【一章完結】テイマーだらけの世界で「飼育パートナーなし」と告げられたが、なんかすげーパートナー出来たのでゴートテイマー目指し直します。

みっちゃん

文字の大きさ
7 / 12
第一章

第七話 報酬と血

しおりを挟む
次の日、僕らは朝から湖に残ったクロンダールを狩っていた。
ここの住民の方も何人かに手伝ってもらい、何とかお昼までに湖のすべてのクロンダールを狩り終えることが出来た。

「君たち、本当にありがとう。これでこの場所も少しは安泰じゃろう。
 報酬はギルドでもらっとくれ。弾んでおったから期待しておれ。」
「ありがとうございます!また、いつか来ますね。」
「お世話になりました。」

僕らは依頼達成のサインを貰い、冒険ギルドへと帰っていった。


冒険ギルドに到着し、早速受付に依頼達成の報告に行く。

「ミドルさん、それにサラさん!今回は本当にお疲れさまでした!」

受付のお姉さんが元気よく声をかけてくる。

「あ、ありがとうございます。」
「でも、どうしてそんなに嬉しそうなんです?」

「湖の町ニハボスの村長からお話は聞きましたよ!クロンダールを狩りつくしたそうじゃないですか!」

その言葉を聞きギルドにいた他のテイマーたちがざわつき始める。

「ち、ちょっと声を抑えてください。あまり目立ちたくないので。」
「すいません、興奮してしまって。
 報酬も村長からいただいていますが多いので別室で受け渡しとなります。こちらにお越しください。」
「そんなに多いんですか?」
「あの村長、どんだけ弾んだんだよ。」

受付のお姉さんに連れられ、テイマーたちに横目で見られながら僕とサラは別室に移動した。

別室に到着し、中に入るとそこにはゴートテイマーのコスモスが座っていた。

「やぁ、君たち。」
「ご無沙汰してます。」
「ゴ、ゴ、ゴートテイマー!?」
「ミドル君は久しぶりだね。そちらのお嬢さんは初めましてかな。まあ、座りなさい。」

僕らはそう促されゴートテイマーの体面に座る。

「まずは、今回の依頼の報酬からだ。」

ゴートテイマーがそう言うと、付き人の一人がお盆に乗った大量の金貨を持ってくる。

「これが、今回君たちの依頼の達成報酬だ。」
「え~。これいくらあるんですか!?」
「こんなにあるんですか。」
「これだけあれば遊んで暮らせるな。好きに使いたまえ。まあ、これだけのお金を管理するのは大変だろうから、ギルドで預かっておくよ。使いたいときには言ってくれればいつでも準備はしておく。」

サラは大金を前に少し、思考が止まってしまっている。

「でも、お金を渡すだけためにゴートテイマーがここに来るはずないですよね?
 何か他に理由があるんですか?」

僕の質問にゴートテイマーは鳩が豆を食らったような顔をした。
そして、一息ため息をつくと。

「君は本当にすごいな。そうだ。君たちが今回討伐したキング・クロンダールは私たち冒険ギルドが今追っている事件と関係があるんだ。」
「事件?」
「ああ。キング・クロンダールは何かおかしいことはなかったかい?」
「魔法を使ってきたり、討伐した後に何か光るものが出てきました。」
「やはりか。おそらくそのキング・クロンダールは何者かによって意図的に強化されたキング・クロンダールなんだ。他にも同じような魔物が最近現れ始めているんだ。」
「何者かに。なるほど。それで僕たちにどうしろと?」
「君たちにはこの事件、魔物特異化事件に協力してもらいたいのだ。報酬はしっかり出すよ。」
「ミドル、どうするの?」

サラは正気に戻ったのか、僕に尋ねてくる。

「そうですね。協力するには条件があります。」
「条件か。」
「はい、まず協力です。僕たちの都合を優先させてください。」
「分かった。」
「そして、次に僕の名前は僕が学園に入学するまでは公開しないでください。」
「その条件は受け入れるが君はどうして目立とうとしないのだ?前回もそうだ。」
「それは・・・・・言えません。」
「そうか。分かった。何はともあれ、これからよろしく頼む、サラ君、ミドル君。」
「「はい!」」

僕らはそう言って冒険ギルドを後にした。


「そういえば、サラはどの辺に住んでるんだ?」
「ん?家?・・・ないよ。」
「はい?」
「私、家出してきたから帰る家ないんだ。だからミドル、うちに泊めて!お願い!」

サラは手を顔の前で合わせ、ウインクして頼んでくる。
そんな風に頼まれたら断れるはずもなく僕の家に連れて帰った。


「ただいま~。」
「お帰りなs・・・・。
 あなた~!ミドルが女の子連れて帰ってきたわ!!」
「なに!?今日はごちそうだな!」

帰った瞬間、両親が騒ぎ始めた。
騒ぎ始めた両親を止めることもできず、なすがままサラと一緒に食卓を囲んでいた。

「ミドルの家は賑やかでいいわね。」
「そうか?うるさいだけだろ。」
「そんなことないよ。家よりはまし・・・」
「ん?なんか言ったか?」

両親の騒ぐ声で最後の方が聞き取れなかった。

「いや、何でもないよ。」


それからは何事もなくサラはお母さんの部屋で一緒に寝て、僕も自室のベットで寝た。




次の日の朝、僕らはサラと共にダンジョンに来ていた。
10階層のダンジョンボスと呼ばれる魔物を倒すためである。
ダンジョンボスについていくつか調べて見た。
ダンジョンボスはトライガルという獣族でも上位に入る虎型モンスターで、単体でもかなりの強さを持つが、これまでのモンキートやコングートを使役してくるため厄介らしい。

ダンジョンに入り魔物を討伐しながら、やっとのことで10階層の入り口の大きな門の前まで到着した。

「サラ、準備はいい?」
「はい!」
「アストレアもレオパルドもいいか?」
「はい!」
「ガルルルル!」
「よし、行くぞ。」

僕らはそう言って、門を開き中へ入っていった。

中に入ると、周りを囲む灯篭に火が付く。
その中心に目を向けると、トライガルが待ち構えていた。
かなり大きく、キング・クロンダールと同じくらいの大きさだ。


ガア゛ア゛ア゛ア゛


トラガイルが咆哮すると、何体ものモンキートやコングートが姿を現す。

「サラとレオパルドはモンキートとコングートを頼む」
「はい!」
「アストレアは僕とトライガルを叩く。」
「分かりました。」

そう言って僕とアストレアはトライガルに向かって走り出す。
アストレアは透過をかけ、モンキートやコングートに気付かれないようにする。
僕らは一直線にトライガルへ向かう。

「レオパルド!行くわよ!ワールウィンド」

サラの指示を受け、レオパルドはサラの周りを高速で走り回り始める。
レオパルドの走った後がだんだん砂煙が経ち始め、大きな旋風となっていく。
その旋風は周りのモンキートやコングートを巻き込む。

「いいよ、レオパルド!そのまま周り続けて!!」
「ガルルルル!」


トライガルに接近した僕はまず、右前足をカトラスで切り裂く。
効果はあったらしくトライガルは大きく咆哮する。
その後、大きく飛び上がると天井にくっつく。
サラ達のを見つけ、彼女たちの方向に飛ぼうとしていく。
が、それをアストレアが幻惑で阻止する。
トライガルの飛んだ方向は壁であり、壁に強くぶつかり床に落ちてくる。
僕はそれをチャンスと見て、再び接近し今度は、胴体を突き刺す。
それでもトドメとはならず、トライガルはまた大きな咆哮を上げる。
しかし、今度はモンキートやコングートを大量に呼び出す。
そして、トライガルの目の色も変わる。

「ミドル!さすがにこれ以上来られたら無理よ!」

サラとレオパルドの方にも限界が来そうだ。
サラやレオパルドのためにも早く決着をつけなくてはそう思う。

「分かった!もう少し頑張ってくれ!」

僕はそう言って、トライガルの方を見て驚く。
透過が効いているはずなのに、間違いなく今目が合っているからだ。
僕は今までとは違う雰囲気を感じ、態勢を整える。

トライガルは僕の方真っ直ぐ目がけて突っ込んでくる。
その速さは今までとは比べ物にならないくらいだ。
完全にパワーアップしている。
僕はカトラスで攻撃を受ける。
が、そのまま僕に攻撃の隙を与えず連続で噛みつきやパンチ、頭突きなど攻撃してくる。
僕も守るだけで精いっぱいだ。
僕は攻撃されながらも指示を出す。

「アストレア!剣!」
「はい!」

アストレアは剣を持ち、トライガルの方へ走ってくる。
そして、飛び上がり、剣を振りかぶる。
トラガイルがアストレアに気付いた時にはすでに剣を振り下ろしていた。

スパンッ

そんな音と共に、アストレアの剣はトライガルの首を綺麗に切断した。
トラガイルが消えると同時にモンキートやコングートも姿を消した。

「ミドル!やったね!」
「ああ。アストレアもご苦労さん。」
「ありがとうございます!」

僕らはトライガルのドロップ品である、毛皮を回収しダンジョンを後にし、冒険ギルドへ向かった。



冒険ギルドに到着し、受付のいつものお姉さんにドロップ品を提出する。

「トライガルの毛皮ですね。10階層攻略おめでとうございます。」
「ありがとうございます。」
「お二人とものギルドカードに貢献度を反映しておきました。
 次回のダンジョンからは11階層から始めることが出来るようになりました。
 ダンジョンに入るときに選択できます。」
「分かりました。ありがとうございます。」

僕らは家に帰り、それぞれ床に就いた。



翌日、僕らはサラ達と街へ来ていた。

「ミドル、今日はどこに行くの?」
「今日は大きな戦いが続いたから休憩もかねて買い物だ。」
「買い物?別に欲しいものはないけど。」
「そんなこと言うなって。まあ付いてこい。」

僕はそう言ってしばらく歩き、サラを連れ、細い路地裏に入っていく。

「こんなとこにもお店があったんですね。良く知ってるね。」
「僕もたまたま見つけたんだよ。」

そんな話をして、店の扉を開け中に入っていく。

「ドーラさん!また来たよ!」

僕がそう声をかけると、奥の方からドーラが出てきた。

「おお、ミドルか。久しぶりじゃのう。隣のおなごはガールフレンドかい?」
「そんなんじゃないよ。彼女は僕の仲間のサラだよ。」
「ど、どうも。」
「そうかい、そうかい。そういえばカトラスはどうじゃ?」
「とっても使いやすいよ。使っていて違和感がないんだ。」
「そうじゃろ。もうそれはアンタの血肉と同然じゃ。大切に使うんじゃよ。」
「もちろん。」
「今日はそれで何を探しに来たんじゃ?」
「今日はサラの魔道具で何かいいものがあれば買いに来たんだ。」
「彼女のか。ちょっと待っておれ。」

ドーラはそう言って店の奥を探し始めた。

「ここって何の店なの?」

ドーラを待っている間にサラが僕に小声で話しかけてくる。

「ここは魔道具のお店だよ。このカトラスもこのドーラの店で買ったんだ。」
「そうなの!その武器の事、私気になってたの。」
「これは盾にも短剣にも僕の意思で変えられる魔道具なんだ。」

そう言って僕はサラにカトラスの変化を見せる。

「ほんとにそれすごいよね。」
「今日はサラの魔道具を買いに来たんだ。ドーラさんがいいものを見繕ってくれるさ。」

そんな話をしていると奥からドーラが何かを持って出てきた。

「あったぞ。嬢ちゃんに合う魔道具。」

そう言ってドーラはその本のようなものを僕たちに見せてくる。

「ルロロの書じゃ」
「「ルロロの書?」」
「嬢ちゃんのパートナーは近接を得意としておるじゃろ?」
「え!?ええ、そうですけど。」

ドーラにレオパルドの事を言い当てられ驚いた声を上げるサラ。

「じゃから、遠距離で援護してやる者が必要と思ってな。
 このルロロの書は持つ者によって使える魔法が変わる魔導書でな。どんな魔法が使えるか分からんが嬢ちゃんにはピッタリじゃろう。」
「そうか、じゃあそれを買おう。な!サラ!」
「毎度ありじゃ。今回も血が必要じゃからの。」
「分かったよ。」
「ち、血!?」

血と聞いて騒いでいるサラを無視して、僕は店を出ようとする。

「あっ、ドーラさん。どうしてこんなところで魔道具の店なんてやってるの。」
「んー。そうじゃの。今は乙女の秘密ということにしておく。
 ミドルが知るのは少し早いからのう。」
「そっか、また来るね。」
「おう、いつでも待っとるぞ。」
「ち、血って、血って何!?」

僕らはそう言ってドーラの店を後にした。
それから、町で少し買い物をした。
アストレアにアップルパイを買ってあげたり、レオパルドにお肉を
サラを落ち着かせるためにプレゼントとして、エナンという魔女のかぶっているような帽子を買ってあげた。


家に帰り、僕とサラは僕の部屋で机の上に置いたルロロの書と向き合っていた。
カトラスのときと同様血を垂らすだけらしい。
サラは一つ息を飲み、右手で用意していたナイフを握る。
ナイフの刃がだんだん左手の指に近づいていく。
が、あと少しのところでナイフの動きが止まる。

「いや!やっぱり無理です。ミドルがやって!一回やったんでしょ!」

そう言って、ナイフを僕に渡してくる。
僕は一つ息を吐くと、ナイフを受け取り

「痛くても文句言うんじゃないぞ。」

そう言って、サラの左手を取りナイフを近づけていく。
その間、サラは目を瞑って、上を向き歯を食いしばっていた。
ナイフの刃の先で傷を入れるとそこから、ツーっと血が流れてきて、ポタンと一滴ルロロの書の上に落ちた。
すると、ルロロの書が一度光り、また元に戻った。

「終わったぞ。」
「ちょっと痛かった。」
「文句言うなって言ったろ!」
「これでルロロの書が使えるようになったの?」
「たぶんな。明日ダンジョンでで使ってみよう。」
「分かった。」

一回目とは違って少しにぎやかに魔道具の血の儀式を終えた。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

異世界転移からふざけた事情により転生へ。日本の常識は意外と非常識。

久遠 れんり
ファンタジー
普段の、何気ない日常。 事故は、予想外に起こる。 そして、異世界転移? 転生も。 気がつけば、見たことのない森。 「おーい」 と呼べば、「グギャ」とゴブリンが答える。 その時どう行動するのか。 また、その先は……。 初期は、サバイバル。 その後人里発見と、自身の立ち位置。生活基盤を確保。 有名になって、王都へ。 日本人の常識で突き進む。 そんな感じで、進みます。 ただ主人公は、ちょっと凝り性で、行きすぎる感じの日本人。そんな傾向が少しある。 異世界側では、少し非常識かもしれない。 面白がってつけた能力、超振動が意外と無敵だったりする。

異世界に召喚されて2日目です。クズは要らないと追放され、激レアユニークスキルで危機回避したはずが、トラブル続きで泣きそうです。

もにゃむ
ファンタジー
父親に教師になる人生を強要され、父親が死ぬまで自分の望む人生を歩むことはできないと、人生を諦め淡々とした日々を送る清泉だったが、夏休みの補習中、突然4人の生徒と共に光に包まれ異世界に召喚されてしまう。 異世界召喚という非現実的な状況に、教師1年目の清泉が状況把握に努めていると、ステータスを確認したい召喚者と1人の生徒の間にトラブル発生。 ステータスではなく職業だけを鑑定することで落ち着くも、清泉と女子生徒の1人は職業がクズだから要らないと、王都追放を言い渡されてしまう。 残留組の2人の生徒にはクズな職業だと蔑みの目を向けられ、 同時に追放を言い渡された女子生徒は問題行動が多すぎて退学させるための監視対象で、 追加で追放を言い渡された男子生徒は言動に違和感ありまくりで、 清泉は1人で自由に生きるために、問題児たちからさっさと離れたいと思うのだが……

【完結】スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜

かの
ファンタジー
 世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。  スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。  偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。  スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!  冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!

10歳で記憶喪失になったけど、チート従魔たちと異世界ライフを楽しみます(リメイク版)

犬社護
ファンタジー
10歳の咲耶(さや)は家族とのキャンプ旅行で就寝中、豪雨の影響で発生した土石流に巻き込まれてしまう。 意識が浮上して目覚めると、そこは森の中。 彼女は10歳の見知らぬ少女となっており、その子の記憶も喪失していたことで、自分が異世界に転生していることにも気づかず、何故深い森の中にいるのかもわからないまま途方に暮れてしまう。 そんな状況の中、森で知り合った冒険者ベイツと霊鳥ルウリと出会ったことで、彼女は徐々に自分の置かれている状況を把握していく。持ち前の明るくてのほほんとしたマイペースな性格もあって、咲耶は前世の知識を駆使して、徐々に異世界にも慣れていくのだが、そんな彼女に転機が訪れる。それ以降、これまで不明だった咲耶自身の力も解放され、様々な人々や精霊、魔物たちと出会い愛されていく。 これは、ちょっぴり天然な《咲耶》とチート従魔たちとのまったり異世界物語。 ○○○ 旧版を基に再編集しています。 第二章(16話付近)以降、完全オリジナルとなります。 旧版に関しては、8月1日に削除予定なのでご注意ください。 この作品は、ノベルアップ+にも投稿しています。

神に見捨てられた少年は、異世界で無双する 〜追放されたけど気づいたら最強の加護を持ってました〜

fuwamofu
ファンタジー
辺境の村で「無能」と蔑まれ、勇者パーティから追放された少年アルト。 だが彼が持っていたのは「無効化」と「複製」という、神が創った誰にも扱えない究極スキルだった。 気づかぬうちに世界の理を超え、魔王さえも恐れる存在となるアルト。 追放した元仲間たちは後悔し、国家は彼を求め、仲間になった美少女たちは惹かれていく――。 これは“無自覚最強”が世界を変え、すべてにざまぁを返す異世界成り上がり譚。

S級スキル『剣聖』を授かった俺はスキルを奪われてから人生が一変しました

白崎なまず
ファンタジー
この世界の人間の多くは生まれてきたときにスキルを持っている。スキルの力は強大で、強力なスキルを持つ者が貧弱なスキルしか持たない者を支配する。 そんな世界に生まれた主人公アレスは大昔の英雄が所持していたとされるSランク『剣聖』を持っていたことが明らかになり一気に成り上がっていく。 王族になり、裕福な暮らしをし、将来は王女との結婚も約束され盤石な人生を歩むアレス。 しかし物事がうまくいっている時こそ人生の落とし穴には気付けないものだ。 突如現れた謎の老人に剣聖のスキルを奪われてしまったアレス。 スキルのおかげで手に入れた立場は当然スキルがなければ維持することが出来ない。 王族から下民へと落ちたアレスはこの世に絶望し、生きる気力を失いかけてしまう。 そんなアレスに手を差し伸べたのはとある教会のシスターだった。 Sランクスキルを失い、この世はスキルが全てじゃないと知ったアレス。 スキルがない自分でも前向きに生きていこうと冒険者の道へ進むことになったアレスだったのだが―― なんと、そんなアレスの元に剣聖のスキルが舞い戻ってきたのだ。 スキルを奪われたと王族から追放されたアレスが剣聖のスキルが戻ったことを隠しながら冒険者になるために学園に通う。 スキルの優劣がものを言う世界でのアレスと仲間たちの学園ファンタジー物語。 この作品は小説家になろうに投稿されている作品の重複投稿になります

転生したら最強種の竜人かよ~目立ちたくないので種族隠して学院へ通います~

ゆる弥
ファンタジー
強さをひた隠しにして学院の入学試験を受けるが、強すぎて隠し通せておらず、逆に目立ってしまう。 コイツは何かがおかしい。 本人は気が付かず隠しているが、周りは気付き始める。 目立ちたくないのに国の最高戦力に祭り上げられてしまう可哀想な男の話。

ダンジョンを拾ったので、スキル〈ホームセンター〉で好き勝手リフォームします

ランド犬
ファンタジー
 異世界に転移した佐々木悠人は、召喚でも勇者でもなかった。ただ迷い込んだ先で見つけたのは、王都を望む郊外にひっそりと口を開けるダンジョン。足を踏み入れた瞬間、発動したスキルは ――〈ホームセンター〉 壁を張り替え、部屋を増やし、畑や牧場、カフェまで作れる不可思議な力だった。 気ままに始めたリフォームは、もふもふなネコミミ獣人の少女との出会いをきっかけに、思わぬ変化を呼び始める。 拡張され続けるダンジョンの先で、悠人が作り上げる“住める迷宮”とは――?

処理中です...