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第12章 聖なる夜
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この数日で、何回キスした?何万回、キスした?優しくて、甘い甘いキス。
理の腕の中にすっぽり入って、包まれてるみたい。キスを繰り返しながら、理は私の胸に触れてくる。
「だから…ダメだって」
「やっぱり?ちぇっ」
私の胸に触る理の手を、ペタリと叩いた。でも、理は私をキツく抱きしめてくれている。
「少しだけだよ」
「ははっ。やった!」
理は私を抱きしめながら、ブラウスのボタンを外して隙間に手を入れてきた。
「…雪子。ほかに女と寝たことは、否定しない。でも、感情なんてないよ。本当に…」
そう言って、理はきつく私を抱きしめてくれると、私は頷いて自分からもその唇にキスをした。
「もういいよ。分かってる」
「物凄く、反省してる。だけどさ、他の女抱いてても思い浮かべてたのは雪子だったよ」
「えっ?」
「だから、ずっと目を瞑ってた。雪子の声、その眼差し、言葉、反応…。目一杯想像…いや、妄想?してさ。目を開けると相手が違うから、萎える」
「もういいよ。馬鹿」
私がそういう言うと、理はほっとしたように微笑んで私を抱きしめてくれた。私は理の腕の中で、静かに目を閉じていた。
「でも、もう他の人と、しちゃだめよ」
理の腕の中にすっぽり入って、包まれてるみたい。キスを繰り返しながら、理は私の胸に触れてくる。
「だから…ダメだって」
「やっぱり?ちぇっ」
私の胸に触る理の手を、ペタリと叩いた。でも、理は私をキツく抱きしめてくれている。
「少しだけだよ」
「ははっ。やった!」
理は私を抱きしめながら、ブラウスのボタンを外して隙間に手を入れてきた。
「…雪子。ほかに女と寝たことは、否定しない。でも、感情なんてないよ。本当に…」
そう言って、理はきつく私を抱きしめてくれると、私は頷いて自分からもその唇にキスをした。
「もういいよ。分かってる」
「物凄く、反省してる。だけどさ、他の女抱いてても思い浮かべてたのは雪子だったよ」
「えっ?」
「だから、ずっと目を瞑ってた。雪子の声、その眼差し、言葉、反応…。目一杯想像…いや、妄想?してさ。目を開けると相手が違うから、萎える」
「もういいよ。馬鹿」
私がそういう言うと、理はほっとしたように微笑んで私を抱きしめてくれた。私は理の腕の中で、静かに目を閉じていた。
「でも、もう他の人と、しちゃだめよ」
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