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第二部
48:新たなる力
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色々あって一時的にクラド村の住人となった精霊セリア。その「色々」の一因ともいえる精霊が授けなければならない加護の契約を行うため、一同は村中央の広場へと出てきていた。
冬なため普段より日暮れが早く、準備をしているセリアは若干急ぎ足だ。
「こんなに早く、私がこれを描く日がやってくるなんて思わなかったわ……」
当の彼女は何やらブツクサ言いながらも、広場の地面に魔法陣のようなものを描いていた。
二人の人間が立てるほどの大きさのそれは、精霊が使う魔法と同様に見たことのない模様をしている。広場には段々と人が集まり始めており、皆物珍しそうに見ていた。
その中には先ほど店から飛び出してきたローザもおり、興味津々なようだ。精霊の契約儀式なんてそうそう見れるものではないから、それもそうだろう。
「それにしても、精霊が扱う魔法陣ってどれも独特だよね」
「当然じゃない。簡単に模倣されたらたまったものじゃないし、精霊の面目丸つぶれよ」
「詠唱に関しても、精霊にしか出来ない方法があったりしますからね」
そういえばそんな設定も作ってたなぁとシノは思い返す。何かを詠唱しているということはわかるのだが、言語としては認識できないというヤツだ。
まさに、人には真似出来ないを体現しているといえるだろう。さすがのシノでも実行するのは不可能に近いと思う。
「これでよし……と。野次馬はもうちょっと離れてなさい。巻き込まれても知らないわよ」
やがて魔法陣を描き終えたセリアは、集まっている村人達に向けて注意を促す。それに応えるように皆は二人から少しだけ距離を空けた。
魔法陣には大きな円の真ん中に小さな円が更に二つ描かれており、シノに対してその一つの上へ立つように促すと、自身はもう一つの上へと立つ。
そうして向かい合うような形になると、セリアは大きく深呼吸をしてみせた。
「それじゃあ始めるわよ。準備はいい?」
「私は大丈夫だよ。よろしく頼むね」
シノが頷いたのを確認するとセリアは両手をシノへとかざして目を閉じ、何やら詠唱を始めた。精霊特有の言語のようで、何を言ってるかは聞き取れない。
それに呼応するかのように足元の魔法陣が赤く輝き始め、周囲の村人からもざわめきが生じる。中でも子ども達の一部は心配そうにしていたが、リエルが「大丈夫」と頷いてみせると安堵の表情を浮かべた。
そもそも、小さな村であるクラド村のど真ん中で精霊契約の儀式をやっているということが既に驚きかつ心配なのだがそれはそれとして。
「――――――我、大炎に仕える者なり。精霊の契約に従い、彼の者に力の一端を貸し与えよう」
セリアが契約の文言を口にした瞬間、彼女の身体から赤い光がいくつもの玉となって空へと舞い上がる。それらは空中で何度か渦を巻いた後に地上へ戻ってきたかと思えば、シノへと覆いかぶさる形で同化した。
当の彼女は何かの変化を感じ取ったのか、光が自身へと重なったと同時に不思議な表情を浮かべている。
「――――――これで契約は終了よ。私の力なんだから、大事に使いなさいよね」
改めて大きく息を吐いたセリアは、まだちょっと上から目線気味だ。
シノはそれに対して肩を竦めながら苦笑はしたものの、
「ありがとう、セリア。しっかりと活用させてもらうからね」
礼を言った後に握手を交わすと、セリアは若干嫌々ながらもそれに応じる。あまりこういったことには慣れていないのだろうか。大精霊を目指す身でこれというのは問題ありな気はするけれども。
「シ、シノさん! どんな感じだったんですか!?」
村人達の中からいの一番に走ってきたローザが目をキラキラさせている。こうしてみると完全に子どものようで、その様子を見たシノはとりあえずなだめておいた。
その傍らでセリアは大きなため息をつき「どっちが子どもなんだか」と言いたげな表情をしている。
「身体が前よりも軽くなったみたいな感じかな? いやまぁ、体重的な意味じゃないけれど」
「シノさんの力が強まったから……なんでしょうか?」
「その辺りはよくわからないけど、追々実感はできるかもしれないねー」
ちなみに身体が軽くなったというのは比喩でもなんでもなく、そのままの意味だ。
ゲーム等で主人公が特別な力を得るシーンでは身体が浮き上がるような描写があったりするのだが、まさにあんな感じに近い。まさか自分があの通りの体験をするとは思わなかったので、少し驚きである。
「あ、言っておくけれど精霊の能力までは貸せないからね」
「もし貸せたとしたら、能力によっては手がつけられなくなりそうですしね……」
「確かに。私がリエルの転移能力を獲得とかしちゃったら、使い放題の旅費要らずだもんねー」
転移にはもっと色々と使い道があると思うのだが、シノは割と現実主義なようだ。セリアの盾能力は専ら戦闘ぐらいにしか使えないだろうけど。
でもこれで確実に力はついただろうし、以前リエルと話していた種族としての力を磨くという目標にも一歩前進できた気がする。
見学していた村人達も次第に散り始めていたため、シノ達も家に戻ろうとしたその時、
「痛っ!」
その場を去ろうとしていた男の子が、凍っていた地面で滑って転んでしまった。
咄嗟に手をついたようなので大したことはなかったようだが、
「こういう日は滑りやすいから気を付けてね? ほら、手を見せて」
それを見てすぐに駆け寄ったシノは、彼の手を取って起こしてあげると手を見る。少し擦り剝いてしまっていたようで、薄く血が滲んでいた。この程度ならば医者に見せる必要もないので、魔法で治してあげることができるだろう。
「待っててね。すぐに治して――――――――」
血が滲んだ部分を両手で包み込むと、すぐに治癒魔法の詠唱を始めようとしたシノだったが、ここで予想外の出来事が起こる。
まだ詠唱すらしていないというのに、治癒魔法特有の淡い緑色の光が既に発生していたのだ。それらは小さな手を覆って瞬いた後に発動し、すぐさま傷を癒してみせる。
「ありがとー、先生!」
「え? あ、うん。また転んだりしないようにね」
男の子は元気にお礼を言って今度はさっきより慎重に走り去っていったが、シノは今自分がやったことが理解出来ずにいた。目を白黒させていると、セリアがそれに対して補足をする。
「精霊の力を借りるっていうのは、つまりこういうことよ。リエルの魔法を見てたのなら何となくわかるでしょ?」
「私にも、詠唱せずに魔法を使える力が備わったってこと……?」
「そうよ。契約は、それだけ大きな力をもたらすってことなんだから」
精霊もしくは大精霊と契約を結ぶと、それに応じた大きな力を得ることが出来る。
契約の内容に関してシノが設定集に記していたのは若干大雑把な内容ではあったが、まさか今回得た力が無詠唱魔法だったとは予想外だった。
棚からぼた餅というわけではないけれども、これはかなり大きな収穫といえるだろう。
もし大精霊と契約をするなんてことになれば、その時は一体どれだけの力を授かることになるのだろうか? そもそも会えるかどうかが不明なので、その辺に関してはまだ何とも言えないが。
「と・に・か・く! 私の力なんだから、そこはちゃんと理解するようにっ!」
「負けた側の筈なのに、どうして偉そうなんだろう……」
「それがセリアさんという方なので……気にしない方がいいと思います」
シノをビシッと指差しながら言う彼女に対して、二人は揃って苦笑を浮かべた。
つい先刻までは頭を抱えて項垂れていたというのに、意外と立ち直りは早いのかもしれない。言い方を変えれば単純ともいえるが。
「よし、それじゃあそろそろ家に帰ろっか」
「セリアさんの部屋も決めないといけませんからね」
「ホントにしばらく住むことになるのかぁー……なんか、実感が湧かないわ」
リエルとはある意味対照的なセリアが家に加わったら一体どうなることやら。期待と不安が入り混じりこそするが、そこは二人を信じるとしよう。
村人達に混ざって大急ぎで店へと帰り始めたローザを見送ると、三人はシノ宅へ向かって歩き出したのであった。
冬なため普段より日暮れが早く、準備をしているセリアは若干急ぎ足だ。
「こんなに早く、私がこれを描く日がやってくるなんて思わなかったわ……」
当の彼女は何やらブツクサ言いながらも、広場の地面に魔法陣のようなものを描いていた。
二人の人間が立てるほどの大きさのそれは、精霊が使う魔法と同様に見たことのない模様をしている。広場には段々と人が集まり始めており、皆物珍しそうに見ていた。
その中には先ほど店から飛び出してきたローザもおり、興味津々なようだ。精霊の契約儀式なんてそうそう見れるものではないから、それもそうだろう。
「それにしても、精霊が扱う魔法陣ってどれも独特だよね」
「当然じゃない。簡単に模倣されたらたまったものじゃないし、精霊の面目丸つぶれよ」
「詠唱に関しても、精霊にしか出来ない方法があったりしますからね」
そういえばそんな設定も作ってたなぁとシノは思い返す。何かを詠唱しているということはわかるのだが、言語としては認識できないというヤツだ。
まさに、人には真似出来ないを体現しているといえるだろう。さすがのシノでも実行するのは不可能に近いと思う。
「これでよし……と。野次馬はもうちょっと離れてなさい。巻き込まれても知らないわよ」
やがて魔法陣を描き終えたセリアは、集まっている村人達に向けて注意を促す。それに応えるように皆は二人から少しだけ距離を空けた。
魔法陣には大きな円の真ん中に小さな円が更に二つ描かれており、シノに対してその一つの上へ立つように促すと、自身はもう一つの上へと立つ。
そうして向かい合うような形になると、セリアは大きく深呼吸をしてみせた。
「それじゃあ始めるわよ。準備はいい?」
「私は大丈夫だよ。よろしく頼むね」
シノが頷いたのを確認するとセリアは両手をシノへとかざして目を閉じ、何やら詠唱を始めた。精霊特有の言語のようで、何を言ってるかは聞き取れない。
それに呼応するかのように足元の魔法陣が赤く輝き始め、周囲の村人からもざわめきが生じる。中でも子ども達の一部は心配そうにしていたが、リエルが「大丈夫」と頷いてみせると安堵の表情を浮かべた。
そもそも、小さな村であるクラド村のど真ん中で精霊契約の儀式をやっているということが既に驚きかつ心配なのだがそれはそれとして。
「――――――我、大炎に仕える者なり。精霊の契約に従い、彼の者に力の一端を貸し与えよう」
セリアが契約の文言を口にした瞬間、彼女の身体から赤い光がいくつもの玉となって空へと舞い上がる。それらは空中で何度か渦を巻いた後に地上へ戻ってきたかと思えば、シノへと覆いかぶさる形で同化した。
当の彼女は何かの変化を感じ取ったのか、光が自身へと重なったと同時に不思議な表情を浮かべている。
「――――――これで契約は終了よ。私の力なんだから、大事に使いなさいよね」
改めて大きく息を吐いたセリアは、まだちょっと上から目線気味だ。
シノはそれに対して肩を竦めながら苦笑はしたものの、
「ありがとう、セリア。しっかりと活用させてもらうからね」
礼を言った後に握手を交わすと、セリアは若干嫌々ながらもそれに応じる。あまりこういったことには慣れていないのだろうか。大精霊を目指す身でこれというのは問題ありな気はするけれども。
「シ、シノさん! どんな感じだったんですか!?」
村人達の中からいの一番に走ってきたローザが目をキラキラさせている。こうしてみると完全に子どものようで、その様子を見たシノはとりあえずなだめておいた。
その傍らでセリアは大きなため息をつき「どっちが子どもなんだか」と言いたげな表情をしている。
「身体が前よりも軽くなったみたいな感じかな? いやまぁ、体重的な意味じゃないけれど」
「シノさんの力が強まったから……なんでしょうか?」
「その辺りはよくわからないけど、追々実感はできるかもしれないねー」
ちなみに身体が軽くなったというのは比喩でもなんでもなく、そのままの意味だ。
ゲーム等で主人公が特別な力を得るシーンでは身体が浮き上がるような描写があったりするのだが、まさにあんな感じに近い。まさか自分があの通りの体験をするとは思わなかったので、少し驚きである。
「あ、言っておくけれど精霊の能力までは貸せないからね」
「もし貸せたとしたら、能力によっては手がつけられなくなりそうですしね……」
「確かに。私がリエルの転移能力を獲得とかしちゃったら、使い放題の旅費要らずだもんねー」
転移にはもっと色々と使い道があると思うのだが、シノは割と現実主義なようだ。セリアの盾能力は専ら戦闘ぐらいにしか使えないだろうけど。
でもこれで確実に力はついただろうし、以前リエルと話していた種族としての力を磨くという目標にも一歩前進できた気がする。
見学していた村人達も次第に散り始めていたため、シノ達も家に戻ろうとしたその時、
「痛っ!」
その場を去ろうとしていた男の子が、凍っていた地面で滑って転んでしまった。
咄嗟に手をついたようなので大したことはなかったようだが、
「こういう日は滑りやすいから気を付けてね? ほら、手を見せて」
それを見てすぐに駆け寄ったシノは、彼の手を取って起こしてあげると手を見る。少し擦り剝いてしまっていたようで、薄く血が滲んでいた。この程度ならば医者に見せる必要もないので、魔法で治してあげることができるだろう。
「待っててね。すぐに治して――――――――」
血が滲んだ部分を両手で包み込むと、すぐに治癒魔法の詠唱を始めようとしたシノだったが、ここで予想外の出来事が起こる。
まだ詠唱すらしていないというのに、治癒魔法特有の淡い緑色の光が既に発生していたのだ。それらは小さな手を覆って瞬いた後に発動し、すぐさま傷を癒してみせる。
「ありがとー、先生!」
「え? あ、うん。また転んだりしないようにね」
男の子は元気にお礼を言って今度はさっきより慎重に走り去っていったが、シノは今自分がやったことが理解出来ずにいた。目を白黒させていると、セリアがそれに対して補足をする。
「精霊の力を借りるっていうのは、つまりこういうことよ。リエルの魔法を見てたのなら何となくわかるでしょ?」
「私にも、詠唱せずに魔法を使える力が備わったってこと……?」
「そうよ。契約は、それだけ大きな力をもたらすってことなんだから」
精霊もしくは大精霊と契約を結ぶと、それに応じた大きな力を得ることが出来る。
契約の内容に関してシノが設定集に記していたのは若干大雑把な内容ではあったが、まさか今回得た力が無詠唱魔法だったとは予想外だった。
棚からぼた餅というわけではないけれども、これはかなり大きな収穫といえるだろう。
もし大精霊と契約をするなんてことになれば、その時は一体どれだけの力を授かることになるのだろうか? そもそも会えるかどうかが不明なので、その辺に関してはまだ何とも言えないが。
「と・に・か・く! 私の力なんだから、そこはちゃんと理解するようにっ!」
「負けた側の筈なのに、どうして偉そうなんだろう……」
「それがセリアさんという方なので……気にしない方がいいと思います」
シノをビシッと指差しながら言う彼女に対して、二人は揃って苦笑を浮かべた。
つい先刻までは頭を抱えて項垂れていたというのに、意外と立ち直りは早いのかもしれない。言い方を変えれば単純ともいえるが。
「よし、それじゃあそろそろ家に帰ろっか」
「セリアさんの部屋も決めないといけませんからね」
「ホントにしばらく住むことになるのかぁー……なんか、実感が湧かないわ」
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