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第3章 汚れた記憶
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私たちはシャトルバスで新宿に向かい、西口の高層ビルが立ち並ぶ駅前を歩いていた。やってきたのは、高層ビルの1階にある、中華レストラン。
「覚えてるか、美夜」
祐兄が私を見つめて言うと、私は祐兄を見上げて、また店内に視線を移した。
「なんでここに連れてきたんだよ、祐。俺、やだな。こういうの」
滋はそう言って、機嫌が悪そうに横を向いた。私もその理由は、よくわかる。祐兄は私の肩をそっと抱いて、
「分かってる。でも、ここから全てが始まって、幕を閉じた。俺たちが…俺と圭太と、萌梨と美夜が、初めて会った場所で、家族の終わりを迎えた場所だ」
祐兄の言葉に、私は思わず目を閉じた。記憶ではなく、体全身が、何かを私に訴えている。凜ちゃんの手を引いて、滋は先に席について、私を見つめて手を差し延べた。
「美夜。怯えなくていい。辛かったら、そう言えばいいよ」
滋が優しく言うと、私は滋のその手を見つめて息を呑んだ。
《これからは家族だよ》
また、頭の中にオトウサンの声が、する。
だけど、祐兄と滋のお蔭で私は前に進める。
私は祐兄と、滋たちの席に誘われて、丸いテーブルの席に歩み寄った。
《美夜!逃げて…!!》
お姉ちゃん……。
丸いテーブル席に、私を挟んで祐兄と滋が並び、滋は凜ちゃんを隣に座らせて話し相手になってくれている。
「覚えてる。オトウサンとママが再婚するために、顔合わせに使った店。私は何だか怖くて、お姉ちゃんの手を握ってた。だけど、圭ちゃんが優しく近づいてきてくれたんだ」
「覚えてるか、美夜」
祐兄が私を見つめて言うと、私は祐兄を見上げて、また店内に視線を移した。
「なんでここに連れてきたんだよ、祐。俺、やだな。こういうの」
滋はそう言って、機嫌が悪そうに横を向いた。私もその理由は、よくわかる。祐兄は私の肩をそっと抱いて、
「分かってる。でも、ここから全てが始まって、幕を閉じた。俺たちが…俺と圭太と、萌梨と美夜が、初めて会った場所で、家族の終わりを迎えた場所だ」
祐兄の言葉に、私は思わず目を閉じた。記憶ではなく、体全身が、何かを私に訴えている。凜ちゃんの手を引いて、滋は先に席について、私を見つめて手を差し延べた。
「美夜。怯えなくていい。辛かったら、そう言えばいいよ」
滋が優しく言うと、私は滋のその手を見つめて息を呑んだ。
《これからは家族だよ》
また、頭の中にオトウサンの声が、する。
だけど、祐兄と滋のお蔭で私は前に進める。
私は祐兄と、滋たちの席に誘われて、丸いテーブルの席に歩み寄った。
《美夜!逃げて…!!》
お姉ちゃん……。
丸いテーブル席に、私を挟んで祐兄と滋が並び、滋は凜ちゃんを隣に座らせて話し相手になってくれている。
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