人狼坊ちゃんの世話係

Tsubaki aquo

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エピソード14

♡忍び寄る「黒」と赤い過去(9)

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「んっ、んんっ……!」

 貪るようにキスをしながら、ユリアのシャツのボタンを外していく。
 引き締まった体が現れる。たまらずオレは彼の首筋に噛みついた。

「わっ……」

「お前って、イイ体してるよな」

 もつれるようにベットに倒れ込むと、
 オレはユリアに跨がり、続けざまに肌に歯を立てた。
 キツく吸い上げて、痕を残して、舌で舐める。

「ん、んんっ……」

 悩ましげにユリアが眉根を寄せる。
 けれどオレが彼のズボンを引くと、彼は慌てた様子でウェストの部分を掴んだ。

「ちょ、ば、バンさんってば……!」

「なんだよ」

「……僕だけ裸なのは、恥ずかしいです」

 ユリアが目線をそらしてポツリと言う。
 嫌なわけではないらしい。

「そっか」

 オレは小さく頷くと見せつけるようにシャツを脱いで、それを床に放った。
 下着ごとズボンを脱いで真っ裸になり、再びユリアのズボンに手をかける。

「これでいいか?」

「う、うん……」

 ユリアは裸のオレよりも恥ずかしそうに頷いた。

 今度こそ、彼から衣服を剥ぎ取り、
 オレは、ちゅ、と恥骨に唇を押し付ける。

 ユリアの体がピクリと跳ねる。
 足の間では、すでに凶悪な肉槍が反り立っている。

「キスしただけなんだけどな。もう、こんなになってる」

「あ、当たり前だよ。バンさんとキスするの、凄く気持ちいいんだもの」

 知れず、口元が綻んだ。
 オレは気持ちを表現するように、彼のヘソの周りにキスで円を描き、
 次第に顔を下へ移動させた。

 両手で肉竿を握りしめる。
 上下に扱きながら、顔を寄せる。
 舌を突き出して竿の側面をなぞり、竿の更に後ろの双球を口に含んだ。

「ふぇっ……!? だ、ダメだよ、そこはっ……!」

 ぐい、と顔を押しのけられそうになりながらも、
 気にせず口の中で球を優しく転がす。
 更に手を激しく動かせば、ユリアは大きく体を捩った。

「んくっ、ぅ、あっ……あっ、あっ、あっ……! 
 やだ、バンさん、それ、ぁっ……刺激、強すぎてっ……」

 すでに彼の足の間に体を滑り込ませていたオレは、
 じたばたと暴れるユリアの両足を押さえつける。

 手の中の屹立は、今にも弾けんばかりに脈動していて、
 燃えるように熱かった。

「イッちゃう……イッちゃうからっ……
 ダメ……バンさ……あ、ぁっ……あっ……!」
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