一生分の恋 一生の愛

岡倉弘毅

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エメラルド

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 「三十過ぎたし、良い機会かなって。彼女は虎キチだから、巨人ファンの俺とじゃ大騒ぎになるけど、ま、それはそれで面白いし」

 意識が遠ざかる……。

「アッチも悪く無いし」

 左手の親指と人差し指で輪っかを作ると、右手の人差し指を差し入れる。

 なんて品の無い王子様なんだ……。

 俺は立ち上がると、床の上のネクタイを拾い上げて、一矢の両手首を掴んだ。

「なんだ?」

 冗談だと思っているのだろう、一矢の声は軽い。

 俺は一矢の両手首を縛り上げると、床の上に押し倒した。もう、笑ってはいなかった。

 驚きで動けないのを良いことに、シャツを破り、ズボンと下着を剥ぎ取った。

 
 夢にまで見た、一糸まとわぬ姿……。

 
 萎えたそれを手にすると、俺は刺激を与え始めた。扱き上げたり、爪で先端を擦ってみたり……。
 
 残念ながら、全く反応しない。

 咥えようとすると、ようやく反撃が始まった。両手で俺の頭をどかせようと足掻きだしたのだ。

 俺は一矢のネクタイで縛った両手の間に、右足を差し込んでやった。こうすると、足掻けば足掻くほど大事な部分が晒される。

 なかなか良い眺めじゃないか。

「咥えられるの好きなんだろう? 気持ち良くしてやるよ。男が嫌なら、目を閉じていれば良い」

 ふざけるな。と叫びはするが、声は怯えていた。

 しかしどんなに頑張っても、全く反応しない。諦めて、一矢のを勝手に取りだし、中指に嵌める。

 当然だろうが、痛いほどにキツかった。

 いつもの俺様な態度はどこへやら、お願いだ、止めてくれと繰り返す。

 苦しいだろう? 俺はもっと苦しかった。

 お前は女との情事を、自慢気にいつも話していたよな。聞く度に胸やけがしていた。女を殺してやりたかった。

 お前をこうしたかった。

 お前とこうしたかった。

 我慢できず、ファスナーを下ろし、いきり立ったモノを取り出すと、一矢のエメラルドの瞳に恐怖が浮かんだ。


 キレイだよ、一矢。今までで一番キレイだ。

 
 サディスティックな感情で体を進めると、悲鳴が上がった。

 止めて……痛い……イヤだ……

 それはそうだろうな、お前は俺を受け入れるつもりはないし、俺はちっとも優しくないし。

 涙に濡れて輝くエメラルド……俺の理想の……



 俺は一矢の白い首に、両手を絡めた……。
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