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公爵様の後悔
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「席を外します」と言って私を置いて、外交官達が退出すると、公爵様は話しはじめた。
母フィナことフィオリアーナは、公爵家の次女として生まれた。しかし先代公爵の無理な政略結婚に反発して、想いを交わす男と手を取りあって出奔した。
公爵様は母の想いを知り、資金や抜け出せるようにと手を回して協力したのだとか。
「私がテルツァ公爵を継いで、先代を領地の片田舎で隠居させたら、こっそりと連絡をとって呼び寄せるつもりだったのだ」
しかし、母の手を取った男、私の父の訃報が届き、母を迎えるために厄介ごとを片付けて公爵様が駆けつけた時には母は亡くなっていた。
忘れ形見の私も探したが、どこを探しても居らず、見つからなかった。後悔で真っ暗になりながら諦めざるをえなかった。
そして時は流れ、隣国からの急な視察依頼が入り、調整して会ってみればそこには母にそっくりな私が立っていた…と。
「すまない、もっと早く駆けつけていれば…」
「いえ、かなりの距離が御座いますし。
すれ違ってしまいましたが、こうして母の親族に会えました。それだけで十分で御座います」
「…随分所作も言葉も綺麗ね。保護されていた先で学ばれたの?」
公爵夫人の質問に、私は苦笑しながら今までの経緯を簡単に話した。
「もし良かったら是非養子として我が家に来てくれないだろうか。あんな想いは……もう沢山なんだ」
辛そうに顔を歪めた顔を見て、私は話し合った結果、養子に入ることを了承した。
先に外交官へと話を通してから本国へ戻ってもらい、養子手続きやら伯母といった親族に会ったりと、怒涛のような日々を経て、私は公爵家の一員として迎えられた。
そしてやっと本日、直接お礼を言いたいという養父となった伯父を連れて戻ってきたのだ。
母フィナことフィオリアーナは、公爵家の次女として生まれた。しかし先代公爵の無理な政略結婚に反発して、想いを交わす男と手を取りあって出奔した。
公爵様は母の想いを知り、資金や抜け出せるようにと手を回して協力したのだとか。
「私がテルツァ公爵を継いで、先代を領地の片田舎で隠居させたら、こっそりと連絡をとって呼び寄せるつもりだったのだ」
しかし、母の手を取った男、私の父の訃報が届き、母を迎えるために厄介ごとを片付けて公爵様が駆けつけた時には母は亡くなっていた。
忘れ形見の私も探したが、どこを探しても居らず、見つからなかった。後悔で真っ暗になりながら諦めざるをえなかった。
そして時は流れ、隣国からの急な視察依頼が入り、調整して会ってみればそこには母にそっくりな私が立っていた…と。
「すまない、もっと早く駆けつけていれば…」
「いえ、かなりの距離が御座いますし。
すれ違ってしまいましたが、こうして母の親族に会えました。それだけで十分で御座います」
「…随分所作も言葉も綺麗ね。保護されていた先で学ばれたの?」
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「もし良かったら是非養子として我が家に来てくれないだろうか。あんな想いは……もう沢山なんだ」
辛そうに顔を歪めた顔を見て、私は話し合った結果、養子に入ることを了承した。
先に外交官へと話を通してから本国へ戻ってもらい、養子手続きやら伯母といった親族に会ったりと、怒涛のような日々を経て、私は公爵家の一員として迎えられた。
そしてやっと本日、直接お礼を言いたいという養父となった伯父を連れて戻ってきたのだ。
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