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ハジメテ
しおりを挟む「……うっ…ハ…ぁあっ! くっ………」
僕は、ソーマの膝から転げ落ちたような、ソーマの膝に尻だけを乗せたように、両足をソーマの肩に担がれた体勢でソーマに後孔を解されている。
「ん…ぁああっ!!!」
ピュピュッ
──でもイく度に体に力が入ってしまうのは良いのかな。
呼吸を整えながら、そんなことを考える余裕があった時もありました!
その次にイった僕の切っ先から何も出なかったのを見たソーマは、イってもクタっとしたままの僕の切っ先の向こうから顔を出して言った。
「いよいよ、準備が整ったようですね。」
その顔はとても妖艶で、僕はその表情に見惚れた。
「う?……あっ…あンっ……や…はぁんっ……」
心底嬉しそうな、表情のソーマが僕を見下ろしている。
その表情に見惚れた僕は、気付けばソーマの肉杭を受け入れていた。
体としてはハジメテのように、ミチミチと押し拡げられながらソーマを受け入れている。
しかし気持ちとしては、僕はこのカタチを知っているし、それが僕のアソコに触れる瞬間を心待ちにしているという、不思議な感覚だ。
そしてその瞬間はやって来た。
最奥まで到達した直後、今度は勢い良くソーマの腰が引かれ、そして再び最奥を狙う!
「ぁあああああひぃーーー!!」
強い刺激がアソコに当たる。
僕が一番弱いあの場所。
ゴリッ
「んんんーーー……」
最奥に到達した帰りにもまた、
ガリッ
「くくくぅぅーーー!」
そして行き、帰り、行き、帰りと、ガリッゴリッとしっかり刺激を与えて来る。
「ソ…マぁ…」
僕は息も絶え絶えにソーマに手を伸ばすと、ソーマは僕の腰を支えていた手を僕に伸ばして指と指が絡まる。
そのまま引き寄せられ、キスをされた。
ナカでは最奥でもキスをされる。
ゴリゴリとした刺激が体中を響かせるかのように、僕の体は歓喜に震え、眦を涙が溢れた。
──好きだ、ソーマ。
気持ちをキスに乗せ、ソーマの舌を強く吸った。
大きなリップ音と共に唇が離れ呼吸を整えると、ナカを抉りながら口端、頬、耳とソーマの唇が移動し、
「愛してます。ケイ…」
耳元で囁いた流れで耳朶を甘咬みされた。
「ぼくも…」
返事をしながらソーマに答えると、ソーマは嬉しそうな笑顔を浮かべ、顎の下、首筋、鎖骨と、たまに強く吸いながら愛撫を進めた。
「もう、離しません。」
舌で胸の突起を夢中で転がしながら、合間にソーマが話す。
──僕も!
返したい言葉は喘ぐ声に変換され、思うように伝えられない。
でも、
「ンっ…締まった。ケイの気持ち、伝わりましたよ。
では、そろそろ解呪をお願いします。」
ソーマの腰の動きが激しくなり、僕も嬌声以外を発せなくなる。
そして、その時は来た。
「ぅおおおおおおぉぉぉーーー!!!」
ソーマの雄叫びとナカに弾ける熱さ。
「ひゃああああぁぁぁぁぁーーー!!!」
僕のイき声と、脳天が破裂したような昇華。
そして僕らは、気を飛ばした。
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