ?」

「リーンちゃんからはまだ話せないと言われたきり音沙汰ないですからね。此方も何かないか探ってはいるのですが、目新しいものは無くて」

「レスターからの情報だとかなりの大物だと言うことだけ。向こうが使っている情報屋を捕まえて吐かせようとしたのですが、身代わりを置いて逃げた後でした。此方の動きを事前に把握してる辺りかなり優秀な人物のようです。自国の人間とも限らないのでやはり絞り切れてないのが現状です。それに加えて大陸を越えての調査は中々進んでおりません。後は痺れを切らした聖王国の行動次第だと思われます」

「最近は向こうの大陸では魔物の動きも活発になって来ていると聞く。海を越えるのにも苦戦するだろうしな」

 外に潜んでいる見えない敵は嘲笑ってあるだろう。そんな不安を3人は隠しながら見つめ合った。
 せめて、監視の名前が分かればリーンもクラスや技能、スキルを調べる事ができるのだが、それは難しい。
 リヒトは暖炉に視線を向けて、燃え広がった炎にライセンから貰った資料を投げ入れて、燃え切るまで見つめていた。

「新しい情報が入ったらまた飛ばしてくれ」

 リヒトの執務室の机の上に置いてある煌びやかなベルに目を向けながらポールは立ち上がる。それに続いてライセンも立ち上がり、それが帰る合図になった。

 影のように控えていたログスが執務室の扉を開ける。リヒトの見送りをやんわりと断るとマロウにとお祝いのプレゼントを置いてログスに続いて2人は部屋を後にした。

「監視は外れた様です」

「ログス。この後もリーン様の部屋中心に結界と探知を続けろ。リヒトは常に帯刀しておけよ」

「はい」

 ログスが頭下げたのを返答と受け取り、今日の表の主役だったマロウにとお祝いのプレゼントを置いてログスに続いて2人は部屋を後にした。

 リヒトは筆を取り要件だけ記した短い文を書く。


     準備は整った。予定通りに進めてくれ。
     其方にはローゼルを送る。


 いつも通り煌びやかなベルの綺麗な音色が響くと宙を舞い、リヒトが開けた窓から飛び出して行ったのを確認すると、そっと耳に髪をかける。

「ログスさっきの話しは聞いてたな。その通りに諸々の準備を進めておいてくれ。私は少し部屋に篭る。パーティーの解散前には顔を出すから呼びに来てくれ」

「はい、ポール様のお申し付け通り、リヒト様も帯刀をお忘れなき様」

 ログスに差し出された剣を受け取り、ハァー、と小さなため息をひとつ付いてリヒトは机の上に山の様に積まれている書類に取り掛かり始めたのだった。



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