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第13章 プロポーズ
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そして、嬉しそうに微笑んで俺の頬を右手で覆った。
「理。愛してる…」
「雪子…!」
俺は、ゆっくりと雪子の唇を塞ぐと、キスをしながら雪子は泣き出して俺にしがみついた。何度もキスを繰り返して、俺は雪子の浴衣の帯を解こうとすると、
「うーん。トイレ」
と言って、隣の布団から凜が瞼を擦りながら立ち上がった。
「え?」
俺と雪子は硬直したまま、同時に凜の顔をじっと見つめた。
*
「あれ?なんか、忘れてない?」
美夜が祐と滋に挟まれて布団に入ろうとしながら、ふと何かを思い出しかけて呟いた。滋は首を傾げて美夜を見ると、
「は?何?支払い?」
と訊ねてくると、美夜は滋を睨んだ。
「なんでここで支払いの話…?」
「あ!!」
そして今度は、祐がガバッと布団から起き上がって、
「おい!凜は?!」
と驚いて言うと、美夜と滋も咄嗟に顔を見合わせた。そこに部屋のドアが二回ノックされて、美夜は急いで立ち上がりドアを開けると、祐と滋も起き上がって電気をつけた。美夜がドアを開けると、そこには凜が頬を膨らませて立っていた。
「あ…凜…ちゃん」
美夜は苦笑いになってそう言うと、
「坂井さんに追い出されちゃった」
と言って膨れて祐のそばに歩み寄ると、祐はため息をついて凛の肩を抱き寄せた。
「理。愛してる…」
「雪子…!」
俺は、ゆっくりと雪子の唇を塞ぐと、キスをしながら雪子は泣き出して俺にしがみついた。何度もキスを繰り返して、俺は雪子の浴衣の帯を解こうとすると、
「うーん。トイレ」
と言って、隣の布団から凜が瞼を擦りながら立ち上がった。
「え?」
俺と雪子は硬直したまま、同時に凜の顔をじっと見つめた。
*
「あれ?なんか、忘れてない?」
美夜が祐と滋に挟まれて布団に入ろうとしながら、ふと何かを思い出しかけて呟いた。滋は首を傾げて美夜を見ると、
「は?何?支払い?」
と訊ねてくると、美夜は滋を睨んだ。
「なんでここで支払いの話…?」
「あ!!」
そして今度は、祐がガバッと布団から起き上がって、
「おい!凜は?!」
と驚いて言うと、美夜と滋も咄嗟に顔を見合わせた。そこに部屋のドアが二回ノックされて、美夜は急いで立ち上がりドアを開けると、祐と滋も起き上がって電気をつけた。美夜がドアを開けると、そこには凜が頬を膨らませて立っていた。
「あ…凜…ちゃん」
美夜は苦笑いになってそう言うと、
「坂井さんに追い出されちゃった」
と言って膨れて祐のそばに歩み寄ると、祐はため息をついて凛の肩を抱き寄せた。
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