俺の幼馴染がエロ可愛すぎてヤバい。

ゆきゆめ

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ドMの変態さんですよね?

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「……えいっ。えいっ、ぐにぐに。どうです? 気持ちいいですか? ふふっ。おっきくなってますね」

 さわやかな朝。微睡みの中でいつも通り、ユキの声が聞こえる。

 でもなんか今日はいつもと違うような?
 刺激が強いような……? ちょっと痛いくらい?

「えーっと、あとは……こうやって指も使ったりしてシ○シ○すれば……あ、ちょっと濡れてきました。ガ○ン汁というやつでしょうか」

 あ、今度はなんか……パンツ越しに扱かれてるみたいな……。
 これは気持ちいい……?
 
 って待て待て待て。

 浸ってる場合じゃない。状況を受け入れるな。俺は重たい目蓋を開く。

「……おい。何やってんの」

 視界の先には制服姿のユキがいた。

 スカートの中が丸見えである。薄い水色!

 そんなユキは俺の股の間に立っていた。
 仁王立ちで。


 ——俺の股間を足蹴にしながら。


「おはようございます、ヒロさん」

「おはよう。で?」

「ご飯にしましょうか」

「ユキさん? ちょっと?」



✳︎ ✳︎ ✳︎



「ヒロさんってドMですよね」

「は?」

 如何ともし難い気持ちでありながらも朝食に舌鼓を打っていると、テーブルの向かいに座るユキが唐突にそう切り出した。

 朝からどんな話題だ。

 ちなみに朝食のメニューは……ってそんなことはどうでもいい。逃げるな俺。大丈夫。まだ舞える。負けるな俺。

「私に弄られて心底嬉しそうなヒロさんを見て、もしかしたらそうなのではないかと常々思っていたのです」

「俺のどんな表情を見ているんですかね」

「そして今日、それを証明するための実験としてお○ん○ん様を足で踏んでみました。お○ん○ん様にそんなことをするのはすごく胸が痛みましたが、致し方ありません」

「絶対楽しんでたよね」

 この幼馴染はまごうことなきSだろう。

「その結果、足ですることによって普段よりもお○ん○ん様の膨張率が格段に上がることが分かりました。下着越しでもありありとわかるほどです。ヒロさん、残念ですがヒロさんは踏まれて喜ぶドMの変態さんです」

「なっ……」

 そんなわけないでしょ。ないないあり得ない。受けか攻めかと言われたら受けかもしれないけど。決してドMというわけではない。

 俺は至ってノーマルな男だ。ノーマルすぎて特徴がないのが特徴って言われるレベル。

「気持ちよかったんですよね? 踏んでもらえて。いつも興奮してるんですよね? 私に虐められて」

 おい。この幼馴染ついに虐めって言ったぞおい。言葉の綾、的なやつだよね……?
 俺って虐められてるわけじゃないよね……?

「反論はないんですか?」

「あるに決まってるだろ!」

「なんでしょう」

「それは……そ、そもそも、そもそもだ! 俺は足で踏まれていることを知らなかった! だから踏まれて喜んでいたわけではない!」

 それは間違いない。なんかいつもより刺激強いなとは思ったけど。踏まれてるだなんて夢にも思わなかった。

 そう、だから俺はただユキに触られていることが気持ちよかっただけで……ってそれも結構ヤバい気がする。

「そうですか。良かったです。ヒロさんがドMの変態さんだなんて、さすがの私も引いてしまいますから」

「お、おう。そうだろうそうだろう」

 どの口が言うか。めっちゃ楽しそうじゃん。
 ていうかやけにあっさりと俺の意見を受け入れたな? 素直で怖い。

「ということで、今度こそはっきりさせるためにもう一つの実験をしましょうか」

「は?」

 なんだって?

「これから私が、汚い言葉なんて全く使ったことのない私が、精一杯ヒロさんを罵倒します。それに対して何の情欲も抱かなかったらヒロさんの勝ちです。ドMの変態さんという称号は完全に撤回しましょう」

「い、いいだろう」

 そういうことかよ畜生! 初めからそれもやってみたかったんですね……。

 そんなに俺を罵倒したいのか! でも俺は屈しないぞ。
 それに情欲を抱いたかなんて所詮はユキから見て完全に分かるものではないはず。

 俺は平静を保てばいいだけだ!

「では、いきますね」
 
 ユキがコホンっと咳払いをする。

 一度瞳を閉じたかと思うと、ユキの水晶のように綺麗な目からハイライトが消えた。それは生ゴミを見るような、虫ケラを見るような目だ。

 そしていつもより遥かに冷たい声音で言う。

「……ヒロさんって、ほんっとうに……キモチワルイですよね」

 えっ……。

 ——ズキッ。
 ——ゾワッ。

 何か、心がざわめいた。

「いつもいつも私の胸ばかり見て。その度にお○ん○ん様も大きくして。その上優柔不断で意気地なし」

 こ、これは。思いの外……心が悲鳴を……。
 俺の苦しみを他所にユキは続ける。
 なんかノってきてないか?

「叫ぶことしか能がないんですか? それが何の役にたつんですか? ヒロさんは虫ケラ以下です。愚鈍で醜い豚以下です。そんな人間はやっぱり足蹴にされるのがお似合いじゃないですか? 本当はさっきも喜んでいたんでしょう? 痛いのが、気持ちいいんでしょう? 女の子から蔑まれたいんでしょう? 虐められたいんでしょう? もう一度踏んであげますから、こっちに来てください。ほら、はやくこっちに————」

「ま、待ったぁ!」

「————なんですか、ヒロさん」

「もう……もう、やめてくださいぃ……マジでぇ、やめてぇ……」

 俺はもはや泣きながらユキに縋る。

 ユキに罵倒されるのがこんなにも心を抉るものだとは思わなかった。こんなにも悲しい気持ちになるとは思わなかった。

 思い返せば、ユキが俺にあんな暗い目を向けたことなんてなかった。本気で俺を悪く言ったことだってなかった。
 
 ああ……まさか罵倒されることがこんなに辛いことだったなんて……。でもなんだか新しいモノに目覚めてしまいそうな気も……ってそんなことあるわけない!

「ふふっ。ごめんなさい、ヒロさん。やりすぎましたね。本当はあんなこと、全然思ってないですから。安心してください」

「ユキぃ……」

「私はいつでも、ヒロさんの味方です」

 そう言ってユキは縋り付く俺を両手で抱きとめる。そんなユキからはもう先程の暗さは失われていて、むしろ聖母のように感じた。

「だから泣かないでください。本気にしちゃったんですか? 私がヒロさんに酷いことを言うわけないじゃないですか」

 ユキは俺の頭を優しく撫でる。
 心がふわっと軽くなって、暖かさを感じた。
 なんだろう……もしかしてこれがバブみってやつだろうか。いや、飴と鞭?

 すごく安らかな気分だ。

「やっぱりかわいいですね。ヒロさんは」

「……かわいくない」

「酷いこと言われるよりはずっといいでしょう?」

「それはそうだけど……」

 やはり男としては複雑である。

「それから、ヒロさん。ひとつ良いことを教えてあげましょうか?」

「……え?」

 途端にユキから聖母の気配が消えた気がした。
 なんだか嫌な予感が……。

「お○ん○ん様、大きくなってますよ。さっきからずっと」

「は、はあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあああああああああああああ!!??」

 マジで!? マジだ!
 自らの股間を見て俺は絶句する。
 それはズボン越しでもわかるほどの自己主張をしていた。

「やっぱりドMの変態さんでしたね。ヒロさん。罵倒されるの、気持ちよかったですか? 踏まれるの、想像しちゃいましたか?」

 意地悪く笑うユキ。
 聖母から小悪魔にクラスチェンジしたユキが、そこにいた。

 どーも。浅間紘あさまひろ16歳。
 ドMの変態です。よろしく。
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