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27話 何があったか
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敵の数が五万って……何でそんなに大勢いるんだよ……?
エンファに教えてもらった情報だと10位から1位のギルドが追加されただけだぞ。
俺の姿が見えた途端、どこかへ走っていたファイアーウルフたちは足を止めて俺たちの周りで休んでいた。
「どうやらさらに話が変わった見てぇだな」
いつのまにか俺たちのすぐそばまで近づいて来ていたエンファは、長い牙をはやす魔獣のから飛び降りた。
「リウス様、このお方は?」
「こいつは……」
「俺の名前はエンファだ。今さっきリウスと友達になったところだ。よろしくな」
「は?友達ってなんだ……」
「そうでしたか!俺の名前はアマウスと申します。こちらこそよろしく……」
俺の側で勝手に話が進行していると、一匹のファイアーウルフがこちらに向かって走ってきた。
「あれは……」
そのファイアーウルフは四足歩行の姿から人型の姿に変化した。
「リウス様ー!」
長く赤い髪を揺らし、こちらに走ってくる正体はフェイだった。
「フェイ!怪我はないか!?」
「はい、心配をかけ申し訳ございませんわ」
「いや、怪我がないならそれでいい。ていうかカロスはどこにいるんだ?さっきから全然見当たらないけど」
カロスのことだから俺の気配を察知してすぐに駆けつけてくるだろうと思っていたが、今は全くそれと逆だ。
「リウス様、実はカロス様は現在、俺たちの村の近くで五万の敵と交戦中でございます」
は?嘘だろ?カロスだけで五万という数の敵と戦ってるっていうのか?
「はい、アマウスの言う通り、カロス様は現在敵勢力と交戦中でございますわ」
ん?なんだ……この謎の違和感……。特別おかしいような感じではないけど何かがいつもと違うような……。まあいいか。
それにしても、ファイアーウルフ達が逃げることができているってことは誰かが足止めをしているからというのは思っていたけどまさかカロスだけとはな……。
「そうか、わかった。ならこれから俺たちは獣人の国へ向かう」
「獣人の国?一体なぜそこに行くのですの?」
俺が獣人の国に行くと言ったことが意外だったのか、それとも別の何かなのか、驚いたような表情を見せるフェイに俺は説明することにした。
「どうやら俺が聞いた話によると……」
「教えてやったの、俺だからな」
エンファから教えてもらったんだけど、と前振りしなかったのが気に入らなかったのか、エンファは横から訂正を入れてきた。
「はいはい。それでこいつから教えてもらった情報なんだが、どうやらマラオス王国は魔獣を殺すだけでなく、獣人の国にも戦争を仕掛けるらしい」
俺の話にさらに驚いたような表情をすると、顔を左右に振り真剣な表情に戻した。
「獣人の国に戦争……。リウス様、この男は本当に信用できるのですの?」
フェイはエンファを鋭い目で睨み、威嚇するような空気を作り出した。
「おいおいお嬢ちゃん、そんな怖い顔すんなよ。俺は信用できる男だぜ」
そんなこと言ったら余計怪しいやつだろ……。
「まあこんなやつだが俺は信用する。だからフェイたちもエンファのことを……まあ信じることは難しいかなぁ」
「はぁー?それはひどくねーかぁ?」
俺たちのやりとりを見て、フェイは少しため息をついた。
「リウス様。こいつはいかにも怪しいですわよ。でも……リウス様が信じるのであれば私も信用いたしますわ」
そう言ってファイは俺に向かって微笑んだ。
だけどなぁ、フェイ。お前の方が……怪しいだよな。
エンファに教えてもらった情報だと10位から1位のギルドが追加されただけだぞ。
俺の姿が見えた途端、どこかへ走っていたファイアーウルフたちは足を止めて俺たちの周りで休んでいた。
「どうやらさらに話が変わった見てぇだな」
いつのまにか俺たちのすぐそばまで近づいて来ていたエンファは、長い牙をはやす魔獣のから飛び降りた。
「リウス様、このお方は?」
「こいつは……」
「俺の名前はエンファだ。今さっきリウスと友達になったところだ。よろしくな」
「は?友達ってなんだ……」
「そうでしたか!俺の名前はアマウスと申します。こちらこそよろしく……」
俺の側で勝手に話が進行していると、一匹のファイアーウルフがこちらに向かって走ってきた。
「あれは……」
そのファイアーウルフは四足歩行の姿から人型の姿に変化した。
「リウス様ー!」
長く赤い髪を揺らし、こちらに走ってくる正体はフェイだった。
「フェイ!怪我はないか!?」
「はい、心配をかけ申し訳ございませんわ」
「いや、怪我がないならそれでいい。ていうかカロスはどこにいるんだ?さっきから全然見当たらないけど」
カロスのことだから俺の気配を察知してすぐに駆けつけてくるだろうと思っていたが、今は全くそれと逆だ。
「リウス様、実はカロス様は現在、俺たちの村の近くで五万の敵と交戦中でございます」
は?嘘だろ?カロスだけで五万という数の敵と戦ってるっていうのか?
「はい、アマウスの言う通り、カロス様は現在敵勢力と交戦中でございますわ」
ん?なんだ……この謎の違和感……。特別おかしいような感じではないけど何かがいつもと違うような……。まあいいか。
それにしても、ファイアーウルフ達が逃げることができているってことは誰かが足止めをしているからというのは思っていたけどまさかカロスだけとはな……。
「そうか、わかった。ならこれから俺たちは獣人の国へ向かう」
「獣人の国?一体なぜそこに行くのですの?」
俺が獣人の国に行くと言ったことが意外だったのか、それとも別の何かなのか、驚いたような表情を見せるフェイに俺は説明することにした。
「どうやら俺が聞いた話によると……」
「教えてやったの、俺だからな」
エンファから教えてもらったんだけど、と前振りしなかったのが気に入らなかったのか、エンファは横から訂正を入れてきた。
「はいはい。それでこいつから教えてもらった情報なんだが、どうやらマラオス王国は魔獣を殺すだけでなく、獣人の国にも戦争を仕掛けるらしい」
俺の話にさらに驚いたような表情をすると、顔を左右に振り真剣な表情に戻した。
「獣人の国に戦争……。リウス様、この男は本当に信用できるのですの?」
フェイはエンファを鋭い目で睨み、威嚇するような空気を作り出した。
「おいおいお嬢ちゃん、そんな怖い顔すんなよ。俺は信用できる男だぜ」
そんなこと言ったら余計怪しいやつだろ……。
「まあこんなやつだが俺は信用する。だからフェイたちもエンファのことを……まあ信じることは難しいかなぁ」
「はぁー?それはひどくねーかぁ?」
俺たちのやりとりを見て、フェイは少しため息をついた。
「リウス様。こいつはいかにも怪しいですわよ。でも……リウス様が信じるのであれば私も信用いたしますわ」
そう言ってファイは俺に向かって微笑んだ。
だけどなぁ、フェイ。お前の方が……怪しいだよな。
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