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一章
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しおりを挟む外で学べない分、家で暇の時は勉強しようと
この間借りてきた本に目を通していた
窓から入ってくる風は心地よく
読書しやすい環境な為、もうすぐで読み終わりそうというところまで来ていた
普段はお母さんの手伝いやお父さんからの宿題、リーネとの遊びでゆっくりすることがなかったため
有意義な時間を過ごしていた
あれから、一年たったのよね…
あの日のお掛けで私は此処にいられている
リーネには感謝しきれないくらいだ
そんな、リーネは今街に出掛けており予定ではもう帰ってきて良い時間だった
「…遅いわね」
このまま、本を読み終わるまでまだ帰ってこないようなら
探しに行こうかなと考えていると
「お姉ちゃん!」
ドアが壊れるのではないかと思うくらいな大きな音と共にリーネの声が耳に入ってきた
挨拶をする暇もなくリーネは嬉しそうにこちらに近づいてくる
私は急に何事だと思うことと共にもっとものには優しくしなさいと呆れた
「私、友達できた!」
「…友達? セルではなくて?」
セルというのは私たちの住んでいる村で昔から良く遊んでいた子だ
魔法についてわかるまでは兄妹かのようにずっと遊んでいたのだが最近では見かけなくなった
リーネはたまに会って話をするらしいのだが
私はあれから話す前に出会うことさえできていない
「それは、幼馴染みじゃん! じゃなくって街で出会ったの!」
リーネは嬉しそうに出会った経由を話してくれた
街で買い物を終え、予定よりも遅くなってしまった為
急いで家に帰ろうと走っていたところ十字路でぶつかってしまいその場に座り込む
ぶつかった相手は謝りながらリーネをたたせてくれたらしく、何かお礼がしたいと止めたところ
その子は何かから逃げてたらしく一緒に逃げることになり
気がついたらまた会うことになったらしい
「…そっか?」
「うん!! で、お姉ちゃんを紹介したいの!」
「? なんで?」
我が妹ながら相変わらず突拍子もないこというなと首をかしげる
その話からするに私はいない方が良いのではないかと推測できたからだ
「だって、私の友達はお姉ちゃんも友達でしょ?」
「いや、その考えおかしいから」
「えー、とりあえず 会ってみようよ! すっごく優しい髪の色で今まで見たことない色なんだよ!」
魔法のことを学ぶのであれば様々な色を見るということは大事であると本にも書いてあったが
私が本当に行って良いものなのかと不安になった
「明日のおやつくらいの時間に会う約束したの!」
「まさかの明日とは…」
「大丈夫! すっごく優しい人だよ! お姉ちゃんが増えたくらいで何かいってくるような人じゃないよ!」
私はリーネの押しに負け
明日はリーネと共に約束したらしい場所へ行きその人物に会いに行くこととなった
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