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矛盾③
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「またボーッとしている」
「えっ」
「最近気付いたらずっとそういう顔しているよ」
「…………」
真野は相沢に言われて咄嗟に自分の頬を触った。
「そういう顔って……それはいつもだよ」
「そうだけど、最近は話している最中もそういう顔してる」
「……」
話している最中……。それは自覚がなかったけど。
真野はおもむろにテーブルに置いてあるドリンクのストローを咥えた。
久しぶりに来たファミレスは平日の16時だと大分空いていて、静かな話し声と小さな食器の音が響き渡っていた。相沢とは中間試験の勉強に励むため、ここ1週間の放課後は毎日立ち寄っていた。
「なあ、俺の知らないところで何かあったんだろ」
「何もないよ」
「まーたそうやって強がって。可愛げがねえな。吐き出しなよ。俺有益なアドバイスをすることは難しいけど、聞くくらいのことはできるぞ」
相沢は、目の前に広げていたテキストのページにシャーペンを挟み、早速横に寄せた。両腕をテーブルについて聞く体勢に入っている。もうこんなことされたら、話すしかないじゃん。
「そのさ……」
「うんうん」
「うーん……。やっぱいいや。大した話じゃないし勉強しよう」
「えー、何でだよ。いつもなら話してくれるじゃん。今日のお前変だよ」
「…………」
相沢は口を尖らせながらため息をついた。
そして、「もういいよ」と不服そうな顔で言うと、横に立てかけられたメニュー表を手に取った。
ぶつぶつ文句を言いながらご飯の写真を眺めている。
その光景が滑稽で、真野は笑った。けど、相沢の機嫌は余計悪くなった。
「何笑ってんだよ。馬鹿にすんな」
「してねえよ」
真野はクスクス笑っていたが、裏では自分でも気付かない程葛藤していたことに驚きを隠せなかった。こうやって今友達といるときも、食事している時も、勉強している時も、ずっと瀬古のことが気がかりだった。考えても埒が明かないほど、答えがまとまらなかった。
真野は真剣にメニューを物色する相沢をチラリと見た。
相談事をこいつにしても、大した返事が返ってくることは今までなかった。それでも、話してみると、不思議と胸が落ち着いた。
人に聞いてもらうことって自分が思っているよりもずっと精神を安定してくれるものだった。
それがたとえ、答えがまとまらない結果となっても、今の状況よりはマシになる。少なくとも瀬古のことを考える時間が少なくなるかもしれない。
「やっぱり話聞いてくれるか」
その瞬間、相沢はメニュー表からパッと顔をあげて大きく頷いた。真野は小さく笑って、「ありがとう」と言った。
変なの。何だか、これから超重大な相談をするみたいだ。
真野は息を吐き、これまであったことをぽつりぽつりと語りだした。
一通り話し終えた真野は、お水で乾いた口を潤した。相沢は聞いている最中、一言たりとも口を挟まなかった。
そういえばそうだった。こいつ、肝心な時は黙っていられるんだった。
相沢は、聞いている間、共感するように所々頷きつつ、時に渋い顔をした。今だってどうせ大したことは考えていないくせに、難しそうな顔をして唸っている。
真野は、足りなかった言葉を後から捕捉しながら、相沢を待った。
「うーん。要はあいつと仲良くなりたいのか」
「まあ……。客観的にみるとそうなのかな。自分はそうだと思っていなかったけど。なんていうか、あいつの噂だけで関わりたくないって思うのは間違っているかなーって」
「うーん」
「相沢は瀬古のことどう思う?」
すると、相沢は一層首を傾げて唸った。本気で90度くらい首を傾げていて、真野は内心痛くないのかなと思った。
「俺は噂どうこうより、最初からどうもアイツのこと気に入らないんだよな。だから、真野のその関わりたいっていう気持ちはよくわからねえけど……」
この流れだと、またいつものように「わからない」か、あるいは否定的な「俺は関わるのはやめた方がいいと思う」で話が終わりそうだ。
それを覚悟して何ら期待はしていなかった真野だったが、相沢から返ってきた言葉は意外なものだった。
「でも……真野が話したいと思うなら話せば?」
「……えっ?」
思わぬ言葉に真野は相沢をまじまじと見つめた。唖然とする真野の反応に相沢は顔を伏せながら頭を掻いて恥じらいを見せた。
「ハハハ……。まあ、いつもの俺ならその考えは捨てた方がいいだとか、よくわからないって言うけど、今回は真野の意思で決めた方がいいなって思ったんだ」
「…………」
「俺もさ、実はそういう似たような経験あるんだよ。この学校に入学した時にすごく話してみたい子がいてさ。あ、女じゃないよ。その時俺は彼女いたし」
「彼女アピールしなくていい」
相沢はケラケラ笑って眼鏡を外した。そしてティッシュで眼鏡を拭きながら話をつづけた。
真野は初めて聞く相沢の話に、気付けば前のめりになって聞き入っていた。
「それで?」
「ああ、それでそいつと仲良くなりたかったんだけど、周りの友人はそれを良く思っていなくてさ。多分俺が輪から抜けることが嫌だったんだと思う。自分で言うのもなんだけど、その中で俺は中心人物だったからさ」
「はいはい」
「何だよ、その反応。冷たいなあ、本当のことなのに」
「わかっているよ、それで?」
相沢は全然わかってないだろ、と笑いながら言い、艶が綺麗に見えるようになった眼鏡を再びかけ直した。
そして今度はコップに入った透明な水を見つめながら、それをゆっくりと傾けたり戻したり繰り返しながら話を続けた。
「それで、俺は一回その子と話すことを諦めたんだ。友達とのグループって大事だし、一つでも誤った選択をすれば簡単に破綻しちゃうから。そしたら、そいつらめっちゃ喜んでくれたんだよ。相沢がいないと寂しいと思っていたから、嬉しいって。でもそれだけなら、俺も気持ちよく終われたんだけど......。そいつらさ、俺が仲良くしようとしていた子の机に落書きしようとしていたんだ」
すると相沢の表情が曇った。コップを握る手が強くなり、水の表面が微かに波打った。
「それ見たとき、俺めっちゃ頭真っ白になるほど苛立ってさ。気付いた時には、そいつらのところへ行って殴っちゃってた」
「えっ」
「あ、大丈夫。重症にしたわけじゃない。それだと瀬古と同類だし。ハハハハハ......。それで、俺喧嘩強くねえからさ、向こうも思いっきり殴ってきて」
「............」
心配する真野をよそに、相沢はヘラヘラ笑いながら水を飲んだ。ゴクゴクと飲み干すと、ぷはーっとビールを飲んだときみたいに大きく息を吐いた。
「あーあ、今でも思い出すとマジでムカつくわ」
「……相沢ってカッコいいな」
「ハハハ、単純だな。そんくらい誰でもそうなることだろ」
「いや、ならないよ。少なくとも俺は……ならないと思う。普通は黙って見て見ぬふりするよ。だって、たった気になる子のために、仲のいい友達殴らないよ。もしかしたらそれで関係終わっちゃうかもしれないし」
「まあ、そうだな。そいつらとはそれから口も利いてねえし」
友達との関係が終わることは普通悲しくてつらいことのように思うけど、当の本人はあっけらかんとしていた。
「でも俺は殴ったこと全く後悔してねえよ。むしろ、その時そいつらとの関係を絶ちたいと強く思ったから殴ったんだと思う。俺に隠れて悪戯心で落書きをしているのを見たとき、もうこんな奴らと一緒にいたくない、一緒にいたら俺まで変わっちまうかもって思ったんだ」
真野は固唾を呑んで相沢の話を聞いていた。
毎日一緒にいても、やっぱり相手の見えない部分って実は沢山あって、相沢のカッコいい姿を知らずにいたことが悔しいほど、彼は生き生きと喋っていた。何の迷いもなくただ胸には清々とした気持ちしか残っていなくて、それが真野は少し羨ましくもあった。
何というか......男前だ。相沢は。
「幸い、そいつらが落書きしたのは初めてだったから、その子に気付かれることはなかったんだけど。まあでも、俺がそもそも早めにあのグループから抜けて、その子に話しかけていれば、こんなことにはなっていなかったかもしれないんだけど。それでさ、色々考えてふと思ったんだよ。所詮友達から言われたことって、大部分がそいつの価値観とか私情を含めていることが多いから、あくまで決断するのは自分の方がいいと思ったんだ」
そこで相沢は一通り喋り終えたのか、ふぅーと息を吐いた。大きく欠伸をして伸びをすると、小さく笑った。
「だから、真野も仲良くしたいと思ったら、仲良くすればいいと思うよ。俺はもう余計なこと言わねえ。もしそれで自分の判断が間違ったとしても、瀬古とは離れればいいし。所詮人生のちょっとした瞬間の友達なんだから......。それに友達を作ろうとする心さえあれば、いつでもできるしな」
高らかに笑う相沢の心にはどこか吹っ切った気持ちがあった。その迷いのなさに真野の胸は強く鼓舞された。やっぱり話してよかったと強く思った。
「ありがとう」と言うと、相沢は「がんばれ」と言って笑った。
この後、お腹が空いた二人は沢山注文して鱈腹食べた。
「えっ」
「最近気付いたらずっとそういう顔しているよ」
「…………」
真野は相沢に言われて咄嗟に自分の頬を触った。
「そういう顔って……それはいつもだよ」
「そうだけど、最近は話している最中もそういう顔してる」
「……」
話している最中……。それは自覚がなかったけど。
真野はおもむろにテーブルに置いてあるドリンクのストローを咥えた。
久しぶりに来たファミレスは平日の16時だと大分空いていて、静かな話し声と小さな食器の音が響き渡っていた。相沢とは中間試験の勉強に励むため、ここ1週間の放課後は毎日立ち寄っていた。
「なあ、俺の知らないところで何かあったんだろ」
「何もないよ」
「まーたそうやって強がって。可愛げがねえな。吐き出しなよ。俺有益なアドバイスをすることは難しいけど、聞くくらいのことはできるぞ」
相沢は、目の前に広げていたテキストのページにシャーペンを挟み、早速横に寄せた。両腕をテーブルについて聞く体勢に入っている。もうこんなことされたら、話すしかないじゃん。
「そのさ……」
「うんうん」
「うーん……。やっぱいいや。大した話じゃないし勉強しよう」
「えー、何でだよ。いつもなら話してくれるじゃん。今日のお前変だよ」
「…………」
相沢は口を尖らせながらため息をついた。
そして、「もういいよ」と不服そうな顔で言うと、横に立てかけられたメニュー表を手に取った。
ぶつぶつ文句を言いながらご飯の写真を眺めている。
その光景が滑稽で、真野は笑った。けど、相沢の機嫌は余計悪くなった。
「何笑ってんだよ。馬鹿にすんな」
「してねえよ」
真野はクスクス笑っていたが、裏では自分でも気付かない程葛藤していたことに驚きを隠せなかった。こうやって今友達といるときも、食事している時も、勉強している時も、ずっと瀬古のことが気がかりだった。考えても埒が明かないほど、答えがまとまらなかった。
真野は真剣にメニューを物色する相沢をチラリと見た。
相談事をこいつにしても、大した返事が返ってくることは今までなかった。それでも、話してみると、不思議と胸が落ち着いた。
人に聞いてもらうことって自分が思っているよりもずっと精神を安定してくれるものだった。
それがたとえ、答えがまとまらない結果となっても、今の状況よりはマシになる。少なくとも瀬古のことを考える時間が少なくなるかもしれない。
「やっぱり話聞いてくれるか」
その瞬間、相沢はメニュー表からパッと顔をあげて大きく頷いた。真野は小さく笑って、「ありがとう」と言った。
変なの。何だか、これから超重大な相談をするみたいだ。
真野は息を吐き、これまであったことをぽつりぽつりと語りだした。
一通り話し終えた真野は、お水で乾いた口を潤した。相沢は聞いている最中、一言たりとも口を挟まなかった。
そういえばそうだった。こいつ、肝心な時は黙っていられるんだった。
相沢は、聞いている間、共感するように所々頷きつつ、時に渋い顔をした。今だってどうせ大したことは考えていないくせに、難しそうな顔をして唸っている。
真野は、足りなかった言葉を後から捕捉しながら、相沢を待った。
「うーん。要はあいつと仲良くなりたいのか」
「まあ……。客観的にみるとそうなのかな。自分はそうだと思っていなかったけど。なんていうか、あいつの噂だけで関わりたくないって思うのは間違っているかなーって」
「うーん」
「相沢は瀬古のことどう思う?」
すると、相沢は一層首を傾げて唸った。本気で90度くらい首を傾げていて、真野は内心痛くないのかなと思った。
「俺は噂どうこうより、最初からどうもアイツのこと気に入らないんだよな。だから、真野のその関わりたいっていう気持ちはよくわからねえけど……」
この流れだと、またいつものように「わからない」か、あるいは否定的な「俺は関わるのはやめた方がいいと思う」で話が終わりそうだ。
それを覚悟して何ら期待はしていなかった真野だったが、相沢から返ってきた言葉は意外なものだった。
「でも……真野が話したいと思うなら話せば?」
「……えっ?」
思わぬ言葉に真野は相沢をまじまじと見つめた。唖然とする真野の反応に相沢は顔を伏せながら頭を掻いて恥じらいを見せた。
「ハハハ……。まあ、いつもの俺ならその考えは捨てた方がいいだとか、よくわからないって言うけど、今回は真野の意思で決めた方がいいなって思ったんだ」
「…………」
「俺もさ、実はそういう似たような経験あるんだよ。この学校に入学した時にすごく話してみたい子がいてさ。あ、女じゃないよ。その時俺は彼女いたし」
「彼女アピールしなくていい」
相沢はケラケラ笑って眼鏡を外した。そしてティッシュで眼鏡を拭きながら話をつづけた。
真野は初めて聞く相沢の話に、気付けば前のめりになって聞き入っていた。
「それで?」
「ああ、それでそいつと仲良くなりたかったんだけど、周りの友人はそれを良く思っていなくてさ。多分俺が輪から抜けることが嫌だったんだと思う。自分で言うのもなんだけど、その中で俺は中心人物だったからさ」
「はいはい」
「何だよ、その反応。冷たいなあ、本当のことなのに」
「わかっているよ、それで?」
相沢は全然わかってないだろ、と笑いながら言い、艶が綺麗に見えるようになった眼鏡を再びかけ直した。
そして今度はコップに入った透明な水を見つめながら、それをゆっくりと傾けたり戻したり繰り返しながら話を続けた。
「それで、俺は一回その子と話すことを諦めたんだ。友達とのグループって大事だし、一つでも誤った選択をすれば簡単に破綻しちゃうから。そしたら、そいつらめっちゃ喜んでくれたんだよ。相沢がいないと寂しいと思っていたから、嬉しいって。でもそれだけなら、俺も気持ちよく終われたんだけど......。そいつらさ、俺が仲良くしようとしていた子の机に落書きしようとしていたんだ」
すると相沢の表情が曇った。コップを握る手が強くなり、水の表面が微かに波打った。
「それ見たとき、俺めっちゃ頭真っ白になるほど苛立ってさ。気付いた時には、そいつらのところへ行って殴っちゃってた」
「えっ」
「あ、大丈夫。重症にしたわけじゃない。それだと瀬古と同類だし。ハハハハハ......。それで、俺喧嘩強くねえからさ、向こうも思いっきり殴ってきて」
「............」
心配する真野をよそに、相沢はヘラヘラ笑いながら水を飲んだ。ゴクゴクと飲み干すと、ぷはーっとビールを飲んだときみたいに大きく息を吐いた。
「あーあ、今でも思い出すとマジでムカつくわ」
「……相沢ってカッコいいな」
「ハハハ、単純だな。そんくらい誰でもそうなることだろ」
「いや、ならないよ。少なくとも俺は……ならないと思う。普通は黙って見て見ぬふりするよ。だって、たった気になる子のために、仲のいい友達殴らないよ。もしかしたらそれで関係終わっちゃうかもしれないし」
「まあ、そうだな。そいつらとはそれから口も利いてねえし」
友達との関係が終わることは普通悲しくてつらいことのように思うけど、当の本人はあっけらかんとしていた。
「でも俺は殴ったこと全く後悔してねえよ。むしろ、その時そいつらとの関係を絶ちたいと強く思ったから殴ったんだと思う。俺に隠れて悪戯心で落書きをしているのを見たとき、もうこんな奴らと一緒にいたくない、一緒にいたら俺まで変わっちまうかもって思ったんだ」
真野は固唾を呑んで相沢の話を聞いていた。
毎日一緒にいても、やっぱり相手の見えない部分って実は沢山あって、相沢のカッコいい姿を知らずにいたことが悔しいほど、彼は生き生きと喋っていた。何の迷いもなくただ胸には清々とした気持ちしか残っていなくて、それが真野は少し羨ましくもあった。
何というか......男前だ。相沢は。
「幸い、そいつらが落書きしたのは初めてだったから、その子に気付かれることはなかったんだけど。まあでも、俺がそもそも早めにあのグループから抜けて、その子に話しかけていれば、こんなことにはなっていなかったかもしれないんだけど。それでさ、色々考えてふと思ったんだよ。所詮友達から言われたことって、大部分がそいつの価値観とか私情を含めていることが多いから、あくまで決断するのは自分の方がいいと思ったんだ」
そこで相沢は一通り喋り終えたのか、ふぅーと息を吐いた。大きく欠伸をして伸びをすると、小さく笑った。
「だから、真野も仲良くしたいと思ったら、仲良くすればいいと思うよ。俺はもう余計なこと言わねえ。もしそれで自分の判断が間違ったとしても、瀬古とは離れればいいし。所詮人生のちょっとした瞬間の友達なんだから......。それに友達を作ろうとする心さえあれば、いつでもできるしな」
高らかに笑う相沢の心にはどこか吹っ切った気持ちがあった。その迷いのなさに真野の胸は強く鼓舞された。やっぱり話してよかったと強く思った。
「ありがとう」と言うと、相沢は「がんばれ」と言って笑った。
この後、お腹が空いた二人は沢山注文して鱈腹食べた。
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