【一章完結】テイマーだらけの世界で「飼育パートナーなし」と告げられたが、なんかすげーパートナー出来たのでゴートテイマー目指し直します。

みっちゃん

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第一章

第二話 終わりと始まり

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「自己紹介が遅れて申し訳ありません。わたくしはあなたとパートナー契約をした
パートナーランクSの女神、アストレアと申します。どうぞよろしくお願いいたします。」

僕は起こっていることの理解が追い付かず、固まっていた。

「ふふふっ、何が何やら分からないって感じですね。」

そう言って微笑む顔も見とれてしまうほどだ。
僕はまた固まっていると、






ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ





突然、地面が揺れ始め、近くに何か丸く光る場所が現れた。

「ゆっくり説明して差し上げたいのは山々なのですが、そうもいかないようです    ね。失礼いたします。」

そう言って、彼女は僕を抱えてさっき現れた光る場所に入った。
僕は反射的に目をつぶる。
そして、次の瞬間目を開けると、そこは僕がサモンズたちと一緒に入ってきたダンジョンの入り口だった。
そこには、たくさんの人が集まっていて、何やら騒がしい感じだ。

「なんだなんだ!?」
「いきなり揺れだしたぞ!」
「よっしゃー!」
「中にまだ私の子が!」
「地震か?」

人々が口々に叫んでいると


ドォォォーーーーーン


という大きな音と共にダンジョンが煙に包まれる。
その音で一斉に場が静かになった。
そして、煙が風に乗り無くなっていくと、そこには全く新しいダンジョンの入り口ができていた。

その光景を見た人々は驚きの声を上げる。
そんな中一人の大きく声が響く。


「皆さん、落ち着いて。」


その声を聞き、ここにいる全員がその声の方を向く。
そこに居たのは、第6代目の現ゴートテイマーであるグローバー・コスモスだった。

「このダンジョンで今起きた地震はダンジョンの生まれ変わりで起きたものです。
 100年前私がダンジョンを攻略した時にも同じことが起こりました。
 したがって、誰かがこのダンジョンの最下層まで到達し、攻略したということです。」

その言葉を聞いた人々は再びざわつき始める。
なにせ、100年間攻略されてなかったダンジョンがたった今攻略されたのだから当たり前だろう。

「誰が攻略したか知っている者や当事者はいるか?いるなら申し出てほしい。」

そうゴートテイマーが呼びかけるも誰も出てこない。
そのとき、ゴートテイマーと目が合った気がするが気のせいだろう。

「とりあえず、この新しいダンジョンは安全確認のため何日かは進入禁止とする。」

そう言い残し、ゴートテイマーは自分のパートナーである、グリフォンにを呼び、乗り飛んで帰っていった。

「ミドル様、ダンジョンの中のことと言い、先ほどの事と言い、お話したいことがありますので家に帰りましょう。」

そう真剣な顔で言ってきたので、断れるわけもなく、ただなぜ僕の名前を知っているのかも疑問に思いながら僕は家に向かって彼女と歩いた。
家までの道中、一言も会話はしなかったが不思議と彼女の隣の居心地は悪くなかった。







家の玄関の前まで到着し、僕は家に入る前に立ち止まった。

「アストレアってパートナーなんだよね?」
「・・・ええ。」

アストレアはキョトンとしながらも頷く。

「じゃあ、ちょっと隠れておける?君のことはまだ親には隠しておきたいんだ。」

僕がそう言うと、アストレアは”シュン”と手のひらサイズまで小さくなり、僕の手のひらに乗っかった。
パートナーはテイマーの影に隠れたり、アストレアのように小さくなったり出来、その状態で一緒に活動したりすることも多い。
僕は小さくなった彼女を両手で包みながら、家の中に入っていった。

「ただいま~」
「あら、おかえりなさい。表情少し明るくなったわね。やっぱり散歩が良かったんで しょ!!」
「う、うん。」

散歩ということで出かけたことは、今日一日で起こったことが濃すぎて忘れていたため、返事が雑になってしまった。

「ご飯そろそろ出来るけど食べる?」
「いや、今日はもう疲れたから部屋で寝るよ。」
「そう、おやすみ。」
「おやすみなさい」

僕は急いで自分の部屋に向かい、扉の鍵を閉めた。
そして、机に小さくなったアストレアを置き、僕は椅子に座った。
アストレアはこちらを向いて正座をすると、ゆっくりと話し始めた。

「はじめに、わたくしの事からお話します。
 先ほども申し上げた通り、わたくしはパートナーランクSの女神、アストレアであなたとパートナー契約をしました。」
「ちょ、ちょっと待って、、、」

はじめから僕は気になることがたくさんあるのでアストレアの話を遮り、一つずつ聞いていく。

「まず、僕は水晶が割れてパートナー契約を失敗し、パートナーがないと告げられたんだ。なのにどうして、あの時あの場所で君が召喚されたんだ?」
「あなた方は、勘違いされておられます。パートナーが召喚される条件は三つあり
 詠唱、魔素、そして負の感情です。水晶はただの媒介でしかありません。
 水晶が割れてしまうのは、パートナー召喚のための魔素が急激に水晶に集まることで水晶が耐えられなくなるからです。割れてしまう方がむしろ良いのです。」

僕は黙って彼女の話を聞く。

「詠唱者と周囲の魔素と負の感情の量が多ければ多いほどランクの高いパートナーが召喚されます。ミドル様はあの時負の感情がとても大きくなっていたのと、最下層である、あの場所の魔素の量が多かったため、ランクSのわたくしが召喚されたのです。」
「先に行っておきますと、パートナーのランクはSが最高でその下がAと続きます」

話を聞いていくうちに点と点だったものが一つの線になっていく。

「さらっと言ったけど、あの場所って最下層だったんだ、、、、」
「はい!」
「ということはダンジョン攻略したのは僕ということになるのか。」
「はい、そうなりますね。」
「・・・・・・・」






「とんでもないことやってんじゃないか!!!!」






僕は大声で怒鳴った。
そののちすぐに、部屋のドアがノックされる。

「ミドル、大丈夫?何かあったの?」

大声を聞いて、心配してきたお母さんだった。

「だ、だ、大丈夫だよ。ちょ、っちょっと夢を見ただけ。」
「そう。ならいいのだけど。」

そう言って、離れて行くお母さんの足音を確認してから再び少し小声で話に戻る。

「どうすんのさ!!ダンジョン攻略した人、僕なんて絶対信じてもらえないし。
 でも、僕が名乗り出なきゃ誰も出てこないし。なんで倒しちゃったんだよ!!」
「仕方ありません。ミドル様に怪我をさせたケダモノなど生かしてはおけません。
 それに、パートナーが討伐したものは、すべてそのテイマーの実績になるんですか ら倒したのは、わたくしじゃありません!」
「そんな屁理屈通用するか!!」

僕はそう言いながら、小さな彼女をデコピンする。
デコピンを食らいアストレアはふらふらと机の上をさまよった。

「ふぁーとなーはていまーになしゅりつけることができるので、ありますっ!」

そう言いながら、彼女は仰向けに倒れた。
その瞬間、僕は解決方法を閃いた。
その解決方法を明日実行するため、今日はもう寝ることにした。

倒れているアストレアを持っていたぬいぐるみの上に乗せ、タオルをかけて寝かせた。
僕も、ベッドに横になり電気を消し眠りについた。
僕の長い長い一日がようやく終わった。








太陽がじわじわと顔を出してきて、部屋の窓から気持ちのいい朝日が差し込んでき、僕を深い眠りの中から現実へといざなってくる。
僕が少し寝ずらさを感じ寝返りをうとうとするが、何かにがっしりと掴まれて動くことができない。
だんだん、全身の感覚が目を覚ましてきて全身に何か柔らかいものが当たっていることに気付く。
目を開き何かを確認すると・・・・


「うわぁぁ!!」


「あ、みどるしゃま、おはようこしゃいます」
「おはようございますじゃねーよ。
 何で元のサイズに戻ってるんだよ!は、な、せ!」

僕はそう言いながらアストレアを引き離そうとするもびくともしない。

「いーやーでーすー。まだ眠たいし、ミドル様とも離れたくありませーん!」

そんな言葉に少しドキッと感じながらも我を保つ。

そんな中、部屋のドアがノックされる。

「ミドル?起きたの?入るわよー」

そんな声と同時に部屋のドアが少しずつ開かれていく。
僕は慌ててアストレアに布団をかけ隠す。

「どうしたの?そんなに慌てて。朝ご飯持ってきたから食べなさい。」

そう言って、机の上に置かれる。

「お母さん、今日も後でちょっと散歩に行ってくる。」
「あら、ミドルも散歩にハマったの?今日はお父さんと用事があって忙しいから、
 明日一緒に散歩に行きましょ!」
「うん!」

僕がそう返事をするとお母さんは来た時よりも少し上機嫌に鼻歌を歌って出て行った。
一つ息をつき、布団をめくるとそこには、僕の苦労も露知らず彼女は気持ちのよさそうに眠っていた。それを見て僕はまた一つ大きなため息を吐いた。

僕はアストレアのことを放っておき、朝ご飯を食べることにした。
今日はアップルパイだった。
一口、口に入れると、リンゴのゴロッと大きめな食感がしっかり残っていて、甘くほどよい酸味があって、パイ生地の香り高く濃厚な味わいと、りんごの甘酸っぱさが口の中で絡み合い、そして優しい味と変化していく。
食べるのに夢中になっていると、アストレアがいつの間にか目の前に座って、こっちをじっと見つめていた。

「一ついるか?」
「いいんですか?」
「うん、パートナーだってお腹は空くだろ?」

そう言って僕は残りのアップルパイをアストレアに差し出す。
彼女はそれを受け取り口に運ぶ。

「なんですか!?この食べ物は!!」
「おいしいだろ?母さん特製アップルパイだ!なかなか食べられないから、
 味わって食べろ、よ、?」

僕がそう言い終わる前にアップルパイは無くなっていた。
僕はまたため息が出た。





朝ご飯を食べ終わり、僕は小さくなったアストレアと家を出た。

「ミドル様、これからどちらへ?」
「冒険ギルドに行こうと思う。」
「何をしに?ダンジョンは今閉鎖中ですよ?」
「ああ、ちょっとな。」



冒険ギルドへ到着すると、未だダンジョンの生まれ変わりの騒動は収まっておらずだくさんの人で溢れていた。
僕は受付に到着すると、小さな声で

「ダンジョン攻略について知っていることがある。」

というと、受付の人は驚いた顔をした後僕を奥の部屋へ連れて行った。
僕はアストレアを胸ポケットに隠した。
部屋に入るとそこにはゴートテイマーがいた。

「君かね、ダンジョン攻略について知っていることがあるというのは。
 攻略したのは君なのか?」
「いいえ。僕は攻略した人を知っているだけです。」
「ほう。して、その攻略したものの名は?」
「ゴラギコ・サモンズです。」
「あのパートナーランクAのパートナーを持つ者か。」
「はい。」
「根拠は?」

そう、この擦り付けで一番重要なのは根拠だ。しかし、僕はあの時見ていたのだ。決定的となる根拠を。

「ダンジョンが揺れているとき、崩壊し生まれ変わる前にサモンズが『よっしゃー!』と叫びながら走って出ていくところを見ました。あの場面で喜べるのはダンジョン攻略者しかいないと思います。」
「なるほど。」

ゴートテイマーは少し考えると、

「ゴラギコ・サモンズを早急に探して連れてこい。」

と、付き人に指示をした。

「少年よ、名は?」
「エンニオ・ミドルです。
 しかし、サモンズに伝えるときに僕の名前は出さないでもらえますか?」
「分かった。ミドルよ、情報提供感謝する。もう帰ってよいぞ。」
「はい。」

僕は自分の作戦がうまくいったことに喜びを感じながら、この部屋を後にし、今日はそのまま真っ直ぐ帰宅した。




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー




<ゴラギコ・サモンズ視点>


俺は突然冒険ギルドに呼び出され、今目の前には憧れのゴートテイマーがいる。

「何者かがダンジョンを攻略したという話は聞いているな?」
「はい。」
「では、単刀直入に聞かせてもらう。
 ダンジョンを攻略したのは君だね?ゴラギコ・サモンズ君。」

俺はその言葉に耳を疑った。

「あの、なぜ俺だと?」
「とある人から、目撃情報が入ってね。ダンジョンが崩壊し生まれ変わる前に『よっしゃー!』と叫びながら走って出ていくところを見たというね。」

俺は、あの時確かに喜んでいた。だが、ダンジョンを攻略したからではない。
『ミドル裏切り作戦』が成功したことを喜んでいただけである。
しかし、勘違いしてくれたのは好都合。何せゴートテイマーへ一歩近づいたからだ。

「そ、そうです!そうなんですよ。」
「ではなぜ、私が名乗り出ろと言ったとき名乗り出なかった?」
「あの時は、テンション上がっちゃってそのまますぐに走って帰っちゃったんです」
「そうか。本当に君なのか。では、これを渡そう。」

そう言って、赤く光る星のバッジを渡してくる。
このバッジはゴートテイマーへの4つの条件を達成するたびにもらえるバッジである。
ゴートテイマーへの四つの条件とは

1、ダンジョン攻略
2、テイマーの学校であるテレジア学園の卒業
3、冒険者での実績
4、現ゴートテイマーとの戦いに勝利

であり、それぞれ達成すると赤、青、緑、黄色のバッジをもらう。
そしてこれを集めると晴れてゴートテイマーになれるということだ。


「ありがとうございます!!」
「うむ、これからも精進するように。ゴラギコ・サモンズ君。」
「はい!」

俺は何もかもうまくいく、喜びを感じながら、この部屋を後にし、今日はそのまま真っ直ぐ帰宅した。
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