110 / 137
断ち切れぬ想い
嘘と真実【三人称/リナリア視点】
しおりを挟む
【貴族令嬢の身勝手な愛憎劇!】
優秀な魔術師を排出する名家であり旧家でもあるクライネルト宅で白昼堂々の惨劇が起きた。
危険な黒呪術を使用して恋敵を殺害しようとしたフロイデンタール侯爵令嬢。
そして愛する女性と幼い息子を毒牙から守るために身を挺したクライネルト家の子息。
一時期、この2人の婚約話が上流階級向け雑誌に持ち上がっていたが、それは真っ赤なウソだったことが判明。フロイデンタール家が買収して事実無根の記事を発表させたのだという。
縁談を断られ、それでも諦めの悪い令嬢が自分の欲を叶えるために権力を行使したのだ。
愛憎が渦巻くこの事件についてきな臭いものを感じた筆者は更に掘り下げるために彼らの同級生だという人物たちに、在学当時の彼らについて尋ねて歩いた。
──被害者のルーカス・クライネルト氏と、一緒にいたリナリア・ブルーム嬢、そして凶行を起こしたドロテア・フロイデンタール侯爵令嬢についてお聞きしてもいいですか?
『俺は平民が集まる一般塔出身で、彼らと親しい間柄というわけじゃなく、クライネルト君とブルームさんのことを遠くから見ることが多かったです。……あのふたりはお似合いの美男美女で仲睦まじく、将来を誓い合っているようでした。それなのにあの侯爵令嬢はクライネルト君にしつこく言い寄り、権力を盾にしてブルームさんを排除しようとしていました』
──例えばどんなふうに?
『特別塔の生徒は侵入禁止の一般塔に入り込んでクライネルト君に付きまとったり、貴族令嬢数名を引き連れてブルームさんをいじめたり…あと有名なのが、魔法魔術戦闘大会という行事ごとで、フロイデンタール嬢が実際にブルームさんを殺害しようとした場面をたくさんの目撃者が見ています。……しかも、大会の規則を複数破って罰則を与えられたそうですけど、あの令嬢、それを家の金でもみ消したとか…』
──なるほど。ちなみに他の人から聞いた情報によると、卒業間近に2人は別れたようだったという話が出てきたのですが、そのことについては?
『ある日を境にふたりが仲違いしたように見えたのは、今思えば……ブルームさんがクライネルト君の子を身ごもったことが理由だと思います。妊娠がバレたら、嫉妬深く苛烈なフロイデンタール嬢に害されることは間違いないでしょうし、仲違いしていると周りに誤解させておいたほうが1番だと判断したのでしょう。命には代えられませんから』
妊娠したリナリア嬢は卒業後行方をくらませた期間があり、その間ずっと大神殿のある旧都の街に身を寄せていたそうだ。安全な場所で、安心して出産できるよう、女神フローラ様と大巫女猊下に見守られる形で、親切な女性の自宅に保護されていたとの確かな証言を複数名から頂いた。
無事出産を終え、子どももある程度育ったので、そろそろ一緒になろうとしたふたりの前に立ちはだかった侯爵令嬢は逆恨みして凶行を起こしたのだ。好きな男に振り向いてもらえないという身勝手な理由から、待ち伏せした上で母子を殺害しようとした。
それを庇ったルーカス氏が一時危篤に陥り、死に瀕したのだ。
通報を受けて駆けつけた役人によって捕らえられた侯爵令嬢は逮捕されるも、自分の罪を認めず、今も意味不明なことを喚いているのだという。
結婚したいと強く望んだ男に対して行った犯罪行為に反省する姿勢もなく、リナリア嬢と幼い赤子に対する殺意を隠さず、心証が悪くなる一方だという。
フロイデンタール侯爵令嬢が使用した魔術は治癒魔法でも、大巫女の聖水でも治せない強力な黒呪術。切り裂かれた場所から出血が止まらず、呪いが身体の奥深くまで進行して心臓の鼓動を止めるという、一度かかったら死を待つしかない恐ろしい術だ。
治すには入手が困難で超高価なドラゴンの妙薬を服用する必要性がある。
そのような恐ろしい術にかかったルーカス氏だったが、とある筋からドラゴンの妙薬を入手して一命をとりとめた。
寝ずに看病し続けたリナリア嬢は彼の生還に喜び、熱い口づけを繰り返し、愛を囁いたのだという……
今回の事件を機に、この黒呪術について危険性を見直す機会ではないかと王国議会で議題に上がった。これまで禁術指定しなかった理由について魔法庁長官は……
_________________
◆◇◆◇◆
民衆向けのゴシップ新聞に今回の事件のことが持ち上がった。
貴族に反発心を持っている記者が書いたのかどうかは不明だが、なかなか大胆な内容で、当時の私達の同級生だという人物の証言を交えた対談記事の載った新聞は即日完売し、重刷したという。
あっという間に世間に知れ渡ることになってしまったのだ。
世間一般に名前が広まって恥ずかしいとかそれ以前に、嘘と真実がぐっちゃぐっちゃになっている情報が知れ渡ってしまったのが衝撃で、私は新聞社に殴り込みに行こうかと思ったくらいだ。
「所々違う! 捏造されてるじゃないの!」
勢い余って新聞を引き裂いた私を誰が注意できるだろうか。
大体誰だ、この身元不詳な同級生って! 変な証言をするな!
そもそも私は愛なんか囁いてない! キスはしたけど、私からじゃないし!
びりびりに破いた新聞を苦笑いしたルーカスが集めている。
あらごめんなさい。ベッドの上を散らかしてしまったわ。
つい怒りが抑えられなくて。
ルーカスはまだ要安静だけど、経過は良好だ。
様子を見にルーカスのお見舞いに来た私は、ベッドサイドにあるテーブルに乗った新聞の見出しを目にして、見覚えのある単語が並んでいるなと思って読んでしまったのだ。
こんないかがわしいものをルーカスが読むなんて思わなかった。
ていうか、新聞社は真っ赤なウソで美化しないでほしい。真実も練り込まれているから余計に始末に負えない。
ルーカスはとある人からドラゴンの妙薬を融通してもらったお陰でここまで回復できた。
マリネッタさんは、ドラゴンの妙薬なんか持ってませんと誤魔化して渋る相手に頭を下げて下げて、息子が死んでしまうと玄関前で涙ながらに懇願して譲ってもらったのだという。
それがなければ間違いなく彼は命を落としていた。
「ドラゴンの妙薬を持つ人が今どきいるなんて驚きだわ」
絶滅危惧種なのに。
私が何気なく呟くと、ルーカスが首を傾げていた。知らないの? と言った反応をされたものだから私は怪訝な顔をしてしまった。
「あの女性だよ。大巫女様の元で会ったあの黒髪の高等魔術師」
「デイジーさん?」
確か彼女はドラゴンを使役しているけど…
だからって妙薬を持っているとかそんな情報流れるものなの?
「有名な人だからリナリアも授業で習っただろう。デイジーはミドルネームで、そっちに慣れ親しんでいるからと普段はそちらを使われているけど、彼女こそフォルクヴァルツの消えた姫君と呼ばれていた人だよ」
「デイジーさんてそんなにすごい人だったの!?」
ルーカスの説明に私は目をひん剥いた。つまり貴族出身ってことじゃない。本人はそんな事、何一つ言っていなかったよ!?
只者じゃないだろうなと思ったけど、結構な有名人だった。
なるほど、だから大巫女様は信頼できる人だと太鼓判を押したのか。
「そっか…今度会う機会があればお礼言わなきゃ。……あなたに傷痕が残らなくてよかった」
特殊な切り裂き呪文によって塞がらなかったルーカスの傷はきれいに治った。流石ドラゴンの妙薬と言ったところか。
あれだけの大きな傷だ。内臓に障害が出てもおかしくなかったけどそれら全てドラゴンの妙薬のお陰で元通りに良くなった。デイジーさんには足を向けて眠れない。
傷跡があったとは思えない綺麗な胸元をじっと観察していると、ルーカスが手を伸ばして私の頬を撫でてきた。なんだろうと思って顔をあげると、目の前が陰った。
それでキスされそうになっているのだと察知した私は顔を背けて拒絶した。
「僕のこと、まだ怖いかな?」
疑問系の言葉に私は答えなかった。
ルーカスは寂しそうに微笑むと、今一度宣言した。
「信じてもらえるよう、努力する」
ルーカスは私の頬から手を離すと、それを私の膝の上においた手に伸ばした。
「リナリア、愛しているよ」
手を持ち上げられたと思ったら指先にキスを落とされた。
それに私の胸が震えた。
じわじわと染み出してきそうな感情に目元が熱くなったけど、それをぐっと堪える。
怖い…?
そうね、たしかに怖い。
私はまたあなたに惹かれそうになっている。
そんな自分が怖い。
あなたは私の心を容易く乱してしまうから。
あれだけ憎いと思っていたくせに、私の心はガラリと方向転換してしまった。
今では彼の瞳を見ると泣きたくなる。
言葉にできない想いがこみ上げてきて、私はなんとも言えない感情に襲われるのだ。
「はぁーな!」
私が俯いていると、空気の入れ替えのために開けられた窓の外からフェリクスがなにかの単語を発している声が聞こえてきた。そちらへ視線を送ると、クライネルト家の立派な中庭でフェリクスを連れたクライネルト夫妻と、車輪付きの椅子に座っているアンゼルムさんがお花に囲まれて楽しそうに笑っていた。
その光景を見ていると、ますます泣きたくなる。
私はどうしたいのだろう。
これからどうしたらいいのだろうか。
彼に見つかってしまってから、私の進むべき方向がまたわからなくなってしまった。
優秀な魔術師を排出する名家であり旧家でもあるクライネルト宅で白昼堂々の惨劇が起きた。
危険な黒呪術を使用して恋敵を殺害しようとしたフロイデンタール侯爵令嬢。
そして愛する女性と幼い息子を毒牙から守るために身を挺したクライネルト家の子息。
一時期、この2人の婚約話が上流階級向け雑誌に持ち上がっていたが、それは真っ赤なウソだったことが判明。フロイデンタール家が買収して事実無根の記事を発表させたのだという。
縁談を断られ、それでも諦めの悪い令嬢が自分の欲を叶えるために権力を行使したのだ。
愛憎が渦巻くこの事件についてきな臭いものを感じた筆者は更に掘り下げるために彼らの同級生だという人物たちに、在学当時の彼らについて尋ねて歩いた。
──被害者のルーカス・クライネルト氏と、一緒にいたリナリア・ブルーム嬢、そして凶行を起こしたドロテア・フロイデンタール侯爵令嬢についてお聞きしてもいいですか?
『俺は平民が集まる一般塔出身で、彼らと親しい間柄というわけじゃなく、クライネルト君とブルームさんのことを遠くから見ることが多かったです。……あのふたりはお似合いの美男美女で仲睦まじく、将来を誓い合っているようでした。それなのにあの侯爵令嬢はクライネルト君にしつこく言い寄り、権力を盾にしてブルームさんを排除しようとしていました』
──例えばどんなふうに?
『特別塔の生徒は侵入禁止の一般塔に入り込んでクライネルト君に付きまとったり、貴族令嬢数名を引き連れてブルームさんをいじめたり…あと有名なのが、魔法魔術戦闘大会という行事ごとで、フロイデンタール嬢が実際にブルームさんを殺害しようとした場面をたくさんの目撃者が見ています。……しかも、大会の規則を複数破って罰則を与えられたそうですけど、あの令嬢、それを家の金でもみ消したとか…』
──なるほど。ちなみに他の人から聞いた情報によると、卒業間近に2人は別れたようだったという話が出てきたのですが、そのことについては?
『ある日を境にふたりが仲違いしたように見えたのは、今思えば……ブルームさんがクライネルト君の子を身ごもったことが理由だと思います。妊娠がバレたら、嫉妬深く苛烈なフロイデンタール嬢に害されることは間違いないでしょうし、仲違いしていると周りに誤解させておいたほうが1番だと判断したのでしょう。命には代えられませんから』
妊娠したリナリア嬢は卒業後行方をくらませた期間があり、その間ずっと大神殿のある旧都の街に身を寄せていたそうだ。安全な場所で、安心して出産できるよう、女神フローラ様と大巫女猊下に見守られる形で、親切な女性の自宅に保護されていたとの確かな証言を複数名から頂いた。
無事出産を終え、子どももある程度育ったので、そろそろ一緒になろうとしたふたりの前に立ちはだかった侯爵令嬢は逆恨みして凶行を起こしたのだ。好きな男に振り向いてもらえないという身勝手な理由から、待ち伏せした上で母子を殺害しようとした。
それを庇ったルーカス氏が一時危篤に陥り、死に瀕したのだ。
通報を受けて駆けつけた役人によって捕らえられた侯爵令嬢は逮捕されるも、自分の罪を認めず、今も意味不明なことを喚いているのだという。
結婚したいと強く望んだ男に対して行った犯罪行為に反省する姿勢もなく、リナリア嬢と幼い赤子に対する殺意を隠さず、心証が悪くなる一方だという。
フロイデンタール侯爵令嬢が使用した魔術は治癒魔法でも、大巫女の聖水でも治せない強力な黒呪術。切り裂かれた場所から出血が止まらず、呪いが身体の奥深くまで進行して心臓の鼓動を止めるという、一度かかったら死を待つしかない恐ろしい術だ。
治すには入手が困難で超高価なドラゴンの妙薬を服用する必要性がある。
そのような恐ろしい術にかかったルーカス氏だったが、とある筋からドラゴンの妙薬を入手して一命をとりとめた。
寝ずに看病し続けたリナリア嬢は彼の生還に喜び、熱い口づけを繰り返し、愛を囁いたのだという……
今回の事件を機に、この黒呪術について危険性を見直す機会ではないかと王国議会で議題に上がった。これまで禁術指定しなかった理由について魔法庁長官は……
_________________
◆◇◆◇◆
民衆向けのゴシップ新聞に今回の事件のことが持ち上がった。
貴族に反発心を持っている記者が書いたのかどうかは不明だが、なかなか大胆な内容で、当時の私達の同級生だという人物の証言を交えた対談記事の載った新聞は即日完売し、重刷したという。
あっという間に世間に知れ渡ることになってしまったのだ。
世間一般に名前が広まって恥ずかしいとかそれ以前に、嘘と真実がぐっちゃぐっちゃになっている情報が知れ渡ってしまったのが衝撃で、私は新聞社に殴り込みに行こうかと思ったくらいだ。
「所々違う! 捏造されてるじゃないの!」
勢い余って新聞を引き裂いた私を誰が注意できるだろうか。
大体誰だ、この身元不詳な同級生って! 変な証言をするな!
そもそも私は愛なんか囁いてない! キスはしたけど、私からじゃないし!
びりびりに破いた新聞を苦笑いしたルーカスが集めている。
あらごめんなさい。ベッドの上を散らかしてしまったわ。
つい怒りが抑えられなくて。
ルーカスはまだ要安静だけど、経過は良好だ。
様子を見にルーカスのお見舞いに来た私は、ベッドサイドにあるテーブルに乗った新聞の見出しを目にして、見覚えのある単語が並んでいるなと思って読んでしまったのだ。
こんないかがわしいものをルーカスが読むなんて思わなかった。
ていうか、新聞社は真っ赤なウソで美化しないでほしい。真実も練り込まれているから余計に始末に負えない。
ルーカスはとある人からドラゴンの妙薬を融通してもらったお陰でここまで回復できた。
マリネッタさんは、ドラゴンの妙薬なんか持ってませんと誤魔化して渋る相手に頭を下げて下げて、息子が死んでしまうと玄関前で涙ながらに懇願して譲ってもらったのだという。
それがなければ間違いなく彼は命を落としていた。
「ドラゴンの妙薬を持つ人が今どきいるなんて驚きだわ」
絶滅危惧種なのに。
私が何気なく呟くと、ルーカスが首を傾げていた。知らないの? と言った反応をされたものだから私は怪訝な顔をしてしまった。
「あの女性だよ。大巫女様の元で会ったあの黒髪の高等魔術師」
「デイジーさん?」
確か彼女はドラゴンを使役しているけど…
だからって妙薬を持っているとかそんな情報流れるものなの?
「有名な人だからリナリアも授業で習っただろう。デイジーはミドルネームで、そっちに慣れ親しんでいるからと普段はそちらを使われているけど、彼女こそフォルクヴァルツの消えた姫君と呼ばれていた人だよ」
「デイジーさんてそんなにすごい人だったの!?」
ルーカスの説明に私は目をひん剥いた。つまり貴族出身ってことじゃない。本人はそんな事、何一つ言っていなかったよ!?
只者じゃないだろうなと思ったけど、結構な有名人だった。
なるほど、だから大巫女様は信頼できる人だと太鼓判を押したのか。
「そっか…今度会う機会があればお礼言わなきゃ。……あなたに傷痕が残らなくてよかった」
特殊な切り裂き呪文によって塞がらなかったルーカスの傷はきれいに治った。流石ドラゴンの妙薬と言ったところか。
あれだけの大きな傷だ。内臓に障害が出てもおかしくなかったけどそれら全てドラゴンの妙薬のお陰で元通りに良くなった。デイジーさんには足を向けて眠れない。
傷跡があったとは思えない綺麗な胸元をじっと観察していると、ルーカスが手を伸ばして私の頬を撫でてきた。なんだろうと思って顔をあげると、目の前が陰った。
それでキスされそうになっているのだと察知した私は顔を背けて拒絶した。
「僕のこと、まだ怖いかな?」
疑問系の言葉に私は答えなかった。
ルーカスは寂しそうに微笑むと、今一度宣言した。
「信じてもらえるよう、努力する」
ルーカスは私の頬から手を離すと、それを私の膝の上においた手に伸ばした。
「リナリア、愛しているよ」
手を持ち上げられたと思ったら指先にキスを落とされた。
それに私の胸が震えた。
じわじわと染み出してきそうな感情に目元が熱くなったけど、それをぐっと堪える。
怖い…?
そうね、たしかに怖い。
私はまたあなたに惹かれそうになっている。
そんな自分が怖い。
あなたは私の心を容易く乱してしまうから。
あれだけ憎いと思っていたくせに、私の心はガラリと方向転換してしまった。
今では彼の瞳を見ると泣きたくなる。
言葉にできない想いがこみ上げてきて、私はなんとも言えない感情に襲われるのだ。
「はぁーな!」
私が俯いていると、空気の入れ替えのために開けられた窓の外からフェリクスがなにかの単語を発している声が聞こえてきた。そちらへ視線を送ると、クライネルト家の立派な中庭でフェリクスを連れたクライネルト夫妻と、車輪付きの椅子に座っているアンゼルムさんがお花に囲まれて楽しそうに笑っていた。
その光景を見ていると、ますます泣きたくなる。
私はどうしたいのだろう。
これからどうしたらいいのだろうか。
彼に見つかってしまってから、私の進むべき方向がまたわからなくなってしまった。
21
あなたにおすすめの小説
時間を止めて ~忘れられない元カレは完璧な容姿と天性の才能を持つ世界一残酷な人でした 【完結】
remo
恋愛
どんなに好きになっても、彼は絶対に私を愛さない。
佐倉ここ。
玩具メーカーで働く24歳のOL。
鬼上司・高野雅(がく)に叱責されながら仕事に奔走する中、忘れられない元カレ・常盤千晃(ちあき)に再会。
完璧な容姿と天性の才能を持つ世界一残酷な彼には、悲しい秘密があった。
【完結】ありがとうございました‼
猫になった悪女 ~元夫が溺愛してくるなんて想定外~
黒猫子猫
恋愛
ディアナは欲深く、夫にも結婚を強いた悪女として知られた女王だ。当然のように人々から嫌われ、夫婦仲は悪く、病に倒れた時も誰も哀しまなかった。ディアナは、それで良かった。余命宣告を受け、自分の幸せを追い求める事などとうに止めた。祖国のためにできる事は全てやった。思うままに生きたから、人生をやり直せると言われても、人間などまっぴらごめんだ。
そして、《猫》になった。日向でのんびりと寝ている姿が羨ましかったからだ。いざ、自堕落な生活をしようと思ったら、元夫に拾われてしまった。しかも、自分が死んで、解放されたはずの彼の様子が妙だ。
あなた、隙あらば撫でようとするの、止めてくれる? 私達は白い結婚だったでしょう。
あなた、再婚する気がないの? 「お前を愛したりしない」って嬉しい事を言ってくれたのは誰よ!
猫になった孤高の女王×妻を失って初めて色々気づいてしまった王配の恋のお話。
※全30話です。
お兄ちゃんは、ヒロイン様のモノ!!……だよね?
夕立悠理
恋愛
もうすぐ高校一年生になる朱里には、大好きな人がいる。義兄の小鳥遊優(たかなしゆう)だ。優くん、優くん、と呼んで、いつも後ろをついて回っていた。
けれど、楽しみにしていた高校に入学する日、思い出す。ここは、前世ではまっていた少女漫画の世界だと。ヒーローは、もちろん、かっこよくて、スポーツ万能な優。ヒロインは、朱里と同じく新入生だ。朱里は、二人の仲を邪魔する悪役だった。
思い出したのをきっかけに、朱里は優を好きでいるのをやめた。優くん呼びは、封印し、お兄ちゃんに。中学では一緒だった登下校も別々だ。だって、だって、愛しの「お兄ちゃん」は、ヒロイン様のものだから。
──それなのに。お兄ちゃん、ちょっと、距離近くない……?
※お兄ちゃんは、彼氏様!!……だよね? は二人がいちゃついてるだけです。
偉物騎士様の裏の顔~告白を断ったらムカつく程に執着されたので、徹底的に拒絶した結果~
甘寧
恋愛
「結婚を前提にお付き合いを─」
「全力でお断りします」
主人公であるティナは、園遊会と言う公の場で色気と魅了が服を着ていると言われるユリウスに告白される。
だが、それは罰ゲームで言わされていると言うことを知っているティナは即答で断りを入れた。
…それがよくなかった。プライドを傷けられたユリウスはティナに執着するようになる。そうティナは解釈していたが、ユリウスの本心は違う様で…
一方、ユリウスに関心を持たれたティナの事を面白くないと思う令嬢がいるのも必然。
令嬢達からの嫌がらせと、ユリウスの病的までの執着から逃げる日々だったが……
あなたがいなくなった後 〜シングルマザーになった途端、義弟から愛され始めました〜
瀬崎由美
恋愛
石橋優香は夫大輝との子供を出産したばかりの二十七歳の専業主婦。三歳歳上の大輝とは大学時代のサークルの先輩後輩で、卒業後に再会したのがキッカケで付き合い始めて結婚した。
まだ生後一か月の息子を手探りで育てて、寝不足の日々。朝、いつもと同じように仕事へと送り出した夫は職場での事故で帰らぬ人となる。乳児を抱えシングルマザーとなってしまった優香のことを支えてくれたのは、夫の弟である宏樹だった。二歳年上で公認会計士である宏樹は優香に変わって葬儀やその他を取り仕切ってくれ、事あるごとに家の様子を見にきて、二人のことを気に掛けてくれていた。
息子の為にと自立を考えた優香は、働きに出ることを考える。それを知った宏樹は自分の経営する会計事務所に勤めることを勧めてくれる。陽太が保育園に入れることができる月齢になって義弟のオフィスで働き始めてしばらく、宏樹の不在時に彼の元カノだと名乗る女性が訪れて来、宏樹へと復縁を迫ってくる。宏樹から断られて逆切れした元カノによって、彼が優香のことをずっと想い続けていたことを暴露されてしまう。
あっさりと認めた宏樹は、「今は兄貴の代役でもいい」そういって、優香の傍にいたいと願った。
夫とは真逆のタイプの宏樹だったが、優しく支えてくれるところは同じで……
夫のことを想い続けるも、義弟のことも完全には拒絶することができない優香。
一途な皇帝は心を閉ざした令嬢を望む
浅海 景
恋愛
幼い頃からの婚約者であった王太子より婚約解消を告げられたシャーロット。傷心の最中に心無い言葉を聞き、信じていたものが全て偽りだったと思い込み、絶望のあまり心を閉ざしてしまう。そんな中、帝国から皇帝との縁談がもたらされ、侯爵令嬢としての責任を果たすべく承諾する。
「もう誰も信じない。私はただ責務を果たすだけ」
一方、皇帝はシャーロットを愛していると告げると、言葉通りに溺愛してきてシャーロットの心を揺らす。
傷つくことに怯えて心を閉ざす令嬢と一途に想い続ける青年皇帝の物語
Catch hold of your Love
天野斜己
恋愛
入社してからずっと片思いしていた男性(ひと)には、彼にお似合いの婚約者がいらっしゃる。あたしもそろそろ不毛な片思いから卒業して、親戚のオバサマの勧めるお見合いなんぞしてみようかな、うん、そうしよう。
決心して、お見合いに臨もうとしていた矢先。
当の上司から、よりにもよって職場で押し倒された。
なぜだ!?
あの美しいオジョーサマは、どーするの!?
※2016年01月08日 完結済。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる