旦那様と私の、離・婚前旅行

325号室の住人

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幸せの日々 R15 匂わせ程度

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私とヴィーが移り住むようになると、朝・昼・夕と規則正しい食事の合間にヴィーの興味に合わせて過ごすような日々を送っております。

午前は主に邸内を裸足で散歩。
そのため邸内は土禁。
裸足生活のおかげか私達一家は風邪ひとつひくことなくとても元気です。

午後は裏庭に大きな敷布を広げてお昼寝とお茶会です。
陽射しの強い前庭ではないので、木陰はとても過ごしやすくて気持ち良いのです。

そしてたいていヴィーとお昼寝していると、丁度休憩を迎えたバルトルが降りてきます。

「……んっ…ぁんっ……」

淫らな夢を見て目が覚めると、ヴィーとは反対側に俯せになったバルトルが寝転がっていました。

「まだ《ママ》タイムなのに、エリサのこの反応はいいの?」

良い笑顔で囁くように話すバルトルが、昨晩を思い出させて身体が瞬時に熱を持ちます。

「ん? 想像しちゃった?」

イタズラっ子みたいな表情のバルトルに、彼を迎えたい場所から体液が溢れそうです。

眠る直前にヴィーをとんとんしていた手がヴィーから離れ、バルトルの髪を梳きます。

「しちゃいました。」

寝起きなので声が出にくくなってしまうと、

「煽られた…」

バルトルの囁きとともに、ごく一般的なデザインのワンピースの腰のラインをバルトルの指先が撫でます。

「……んっ」
「シッ! ヴィーが起きる。」
「でも…んっ」

チュッ
れろっ

バルトルに物理的に口を塞がれた私の喘ぎは、全てバルトルの喉に呑まれます。

ワンピースの裾が、バルトルの足先で持ち上げられ……




た、ところで止まりました。



上からの何らかの圧に瞼を上げれば…
かなり間近に、レレキさんの険しい表情が。

「ぅわ!」

途端にバルトルが、ゴロゴロゴロ…と転がりながら私から離れて行きました。

毎日の光景とはいえ、バルトルは大丈夫でしょうか。






「奥様、そろそろ肌寒くなりますから。」

リリサが私の上体を起こして、肩からブランケットを掛けてくれました。

「ありがとう。そうね、そろそろ中へ入りましょうか。」

私は《ママ》モードに戻ると着衣を整えてヴィーを起こし、抱き上げて邸へ戻ります。

バルトルは一足先に、レレキさんと共に執務室へ戻ったようです。
いつもながら、レレキさんの手腕にはびっくりです。

今日の夕食は…あの調子では無理かもしれませんね。

最近のバルトルは、朝食でしかヴィーに会っていないので、ヴィーがちゃんとバルトルを覚えているのか心配です。




そして……

ヴィーの寝かし付けの後は……




私の入浴タイムです。

夕食の前にヴィーと一緒には入るのですが、髪のお手入れなんてできませんからね。

「奥様、今日はこの香りに致しましょうか。」

リリサが《本日の香油》を選んでくれます。
今日は落ち着く香りですね。

「これは、ハーブかしら。」
「はい。こちらでしたら、使えますので。」
「ん?」
「あ、いいえ。早速、施術始めます。」
「はい、お願いね。」

そして、香油を髪に浸透させる時間に入ります。
お湯の温度は温めにしてもらって、よく温まります。
この時間までに仕事が終わればバルトルが合流することもあるのですが、今日は来ないみたいですね。



終わると、私はお腹を冷やさないタイプの寝間着でベッドに入ります。

バルトルは……まだみたいですね。

今晩は寂しい夜になりそうですが、髪の香りのせいかもう欠伸が出ます。

この邸へ越してから、ヴィーの部屋にはルルハとララカとリリサが順番に泊まって対応してくれています。
私がその…すぐにヴィーのところに行けないことがありますからね。

それでは、おやすみなさい。


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