ちょっと大人な物語はこちらです

神崎 未緒里

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美雪編

研修の夜 その1

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小学生の保護者会の会長をやることのなった、、、
というところから始まった今回の話。

平等な抽選結果なので文句をいうこともできず、
致し方なく引き受けることにしたのだが、
同じような境遇で副会長になったのが、
いま目の前にいる美雪さんだ。

会長と副会長は、最初に泊りがけの研修を受ける必要がある
ということで、今日から会場となるホテルにきている。

1日みっちりと研修を受けたあとに、
さきほど簡単な立食パーティーがあったので、
軽く食事をすることはできた。

アルコールも適度に飲んだので、
今日はここまでかな?と考えていたところ、
今日の振り返りをお酒を飲みながら部屋でやろうという話になり、
自分が宿泊する部屋で美雪さんと二人きりになっているというわけだ。

まずは缶ビールで乾杯する。

おつまみは部屋にあった皿に簡単に並べてみる。

美雪さんは普段お酒を飲むのかと聞いてみると、
家ではあまり飲まないとのこと。
旦那さんも家ではお酒を飲まないというのもあるようだ。

仕事場のお付き合いでたまに外で飲む程度らしく、
こういう缶ビールを飲むのも久しぶりということだった。

まずはそんな話をしてはいたのだが、
やるべきことを思い出して、
今日の振り返りを二人ではじめた。

とにかく話が多岐にわたっていたのでそれらを一つず整理してみる。

今後イベントを行う際や、行事への付き添いの際の注意点、
情報の取り扱い方からお金の管理まで。

ちょっとした会社経営的な話が盛りだくさんだった。

美雪さんは元大企業の企画部だけに、
そういう仕組みであったり、
考え方の理解がとても速い。

それだけに美雪さんと話していると、
物事が整理されていくのがものすごく早いことに気が付く。



「いやぁ、美雪さんとお話しているとあっという間に話がまとまっちゃいますよ。」

「いえいえ~。お上手ですね。そんなたいした人間じゃないですよ~。」



そうして、自然と笑顔が増えていく。

そうやってお互いが感じたことや、
取ったメモから今日の研修の内容の振り返りも一通り
終わったところで、お互い一息をつく。

ここまでで缶ビールもお互い1本飲み干してしまったので、
早くも2本目に突入。

そして、先ほどアルコールをしっかり飲んでいたこともあり、
酔いも進んできて、普段の生活の話になっていった。

最初は学校や子供の話がメインだったのだが、
それぞれのいままででの仕事の話だったり、
最近面白いと感じたことなどいろいろと話が盛り上がっていき、
缶ビールをそれぞれ2本飲み切ってしまった。

美雪さんがもう少し飲みたいというので、
ルームサービスで缶ビールを4本届けもらえないか相談すると、
10分後ぐらいにお持ちしますということだったので、
そのまま話をしながら待っていた。

インターフォンがなって缶ビールが届いた。
フロアの端に自動販売機もありますよ、
と、スタッフの方から案内してもらってドアを閉める。

こうして早くもそれぞれ3本目の缶ビールに突入する。
ここにきて改めて乾杯をした。

そろそろ酔いも回ってきたのか、
心なしか美雪さんがより色っぽくなっているよう感じる。
こちらもアルコールが入っているからなのか、
少しだけムラムラした気分を感じていた。

そんな状態で美雪さんが唐突にこんな話を始めた。



「実はなんですけど。。。ウチの旦那、3人目ができたときからずっと浮気してるですよ。」

「えっ?!ちょっと待ってください。そんな話を初対面の自分にして大丈夫ですか?」

「ええ。ここまでお話して信頼できる人だなと直感で感じたので大丈夫ですよ。」



そこから美雪さんが言うには、
3人目も欲しくて作ったというよりも旦那さんが性欲が強く、
2人でも大変だからもういいと言ったのにという流れだったそうだ。
そのうえ、妊娠中に会社の部下と不倫をはじめたらしく、
3人目が生まれてからは美雪さんに見向きしなくなったとのこと。

とはいえ、3人の子供にとっては父親と母親であることは間違いないわけで、
夫婦で話し合った結果、一旦家庭内別居という形をとっているそうだ。



「ほんとにやっぱり若い女の方が満足できるんだ!なんてしれっというものだから飽きれてしまって。」

「逆にそれを真顔でいい切れるのがすごいですね。」

「それそれ。悪びれることなく不倫も認めるし。とはいえ、子供のことを考えると離婚というのも現実的じゃないし。」



そこからは愚痴とも言える美雪さんの話が続く。

しかし、これだけ美人でスタイルがいい奥さんがいても、
不倫をする男性というのは本当にいるんだなぁと、
改めてびっくりするやらというのが正直な感想だった。

そんな話をしていると、3本目のビールもあっという間に空になり、
お互いに4本目のビールに突入する。

立食パーティーでもそれなりに飲んでいたので、
お互い結構酔いが回り始めている。

気分がフワフワし始めているのは自分でも感じていた。

美雪さんも同じような感じに見えなくもなかった。

こうして夜の時間はあっという間に過ぎていくのだった。
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