生きることが許されますように

小池 月

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Ⅰ章 生きることが許されますように

10 愛する人①※ <SIDE:タクマ>

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 「タクマ!」
呼び声に、目を開けた。

僕を覗き込むルーカス様。
「あぁ、良かった。良かった」

泣いている。ルーカス様、全身ずぶ濡れ。僕も、だ。

ゆっくり周りを見ると、皆が膝をつき、平伏し拝んでいる。助かったのか。ルーカス様、生きている。生きているよ。涙が溢れる。神様、ありがとう。

「もう、もう、ダメかと思った。会えないかと思った。ルーカス様が生きている!」
神様ありがとう、良かった、とお互いが声を上げてわぁわぁ泣き、抱きしめ合った。

基地の隊員からタオルがかけられる。少しして、気持ちも落ち着いた。そうだ、色々とどうなった?

「ルーカス様、怪我は?」
「うん。大丈夫みたいだ。天の川の神に助けられたようだ」

ルーカス様の身体を触って確認する。必死で、人前であることも忘れていた。
「どうゆうこと?」

ふと、僕も身体を確認する。腹部に食い込んでいた牙の傷がない。全身の擦り傷や打撲がない。服はボロボロだ。ルーカス様も、服は血の跡が残っている。でも、身体には傷がない。

「俺は、あの獅子二体に結構深く噛まれていた。獣化する体力がなくて、地上からタクマ達を追っていた。タクマが川の波にのまれた時、迷わず俺は川に飛び込んでいた。そこで、天の川の神の声を聞いた。優しい女性の声だったよ。タクマをお願いします、と聞こえたよ。黒い髪の女性が見えた気がした。そして、俺とタクマはこうして助かった。気が付いたら、傷もなかった」

もしかして、と左手を挙げてみるが挙がらなかった。ルーカス様と見合ってしまった。古傷はそのままだ。

あはは、と笑いあう。

助かったならいい。嬉しくて、ルーカス様に抱き着く。

天の川に飛び込むなんて。それがどういうことか、僕には分かった。この人は、命を懸けてくれたのだ。助かって本当に良かった。

「もう離れたくない」
「分かっている。俺も、だ。もう、こんな思いはこりごりだ。そして、天の川の神に心から感謝する」

川を見た。穏やかな流れ。ふと、お母さんの少し下を向いてこっそり僕に向ける、わずかな微笑みを思い出した。黒い髪のきれいなお母さん。感謝を込めて、川を見る。



 ルドの皇子三人は川から上がってこなかった。すごく怖い皇子たちだけど、死んでしまったのかと思うと心が苦しくなる。ルーカス様は、川の神は寛大だからそれぞれが生きるべき場所に導いているはずだよ、と言う。
助けてもらった時の温かさを思い出すと、きっとルーカス様の言う通りだろうと思えた。


 皇子で神の御使いになったルーカス様は「生きるリリアの国宝」となって英雄扱い。僕は、二回も神に助けられたので、「神の子」として崇められる存在になってしまい、恥ずかしくて仕方ない。でも、ルーカス様と生きていこうと決めたから、そんな状況も少しずつ受け入れる。


 「タクマ様、お守りできず申し訳ありません」
すっかりしょげているサラさん。護衛さんもトムさんとサムさんも。皆、噛まれて殴られて、結構なケガを負っていた。今は基地の医務局で休養している。一日一回はお見舞いに行く。早くケガを直して傍にいてください、と伝える。僕は優しい皆の獣耳が垂れているのが辛い。元気にピーンと上を向いた獣耳が良い。

 王都から援護の護衛がもうじき到着する。ルド国に対して今回の件でピリピリとしたムードになり、近くの基地からも隊員が派遣増員されている。

 僕はルーカス様に何かあるのが怖くて基地から出たくない。皇子様で僕を守ってくれている絶対強者だと思っていたルーカス様が、血を流して地に倒れる姿。あれは二度と見たくない。

 「外に行かないか?」と聞かれても、絶対に行かないと決めている。僕が動かなければルーカス様も安全な基地の中だ。

 ルーカス様は公務ですごく忙しい。今では基地の応接室がルーカス様の執務室になっている。隣国皇子の侵入について状況報告や警備体制の見直しなどの筆頭指揮を行っている。また、大量の挨拶文へのお返事に追われている。王都から、国の宝だ、云々という褒めたたえる手紙が山のように届くそうだ。

僕は執務室の隅で字や、この国のマナーを学んでいる。ルーカス様が見える場所が安心する。ルーカス様が建物の中に居るように、見守っている。

 「タクマ、一休憩しよう」
「はい」
「少し、移動しよう。外には出ないよ」
一緒に歩いて移動する。二階のテラス。隊員宿舎部分のロビーのテラスだ。初めて来た。

隊員宿舎部分は、プライベート部分でもあるから立ち入っていなかった。今日は殿下と僕に貸してくれるようだ。

外の風が吹いているテラス。森の木々が目の高さに見える。急に不安になる。強い風と共にルーカス様を襲う何かが来るかもしれない。どうしよう。

「ねぇ、やっぱり戻りましょう。休憩、もういいです」
ルーカス様の腕を引っ張る。

「タクマ、何を不安に思っている?」
真っすぐな目で僕を見下ろすルーカス様。

「俺はタクマが何を恐れているか聞きたいんだ。散歩、怖くなった? 森が怖い? 気持ちのすれ違いは嫌なんだ。タクマの心を教えて」

優しい瞳。僕は、この瞳の輝きを失いたくないだけだ。

「部屋で、部屋で話しましょう。ここは、外は嫌です」
とにかく、ルーカス様を押す。早く外の風からこの人を隠さなきゃ。

室内に入ると、やっと心臓が落ち着いた。
「タクマ、室内がいいなら、今日はもう部屋に戻ろうか。ゆっくり話そうよ」
コクリと頷く。不安に思ったのが、全部伝わっているようだ。

横抱きに抱き上げられて居室にしている四階貴賓室に戻る。ルーカス様の首に右腕を回してしがみついて移動。コツさえつかめば楽ちんだ。

いつもの部屋に、いつものソファー。外の森は窓の外。安心する。座っているうちに、お茶菓子と紅茶が用意される。

「俺は、タクマがこの国の文字が分からなくて良かったと思っているよ。通じるのが話し言葉だけで本当に良かった。文字が読めていたら、ファンレターの対処で倒れてしまう」

ははは、と笑われる。僕への手紙は全て王室広報が規定通りのはがき返信を出しているとのことだ。ルーカス様は貴族からの手紙返信だけ行っている。それだけでも山のような量だ。

「僕だって、サインくらいできるようになります。……その内に」
この国の文字は、古代文字のようで難しい。紅茶を飲んで一息つく。

「ね、タクマ。あれから二週間たつよ。ずっと基地の中だね。ちょっと心配なんだよ。タクマが不安なのはわかる。何が怖いのかな?」
考える。何が怖いって、色々浮かぶ。何から伝えればいいのか、首をかしげていると、問われる。

「森が怖い?」
「いいえ。森は綺麗です」
「痛い暴力を思い出す?」
「いえ。兄に比べたら、あんなの痛くないです」
「じゃ、何が怖いのかな?」

言っていいのかな? 言おうか迷ううちに、心臓がドクドク鳴り始める。ルーカス様を見上げると、優しい目。伝えてみようかな。

「外は、風が、吹くんです。あの日、強い風と共に、ルドの人たちが来ました。ルドの人に痛めつけられるルーカス様を見たくありません。ルーカス様を傷つけるものは、一つだって嫌です。僕は、ルーカス様を失うのが、怖い」

「他には、怖いことはないの?」
「ありません」
即答する。

何より、ルーカス様の事だけが心配なのだ。口元を手で覆い、「そうか、そうなのか」と、赤い顔で何度もつぶやくルーカス様。

「タクマは、俺のことが自分より大切なの?外に行きたくないのは、俺が襲われるから? それだけ?」

「もちろんです」

即答する。

「タクマは、俺の事が、好きなのか?」

コクリと頷く。また、ルーカス様は「そうか」とつぶやいて考え込む。真っ赤な顔。

僕は、心を伝えることが、こんなにドキドキすることだとは知らなかった。ただの一言が、とても緊張する。今回の件で、僕は自分の気持ちに気が付いている。

それは、ほんの一言なのに隠したいような恥ずかしいような気持ちになる。それなのに、言いたい気持ちが織り交ざって、混乱で心拍数が限界になっている。

「愛しています」

一言に、すべての思いを込めた。

言った瞬間に口が、手が震えた。痛くも怖くもないのに、涙が浮かぶ。心臓の拍動と身体の震えと、目から流れる涙を止めることが出来なかった。

「ありがとう。勇気を出してくれて、ありがとう。タクマ、俺のタクマ。俺も、愛している」

抱きしめてくるルーカス様が、泣いている。背中を丸めて、男泣きってこれか、と思う泣き方。

かっこよくて、皇子様で、たくましくて、光り輝くルーカス様の、男泣き。この姿は、きっと僕だけのものだ。心が満たされる。

背中に手を回し、精一杯抱きしめ返す。すると、息ができないくらい強く抱きしめられ、急に解放されたと思ったら濃厚なキス。

息が、苦しい。必死で口を離そうとするが、浅く息が出来たと思うとすぐに口を覆われる。喉奥に届く勢いのキス。だんだん頭が真っ白になる。気持ちよくて、腰が揺れる。刺激を求めて、ルーカス様に腰を擦り付けてしまう。

いつの間にか、僕がルーカス様の舌に吸い付いてしまっている。もっと、とねだるように自分からルーカス様の口内を嘗め回し、腰を押し付けていた。ボーっとして自分が何をしているのか、よくわからなかった。

「気持ちいい?」

顔を覗き込むようにして、聞かれる。きもちいい? 何が? 

ふと、冷静になり腰をすり寄せている自分を認識し、全身が沸騰するような羞恥に襲われた。
「ちが、違います! あの、あの、ちょっと、待って!」

慌てて身体を離そうとするが、ルーカス様にがっちりホールドされている。勃起してしまった僕の陰茎の熱が引かない。恥ずかしすぎて、顔が見られない。とにかく、おさまるように猫背にして少しでも密着しないようにする。心臓がドクドクして、汗が止まらない。ルーカス様の手が、僕の股間にするりと伸びる。

「だめです。本当に、だめです!」

伸びてくる手を遮ろうとするが。

「タクマ、俺を見て」
優しく呼ばれて、泣きそうな顔でルーカス様を見上げる。

口を重ねられて意識が少しそれたときにルーカス様に陰茎をそろりと触られる。「うぅ」小さく上がる声がルーカス様に飲み込まれる。

勃起してしまったことが、完全にばれてしまった。

心臓が暴れ出す。言い訳も見つからず、キスを受けながら身体が緊張でガチガチになる。服の上から徐々に大胆に陰茎をなぞる手。ドクドク鳴る心臓と熱い手が、やけにリアル。

「ちゃんと感じているね。嬉しいよ」

ルーカス様が耳元で話す。ゾクリと背中を駆け抜ける何か。

「お、怒っていませんか……?」
恐々聞いてみる。

「怒っていないよ。好きな相手が感じてくれて嬉しい気持ちでいっぱいだよ。俺はタクマをもっと気持ちよくしたい。続き、してもいい?」

額に軽くキスをされる。僕が兄に射精を強要された時には、いつも「汚い、いやらしい、お前は本当に最低な存在だ」と蔑まれて責められて笑われていた。そのたびに苦しい消え入りたい思いで、心が悲鳴を上げていた。良い事でないと思っていた。

「き、汚いです」
「どうして? いつも俺のは舐めてくれるじゃないか。俺のも汚いのかな?」
「ルーカス様のものは、綺麗です。ぼ、僕のと比べたりなんて、いけません。僕のとは、違うんです」

僕を笑う兄の顔が浮かび、一気に陰茎がしぼんでいくのが分かった。良かった。これでルーカス様に嫌われなくて済む。
僕がほっとしていると、急にルーカス様に抱き上げられる。寝室の大きなベッドに運ばれて、ゆっくり降ろされる。

ベッドの上に、右手だけ縫い留められる。左手は上手く力が入らないから、それだけで動きが封じられる。真剣な顔で僕を見下ろすルーカス様。熱い視線に、目が離せない。

「タクマ、良く聞いて。タクマが感じてくれることは、俺の喜びなんだ。汚いなんて思ってほしくないよ」
全部見せて、とゆっくり服を脱がせていくルーカス様。

お風呂じゃないのに、裸。すごくドキドキする。僕の首から上半身の形を確かめるようになぞっていく。大きな熱い手に、身体がビクンと反応する。殿下の手が、さわさわと僕の陰毛を撫でる。

「薄くてかわいい」と言われて顔から火が出そうになる。気が付くとまた勃起している陰茎。見られてしまったことに慌てて隠そうとするが、右手をやんわり掴まれてしまう。

「可愛い起立だ。元気に立っているよ。見てごらん」

ゆっくりと手で陰茎を撫でられて、息が上がる。「まって、まって」と止める僕に構わず、愛おしそうに茎から亀頭部の割れ目を確認される。割れ目をなぞられると、「ん~~!」声が出てしまう。腰と太ももに力が入る。どうなるのか怖くて、ドキドキして自分の陰茎から目が離せない。息がハクハクする。殿下が少し力を入れて皮をズルっと下す。
「ひゃぁっ」
たまらず声が上がる。

独特のピリッとした痛みと快感に腰が揺らめく。つぶやくように「まって、まって」と繰り返す。

「可愛い綺麗なピンクだね」
顔を出した亀頭を眺めて、息を吹きかけられて「ひぃっ」と背を反らせる。

「やぁぁ!」
ありえない光景を見てしまった。

殿下の綺麗な大きな口が、僕のモノを咥える瞬間。スローモーションのようにゆっくり口におさまっていく。あまりの刺激に、光景に、悲鳴が上がっていた。右手が押さえられていなければ、飛び起きて逃げていただろう。

「いぁ、あ~~!」
口の中の温かい粘膜の感触、舌を使い、裏筋をなぞられる快感。たまらなくて、首を振りいやいや、と訴えた。混乱で涙が流れている。

「ふぃもちいいね」
僕のを咥えたまま、喋る。やめて、おかしくなる!「かぁいい」とまた喋る。たまらない。

「やぁぁぁ!」
悲鳴と共に、出してしまった。カクカクと動く腰。「うぅ~」なかなか快感が引かなくて、太ももがビクビク痙攣する。殿下が口を離して、くたりとした陰茎を「綺麗だね。かわいいね」と嘗め回す。

射精あとの刺激に腰がビクビク跳ねる。先端を吸い上げるように刺激されて、涙が流れる。

呼吸が追い付かない。割れ目に舌を差し込まれ、刺激の強さに、背中をそらして「いやあああ!」悲鳴を上げた。こんなイき方知らない。自分でするのと全然違う。息が、続かない。押さえられない嬌声。腰がカクカク動くのが止められない。頭の中でチカチカ何かがはじけている。

「可愛いよ。すごくきれいだ。沢山気持ちよくなって欲しい。震える身体も、この汗ばんだ肌も、精一杯しずくを垂らす可愛いココも。見ているだけでゾクゾクしてくる」

何? 何か、殿下が言っている。もう、頭がぼ~っとして、入ってこない。顔を包み込まれて、覗き込んでくるルーカス様を見上げる。

「タクマ、愛している」

一言がいやにはっきり耳に届いた。心臓がドクリと鳴る。心が震える喜びを、初めて知った。僕が兄さんとしていた性行為と違う。はっきり分かった。

ルーカス様のは、これは、僕の心を愛撫してくれているんだ。この人は、僕を愛しているんだ。頭に、心にストンと入ってくるルーカス様の思い。

「僕も、愛しています」

考えるより言葉が出ていた。言葉に出してみると、これほど心が満たされる喜びは無いと思えた。愛する気持ちを分かち合える。ルーカスの頬を染めた幸せそうな笑顔。その顔を見て、僕も照れ笑いをする。おでこを合わせて、ふふふ、と微笑み合う。

「ルーカス様、服、脱いでください」
「わかった」
さっと服を脱ぎ、ベッドの下に投げ捨てる。それを見て、笑いが漏れてしまった。

「お行儀が悪い殿下です」
声をかけると、笑い返される。

「行儀なんかクソくらえだ」
口まで悪い、と笑いあって抱きしめ合う。

素肌の触れ合いに胸が高鳴る。お互いの心臓の音がまじりあっていく。気持ちいい。筋肉の多い殿下の身体を撫でまわし、美しい裸体に心臓がドキドキする。愛する人の汗の匂い。心臓の音。温かい体温。包み込まれる幸せ。むさぼり合うようなキス。



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