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第12章 崩壊
警察署へ…
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妹として一緒に暮らしていける自信なんかなかったくらいに。忘れるために、彼女取っ替え引っ替えしてた。でも、やっぱり無理だった。萌梨のことを、忘れることなんか、初めっから無理だったんだ。
俺たちは、ここから前に進もう。一緒に、親父を説得して、警察に連れていこう。
みんなが流した涙の分、あいつは罪を償わなくちゃいけないんだ。
だから、一緒に行こう。
滋くんを救い出して、美夜にも、ちゃんと説明しよう。
大丈夫。
きっと、うまくいくよ。
そして、俺たちはこれから、幸せになるんだ。望むのは自由だ。幸せを願うのは、自由なんだ。萌梨。幸せになるためには、あいつをこのままになんかしない。
祐の優しい言葉は、毛布のように私を包んでくれた。
この優しい歌と一緒に………。
*
夜の10時頃。
私は坂井さんの部屋を静かに出て行き、一人でタクシーに乗った。美夜たちは警察署の中の仮眠室にいるという。私は、警察署に向かっていた。タクシーを降りると、坂井さんが警察署から出て来たところで、驚きながら私を見つめた。
「萌梨ちゃん…!迎えに行こうと思ってたんだ。あれから梶原からは?」
「…ないわ。でも、待ってるんだと思う」
私がそう答えると、坂井さんはまた驚いていた。
「…今、あの運転手兼秘書の田中も行方不明だ。数年前に確かに廃車にした車があったらしい。車の整備工場にいたこともあるらしい。事故がやっと、事件になってきた。あと少しの辛抱だからね!」
俺たちは、ここから前に進もう。一緒に、親父を説得して、警察に連れていこう。
みんなが流した涙の分、あいつは罪を償わなくちゃいけないんだ。
だから、一緒に行こう。
滋くんを救い出して、美夜にも、ちゃんと説明しよう。
大丈夫。
きっと、うまくいくよ。
そして、俺たちはこれから、幸せになるんだ。望むのは自由だ。幸せを願うのは、自由なんだ。萌梨。幸せになるためには、あいつをこのままになんかしない。
祐の優しい言葉は、毛布のように私を包んでくれた。
この優しい歌と一緒に………。
*
夜の10時頃。
私は坂井さんの部屋を静かに出て行き、一人でタクシーに乗った。美夜たちは警察署の中の仮眠室にいるという。私は、警察署に向かっていた。タクシーを降りると、坂井さんが警察署から出て来たところで、驚きながら私を見つめた。
「萌梨ちゃん…!迎えに行こうと思ってたんだ。あれから梶原からは?」
「…ないわ。でも、待ってるんだと思う」
私がそう答えると、坂井さんはまた驚いていた。
「…今、あの運転手兼秘書の田中も行方不明だ。数年前に確かに廃車にした車があったらしい。車の整備工場にいたこともあるらしい。事故がやっと、事件になってきた。あと少しの辛抱だからね!」
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