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第2章 セブンティーン
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顔は、叩かなかった。
背中を叩いて、私は悲鳴を上げることも出来ずにうずくまってしまうと、涙だけがぽろぽろと零れ落ちてきた。
痛い。
怖い。
助けて!
お姉ちゃん!
圭ちゃん…!
誰か、助けてよ…!!
貝のようにうずくまって、頭の中で必死に誰かに助けを求めてみても、誰も助けてなんかくれない。
「美夜。わかったか?誰が一番お前を愛してるか。痛いか?この痛みも、僕だけか分かってあげられるんだ。だから、僕以外の人に触らせてはダメだ。お母さんは、お前のことを好きじゃないから、知らんぷりしてる。僕だけだ…僕だけが、美夜を愛してるんだよ」
オトウサンは私の顎を掴んで言うと、私は泣きながら小さく震えて、
「オトウサン………」
と答えると、オトウサンは私の頬を長い舌でペロッと舐めた。その瞬間、体中の毛が逆立ったような寒気を感じたけれど、逆らって、またぶたれたりするのがイヤで、動けなかった。
この行為を、なんていうのかなんて、私には分からない。
この時全身に感じた悪寒を、なんて呼ぶのかは知らない。なんだか、怖かった。逆らうことも、刃向かうことも怖くて出来なかった。
だけど、ドアの隙間から圭ちゃんが見ているのが分かって、私は一瞬、目を丸くした。圭ちゃんも、驚いている。
助けて、圭ちゃん。
背中を叩いて、私は悲鳴を上げることも出来ずにうずくまってしまうと、涙だけがぽろぽろと零れ落ちてきた。
痛い。
怖い。
助けて!
お姉ちゃん!
圭ちゃん…!
誰か、助けてよ…!!
貝のようにうずくまって、頭の中で必死に誰かに助けを求めてみても、誰も助けてなんかくれない。
「美夜。わかったか?誰が一番お前を愛してるか。痛いか?この痛みも、僕だけか分かってあげられるんだ。だから、僕以外の人に触らせてはダメだ。お母さんは、お前のことを好きじゃないから、知らんぷりしてる。僕だけだ…僕だけが、美夜を愛してるんだよ」
オトウサンは私の顎を掴んで言うと、私は泣きながら小さく震えて、
「オトウサン………」
と答えると、オトウサンは私の頬を長い舌でペロッと舐めた。その瞬間、体中の毛が逆立ったような寒気を感じたけれど、逆らって、またぶたれたりするのがイヤで、動けなかった。
この行為を、なんていうのかなんて、私には分からない。
この時全身に感じた悪寒を、なんて呼ぶのかは知らない。なんだか、怖かった。逆らうことも、刃向かうことも怖くて出来なかった。
だけど、ドアの隙間から圭ちゃんが見ているのが分かって、私は一瞬、目を丸くした。圭ちゃんも、驚いている。
助けて、圭ちゃん。
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