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甘々なカップルはこちらです。
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「違うって! あたし! クラスメイトの、星乃夏帆だよ!」
俺とユキは顔を見合わせる。
「「誰だ(ですか)?」」
「ひどい! 同じクラスなのに!」
いやマジで誰だよ。新学期始まってまだ1週間経ってないしクラスメイトなんて覚えてねえよ……。
とりあえず改めて彼女をよく見てみる。
ウェイトレス姿の彼女は一般的に言って可愛いのだと思う。
茶髪で、結構今ドキな感じもする。でも遊んでるとかそういう感じはあまりしない。
ここまでの会話からも察するに、陽気な感じで悪い子ではなさそうに見えた。
「同じクラスなんですか?」
「うん……」
散々たる仕打ちにもはや泣きそうな勢いの店員、改め星乃。
「そうですか……。じゃあ写真、お願いしますね」
「ええ!? なんで!? そこはちょっと会話に花が咲いて友情が芽生えたりするところじゃないの!?」
「でも店員さんですよね?」
「そうだそうだ仕事しろ」
なんかもう面倒くさくなってきて俺もユキに便乗する。なんとなくだがこの子は弄られて輝く気がしたのだ。
いつも散々おちょくられている俺が人を弄るチャンス!
「うう……ひどい……」
もう完全に涙をちょちょり出しながらも、ユキからスマホを借り受け、写真を撮ってくれる星乃。素直だ。
それにしても、なんで女子ってすぐ写真撮りたがるの?
いや俺もユキのことならいくらでも撮りたいけど。俺を撮ってもいいことないよ……?
見せてもらった写真の中の俺はいつもの如く引きつった顔をしていた。
「それにしても、藤咲さんと浅間くんって本当に仲いいよね。教室でもいつも一緒だし」
「そうですね。私とヒロさんの仲はもう世界一、いえ銀河一と言ってもいいくらいですからね」
持ち場に戻るかと思いきやまだ話すつもりらしい星乃。この店員不真面目かぁ?
しかし星乃の言葉に気を良くしたのか、ユキは自慢気だ。
「羨ましいな……」
「え?」
「あ、ううん。なんでもないの。それよりね——」
なんだかその「羨ましい」には複雑な感情がこもっているような気がした。
「あたし、1年の頃からずっと藤咲さんと仲良くなりたかったの! 髪とかめっちゃきれいだなって思ってて! だから、今度教室でも話かけていいかな……!?」
「えっ? あっ……えっと……」
勢いよくユキに向かって言葉を畳み掛ける星乃。その言葉で、少しだけ昔のことが頭をよぎった。
ユキはこんなことを言われるとは思っていなかったらしく、動揺している。
でも少なくとも俺にはユキが嫌がっているようには見えなかったから。だからユキの代わりにこう繋いだ。
「いつでも話しかけてやってくれ。ユキも俺も、他にあんま友達いないから」
「ほんとに!?」
「おう」
「……でもあたしあたし詐欺はもうやめて下さいね」
調子を取り戻したユキが言う。ユキの中で星乃は俺と同じようにからかう対象と化したらしい。
「だから詐欺じゃないってば!?」
「いや俺たちお前のことマジで知らなかったし」
「やっぱりこの2人ひどい!?」
そんな言葉を最後に、星乃は仕事に戻った。
「良かったな。友達できそうで」
「私は別に、ヒロさんがいればそれでいいので」
「でも女子の友達はやっぱ欲しいだろ」
「いりません。それに、私に近づくと見せかけてヒロさんを狙っていないか心配です」
「それはないだろ……」
星乃はほとんどユキに話しかけてたし……。そっち系の人の可能性まである。
「そ、それより。はやく食べないとですよ。ヒロさん」
「そう、だな」
俺は目の前のラブラブジュースなるものを苦々しく見つめる。
「ヒロさん、まずはジュースを一緒に飲みましょう」
「一緒に飲む必要はなくない?」
別に一人ずつ飲めばいいんじゃ……。
「これはそういう商品ですから」
そう言って、ユキはハートを形作るストローの一本に顔を近づける。
「ほら、ヒロさんも」
「い、いやでもだなぁ……」
「私だってひとりでこの体勢でいるのは少し恥ずかしいんです。はやくして下さい」
うぅ……明らかに他の客も、店員もこっちを気にしてるし……。
羞恥プレイすぎるだろっ!
だが見られている以上、ここで俺が飲まないのはユキに恥をかかせることになる気がする。
やるしかない……!
俺は意を決してストローを口に含む。
「よ、よし。……飲むぞ」
「飲んじゃいましょう」
そして俺たちは同時にジュースを飲み始めた。
鼻と鼻が触れ合いそうなほどに距離が近い。
必然的にこの至近距離で目まで合ってしまう。
見つめ合う時間が、1秒、2秒、3秒……。
「ふふっ」
すぐ目の前のユキが嬉しそうに目を細める。
それを見た瞬間、なんだかもう意識が沸騰しそうになった。顔が熱い。居ても立っても居られなくなった俺は一気にジュースを飲み込む。
「あっ……ヒロさん。ひとりでほとんど飲みましたね」
「しょ、しょうがないだろっ。恥ずいんだよ!」
「もうひとつ頼みましょうか。もっとあの時間を堪能したいです」
「や・め・ろ・!」
あーもうヤダ。はやくこの空間から抜け出したい。
星乃は顔を両手で覆って「うわーうわーうわー!」とか言って赤面してるし、他にも「初々しいわねえ」とかそんなことを話す声が聞こえる。
もうやめて! ヒロのライフはゼロよ!
それから俺は大ダメージを受けた精神を癒すため、パンケーキに手をつけ始めた。
とりあえずは俺が抹茶ホイップで、ユキがストロベリーだ。
「あ、美味いな。これ」
「でしょう? このパンケーキが評判なんです」
じゃあラブラブジュースはいらなかったんじゃないですかね?
「あ、ヒロさん」
ユキがこちらに身を乗り出す。
「な、なんだよ」
————ぺろっ。
ユキが俺の唇、そのほんの少し右を舐めた。
「ひぁ!?」
「クリームが付いてたので、舐めちゃいました」
「舐める必要ないだろ!?」
「そこにクリームがあったのだからしょうがないです」
「そこに山があるからみたいに言うなよ……」
「ちょっとほろ苦くて、抹茶もいいですね」
ユキは笑みをこぼして言う。
もうほんと、心臓に悪い。ドキドキが溢れすぎている。
「ヒロさんヒロさん。そちらのパンケーキも食べたいです」
「ん? ああ」
俺は食べていたパンケーキの皿を渡そうとするが、ユキにそれを止められる。
「あーんでお願いします。あーんで」
「は? 自分で食えよ」
これ以上の羞恥プレイはオーバーキルすぎる。
「いやです。自分じゃ食べられません」
「いや食ってるじゃん……」
「口移しでもいいですよ」
「できるか!」
「ならやっぱりあーんですね。ほら、はやく食べさせてください。ヒロさん。あーん」
小さな口を小さく開けて、甘えたような声を出すユキ。
くそっ、かわいい。
あーもういいよ!
周りの目なんか知るか!
俺はパンケーキを一口分フォークでとり、ユキの方へ差し出す。
「あ、あーん……」
「はい。あー……んっ。……うん、美味しいです」
「……そりゃ良かった」
ユキはうっとりと顔を綻ばせる。ユキも頬に朱がさしてる気がするのは気のせいだろうか。
「ヒロさんが食べさせてくれたおかげで美味しさ倍増ですね。ではお返しに私のも……」
「俺はべつにいらない」
「いいですから。口を開けてください」
ユキはストロベリーのパンケーキを一口取って俺の口元へ持ってくる。
「むぅ……」
「あーん、ですよ」
「あ、あーん……」
致し方なしに俺は口を開いた。
そしてパンケーキを咀嚼する。とりあえず、咀嚼する。
「美味しいですか?」
「まあ……うん」
味なんて何もわからなかったけど。
「よかったです。ではもっと食べさせ合いっこしましょう」
「もうお腹いっぱいです……」
そんなこんなで、俺たちは喫茶店を後にした。
こんな店にはもう二度と来たくない。俺はもっと落ち着いていて、突然叫ぶ店員もいなくて、周りの目がない店で珈琲片手に優雅なスイーツタイムを楽しみたい。
スイーツを食べるときというのは、その「甘さ」によって救われていなければならないのだ。
緊張やドキドキで寿命を縮めるために、甘い甘いスイーツはあるのではないと思う。
決して幼馴染の女の子と顔を突き合わせてジュースを飲んだり、あーんをしたりされたりするための「甘さ」ではないのだ。
ましてやその行為によって生まれる「甘さ」なんて、俺は求めていない。たぶん。きっと……?
いやたまにはそんなことがあってもいいかもしれないけれど…………。ってやっぱ無理無理無理。心臓がいくつあっても保たない。
「また来ましょうね、ヒロさん」
「い・や・だ・!」
「そんなこと言って、次も付き合ってくれるんですよね。ヒロさんは」
そんなわけない。絶対にない。
だからそんな幸せそうな笑顔をするのはやめてほしいと、そう思うのだった。
俺とユキは顔を見合わせる。
「「誰だ(ですか)?」」
「ひどい! 同じクラスなのに!」
いやマジで誰だよ。新学期始まってまだ1週間経ってないしクラスメイトなんて覚えてねえよ……。
とりあえず改めて彼女をよく見てみる。
ウェイトレス姿の彼女は一般的に言って可愛いのだと思う。
茶髪で、結構今ドキな感じもする。でも遊んでるとかそういう感じはあまりしない。
ここまでの会話からも察するに、陽気な感じで悪い子ではなさそうに見えた。
「同じクラスなんですか?」
「うん……」
散々たる仕打ちにもはや泣きそうな勢いの店員、改め星乃。
「そうですか……。じゃあ写真、お願いしますね」
「ええ!? なんで!? そこはちょっと会話に花が咲いて友情が芽生えたりするところじゃないの!?」
「でも店員さんですよね?」
「そうだそうだ仕事しろ」
なんかもう面倒くさくなってきて俺もユキに便乗する。なんとなくだがこの子は弄られて輝く気がしたのだ。
いつも散々おちょくられている俺が人を弄るチャンス!
「うう……ひどい……」
もう完全に涙をちょちょり出しながらも、ユキからスマホを借り受け、写真を撮ってくれる星乃。素直だ。
それにしても、なんで女子ってすぐ写真撮りたがるの?
いや俺もユキのことならいくらでも撮りたいけど。俺を撮ってもいいことないよ……?
見せてもらった写真の中の俺はいつもの如く引きつった顔をしていた。
「それにしても、藤咲さんと浅間くんって本当に仲いいよね。教室でもいつも一緒だし」
「そうですね。私とヒロさんの仲はもう世界一、いえ銀河一と言ってもいいくらいですからね」
持ち場に戻るかと思いきやまだ話すつもりらしい星乃。この店員不真面目かぁ?
しかし星乃の言葉に気を良くしたのか、ユキは自慢気だ。
「羨ましいな……」
「え?」
「あ、ううん。なんでもないの。それよりね——」
なんだかその「羨ましい」には複雑な感情がこもっているような気がした。
「あたし、1年の頃からずっと藤咲さんと仲良くなりたかったの! 髪とかめっちゃきれいだなって思ってて! だから、今度教室でも話かけていいかな……!?」
「えっ? あっ……えっと……」
勢いよくユキに向かって言葉を畳み掛ける星乃。その言葉で、少しだけ昔のことが頭をよぎった。
ユキはこんなことを言われるとは思っていなかったらしく、動揺している。
でも少なくとも俺にはユキが嫌がっているようには見えなかったから。だからユキの代わりにこう繋いだ。
「いつでも話しかけてやってくれ。ユキも俺も、他にあんま友達いないから」
「ほんとに!?」
「おう」
「……でもあたしあたし詐欺はもうやめて下さいね」
調子を取り戻したユキが言う。ユキの中で星乃は俺と同じようにからかう対象と化したらしい。
「だから詐欺じゃないってば!?」
「いや俺たちお前のことマジで知らなかったし」
「やっぱりこの2人ひどい!?」
そんな言葉を最後に、星乃は仕事に戻った。
「良かったな。友達できそうで」
「私は別に、ヒロさんがいればそれでいいので」
「でも女子の友達はやっぱ欲しいだろ」
「いりません。それに、私に近づくと見せかけてヒロさんを狙っていないか心配です」
「それはないだろ……」
星乃はほとんどユキに話しかけてたし……。そっち系の人の可能性まである。
「そ、それより。はやく食べないとですよ。ヒロさん」
「そう、だな」
俺は目の前のラブラブジュースなるものを苦々しく見つめる。
「ヒロさん、まずはジュースを一緒に飲みましょう」
「一緒に飲む必要はなくない?」
別に一人ずつ飲めばいいんじゃ……。
「これはそういう商品ですから」
そう言って、ユキはハートを形作るストローの一本に顔を近づける。
「ほら、ヒロさんも」
「い、いやでもだなぁ……」
「私だってひとりでこの体勢でいるのは少し恥ずかしいんです。はやくして下さい」
うぅ……明らかに他の客も、店員もこっちを気にしてるし……。
羞恥プレイすぎるだろっ!
だが見られている以上、ここで俺が飲まないのはユキに恥をかかせることになる気がする。
やるしかない……!
俺は意を決してストローを口に含む。
「よ、よし。……飲むぞ」
「飲んじゃいましょう」
そして俺たちは同時にジュースを飲み始めた。
鼻と鼻が触れ合いそうなほどに距離が近い。
必然的にこの至近距離で目まで合ってしまう。
見つめ合う時間が、1秒、2秒、3秒……。
「ふふっ」
すぐ目の前のユキが嬉しそうに目を細める。
それを見た瞬間、なんだかもう意識が沸騰しそうになった。顔が熱い。居ても立っても居られなくなった俺は一気にジュースを飲み込む。
「あっ……ヒロさん。ひとりでほとんど飲みましたね」
「しょ、しょうがないだろっ。恥ずいんだよ!」
「もうひとつ頼みましょうか。もっとあの時間を堪能したいです」
「や・め・ろ・!」
あーもうヤダ。はやくこの空間から抜け出したい。
星乃は顔を両手で覆って「うわーうわーうわー!」とか言って赤面してるし、他にも「初々しいわねえ」とかそんなことを話す声が聞こえる。
もうやめて! ヒロのライフはゼロよ!
それから俺は大ダメージを受けた精神を癒すため、パンケーキに手をつけ始めた。
とりあえずは俺が抹茶ホイップで、ユキがストロベリーだ。
「あ、美味いな。これ」
「でしょう? このパンケーキが評判なんです」
じゃあラブラブジュースはいらなかったんじゃないですかね?
「あ、ヒロさん」
ユキがこちらに身を乗り出す。
「な、なんだよ」
————ぺろっ。
ユキが俺の唇、そのほんの少し右を舐めた。
「ひぁ!?」
「クリームが付いてたので、舐めちゃいました」
「舐める必要ないだろ!?」
「そこにクリームがあったのだからしょうがないです」
「そこに山があるからみたいに言うなよ……」
「ちょっとほろ苦くて、抹茶もいいですね」
ユキは笑みをこぼして言う。
もうほんと、心臓に悪い。ドキドキが溢れすぎている。
「ヒロさんヒロさん。そちらのパンケーキも食べたいです」
「ん? ああ」
俺は食べていたパンケーキの皿を渡そうとするが、ユキにそれを止められる。
「あーんでお願いします。あーんで」
「は? 自分で食えよ」
これ以上の羞恥プレイはオーバーキルすぎる。
「いやです。自分じゃ食べられません」
「いや食ってるじゃん……」
「口移しでもいいですよ」
「できるか!」
「ならやっぱりあーんですね。ほら、はやく食べさせてください。ヒロさん。あーん」
小さな口を小さく開けて、甘えたような声を出すユキ。
くそっ、かわいい。
あーもういいよ!
周りの目なんか知るか!
俺はパンケーキを一口分フォークでとり、ユキの方へ差し出す。
「あ、あーん……」
「はい。あー……んっ。……うん、美味しいです」
「……そりゃ良かった」
ユキはうっとりと顔を綻ばせる。ユキも頬に朱がさしてる気がするのは気のせいだろうか。
「ヒロさんが食べさせてくれたおかげで美味しさ倍増ですね。ではお返しに私のも……」
「俺はべつにいらない」
「いいですから。口を開けてください」
ユキはストロベリーのパンケーキを一口取って俺の口元へ持ってくる。
「むぅ……」
「あーん、ですよ」
「あ、あーん……」
致し方なしに俺は口を開いた。
そしてパンケーキを咀嚼する。とりあえず、咀嚼する。
「美味しいですか?」
「まあ……うん」
味なんて何もわからなかったけど。
「よかったです。ではもっと食べさせ合いっこしましょう」
「もうお腹いっぱいです……」
そんなこんなで、俺たちは喫茶店を後にした。
こんな店にはもう二度と来たくない。俺はもっと落ち着いていて、突然叫ぶ店員もいなくて、周りの目がない店で珈琲片手に優雅なスイーツタイムを楽しみたい。
スイーツを食べるときというのは、その「甘さ」によって救われていなければならないのだ。
緊張やドキドキで寿命を縮めるために、甘い甘いスイーツはあるのではないと思う。
決して幼馴染の女の子と顔を突き合わせてジュースを飲んだり、あーんをしたりされたりするための「甘さ」ではないのだ。
ましてやその行為によって生まれる「甘さ」なんて、俺は求めていない。たぶん。きっと……?
いやたまにはそんなことがあってもいいかもしれないけれど…………。ってやっぱ無理無理無理。心臓がいくつあっても保たない。
「また来ましょうね、ヒロさん」
「い・や・だ・!」
「そんなこと言って、次も付き合ってくれるんですよね。ヒロさんは」
そんなわけない。絶対にない。
だからそんな幸せそうな笑顔をするのはやめてほしいと、そう思うのだった。
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