君につづく道〜禁断の13〜

びぅむ

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第13章 プロポーズ

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「そっか。じゃ、ちょっと坂井さんにも冷静になってもらう必要があるな」

「うんうん。そうだね。あ、ちなみに、私に相談しに来たわけじゃなくて、…多分、滋に相談しに来たんだと思うなぁ」

「は?!」

俺は眉を顰めて美夜を見つめると、美夜はニッコリ笑って両手を後ろで組んだ。





「あのさー。いつまで逃避行続けてくの?俺、もうそろそろ帰りたいんだけどー」

私の後ろで仁王立ちしている滋が、呆れたようにそう言った。

私達は、今、静岡県のとある小さな町の海辺にいて、波打ち際で私はしゃがみ込み膝を抱えていた。

「じゃ、帰れば?別について来てなんて頼んでないけど」

「お前、ほんと、そういうとこ、かわいくねぇな」

「知りません。滋まで泊まらなくてよかったのに。今は美夜がいるでしょ?いくら私とでも、一緒に泊まったって知ったら、良い気しないでしょ?分かってあげて」

「お前にだけは、言われたくないし」

「はぁ。消えてなくなりたい」

「お前、俺の話し聞いてる?」

滋はため息をついて、私の隣に腰を下ろした。

「ちゃんと、本当のこと言えって。あいつに」

「…無理」

「無理じゃねぇよ。オッサン、もう、41だぜ?さすがにその覚悟くらい」

「あるならもっと早く、なんとかなってるでしょ」

私の言葉に、滋は頭をかいて、砂浜に腰を下ろして足を伸ばした。私は涙が溢れてきて、また海を眺めた。

「…今、どれくらい?」

滋が訊ねると、私は泣きたくなって唇を噛んだ。
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