お嬢様の“専属”

ユウキ

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お嬢様がお戻りです

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パーティーも終わって数日が経ち、寮部屋を引き払ったリリアンナ様は侯爵家へ帰ってきた。

「ただいま戻りましたわ!
 お母様、お出迎えくださりありがとうございます。
 いろいろお話ししたいことがありますのっ」

「まぁ、リリアンナ。相変わらず元気のいいこと。
 ではサロンでお茶をしましょう。着替えてらっしゃい」

「ええ、すぐに参りますわ。
 あら?ノエルは?まぁ、専属なのに出迎えないなんて」


奥様の言葉を聞いて、リリアンナ様は周りを見回しながら返事をしたが、探した相手が見当たらずに不満を零す。


「…その事についてもお話があるの。
 サロンで待っているわね」

「はい、お母様」


何だろうかと不思議そうに首を傾げながらも、自室へ向かい、着替えて奥様の待つサロンに入ると、一先ず淹れられたお茶で一息つく。

先に口を開いたのは奥様だった。


「そうね、まず騒動の事後についてね。
王家から正式に謝罪と、慰謝料を頂いたわ。
もしリリアンナの希望があれば、望む相手との仲を取り持ってくれるそうよ。
ロドヴィック殿下は廃嫡。これは知っているわね。
その他子息達は長子でも、爵位を継ぐ予定もなかったので、自領で蟄居、再教育と強制労働。王都への出入りは禁止となったわ。
ご令嬢…ロティとか言ったかしら?
サザライア家からは勘当され、戒律の厳しい修道院へ送られたわ」

「そうですの…」


琥珀色の水面を見つめながら、静かに返事をしたリリアンナだったが、奥様の次の話に顔を素早くあげた。



「それで、ノエルの事なんだけど…」
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