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第一部
2:銀瞳の来訪者
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転生したかと思えば容姿は全く違うものになっており、そこはまさかの異世界っぽい場所。まだ色々と整理が付かない中、志乃は情報収集へと向かっていた。
先ほど見えた建物の近くまで来てみると、思っていたよりも大きく見えた。
周囲にある民家の五倍ほどはあるその建物の入り口には「森の訪れ」と書かれた看板が立っており、ここが人の多く集まる場所で間違いはなさそうだ。
さっそく中へ入ろうとしたが、志乃はここである疑問を抱く。
「なんだか村の人達が私を見て驚いてたような気がするけど……なんでだろう?」
よそ者が村に来たぞみたいな理由だったらさすがに嫌なのだが、向けられていた視線はそういうものではなくむしろ敬っていた感じに思えた。
何故そう見られていたのかに疑問を抱きつつも、志乃はドアに手をかけて建物へと入る。
内部はとても広く、西部劇に出てくる酒場のような造りをしていた。
周囲を見回すと、いかにも冒険者といった風貌の人々がテーブルで談笑をしている。
まずは受付に該当する人と話したほうがいいと思い、カウンターへと真っ直ぐ歩いていった。
カウンターの向こう側には、一人の女性の姿がある。
短めの黒髪に大きな青い瞳。縁のないメガネをかけており、鼻歌混じりに書類仕事をしていた。
「こんにちはー。少し訊きたいことがあるんですけれど」
「あ、いらっしゃいませ! 魔物討伐の報酬引き換えなら――――ん?」
その人物に声をかけると明るい挨拶を返してくれたのだが、志乃の姿を見た途端に言葉を切ると、こちらに顔をずいっと寄せてきた。
驚いて思わず一歩退いてしまうが、受付の彼女はもっと驚いている様子だ。
「その銀色の瞳は、もしかして――――――」
青い瞳が、志乃の銀色の瞳を真っすぐに見つめていた。そりゃあ銀色の瞳といえば珍しいのかもしれないけれど、そんなに驚かれるようなことだろうか?
などと思っていると、間髪入れずに彼女はこう言う。
「――――――ペリアエルフの方ですか? そうですよね!?」
ペリアエルフという単語を聞いた志乃は、はてな? と首を傾げた。てっきり人間だと思っていたが、自分はどうやら違う種族らしい。言われてみると瞳が銀色の人間なんて、異世界だとしてもそうそう居る筈がないか。
語気に圧倒された志乃はまた少し後ずさってしまうが、ここは話を合わせておかなければ後々面倒になるかもしれない。
「あ……ごめんなさい。なんだか驚かせちゃったみたいで……」
「いえいえそんな、とんでもない! こちらこそ、気を使わせてしまったようで!」
どうやらペリアエルフとは文字通りエルフ族の一つだそうで、数百年に一度生まれるか生まれないかの希少で崇高な存在らしい。とても高い力を生まれつき秘めており、不老とも言われる特別なエルフなのだそうだ。
と、いう感じの説明を受付の女性から早口で聞かされた彼女はようやく納得する。
そういえば、耳が少しだけ尖っているような気がする。漫画やアニメでよく見たことがあるようなあからさまな三角形ではないのだけれど。
この建物に来るまでの間、村人の視線が自分に向いていたのはそれが原因だったのかもしれない。数百年に一度現れるような種族が村を普通に歩いていたら、誰だって驚くに決まっている。
さっきのことを思い返していると、志乃の頭に更なる疑問が浮かんだ。
(そういえばペリアエルフって、初めて聞く単語じゃない気がするけど……。前に読んだ小説か漫画に出てきてたっけ?)
ハイエルフやダークエルフならファンタジー世界としてはありがちな種族だが、ペリアエルフというのはまず聞きなれない種族名だ。なのに何故か覚えがある気がしてならない。
少しの間考えてこそいたが、他に考えることは山ほどある気がしたので、志乃は改めて村のことを尋ねることにした。
ここはクラド村というらしく、度々冒険者が行き交うのどかで平和な村。拠点ともいうべきこの店を任されているのが、ルゥと名乗ったこの女性である。たまに他の種族も訪れるそうなのだが、ペリアエルフが訪れたのは初めてで、それであんなに驚いたり憧れたりしていたらしい。
互いに自己紹介は済ませたが、名前を変えるのもどうかと思ったのでシノと名乗っておいた。
「クラド村には今日来られたんですか?」
「そんなところです。住む場所を探して旅をしてきたので」
「それならちょうどいい物件がありますよ! 手頃な大きさの一軒家が!」
「来る途中で見かけた空き家のことでしょうか?」
「はい! 前の持ち主が引っ越されて間もないので、内装も綺麗ですよ」
どうやら、自分がこの世界にきたタイミングとピッタリだったようで、どうりで掃除の手が行き届いていたわけだ。さすがに転生して早々に野宿というわけにもいかないし、住む家ぐらいは確保しておきたい。
だが、今のシノには決定的に足りないものがあることに気付く。
「でも、お金持ってないんですよね……ほとんど身一つなので」
「ご心配なく! 住んで頂けるのであれば、特別に代金は免除で!」
「えっ?」
聞き間違いでなければ、ルゥは今確かにお金はいらないと言った。ひょっとしてこの世界における空き家は家賃不要なのかな?
……いや、さすがにそこまで太っ腹なわけない。まさかいわく付きの物件だったりするんじゃないだろうか。
驚いたり疑ったりしているシノを見て、彼女が言葉を続ける。
「ペリアエルフの方が住む村ともなれば、周辺地域へのアピールになるのは間違いないですし、それがこの村の活性化に繋がればこれ以上のことはないですよ!」
「なんだか、それだと広告塔みたいになってる気が……」
「俗な言い方するとそうなっちゃいますけど……別に、何か特別なことはして頂かなくて結構ですよ!」
どうやら、自分という存在が住んでくれることそのものに価値があるらしい。少し不安こそあるけれども、家賃がタダになるというのならば条件としては悪くない。
この際、広告塔云々の件は目を瞑っておこう。種族的に、目立つのは避けられそうにないのだし。
さっきはあまり見る暇がなかったが、中々にしっかりした造りの家だった。そこに住めるというのであればこれからの生活は安泰となるだろう。
「……分かりました。それじゃあ、お願いします!」
「ありがとう御座います! 村の一員として歓迎しますよ、シノさん!」
「お礼を言うのは私のような気もするんですけどね」
住む家はこれで心配無くなったが、そもそもの収入源が皆無な為、村に所属する冒険者として契約もしておくことにした。
さっきは途中で言葉を切ったため説明が中断してしまったが、魔物の討伐などで報酬も得ることができるとのことだ。
まさにこれこそが異世界――――――さしずめここは、いわゆる冒険者ギルド的な扱いと見ていいと思う。
「ところで、この村に冒険者ってどのぐらい居るんですか?」
「立ち寄る冒険者の方はそれなりに多いんですけど、住んでいる方はいないんですよねー」
何となしに訊いてみたが、ルゥの返答を聞いて思わずぎょっとしてしまう。
普通こういう場合は何人かの冒険者――――――魔物と戦える者が住んでいるはずなのだけれど、村にはそういう人がいないというのだ。
昔はいたのかもしれないが、少なくとも今はシノがその第一号ということになるだろう。
「あ、別に心配はいりませんよ? このクラド村は街と街の中継的な役割がありますし、旅の冒険者さんや依頼を受けた方々が頻繁に出入りしているので!」
「住んでる人こそいないけど、冒険者は常に誰かが居ると……」
「そうですそうです! なのでシノさんが冒険者としてこの村に住んで頂けたら、それだけ村としても安心できるかなーって思うわけですよ」
どうやら広告塔効果というだけではなく、村の安全自体を考慮した居住提案だったらしい。それならば、所属の冒険者となったからには頑張らないわけにはいかない。
自分がどれだけ戦えるのか全くわからないが、弱い魔物相手なら最初のうちは大丈夫だろう。むしろ大丈夫じゃないと困る。スライムに負けてゲームオーバーなど言語道断だもの。
「そうと決まれば、村長のところへいきましょうっ! こんなに珍しい来訪者を紹介しないわけにはいきませんからね!」
「紹介はともかく、やっぱりなんだか大袈裟なような……」
「そんなことないですって! ――――――お母さーん! ちょっとの間、店のことお願いねー!」
ルゥが店の奥へ向かって大きな声で言ってみせると、同じく大きな声で返事が返ってくる。
冒険者の集う場所で働いてるだけはあって、彼女はかなり面倒見のいい人物のようだ。
それぐらいの器量が無ければ、店をやっていくことは出来ないということか。
どうも自分は物凄く長命――――――というより不老な種族のようだし、恩はこれから長い時間をかけて返していけばいい。
「さて、それじゃあいきましょうか!」
先ほどから何ら変わることのない明るい声と共に、ルゥはシノの手を取ると颯爽と店を出る。
ペリアエルフという非常に珍しいかつ新たな村の仲間を紹介すべく、村長の家へと向かって歩き出した。
先ほど見えた建物の近くまで来てみると、思っていたよりも大きく見えた。
周囲にある民家の五倍ほどはあるその建物の入り口には「森の訪れ」と書かれた看板が立っており、ここが人の多く集まる場所で間違いはなさそうだ。
さっそく中へ入ろうとしたが、志乃はここである疑問を抱く。
「なんだか村の人達が私を見て驚いてたような気がするけど……なんでだろう?」
よそ者が村に来たぞみたいな理由だったらさすがに嫌なのだが、向けられていた視線はそういうものではなくむしろ敬っていた感じに思えた。
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内部はとても広く、西部劇に出てくる酒場のような造りをしていた。
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短めの黒髪に大きな青い瞳。縁のないメガネをかけており、鼻歌混じりに書類仕事をしていた。
「こんにちはー。少し訊きたいことがあるんですけれど」
「あ、いらっしゃいませ! 魔物討伐の報酬引き換えなら――――ん?」
その人物に声をかけると明るい挨拶を返してくれたのだが、志乃の姿を見た途端に言葉を切ると、こちらに顔をずいっと寄せてきた。
驚いて思わず一歩退いてしまうが、受付の彼女はもっと驚いている様子だ。
「その銀色の瞳は、もしかして――――――」
青い瞳が、志乃の銀色の瞳を真っすぐに見つめていた。そりゃあ銀色の瞳といえば珍しいのかもしれないけれど、そんなに驚かれるようなことだろうか?
などと思っていると、間髪入れずに彼女はこう言う。
「――――――ペリアエルフの方ですか? そうですよね!?」
ペリアエルフという単語を聞いた志乃は、はてな? と首を傾げた。てっきり人間だと思っていたが、自分はどうやら違う種族らしい。言われてみると瞳が銀色の人間なんて、異世界だとしてもそうそう居る筈がないか。
語気に圧倒された志乃はまた少し後ずさってしまうが、ここは話を合わせておかなければ後々面倒になるかもしれない。
「あ……ごめんなさい。なんだか驚かせちゃったみたいで……」
「いえいえそんな、とんでもない! こちらこそ、気を使わせてしまったようで!」
どうやらペリアエルフとは文字通りエルフ族の一つだそうで、数百年に一度生まれるか生まれないかの希少で崇高な存在らしい。とても高い力を生まれつき秘めており、不老とも言われる特別なエルフなのだそうだ。
と、いう感じの説明を受付の女性から早口で聞かされた彼女はようやく納得する。
そういえば、耳が少しだけ尖っているような気がする。漫画やアニメでよく見たことがあるようなあからさまな三角形ではないのだけれど。
この建物に来るまでの間、村人の視線が自分に向いていたのはそれが原因だったのかもしれない。数百年に一度現れるような種族が村を普通に歩いていたら、誰だって驚くに決まっている。
さっきのことを思い返していると、志乃の頭に更なる疑問が浮かんだ。
(そういえばペリアエルフって、初めて聞く単語じゃない気がするけど……。前に読んだ小説か漫画に出てきてたっけ?)
ハイエルフやダークエルフならファンタジー世界としてはありがちな種族だが、ペリアエルフというのはまず聞きなれない種族名だ。なのに何故か覚えがある気がしてならない。
少しの間考えてこそいたが、他に考えることは山ほどある気がしたので、志乃は改めて村のことを尋ねることにした。
ここはクラド村というらしく、度々冒険者が行き交うのどかで平和な村。拠点ともいうべきこの店を任されているのが、ルゥと名乗ったこの女性である。たまに他の種族も訪れるそうなのだが、ペリアエルフが訪れたのは初めてで、それであんなに驚いたり憧れたりしていたらしい。
互いに自己紹介は済ませたが、名前を変えるのもどうかと思ったのでシノと名乗っておいた。
「クラド村には今日来られたんですか?」
「そんなところです。住む場所を探して旅をしてきたので」
「それならちょうどいい物件がありますよ! 手頃な大きさの一軒家が!」
「来る途中で見かけた空き家のことでしょうか?」
「はい! 前の持ち主が引っ越されて間もないので、内装も綺麗ですよ」
どうやら、自分がこの世界にきたタイミングとピッタリだったようで、どうりで掃除の手が行き届いていたわけだ。さすがに転生して早々に野宿というわけにもいかないし、住む家ぐらいは確保しておきたい。
だが、今のシノには決定的に足りないものがあることに気付く。
「でも、お金持ってないんですよね……ほとんど身一つなので」
「ご心配なく! 住んで頂けるのであれば、特別に代金は免除で!」
「えっ?」
聞き間違いでなければ、ルゥは今確かにお金はいらないと言った。ひょっとしてこの世界における空き家は家賃不要なのかな?
……いや、さすがにそこまで太っ腹なわけない。まさかいわく付きの物件だったりするんじゃないだろうか。
驚いたり疑ったりしているシノを見て、彼女が言葉を続ける。
「ペリアエルフの方が住む村ともなれば、周辺地域へのアピールになるのは間違いないですし、それがこの村の活性化に繋がればこれ以上のことはないですよ!」
「なんだか、それだと広告塔みたいになってる気が……」
「俗な言い方するとそうなっちゃいますけど……別に、何か特別なことはして頂かなくて結構ですよ!」
どうやら、自分という存在が住んでくれることそのものに価値があるらしい。少し不安こそあるけれども、家賃がタダになるというのならば条件としては悪くない。
この際、広告塔云々の件は目を瞑っておこう。種族的に、目立つのは避けられそうにないのだし。
さっきはあまり見る暇がなかったが、中々にしっかりした造りの家だった。そこに住めるというのであればこれからの生活は安泰となるだろう。
「……分かりました。それじゃあ、お願いします!」
「ありがとう御座います! 村の一員として歓迎しますよ、シノさん!」
「お礼を言うのは私のような気もするんですけどね」
住む家はこれで心配無くなったが、そもそもの収入源が皆無な為、村に所属する冒険者として契約もしておくことにした。
さっきは途中で言葉を切ったため説明が中断してしまったが、魔物の討伐などで報酬も得ることができるとのことだ。
まさにこれこそが異世界――――――さしずめここは、いわゆる冒険者ギルド的な扱いと見ていいと思う。
「ところで、この村に冒険者ってどのぐらい居るんですか?」
「立ち寄る冒険者の方はそれなりに多いんですけど、住んでいる方はいないんですよねー」
何となしに訊いてみたが、ルゥの返答を聞いて思わずぎょっとしてしまう。
普通こういう場合は何人かの冒険者――――――魔物と戦える者が住んでいるはずなのだけれど、村にはそういう人がいないというのだ。
昔はいたのかもしれないが、少なくとも今はシノがその第一号ということになるだろう。
「あ、別に心配はいりませんよ? このクラド村は街と街の中継的な役割がありますし、旅の冒険者さんや依頼を受けた方々が頻繁に出入りしているので!」
「住んでる人こそいないけど、冒険者は常に誰かが居ると……」
「そうですそうです! なのでシノさんが冒険者としてこの村に住んで頂けたら、それだけ村としても安心できるかなーって思うわけですよ」
どうやら広告塔効果というだけではなく、村の安全自体を考慮した居住提案だったらしい。それならば、所属の冒険者となったからには頑張らないわけにはいかない。
自分がどれだけ戦えるのか全くわからないが、弱い魔物相手なら最初のうちは大丈夫だろう。むしろ大丈夫じゃないと困る。スライムに負けてゲームオーバーなど言語道断だもの。
「そうと決まれば、村長のところへいきましょうっ! こんなに珍しい来訪者を紹介しないわけにはいきませんからね!」
「紹介はともかく、やっぱりなんだか大袈裟なような……」
「そんなことないですって! ――――――お母さーん! ちょっとの間、店のことお願いねー!」
ルゥが店の奥へ向かって大きな声で言ってみせると、同じく大きな声で返事が返ってくる。
冒険者の集う場所で働いてるだけはあって、彼女はかなり面倒見のいい人物のようだ。
それぐらいの器量が無ければ、店をやっていくことは出来ないということか。
どうも自分は物凄く長命――――――というより不老な種族のようだし、恩はこれから長い時間をかけて返していけばいい。
「さて、それじゃあいきましょうか!」
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