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第一部
10:冒険者と教職者
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「それじゃあ、今日はおしまい! また明日ね!」
「ありがとうございましたー!」
昼前のクラド村に子どもたちの元気な声が響く。今日もシノが受け持つ学校の授業が終わり、生徒達が続々と建物を後にする。
元気一杯に駆けていく子や親兄弟と一緒に帰る子を見送りながら、シノも帰る準備をしていた。
「外から来た方が見たら、まさかシノさんが冒険者だなんて思わないでしょうなぁ」
「見た目が既に冒険者って感じじゃないですからね……。それに、エルフ族の冒険者もそこまで数が多くないって聞きますし」
「はっはっは! 隠れた実力者というヤツかもしれませんな」
「先生はきれいだし、かっこいいんだよ! ねー!」
「ふふふ、ありがとね」
親子とそんな会話を交わしつつ、彼女も学校の建物を後にした。確かに村所属の冒険者とはいえ、どちらかといえば教師がメインになっている感はある。
それはそれで楽しいし好きなのでシノ的には問題などないのだが、初めてクラド村を訪れた人に自己紹介などをすると、大概いつも驚かれてしまう。
冒険者としてはありがちな剣や杖を持っているわけでもないので、パッと見だと普通の女性だと思われているのだろうか。
(これでも冒険者歴は百年近いはずなんだけどなぁ)
教師の仕事を始めてからは長らく遠くへ行ったりしていないので、冒険者っぽくないと言われてしまえばその通りかもしれないけれど。
服装だけはちょっと意識していたりするが、肝心の行動をしていないと、どこまでいっても教師っぽさは抜けない気がする。
家に戻ってきたシノは自室の鏡の前に立つと、改めて自身の姿を確認してみた。
トップスとひざ丈までのスカートがセットになっている白基調の服に茶系のコートを羽織った格好。この世界に来た時に着ていた服はさすがに古すぎるので、既に処分済みだ。
知り合いの冒険者達を見ていると、もっと派手寄りの恰好をしている人物もいるにはいるのだが、
「ファッションセンスとかこの世界では問われてないんだし、こんなもんだよね」
誰に言うでもなくそう呟くと、彼女は昼食のため自室を後にする。
そうこうしているうちに昼を過ぎ、シノはいつものように森の訪れへと足を運んでいた。特に用がなくても来てしまうのが常連の性というやつだろうか。
どうせなら午後のおやつにお菓子でも作って貰おうかなと思いつつ店を訪れたのだが、店内に入ると辺りはなんだかいつもよりざわついた雰囲気に包まれていた。
「あっ、シノさん! ちょうどいいところに来てくれました!」
「ん? 何かあったの?」
冒険者数名と話していたローザは、シノが来たことに気付くと声をかける。
カウンター前に集まっていたのは皆、彼女の顔見知りの冒険者達で、剣士と格闘家の男性二人組と魔術師の女性が一人。森の訪れでも特によく見かける面子だ。
「先ほど近隣の街から連絡があって……魔物が大発生している場所があるので手を貸して欲しいそうで……」
「魔物の大発生かぁ……話を聞くのは私もかなり久しぶりかも」
「十年に一度あるかないかですからね。対応も遅れてしまったらしくて、近辺に採集にきていた一般の方に被害も出ているとか……」
「って、それは大変なことじゃない! すぐ何とかしに行かないと!」
ただ単に魔物が群れを成しているだけならともかく、一般に被害が出ているなら話は別だ。どんな種類がどれだけいるのかもわからないのだし、老人や子どもが襲われていたら一刻を争う。
現にシノはついこの間、目の前でそういった場面に遭遇したのだから自然と語気が強くなった。
「そ、それはもちろん! これから皆さん、出発しようとしてたところだったんですよ」
「でも、どーせならシノさんも一緒に行ったほうが早く片付きそうでしょう?」
「先生の仕事ばっかだとせっかくの腕前も鈍っちまうかもだしな」
「そうそう! 元が強いんだから、たまには存分に力を振るわないと損だぜ!」
どうやら皆、シノと一緒に行く気だったらしい。いずれもかなり腕の立つ冒険者なので、戦力としては十分といえるだろう。
シノ自身も「そういえば」と、午前中のやり取りを思い出した。ここ最近はずっと村周辺の討伐ばかりで、冒険者っぽいことはしていなかったなと。
能力が高いペリアエルフなのだし、使い渋っていたらここぞという時に発揮できないだろう。そういった意味でも、今回の大発生はちょうどいい機会かもしれない。
目立ち過ぎるのは好ましくないとは思ったが、こういう意味での目立つならむしろ歓迎だ。
「既に四人乗りの魔動車は手配してありますので、お願いします」
「馬とか馬車で行ったら逆に襲われるかもしれないもんね」
「よし、動かすのはお前に任せたぞ」
「俺かよ! 仕方ねぇな全く……」
魔動車というのは、言葉の通り魔結晶を動力として動く車のことを指す。形としてはかなり初期型の自動車に近く、ハッキリ言って乗り心地はよくない。だが、陸路の移動手段としてはかなり速いので文句は言えない。
この世界でも元の世界でも、最初にこういう車を開発した人は、よくもまぁ乗りこなせたものだと感心してしまう。
シノはあまり魔動車の操縦が得意ではないため、剣士の彼に一任しておいた。
「それじゃ行ってくるね、ローザ!」
「はい、お気をつけて!」
ローザの見送りを受けて冒険者四人は、村の入り口に停めてある魔動車の場所へと向かう。
ここからは完全に冒険者としての時間だ。気合を入れ直さなければならない。そんなシノの様子に気づいたのかはわからないが、他の三人が可笑しそうに笑っていた。
冒険者としての彼女の本気が久々に見れるからなのか。ただ単に一緒に戦えるから嬉しいからなのか。
そのどちらか――――――というよりかは、多分両方なんだろうなぁとは思う。
「よっしゃあ! 目的地まで飛ばすぜ、みんな!」
「安全運転でお願いねー」
「魔動車に安全も何もないとは思うけど……」
操縦席に剣士が乗り込んで、その後ろに三人が座ると、彼の威勢の良い掛け声が村の入り口に響く。
いくら金属製の車とはいえ、変な動かし方をすれば普通に壊れるので無茶はやめてほしい。魔術師の彼女が一応念を押しておくが多分、あまり意味はないだろう。
動力を始動させると、魔結晶から生み出された蒸気を周囲に噴出しながら魔動車が動き出す。
うん、やっぱり何度乗っても乗り心地は良いなんて言えないや。既に結構揺れてるし。
――――グオォォォォォー!!!
咆哮のそれに似た音を響かせながら冒険者四人を乗せた車は、そのまま魔物が大発生している地域へと走り去っていくのであった。
「ありがとうございましたー!」
昼前のクラド村に子どもたちの元気な声が響く。今日もシノが受け持つ学校の授業が終わり、生徒達が続々と建物を後にする。
元気一杯に駆けていく子や親兄弟と一緒に帰る子を見送りながら、シノも帰る準備をしていた。
「外から来た方が見たら、まさかシノさんが冒険者だなんて思わないでしょうなぁ」
「見た目が既に冒険者って感じじゃないですからね……。それに、エルフ族の冒険者もそこまで数が多くないって聞きますし」
「はっはっは! 隠れた実力者というヤツかもしれませんな」
「先生はきれいだし、かっこいいんだよ! ねー!」
「ふふふ、ありがとね」
親子とそんな会話を交わしつつ、彼女も学校の建物を後にした。確かに村所属の冒険者とはいえ、どちらかといえば教師がメインになっている感はある。
それはそれで楽しいし好きなのでシノ的には問題などないのだが、初めてクラド村を訪れた人に自己紹介などをすると、大概いつも驚かれてしまう。
冒険者としてはありがちな剣や杖を持っているわけでもないので、パッと見だと普通の女性だと思われているのだろうか。
(これでも冒険者歴は百年近いはずなんだけどなぁ)
教師の仕事を始めてからは長らく遠くへ行ったりしていないので、冒険者っぽくないと言われてしまえばその通りかもしれないけれど。
服装だけはちょっと意識していたりするが、肝心の行動をしていないと、どこまでいっても教師っぽさは抜けない気がする。
家に戻ってきたシノは自室の鏡の前に立つと、改めて自身の姿を確認してみた。
トップスとひざ丈までのスカートがセットになっている白基調の服に茶系のコートを羽織った格好。この世界に来た時に着ていた服はさすがに古すぎるので、既に処分済みだ。
知り合いの冒険者達を見ていると、もっと派手寄りの恰好をしている人物もいるにはいるのだが、
「ファッションセンスとかこの世界では問われてないんだし、こんなもんだよね」
誰に言うでもなくそう呟くと、彼女は昼食のため自室を後にする。
そうこうしているうちに昼を過ぎ、シノはいつものように森の訪れへと足を運んでいた。特に用がなくても来てしまうのが常連の性というやつだろうか。
どうせなら午後のおやつにお菓子でも作って貰おうかなと思いつつ店を訪れたのだが、店内に入ると辺りはなんだかいつもよりざわついた雰囲気に包まれていた。
「あっ、シノさん! ちょうどいいところに来てくれました!」
「ん? 何かあったの?」
冒険者数名と話していたローザは、シノが来たことに気付くと声をかける。
カウンター前に集まっていたのは皆、彼女の顔見知りの冒険者達で、剣士と格闘家の男性二人組と魔術師の女性が一人。森の訪れでも特によく見かける面子だ。
「先ほど近隣の街から連絡があって……魔物が大発生している場所があるので手を貸して欲しいそうで……」
「魔物の大発生かぁ……話を聞くのは私もかなり久しぶりかも」
「十年に一度あるかないかですからね。対応も遅れてしまったらしくて、近辺に採集にきていた一般の方に被害も出ているとか……」
「って、それは大変なことじゃない! すぐ何とかしに行かないと!」
ただ単に魔物が群れを成しているだけならともかく、一般に被害が出ているなら話は別だ。どんな種類がどれだけいるのかもわからないのだし、老人や子どもが襲われていたら一刻を争う。
現にシノはついこの間、目の前でそういった場面に遭遇したのだから自然と語気が強くなった。
「そ、それはもちろん! これから皆さん、出発しようとしてたところだったんですよ」
「でも、どーせならシノさんも一緒に行ったほうが早く片付きそうでしょう?」
「先生の仕事ばっかだとせっかくの腕前も鈍っちまうかもだしな」
「そうそう! 元が強いんだから、たまには存分に力を振るわないと損だぜ!」
どうやら皆、シノと一緒に行く気だったらしい。いずれもかなり腕の立つ冒険者なので、戦力としては十分といえるだろう。
シノ自身も「そういえば」と、午前中のやり取りを思い出した。ここ最近はずっと村周辺の討伐ばかりで、冒険者っぽいことはしていなかったなと。
能力が高いペリアエルフなのだし、使い渋っていたらここぞという時に発揮できないだろう。そういった意味でも、今回の大発生はちょうどいい機会かもしれない。
目立ち過ぎるのは好ましくないとは思ったが、こういう意味での目立つならむしろ歓迎だ。
「既に四人乗りの魔動車は手配してありますので、お願いします」
「馬とか馬車で行ったら逆に襲われるかもしれないもんね」
「よし、動かすのはお前に任せたぞ」
「俺かよ! 仕方ねぇな全く……」
魔動車というのは、言葉の通り魔結晶を動力として動く車のことを指す。形としてはかなり初期型の自動車に近く、ハッキリ言って乗り心地はよくない。だが、陸路の移動手段としてはかなり速いので文句は言えない。
この世界でも元の世界でも、最初にこういう車を開発した人は、よくもまぁ乗りこなせたものだと感心してしまう。
シノはあまり魔動車の操縦が得意ではないため、剣士の彼に一任しておいた。
「それじゃ行ってくるね、ローザ!」
「はい、お気をつけて!」
ローザの見送りを受けて冒険者四人は、村の入り口に停めてある魔動車の場所へと向かう。
ここからは完全に冒険者としての時間だ。気合を入れ直さなければならない。そんなシノの様子に気づいたのかはわからないが、他の三人が可笑しそうに笑っていた。
冒険者としての彼女の本気が久々に見れるからなのか。ただ単に一緒に戦えるから嬉しいからなのか。
そのどちらか――――――というよりかは、多分両方なんだろうなぁとは思う。
「よっしゃあ! 目的地まで飛ばすぜ、みんな!」
「安全運転でお願いねー」
「魔動車に安全も何もないとは思うけど……」
操縦席に剣士が乗り込んで、その後ろに三人が座ると、彼の威勢の良い掛け声が村の入り口に響く。
いくら金属製の車とはいえ、変な動かし方をすれば普通に壊れるので無茶はやめてほしい。魔術師の彼女が一応念を押しておくが多分、あまり意味はないだろう。
動力を始動させると、魔結晶から生み出された蒸気を周囲に噴出しながら魔動車が動き出す。
うん、やっぱり何度乗っても乗り心地は良いなんて言えないや。既に結構揺れてるし。
――――グオォォォォォー!!!
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