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41話 魔法使い達の雑談
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結局、簡単なもので良いからと言われて、魔法使い達の夕飯を作ることになった。まあ、どっちにしろ自分も食べるから良いのだけれど。
5人はカウンターから一番近いテーブル席に座って酒を飲みだす。それを見ているとやっぱり仲が悪いわけではないのかなとも思う。
ただし、席順はルーとクローディアが隣同士、向かいにミリセントとリコが座ってマーリーンさんはお誕生席だ。
なんか、マーリーンさんがお母さんでその子供たちといった感じだ。話しているのはルーとミリセントがほとんどでマーリーンさんが聞き役、クローディアは何か言われれば返事をするけど、リコさんに至っては声は全く聞こえてこなかった。
聞こえてきた話の中でもルーとミリセントがマーリーンさんを取り合っているようだった。
「ルーはいつもマーリーンの側に居れてずるいと思う。ねえリコ?」
リコさんがこくんと頷く。
「え~、じゃあミリーとリコもバルモアに来ればいいじゃんか。マーリーンは当分この国にいるだろうし。」
ルーがミリセントの言い分に文句を言う。
「それは今は...。」
ミリセントは黙りこくってしまう。
「まあまあ、ミリセントはルーと違って責任感の強い子だからね。それは難しいだろうよ。ルーだって分かっているんだろう?そういうこと言うんじゃないよ。」
マーリーンさんがフォローに入ってルーを宥める。
ちぇ~っ、どうせ俺は責任感なんてありませんよ。と言ってルーもそれ以上は言わなかった。
理由は分からないけどミリセント達にはそう簡単には引っ越してこれない理由があるらしい。
簡単なもので良いと言われたし、僕もさすがに凝ったものは作る気がなかったので残り物の唐揚げを小さく切って卵でトロリととじた唐揚げ丼を作った。せっかくなのでマーリーンさんが作ってくれた醤油を使ってみる。
「はい、お待たせしました。マーリーンさんの醤油も使わせてもらいました。」
そう言って皆の分の器をテーブルに置いていく。
「うわ、うまそ~。」
ルーが喜んで箸を手に取る。そう、魔法使い達は箸の使い方がとても上手だ。この辺りの住人達はスプーンとフォークだけど、この世界には箸を使う国もあるらしい。きっと長く生きているから色々な国に言ったことがあるんだろうな。
「今日は本当にこれだけですけど...。」
マーリーンさんだけは食べるよりは飲む方が専門のようだけど他の人達は大丈夫だろうか。
「大丈夫、大丈夫。さすがに昼間にあれだけ食べたら明日までは持つって。さっきのは冗談だよ。」
ルーがそう言ってご飯を頬張った。
「私もお腹はいっぱいだ。でもこれは食べたい。」
クローディアが真剣な顔をして器を掴むと僕を見て言った。
まるで、お腹がいっぱいだと言ったら僕に下げられてしまうのでと思っているのだろうか。
「あら、私たちはお代わりすると思う。だって昼間のご馳走食べ損ねちゃったし。これ、卵のトロトロ加減が最高!さすがイルゼの息子ね!」
「...分かりました。もう唐揚げはないから卵丼でよければ...。」
結局、ミリセントとリコが卵丼を3回ほどお代わりして、その後は酒盛りに戻った。
僕は夏休みの前半で終わらせてしまおうと厨房に椅子を一つ運んできて調理台を使って学校の課題を進めた。カウンターで遮られているせいか意外と集中できて、ふと気が付くとカウンターの向こうが静かになっていた。
立ち上がって覗いてみるとマーリーンさん以外は皆テーブルに突っ伏して寝てしまっている。
マーリーンさんだけが、手酌で淡々とまだ酒を飲んでいた。
「みんな寝ちゃったんですか?」
「ああ、そろそろお開きにして帰ろうかな。」
「あの、マーリーンさんちょっとだけ良いですか?」
マーリーンさん以外はみんな寝ていることを確認して声を掛ける。
店の前に置いてある貝殻ランタンを手に取ると裏庭に回った。最初は店の壁にかかっていたランプを使っていたけど、不便だろうということでジェイが新しく作ってくれた物だ。
入り口の両脇に置いて、今ではこの家の目印のようになっている。手で持って歩けるようになっていて、店を閉める時は建物の中に簡単にしまえるようになっていた。
それを1個手に持つとマーリーンさんと一緒に裏庭に回った。他の人に聞かれたくなかったからだ。
5人はカウンターから一番近いテーブル席に座って酒を飲みだす。それを見ているとやっぱり仲が悪いわけではないのかなとも思う。
ただし、席順はルーとクローディアが隣同士、向かいにミリセントとリコが座ってマーリーンさんはお誕生席だ。
なんか、マーリーンさんがお母さんでその子供たちといった感じだ。話しているのはルーとミリセントがほとんどでマーリーンさんが聞き役、クローディアは何か言われれば返事をするけど、リコさんに至っては声は全く聞こえてこなかった。
聞こえてきた話の中でもルーとミリセントがマーリーンさんを取り合っているようだった。
「ルーはいつもマーリーンの側に居れてずるいと思う。ねえリコ?」
リコさんがこくんと頷く。
「え~、じゃあミリーとリコもバルモアに来ればいいじゃんか。マーリーンは当分この国にいるだろうし。」
ルーがミリセントの言い分に文句を言う。
「それは今は...。」
ミリセントは黙りこくってしまう。
「まあまあ、ミリセントはルーと違って責任感の強い子だからね。それは難しいだろうよ。ルーだって分かっているんだろう?そういうこと言うんじゃないよ。」
マーリーンさんがフォローに入ってルーを宥める。
ちぇ~っ、どうせ俺は責任感なんてありませんよ。と言ってルーもそれ以上は言わなかった。
理由は分からないけどミリセント達にはそう簡単には引っ越してこれない理由があるらしい。
簡単なもので良いと言われたし、僕もさすがに凝ったものは作る気がなかったので残り物の唐揚げを小さく切って卵でトロリととじた唐揚げ丼を作った。せっかくなのでマーリーンさんが作ってくれた醤油を使ってみる。
「はい、お待たせしました。マーリーンさんの醤油も使わせてもらいました。」
そう言って皆の分の器をテーブルに置いていく。
「うわ、うまそ~。」
ルーが喜んで箸を手に取る。そう、魔法使い達は箸の使い方がとても上手だ。この辺りの住人達はスプーンとフォークだけど、この世界には箸を使う国もあるらしい。きっと長く生きているから色々な国に言ったことがあるんだろうな。
「今日は本当にこれだけですけど...。」
マーリーンさんだけは食べるよりは飲む方が専門のようだけど他の人達は大丈夫だろうか。
「大丈夫、大丈夫。さすがに昼間にあれだけ食べたら明日までは持つって。さっきのは冗談だよ。」
ルーがそう言ってご飯を頬張った。
「私もお腹はいっぱいだ。でもこれは食べたい。」
クローディアが真剣な顔をして器を掴むと僕を見て言った。
まるで、お腹がいっぱいだと言ったら僕に下げられてしまうのでと思っているのだろうか。
「あら、私たちはお代わりすると思う。だって昼間のご馳走食べ損ねちゃったし。これ、卵のトロトロ加減が最高!さすがイルゼの息子ね!」
「...分かりました。もう唐揚げはないから卵丼でよければ...。」
結局、ミリセントとリコが卵丼を3回ほどお代わりして、その後は酒盛りに戻った。
僕は夏休みの前半で終わらせてしまおうと厨房に椅子を一つ運んできて調理台を使って学校の課題を進めた。カウンターで遮られているせいか意外と集中できて、ふと気が付くとカウンターの向こうが静かになっていた。
立ち上がって覗いてみるとマーリーンさん以外は皆テーブルに突っ伏して寝てしまっている。
マーリーンさんだけが、手酌で淡々とまだ酒を飲んでいた。
「みんな寝ちゃったんですか?」
「ああ、そろそろお開きにして帰ろうかな。」
「あの、マーリーンさんちょっとだけ良いですか?」
マーリーンさん以外はみんな寝ていることを確認して声を掛ける。
店の前に置いてある貝殻ランタンを手に取ると裏庭に回った。最初は店の壁にかかっていたランプを使っていたけど、不便だろうということでジェイが新しく作ってくれた物だ。
入り口の両脇に置いて、今ではこの家の目印のようになっている。手で持って歩けるようになっていて、店を閉める時は建物の中に簡単にしまえるようになっていた。
それを1個手に持つとマーリーンさんと一緒に裏庭に回った。他の人に聞かれたくなかったからだ。
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