【本編完】しがない男爵令嬢だった私が、ひょんなことから辺境最強の騎士と最強の剣の精霊から求愛されている件について A-side

325号室の住人

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本編

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そんなこんなで、ライド様のご実家から辺境へ旅立つ日がやってきた。
移動には獣道のような森を進むこともあるため、野営ができるように馬車を使うことになった。
ライド様と向かい合い、楽しく話しながら移動し、夜は馬車の中で手を繋いで眠った。

成人前なのでケジメをつけたいだなんて、真面目な人だ。

そうして3日過ごした夜のこと。

何だかエッチな夢を見てしまってふと目を覚ますと、私の上には剣の精霊こと剣精サマがいらした。

『なぁフレリア、せぇへん?』

私の右手の先にはライド様が居るのに、剣精サマは胸の尖りを弄ってくる。

『ほら。もうわいは準備万端や。』

見せられたのは反り立つモノ。

『わいは精霊やから、突っ込んでも膜は破れへんねん。気を抜くと透過してしまうんやね。
それに膜があっても、その向こうまで弄ってあげられるし、こうして…』

夜着越しに下腹部に触れたはずの剣精サマの手が、孔の先、膜の向こうの奥を撫でた。

ドクンっ

「……あっ…ぁあっ…あん!」

『わぉ! キュンキュンしたん? 襞がうねってるのってホントなんやね。
やっぱ手より、わいのイチモツ突っ込みたいわ。
なぁ、ええやろ?』

すごく綺麗な男の人が甘えて強請ってくるギャップ萌えと、ナカの強い快楽に屈してしまいそうになった時…

ピクッ

右手の先が動いた。

『あがっ…何をするんや! わいはお前の持つ最強の剣の精霊、剣精サマやぞ!』

剣精サマはあっという間に髪型をパイナポーにされると、そのまま蕪でも抜くみたいに私から引き剥がされる。

『ぁぎやぁぁぁぁぁぁーーー!!』
チャキーンッ

魔王が討伐されての断末魔のような声で叫ぶと、鞘に収められた。

ライド様はそのまま、自分の髪を結っていた紐で剣精サマをぐるぐる巻きにしてポイっと放ると、私を抱き締めてくれた。

正直、ライド様の熱くて硬いものを服越しに感じてしまい、お腹の奥が疼く。

そんなライド様は、自分の体の状態が私にバレていないと思っているのかとぼけているのか、私を緩く抱き締めて背中を擦ってくれる。

でも、ライド様の腕の中はとても安心できて、朝まで安眠することができた。



馬車の窓、カーテンの隙間から漏れる光で目が覚めた。
衣服に乱れはなく、無事に朝を迎えられたことに安堵した。


「フレリア?」

右側から、寝起きのスカスカの声に呼ばれる。
右手の先へ顔を向けようとすれば、

『フレリアの相手はわい。』
と、左側から剣精サマにキスをされた。

「フレリア!」
右手を強く引かれる。

でも、唇を固く閉じていても剣精サマの舌は私の口内を嬲…ろうとしたのだろう。

しかし、

『痛たた…禿げるのはイヤや! やめぇ!』

ライド様にまたしても頭の天辺の髪を鷲掴みにされ、舌を突き出したままの剣精サマは、

チャキーンッ

ライド様の手により鞘に収められ、今度は、桐の箱に収められた魔術師により編まれた組紐でぐるぐる巻きにされ、窓から身を乗り出したライド様によって馬車の屋根の上にある荷台へ積まれてしまった。


「ハァッ…せいせいした。」

ライド様は手をパンパンと払いながら馬車の中へ戻ってきた。

窓の外からは小鳥のさえずりが聞こえるが、辺りはまだ静かだ。

車内を寝台スタイルから座席へと戻すと、掛けたライド様の膝へ迎えられる。
抱き締められると、ライド様は私の耳元へ囁いた。

「まだ早い。もう少し眠ると良い。」

柔らかで耳触りの良い低音に、穏やかな息遣い。
私はライド様の心音に耳を澄ませ、うとうとと再び眠りについた。


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