君につづく道〜禁断の13〜

びぅむ

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第9章 再会の取調室

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私は、自宅のお風呂の湯船に浸かりながら、理に触られている感覚を思い出して、1人、ムズムズしてしまった。

お風呂の湯気の中、私は目を閉じてみた。

目を閉じると、あの人のニヤッといたずらに笑う口元が思い浮かんだ。

たくましい肩幅で、いつも後ろからピッタリとくっついてくる。

裸と裸で密着するのが、好きだった。

体温も、熱くなったそのカタチも、全て感じられる。

後ろから抱きついて、うなじに口付ける。

ゴツゴツした骨が浮かび上がっている大きな手が、私の胸を掴んで激しく揉んでくる。

どこ触って欲しい?って聞いてくれて、触って欲しいところを全部受け入れて、してくれる。

激しくて、壊れそうになるくらい心も身体も、乱れる…。

普段なら言えないやらしいことばを言わせて、言わされて、最後には甘いキスと優しい愛撫で…私は身も心も満たされる…。

私は1人でそんなことを思って、なんだか恥ずかしくなり、膝を立てて膝に顔を埋めた。

「もう、ばか!ヘンタイ!」

自分のことだ。そう。自分のことなんだけど…。ジワリ…と涙が溢れてきて、私は顔を上げた。


会いたい…。


会いたいよ。

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