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まさかの登壇
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三学期の幕開けとなる今日。自分は駅伝の選手のように顔を歪めながら走っていた。昨日、帰宅してから眠りにつき、途中で夕飯に起きてからしばらく寝ずにいたが、翌日は始業式という事で十二時までには再び寝なくてはと思っていた。
しかし一度寝てしまった事と、とある件で緊張が高まってしまい全く寝付けなくなっていたのだ。
時計はあえて見なかったが、深夜という事に変わりはない。
そして目覚まし、または携帯のアラームをセットし忘れたため、予定時刻よりも大幅に遅れた起床となってしまった。
「もう学校行ったかと思った」などと息子の存在とは?と問い詰めたくなる母親の無慈悲な一言がまだ俺の中でチクチクと心を突く。そして自転車の盗難がここでいきなり響いた。走るしか選択肢が無く、今に至る。
なんとか遅刻にはならずに学校に到着した自分は、速やかに呼吸を整えた。自分の教室の扉の向こうでは、冬休みを終えて久々に会うクラスメイトと会話を弾ませるような声が響いていた。
冬休みの思い出や溜まっていた世間話でごった返す教室の扉の向こう側にこれから突入しなくてはならないと深呼吸を三回した後、俺は扉を開けた。
まだ来てない人いた?先生来た?
そんな視線を一斉に浴びた自分は当然のように硬直した。やがて「何だあいつか」と言わんばかりに再び教室が賑やかさを取り戻した。
しかし、しばらくして再び静寂が訪れた。思わず顔を上げると全員がまた自分を見つめていた。
それもそうだろう。中にも入らず硬直したままの俺が教室の入口に棒立ちしているのだから。
強い決意を持って今日を迎えていた。それが昨晩からの緊張感の最大の要因だった。全身の筋肉が固まり銅像と化した自分を見ているクラスメイトの目は不可解な物、現象に向けるような目をしている。やがてゆっくりと思考回路が始動し、自分がやろうとしている事、その決意を思い起こした。
新年のご挨拶。
これだ。これを全員にしたい。たったこれだけの事をするのにこの有様なのは、今までの自分の過ごし方、性格、立ち位置、それら全てをまるで否定するかのような行動だ。踏み出すとは、自分をまず変えること?という疑問から確信に自分の中で固まったため、まずは初めに挨拶という結論になった。しかし固まったのは身体の方だった。
挨拶。息を吸って。挨拶。
個人個人に声を掛けていく予定だったがここまできたら全員に一回で伝わるように。しかし息を吸ったが声が出せない。吸った息を吐き出すだけではただの深呼吸で終わってしまう。
「なーにやってんだ?」
後ろから声がした。担任である大杉先生が入口を塞ぐ銅像と化した自分の頭を軽くクラス名簿で叩いた。これが塞き止めていた栓をすっぽりと外す事になる。
「明けましておめでとうございまあす!今年‥あ、クラス変えが無いからあと一年‥あ、いや、今年一年‥よろしくお願い‥しまあす!」
選手宣誓のように右手を天に真っ直ぐ突き上げた。このまま天に昇りたくなった。そして自分は再び硬直した。天に右手を突き上げたままだ。
三学期早々にも大失態を犯した。このまま卒業まで、自分は変人として見られ以前よりもひっそりと過ごすのだろう。
「よろしく。」
静寂を優しく切り裂いた声が届いた。自分は突き上げた右手をゆっくりと降ろし、声がする方へ目を向けた。そこにはにっこりと笑いながら小さく手を振る宮間那美がいた。呆然と見つめる先の宮間さんはやがて手を振るのを止めると、周りからぽつり、またぽつりと「よろしく」「よろしくー」と挨拶が返ってきた。
「よろしくな。大切だぞ、今みたいなの」と大杉先生は優しく肩を二回叩き、教室に入るように背中を押した。ようやく足が前へ進んだ。
「どーしたの?」
席の後ろから小さな声で話しかけてきたのは、自分が毎日行動を共にする西太一だ。
その更に後ろにいる太一と同じく仲の良い山中俊哉も不思議そうにこちらを見ていた。二人共クラスではおとなしく、似た者同士が仲良くなったという形だ。
「いや、挨拶しただけだって」
「寒さで壊れたかと思ったよ。あ、今日始業式だから早く終わるじゃん?うち来る?」
自分は目立たないように、そっと親指を立てた。
午後には帰れるし、新作のゲームを三人で対戦する。そして冬休み中に自宅で散々鍛えたので二人を倒す自信があり、うきうきしていた。それはやがて表情に出てしまい、右斜め前にいる宮間さんに見られて笑われていた。
朝のホームルームが終わり、ぞろぞろと全学年が体育館に向かって大移動を始めた。自分はこの瞬間が「ああ、学校だ」って感じるひとときであった。太一と俊哉も俺の横で帰宅後に行われる対戦ゲームの戦略、手の内を懸命に頭で復習しているのであろう、口数少なくだった。
新年の挨拶から駅伝の選手の努力の話、監督とのエピソード、息子夫婦との餅つきなど、ただ正月の過ごし方を淡々と語る校長の話は、誰の耳にも残っているようには思えず、餅が喉に詰まって更にきな粉でむせた、という笑いどころでも、我が校の生徒達は一切笑いはしなかった。
「きな粉餅に黒蜜は、ほどほどに。」というありがたいご教授で話が締まった。
「渡部光輝くん」
急に自分の名前を呼ぶ声がする。それもマイクを通して聞こえる。はっとステージの上を見ると、校長が辺りを見渡しながら探している。
「渡部光輝くん?」
間違いなく、きな粉餅を愛する校長が俺を呼んでいた。大杉先生が「立て、立て」と先生達が並ぶ方から口の動きでそう指示を飛ばしてきた。
「は、はいー」と裏返った声で返事をすると、周りから笑い声が起きてしまい、本日二度目の身体の硬直が起きた。
「壇上に上がってください。」と何やら手招きをしている。ぎこちなくロボットのようにゆっくりと進み、訳もわからず壇上に上がった。まさか、さっきの話で出てきたきな粉餅を食べさせられるんじゃ、という疑いもあった。太一と俊哉が互いに何かを話しながら心配そうに俺を見ていた。
「彼は、勇敢な男です。」
先ほどまで、きな粉餅の話をしていた校長が突然俺を称えだした。とんでもないです校長、と言いかけたが何の話だか分からないため黙っていた。
「昨日、彼はひったくり犯から女性を助けました。決して逃げず、犯人に体当たりして戦いました。助けられた女性は市の教育委員会の方で、近隣の各校に問い合わせて調べ、我が校の生徒だと知ると、すぐに御礼に来ました。」
生徒側からどよめき、クラスメイト側からは信じられないといった反応が起きており、自分はこれ以上の硬直はしまいと指先だけ激しく動かすというか抗いをしていた。
校長は自分の肩を引き寄せてきた。真ん中に来てくれという意味だったようだが、驚き尚且つ足が硬くなっていた俺は、足はそのままに上体だけが校長にもたれ掛かる形になり、生徒達のどよめきが笑いに変わった。校長も袖を口元に当て笑っていた。
渡されたマイクを通して何か一言を述べる。またもや苦行が課せられた。一番苦手な人前でのスピーチ、ましてや武勇伝を語るような展開など自分には重荷だ。口をぱくぱくさせながら「あー、あー」とぱくぱくさせる回数以下の文字数の言葉、いや呻き声が体育館内に響いた。あの日の自分を思い出して絞り出すしかない。
「前‥なら逃げてましたがー‥あの、踏み出し‥ました。結果として‥良かっ」キーンとマイクがハウリングし、余計に慌てた自分は「あーありがとうございますぅ」と無理矢理終わらせた。
一つ、また一つと拍手が起こり、やがて体育館全体から拍手が鳴った。顔の紅潮は頂点を迎えた。
ロボットのように壇上から下に降りて、自分のクラスの列へ戻る。
「かっけーじゃん」
そう言って自分の尻を叩いたのはクラスの目立つグループにいる平良陽介だった。平良はグループ内でもクールな方で、女子にも人気がある。見た目は冷たそうだが実は優しいという人気要素を兼ね備えている。そんな平良に褒めてもらった。
「な、何してんだ?」
「え?」
無意識に平良に向かって腰を九十度に曲げて頭を下げていた。
「あいや、ごめん」
「おお、うん」
関わってしまった平良への代償が周りからのクスクス笑いに巻き込まれる。平良には申し訳なかった。
「光ちゃん、なんかすげー」と太一からの称賛すら勘弁してもらいたいほど、恥ずかしさで真夏のアスファルトに置かれた氷のように溶けてしまいそうだった。
少なからずこの短時間で、自分の存在は前よりも知れ渡った事になる。踏み出した初めの一歩は、大股開きだったようだ。
しかし一度寝てしまった事と、とある件で緊張が高まってしまい全く寝付けなくなっていたのだ。
時計はあえて見なかったが、深夜という事に変わりはない。
そして目覚まし、または携帯のアラームをセットし忘れたため、予定時刻よりも大幅に遅れた起床となってしまった。
「もう学校行ったかと思った」などと息子の存在とは?と問い詰めたくなる母親の無慈悲な一言がまだ俺の中でチクチクと心を突く。そして自転車の盗難がここでいきなり響いた。走るしか選択肢が無く、今に至る。
なんとか遅刻にはならずに学校に到着した自分は、速やかに呼吸を整えた。自分の教室の扉の向こうでは、冬休みを終えて久々に会うクラスメイトと会話を弾ませるような声が響いていた。
冬休みの思い出や溜まっていた世間話でごった返す教室の扉の向こう側にこれから突入しなくてはならないと深呼吸を三回した後、俺は扉を開けた。
まだ来てない人いた?先生来た?
そんな視線を一斉に浴びた自分は当然のように硬直した。やがて「何だあいつか」と言わんばかりに再び教室が賑やかさを取り戻した。
しかし、しばらくして再び静寂が訪れた。思わず顔を上げると全員がまた自分を見つめていた。
それもそうだろう。中にも入らず硬直したままの俺が教室の入口に棒立ちしているのだから。
強い決意を持って今日を迎えていた。それが昨晩からの緊張感の最大の要因だった。全身の筋肉が固まり銅像と化した自分を見ているクラスメイトの目は不可解な物、現象に向けるような目をしている。やがてゆっくりと思考回路が始動し、自分がやろうとしている事、その決意を思い起こした。
新年のご挨拶。
これだ。これを全員にしたい。たったこれだけの事をするのにこの有様なのは、今までの自分の過ごし方、性格、立ち位置、それら全てをまるで否定するかのような行動だ。踏み出すとは、自分をまず変えること?という疑問から確信に自分の中で固まったため、まずは初めに挨拶という結論になった。しかし固まったのは身体の方だった。
挨拶。息を吸って。挨拶。
個人個人に声を掛けていく予定だったがここまできたら全員に一回で伝わるように。しかし息を吸ったが声が出せない。吸った息を吐き出すだけではただの深呼吸で終わってしまう。
「なーにやってんだ?」
後ろから声がした。担任である大杉先生が入口を塞ぐ銅像と化した自分の頭を軽くクラス名簿で叩いた。これが塞き止めていた栓をすっぽりと外す事になる。
「明けましておめでとうございまあす!今年‥あ、クラス変えが無いからあと一年‥あ、いや、今年一年‥よろしくお願い‥しまあす!」
選手宣誓のように右手を天に真っ直ぐ突き上げた。このまま天に昇りたくなった。そして自分は再び硬直した。天に右手を突き上げたままだ。
三学期早々にも大失態を犯した。このまま卒業まで、自分は変人として見られ以前よりもひっそりと過ごすのだろう。
「よろしく。」
静寂を優しく切り裂いた声が届いた。自分は突き上げた右手をゆっくりと降ろし、声がする方へ目を向けた。そこにはにっこりと笑いながら小さく手を振る宮間那美がいた。呆然と見つめる先の宮間さんはやがて手を振るのを止めると、周りからぽつり、またぽつりと「よろしく」「よろしくー」と挨拶が返ってきた。
「よろしくな。大切だぞ、今みたいなの」と大杉先生は優しく肩を二回叩き、教室に入るように背中を押した。ようやく足が前へ進んだ。
「どーしたの?」
席の後ろから小さな声で話しかけてきたのは、自分が毎日行動を共にする西太一だ。
その更に後ろにいる太一と同じく仲の良い山中俊哉も不思議そうにこちらを見ていた。二人共クラスではおとなしく、似た者同士が仲良くなったという形だ。
「いや、挨拶しただけだって」
「寒さで壊れたかと思ったよ。あ、今日始業式だから早く終わるじゃん?うち来る?」
自分は目立たないように、そっと親指を立てた。
午後には帰れるし、新作のゲームを三人で対戦する。そして冬休み中に自宅で散々鍛えたので二人を倒す自信があり、うきうきしていた。それはやがて表情に出てしまい、右斜め前にいる宮間さんに見られて笑われていた。
朝のホームルームが終わり、ぞろぞろと全学年が体育館に向かって大移動を始めた。自分はこの瞬間が「ああ、学校だ」って感じるひとときであった。太一と俊哉も俺の横で帰宅後に行われる対戦ゲームの戦略、手の内を懸命に頭で復習しているのであろう、口数少なくだった。
新年の挨拶から駅伝の選手の努力の話、監督とのエピソード、息子夫婦との餅つきなど、ただ正月の過ごし方を淡々と語る校長の話は、誰の耳にも残っているようには思えず、餅が喉に詰まって更にきな粉でむせた、という笑いどころでも、我が校の生徒達は一切笑いはしなかった。
「きな粉餅に黒蜜は、ほどほどに。」というありがたいご教授で話が締まった。
「渡部光輝くん」
急に自分の名前を呼ぶ声がする。それもマイクを通して聞こえる。はっとステージの上を見ると、校長が辺りを見渡しながら探している。
「渡部光輝くん?」
間違いなく、きな粉餅を愛する校長が俺を呼んでいた。大杉先生が「立て、立て」と先生達が並ぶ方から口の動きでそう指示を飛ばしてきた。
「は、はいー」と裏返った声で返事をすると、周りから笑い声が起きてしまい、本日二度目の身体の硬直が起きた。
「壇上に上がってください。」と何やら手招きをしている。ぎこちなくロボットのようにゆっくりと進み、訳もわからず壇上に上がった。まさか、さっきの話で出てきたきな粉餅を食べさせられるんじゃ、という疑いもあった。太一と俊哉が互いに何かを話しながら心配そうに俺を見ていた。
「彼は、勇敢な男です。」
先ほどまで、きな粉餅の話をしていた校長が突然俺を称えだした。とんでもないです校長、と言いかけたが何の話だか分からないため黙っていた。
「昨日、彼はひったくり犯から女性を助けました。決して逃げず、犯人に体当たりして戦いました。助けられた女性は市の教育委員会の方で、近隣の各校に問い合わせて調べ、我が校の生徒だと知ると、すぐに御礼に来ました。」
生徒側からどよめき、クラスメイト側からは信じられないといった反応が起きており、自分はこれ以上の硬直はしまいと指先だけ激しく動かすというか抗いをしていた。
校長は自分の肩を引き寄せてきた。真ん中に来てくれという意味だったようだが、驚き尚且つ足が硬くなっていた俺は、足はそのままに上体だけが校長にもたれ掛かる形になり、生徒達のどよめきが笑いに変わった。校長も袖を口元に当て笑っていた。
渡されたマイクを通して何か一言を述べる。またもや苦行が課せられた。一番苦手な人前でのスピーチ、ましてや武勇伝を語るような展開など自分には重荷だ。口をぱくぱくさせながら「あー、あー」とぱくぱくさせる回数以下の文字数の言葉、いや呻き声が体育館内に響いた。あの日の自分を思い出して絞り出すしかない。
「前‥なら逃げてましたがー‥あの、踏み出し‥ました。結果として‥良かっ」キーンとマイクがハウリングし、余計に慌てた自分は「あーありがとうございますぅ」と無理矢理終わらせた。
一つ、また一つと拍手が起こり、やがて体育館全体から拍手が鳴った。顔の紅潮は頂点を迎えた。
ロボットのように壇上から下に降りて、自分のクラスの列へ戻る。
「かっけーじゃん」
そう言って自分の尻を叩いたのはクラスの目立つグループにいる平良陽介だった。平良はグループ内でもクールな方で、女子にも人気がある。見た目は冷たそうだが実は優しいという人気要素を兼ね備えている。そんな平良に褒めてもらった。
「な、何してんだ?」
「え?」
無意識に平良に向かって腰を九十度に曲げて頭を下げていた。
「あいや、ごめん」
「おお、うん」
関わってしまった平良への代償が周りからのクスクス笑いに巻き込まれる。平良には申し訳なかった。
「光ちゃん、なんかすげー」と太一からの称賛すら勘弁してもらいたいほど、恥ずかしさで真夏のアスファルトに置かれた氷のように溶けてしまいそうだった。
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