16 / 119
第二章 大魔道書『神々の終焉讃歌録』
14 精霊とシアン
しおりを挟む
シアンの耳を頼りに、草むらの中を駆けていくシルヴァ。
目的地が近づくにつれ、シルヴァの喧騒が聞こえてくるようになってきた。女性の声、男の怒声、かすかに聞こえる鎧が動く音。
「近いよ……! あのひらけた場所っぽいけど」
「そうだね。あの草むらに隠れて、様子見をしようか」
二人でうなずき合って、前の草むらに飛び込んで身を隠した。
そしてそれとほぼ同時に、音は止む。シルヴァとシアンは、その様子を草むらから少し顔を出して覗き見た。
「あれは……馬の精霊……?」
シルヴァは小さくぼやいた。
視線の先にあったのは、青白い半透明の馬に乗っているガラの悪い人間が、数人で誰かを取り囲んでいる光景だった。
しかしその状況云々の前に、まず青白く半透明な馬に視線が吸い込まれる。初めて見た。その馬は淡く霧が漂う輪郭を持っていて、相貌は微動だにしない――生き物、という感じがしなかった。
「精霊だね……そんな感じがする」
隣にいるシアンはシルヴァの言葉を肯定した。
シルヴァは疑問に思って口にする。
「精霊、見たことあるのか?」
「んーん、いや? 何となく分かるの。えーと、動物の勘ってやつ?」
「ふーん」
自分の獣耳を指さして、ぱちくりとウィンクをするシアン。
シルヴァは少し興味深いと思ったが、今それを深く聞いている時間はない。二人は視線を女性たちへと戻した。
精霊の馬に乗った鎧の人間たちは、輪になって一人の、長く淡い金髪を束ねた女性を囲んでいた。
何も持っておらず脅えて座り込んでいる女性に対し、その鎧たちは手に槍を持っている。そしてその鎧の一人が言った。
「よし、傷はねぇな」
脅えて震える女性を見て、安心したように息をつく鎧たち。
「人質に変な傷がついちゃあ、ボスに何をされるかわかんねぇ。このまま持っていくぞ!」
「ひっ……!」
取り囲む六人の鎧。そのうちの二人が馬から下り、女性へと向かっていく。女性は涙を流して、彼らに向かって自身を守るように腕をかざした。けれどそれは、抵抗にすらなっていない。
「やばいな……」
人質、持っていく……。鎧の言葉から出た言葉と、女性の態度。それらのことから、どちら悪であるのかは明白だ。
シルヴァは草むらから鎧たちに向けて腕をかざした。
「――っ! なっ!」
その直後、シルヴァはあの六人が纏った鎧を全て支配下に置くと、それを操り、そのまま宙に浮かした。
突然のことに鎧たちは慌てふためき、そのうちの一人の手から武器である槍が地面に落ちる。
「さよならっ」
シルヴァはそのまま中身の人間ごと、鎧を遠くへ吹っ飛ばした。宙を舞い、放物線を描いて遠く飛んでいく。
そしてある程度遠くの場所で、彼らが木々に落ちる音が聞こえた。
その音を聞いてから、二人は草むらから出た。
「すごいね、君の能力……。あんな簡単に飛ばしちゃうなんて」
「地味だけどな、まあ便利だよ」
何故だか嬉しそうなシアンの称賛を前に、シルヴァは照れくさい思いを感じながら頬をかく。
見た目は地味だが、シルヴァの能力には、支配の能力に付随して、少なくても六人分の体重とその鎧の重さを軽く吹っ飛ばれるぐらいのパワーが備わっているようだ。
シルヴァ自身も、まさかこんなに簡単に飛ぶとは思っておらず、得意げな反面、ちょっとびっくりしていた。
「……と、そんなこと言う前に」
草むらから出ていき、脅えていた女性のもとへ二人はたどり着いた。女性はたどたどしい様子で、視線をシルヴァとシアンの間でいったりきたりさせている。
そんなちょっとした錯乱状態な女性を前に、シアンはしゃがんで彼女と同じ目線になった。
そしてにまっと笑って話しかける。
「大丈夫ですか?」
「はっ、はい」
同じ女性という観点から、シルヴァが話しかけるよりも自分が話しかけた方が良い、とシアンは思ったのだろう。
シルヴァはしゃがむ彼女の隣で立ちながら、シアンを観察していた。
彼女の猫耳がピーンと張り切っている。もしかして、猫耳ってその人の感情のめもりだったりするのだろうか。
「どうして襲われてたの? 話せる?」
「え、ええ。……たぶん、知ってます」
その瞬間、シアンの猫耳がぴくりと震えた。シアンは立ち上がって、とある方角に目を向ける。
その方角というのは、シルヴァが鎧の奴らを吹っ飛ばした方角だった。
シアンはもう一度しゃがんで、彼女に語り掛けた。
「あの、とりあえずここを離れよう? どこか行く宛てある?」
「え、えっと、じゃあ、私たちの家に行きましょう」
「分かった。独りで立てる?」
シアンの声にうなずくと、金髪の女性は立ち上がった。それを見ると、シアンは微笑んで立ち上がる。
その立ち上がったタイミングで、シアンはシルヴァに小さく耳打ちをした。
「君が吹っ飛ばした奴らが動く音がしたよ。早くここを離れた方がいいね」
「……やるなあ」
シルヴァは彼女の円滑な出来事の運びに、思わず感嘆する。
半獣人特有の聴覚も使うべきところでしっかりと利用できている。かなり聡明な少女だ。
そのシルヴァの言葉を聞いたシアンは、嬉しそうに口元がほころんだ。
シルヴァは今の彼女がとても生き生きしているように感じて、なんだか嬉しい。それは恐らく、理不尽な暴力を受けて、満身創痍だった彼女を見ていたからだと思う。
シルヴァの中で、『普通に』笑っている彼女はとても眩しかった。あの光景がフラッシュバックしてしまうからかもしれない。
「で、では、付いてきてください」
二人の間で密かにそんなやり取りをしていると、その金髪の女性が話しかけてきた。二人はうなずいて、彼女の後を追ったのだった。
目的地が近づくにつれ、シルヴァの喧騒が聞こえてくるようになってきた。女性の声、男の怒声、かすかに聞こえる鎧が動く音。
「近いよ……! あのひらけた場所っぽいけど」
「そうだね。あの草むらに隠れて、様子見をしようか」
二人でうなずき合って、前の草むらに飛び込んで身を隠した。
そしてそれとほぼ同時に、音は止む。シルヴァとシアンは、その様子を草むらから少し顔を出して覗き見た。
「あれは……馬の精霊……?」
シルヴァは小さくぼやいた。
視線の先にあったのは、青白い半透明の馬に乗っているガラの悪い人間が、数人で誰かを取り囲んでいる光景だった。
しかしその状況云々の前に、まず青白く半透明な馬に視線が吸い込まれる。初めて見た。その馬は淡く霧が漂う輪郭を持っていて、相貌は微動だにしない――生き物、という感じがしなかった。
「精霊だね……そんな感じがする」
隣にいるシアンはシルヴァの言葉を肯定した。
シルヴァは疑問に思って口にする。
「精霊、見たことあるのか?」
「んーん、いや? 何となく分かるの。えーと、動物の勘ってやつ?」
「ふーん」
自分の獣耳を指さして、ぱちくりとウィンクをするシアン。
シルヴァは少し興味深いと思ったが、今それを深く聞いている時間はない。二人は視線を女性たちへと戻した。
精霊の馬に乗った鎧の人間たちは、輪になって一人の、長く淡い金髪を束ねた女性を囲んでいた。
何も持っておらず脅えて座り込んでいる女性に対し、その鎧たちは手に槍を持っている。そしてその鎧の一人が言った。
「よし、傷はねぇな」
脅えて震える女性を見て、安心したように息をつく鎧たち。
「人質に変な傷がついちゃあ、ボスに何をされるかわかんねぇ。このまま持っていくぞ!」
「ひっ……!」
取り囲む六人の鎧。そのうちの二人が馬から下り、女性へと向かっていく。女性は涙を流して、彼らに向かって自身を守るように腕をかざした。けれどそれは、抵抗にすらなっていない。
「やばいな……」
人質、持っていく……。鎧の言葉から出た言葉と、女性の態度。それらのことから、どちら悪であるのかは明白だ。
シルヴァは草むらから鎧たちに向けて腕をかざした。
「――っ! なっ!」
その直後、シルヴァはあの六人が纏った鎧を全て支配下に置くと、それを操り、そのまま宙に浮かした。
突然のことに鎧たちは慌てふためき、そのうちの一人の手から武器である槍が地面に落ちる。
「さよならっ」
シルヴァはそのまま中身の人間ごと、鎧を遠くへ吹っ飛ばした。宙を舞い、放物線を描いて遠く飛んでいく。
そしてある程度遠くの場所で、彼らが木々に落ちる音が聞こえた。
その音を聞いてから、二人は草むらから出た。
「すごいね、君の能力……。あんな簡単に飛ばしちゃうなんて」
「地味だけどな、まあ便利だよ」
何故だか嬉しそうなシアンの称賛を前に、シルヴァは照れくさい思いを感じながら頬をかく。
見た目は地味だが、シルヴァの能力には、支配の能力に付随して、少なくても六人分の体重とその鎧の重さを軽く吹っ飛ばれるぐらいのパワーが備わっているようだ。
シルヴァ自身も、まさかこんなに簡単に飛ぶとは思っておらず、得意げな反面、ちょっとびっくりしていた。
「……と、そんなこと言う前に」
草むらから出ていき、脅えていた女性のもとへ二人はたどり着いた。女性はたどたどしい様子で、視線をシルヴァとシアンの間でいったりきたりさせている。
そんなちょっとした錯乱状態な女性を前に、シアンはしゃがんで彼女と同じ目線になった。
そしてにまっと笑って話しかける。
「大丈夫ですか?」
「はっ、はい」
同じ女性という観点から、シルヴァが話しかけるよりも自分が話しかけた方が良い、とシアンは思ったのだろう。
シルヴァはしゃがむ彼女の隣で立ちながら、シアンを観察していた。
彼女の猫耳がピーンと張り切っている。もしかして、猫耳ってその人の感情のめもりだったりするのだろうか。
「どうして襲われてたの? 話せる?」
「え、ええ。……たぶん、知ってます」
その瞬間、シアンの猫耳がぴくりと震えた。シアンは立ち上がって、とある方角に目を向ける。
その方角というのは、シルヴァが鎧の奴らを吹っ飛ばした方角だった。
シアンはもう一度しゃがんで、彼女に語り掛けた。
「あの、とりあえずここを離れよう? どこか行く宛てある?」
「え、えっと、じゃあ、私たちの家に行きましょう」
「分かった。独りで立てる?」
シアンの声にうなずくと、金髪の女性は立ち上がった。それを見ると、シアンは微笑んで立ち上がる。
その立ち上がったタイミングで、シアンはシルヴァに小さく耳打ちをした。
「君が吹っ飛ばした奴らが動く音がしたよ。早くここを離れた方がいいね」
「……やるなあ」
シルヴァは彼女の円滑な出来事の運びに、思わず感嘆する。
半獣人特有の聴覚も使うべきところでしっかりと利用できている。かなり聡明な少女だ。
そのシルヴァの言葉を聞いたシアンは、嬉しそうに口元がほころんだ。
シルヴァは今の彼女がとても生き生きしているように感じて、なんだか嬉しい。それは恐らく、理不尽な暴力を受けて、満身創痍だった彼女を見ていたからだと思う。
シルヴァの中で、『普通に』笑っている彼女はとても眩しかった。あの光景がフラッシュバックしてしまうからかもしれない。
「で、では、付いてきてください」
二人の間で密かにそんなやり取りをしていると、その金髪の女性が話しかけてきた。二人はうなずいて、彼女の後を追ったのだった。
0
あなたにおすすめの小説
転生無双なんて大層なこと、できるわけないでしょう! 公爵令息が家族、友達、精霊と送る仲良しスローライフ
幸運寺大大吉丸◎ 書籍発売中
ファンタジー
アルファポリス様より書籍化!
転生したラインハルトはその際に超説明が適当な女神から、訳も分からず、チートスキルをもらう。
どこに転生するか、どんなスキルを貰ったのか、どんな身分に転生したのか全てを分からず転生したラインハルトが平和な?日常生活を送る話。
- カクヨム様にて、週間総合ランキングにランクインしました!
- アルファポリス様にて、人気ランキング、HOTランキングにランクインしました!
- この話はフィクションです。
異世界召喚は7回目…って、いい加減にしろよ‼︎
アノマロカリス
ファンタジー
『おぉ、勇者達よ! 良くぞ来てくれた‼︎』
見知らぬ城の中、床には魔法陣、王族の服装は中世の時代を感じさせる衣装…
俺こと不知火 朔夜(しらぬい さくや)は、クラスメートの4人と一緒に異世界に召喚された。
突然の事で戸惑うクラスメート達…
だが俺はうんざりした顔で深い溜息を吐いた。
「またか…」
王族達の話では、定番中の定番の魔王が世界を支配しているから倒してくれという話だ。
そして儀式により…イケメンの正義は【勇者】を、ギャルっぽい美紅は【聖戦士】を、クラス委員長の真美は【聖女】を、秀才の悠斗は【賢者】になった。
そして俺はというと…?
『おぉ、伝承にある通り…異世界から召喚された者には、素晴らしい加護が与えられた!』
「それよりも不知火君は何を得たんだ?」
イケメンの正義は爽やかな笑顔で聞いてきた。
俺は儀式の札を見ると、【アンノウン】と書かれていた。
その場にいた者達は、俺の加護を見ると…
「正体不明で気味が悪い」とか、「得体が知れない」とか好き放題言っていた。
『ふむ…朔夜殿だけ分からずじまいか。だが、異世界から来た者達よ、期待しておるぞ!』
王族も前の4人が上位のジョブを引いた物だから、俺の事はどうでも良いらしい。
まぁ、その方が気楽で良い。
そして正義は、リーダーとして皆に言った。
「魔王を倒して元の世界に帰ろう!」
正義の言葉に3人は頷いたが、俺は正義に言った。
「魔王を倒すという志は立派だが、まずは魔物と戦って勝利をしてから言え!」
「僕達には素晴らしい加護の恩恵があるから…」
「肩書きがどんなに立派でも、魔物を前にしたら思う様には動けないんだ。現実を知れ!」
「何よ偉そうに…アンタだったら出来るというの?」
「良いか…殴り合いの喧嘩もしたことがない奴が、いきなり魔物に勝てる訳が無いんだ。お前達は、ゲーム感覚でいるみたいだが現実はそんなに甘く無いぞ!」
「ずいぶん知ったような口を聞くね。不知火は経験があるのか?」
「あるよ、異世界召喚は今回が初めてでは無いからな…」
俺は右手を上げると、頭上から光に照らされて黄金の甲冑と二振の聖剣を手にした。
「その…鎧と剣は?」
「これが証拠だ。この鎧と剣は、今迄の世界を救った報酬として貰った。」
「今迄って…今回が2回目では無いのか?」
「今回で7回目だ!マジでいい加減にして欲しいよ。」
俺はうんざりしながら答えた。
そう…今回の異世界召喚で7回目なのだ。
いずれの世界も救って来た。
そして今度の世界は…?
6月22日
HOTランキングで6位になりました!
6月23日
HOTランキングで4位になりました!
昼過ぎには3位になっていました.°(ಗдಗ。)°.
6月24日
HOTランキングで2位になりました!
皆様、応援有り難う御座いますm(_ _)m
ずっとヤモリだと思ってた俺の相棒は実は最強の竜らしい
空色蜻蛉
ファンタジー
選ばれし竜の痣(竜紋)を持つ竜騎士が国の威信を掛けて戦う世界。
孤児の少年アサヒは、同じ孤児の仲間を集めて窃盗を繰り返して貧しい生活をしていた。
竜騎士なんて貧民の自分には関係の無いことだと思っていたアサヒに、ある日、転機が訪れる。
火傷の跡だと思っていたものが竜紋で、壁に住んでたヤモリが俺の竜?
いやいや、ないでしょ……。
【お知らせ】2018/2/27 完結しました。
◇空色蜻蛉の作品一覧はhttps://kakuyomu.jp/users/25tonbo/news/1177354054882823862をご覧ください。
異世界転生日録〜生活魔法は無限大!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
☆感想の受付開始しました。
【あらすじ】
異世界に転生したルイは、5歳の高熱を境に、記憶を取り戻す。一度は言ってみたい「ステータス・オープン」で、ステータスを見れることに気付いた。スキル「生活魔法∞(無限大)」を発見。その意味を知るルイは、仄かに期待を抱いた。
それと同時に、今世の出自である農家の四男は、長男大事な両親の態度に、未来はないと確信。
家族に隠れて、ステータスにあったスキルの一つ「鑑定」を使い、村のお婆(薬師)相手に、金策を開始。
十歳の時に行われたスキル鑑定の結果を父に伝えたが、農家向きのスキルではなかったルイは「家の役には立たない」と判断され、早々に家を追い出される。
だが、追放ありがとう!とばかりに、生活魔法を知るべく、図書館がある街を目指すことにしたルイ。
最初に訪れた街・ゼントで、冒険者登録を済ませる。だがそのギルドの資料室で、前世の文字である漢字が、この世界の魔法文字だという事実を知ることになる。
この世界の魔法文字を試したルイは、魔法文字の奥深さに気づいてしまった。バレないように慎重に……と行動しているつもりのルイだが、そんな彼に奇妙な称号が増えて行く。
そして、冒険者ギルドのギルドマスターや、魔法具師のバレンと共に過ごすうちに、バレンのお師匠様の危機を知る。
そして彼に会いにいくことになったが、その目的地が、図書館がある魔法都市アルティメットだった。
旅の道中もさることながら、魔法都市についても、色々な人に巻き込まれる運命にあるルイだったが……それを知るのは、まだ先である。
☆見切り発車のため、後日変更・追記する場合があります。体調が不安定のため、かける時に書くスタイルです。不定期更新。
☆カクヨム様(吉野 ひな)でも先行投稿しております。
家族転生 ~父、勇者 母、大魔導師 兄、宰相 姉、公爵夫人 弟、S級暗殺者 妹、宮廷薬師 ……俺、門番~
北条新九郎
ファンタジー
三好家は一家揃って全滅し、そして一家揃って異世界転生を果たしていた。
父は勇者として、母は大魔導師として異世界で名声を博し、現地人の期待に応えて魔王討伐に旅立つ。またその子供たちも兄は宰相、姉は公爵夫人、弟はS級暗殺者、妹は宮廷薬師として異世界を謳歌していた。
ただ、三好家第三子の神太郎だけは異世界において冴えない立場だった。
彼の職業は………………ただの門番である。
そして、そんな彼の目的はスローライフを送りつつ、異世界ハーレムを作ることだった。
週二回更新になります。お気に入り・感想、宜しくお願いします。
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
巻き込まれた薬師の日常
白髭
ファンタジー
神に選ばれ、魔素の循環する界へと送り込まれたのは――現代の薬師。
剣も魔法も扱えない彼が憑依したのは、戦闘力ゼロの商人見習いの少年だった。
彼の武器は、知識と経験。商品を生み出し、人脈を築き、産業を広げていく。
「居場所を見つけたい」その願いが、やがて世界を変える力となる。
これは、一人の薬師が紡ぐ研究と開発、そして成長の物語。
【カクヨムでも掲載しています】
表紙は紹介文をもとに、ai【adobe firefly】で作成したものです。(参考程度に……)
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる