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第一章
第九話 番外編と正月
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「あけましておめでとう!」
「おめでとうございます!ミドル様!」
「おめでとう、ミドル!」
「ガルルルル」
今日はいつもとは違う場所に振袖姿で集まっていた。
「今日は、お正月ならではの催しをする!
まずは餅つきだ!」
そう言って僕はキネと臼を準備する。
臼の中にもち米を入れ
「このもち米をこのキネでつく人のつき手の相手をして餅を返す人の返し手の二人でする。
まず、アストレアと僕でやってみるか。」
「分かりました。」
そう言ってアストレアは振袖の腕を捲り、キネを構える。
「よし、じゃあ僕が水を付けてこのもち米をひっくり返すからその後にキネで叩いてくれ。行くぞ!」
僕はそう言って手を水で濡らし、もち米に手を持っていく。
餅をひっくり返し、
「アストレア、叩け!」
「はい!」
アストレアは明るい返事と共にキネを大きく振りかぶると
次の瞬間、目の前を目にもとまらぬ速さでキネが通過し、臼ごと粉々にしてしまった。
その風圧で僕らも吹き飛ばされる。
「アストレア。・・・手加減っていうものを覚えてくれ。」
「アストレアは交代だ。サラ。」
「うん!」
そう僕が言うと、サラは待ってましたと言わんばかりに返事をした。
それとは反対にアストレアはシュンとしてしまった。
それからアストレアとサラを交代させ、サラがキネを持つ。
「よしサラ。準備はいいか?失敗例はさっき見たから大丈夫だな?」
「はい!」
「行くぞ~!」
「ほい!」
「はい!」
「よいしょ!」
「はい!」
「もういっちょ!」
「はい!」
サラと僕はテンポよくもち米を付いていき、餅も餅らしいもちもち感が出てきた。
「よし、もうできた。食べてみるか」
僕はそう言って餅を臼から取り出し、机の上に広げ食べやすい大きさに分けて丸めていく。
餅をサラ、アストレア、レオパルドに配り、
「「「いただきまーす!」」」「ガルルルル」
「おいし~!」
「うまくできたな。」
「アップルパイには勝りませんが、おいしいですね。」
「ガルルルル」
口々にお餅の感想を言い合う。
感想を聞く感じうまくできていたようだ。
「腹も膨れたし、少し動くか。次は羽子板をしよう!」
「はごいた?」
そう言って僕は羽子板を全員に配る。
「ルールは簡単だ。この羽根を落としたチームの負けだ。
チームは僕とアストレア、サラとレオパルドのコンビでいいだろう。
もちろん羽を落とすと罰ゲームも待ってるから覚悟してね。」
「分かりました。ミドル様の足を引っ張らぬよう頑張ります。」
「ば、罰ゲームですか。」
「ガルルルル」
「よし、じゃあ始めるぞ。」
そう言って僕らは3メートルぐらいチームで距離をとる。
そして、僕は持っていた羽根をサラ達に向かって打つ。
サラはあたふたしながらも羽根をしっかり羽子板で打ち返してくる。
打ち返された羽根は僕の方に飛んできたので、優しく返す。
今度はレオパルドが口で加えた羽子板を器用に使い、打ち返してくる。
羽根は綺麗な放物線を描き、アストレアの頭上に向かって飛んでいく。
アストレアは飛び上がり、羽子板を振りかぶり
「食らいなさい。わたくし渾身のジャンピング・ショット!」
そう言って、羽子板を思いっきり振る。
”スカッ”
アストレアの振った羽子板は無情にも空を切る。
羽根は静かに地面に落ちる。
それと同時にアストレアも着地する。
「ア・ス・ト・レ・ア~?」
「も、申し訳ございません、ミドル様。今のには大きな訳が、、」
「訳など通じるか~!」
「やった~。レオパルド!ナイス!」
「ガルルルル」
「ミドル。罰ゲームって何なの?」
「ば、罰ゲーム?な、な、何の事かな?」
「とぼけてもダメ!私しっかり覚えてるんだから!」
「ガルルルル」
「罰ゲームは・・・・・・・・」
「ははははっはははっ!」
そんな声で笑っているのは右手に筆を持っているサラ。
その前には僕とアストレアが正座で座っている。
それぞれの顔には墨で髭やまつ毛と様々に書かれている。
「サラ、覚えてけよ。次は必ず・・」
それからは羽子板を一日中して、それぞれの顔には墨でいろいろなものが描かれていた。
それぞれの顔を見合い、笑いあい笑いの絶えない正月となったのだった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
皆さん。あけましておめでとうございます!!
『テイマーだらけの世界で「飼育パートナーなし」と告げられたが、なんかすげーパートナー出来たのでゴートテイマー目指し直します。』を読んでいただきありがとうございます。
年末から開始したこの作品もたくさんの方々に読んでいただくことが出来ています。
これからも、毎日きままに投稿していきたいので今後とも応援よろしくお願いします。
「おめでとうございます!ミドル様!」
「おめでとう、ミドル!」
「ガルルルル」
今日はいつもとは違う場所に振袖姿で集まっていた。
「今日は、お正月ならではの催しをする!
まずは餅つきだ!」
そう言って僕はキネと臼を準備する。
臼の中にもち米を入れ
「このもち米をこのキネでつく人のつき手の相手をして餅を返す人の返し手の二人でする。
まず、アストレアと僕でやってみるか。」
「分かりました。」
そう言ってアストレアは振袖の腕を捲り、キネを構える。
「よし、じゃあ僕が水を付けてこのもち米をひっくり返すからその後にキネで叩いてくれ。行くぞ!」
僕はそう言って手を水で濡らし、もち米に手を持っていく。
餅をひっくり返し、
「アストレア、叩け!」
「はい!」
アストレアは明るい返事と共にキネを大きく振りかぶると
次の瞬間、目の前を目にもとまらぬ速さでキネが通過し、臼ごと粉々にしてしまった。
その風圧で僕らも吹き飛ばされる。
「アストレア。・・・手加減っていうものを覚えてくれ。」
「アストレアは交代だ。サラ。」
「うん!」
そう僕が言うと、サラは待ってましたと言わんばかりに返事をした。
それとは反対にアストレアはシュンとしてしまった。
それからアストレアとサラを交代させ、サラがキネを持つ。
「よしサラ。準備はいいか?失敗例はさっき見たから大丈夫だな?」
「はい!」
「行くぞ~!」
「ほい!」
「はい!」
「よいしょ!」
「はい!」
「もういっちょ!」
「はい!」
サラと僕はテンポよくもち米を付いていき、餅も餅らしいもちもち感が出てきた。
「よし、もうできた。食べてみるか」
僕はそう言って餅を臼から取り出し、机の上に広げ食べやすい大きさに分けて丸めていく。
餅をサラ、アストレア、レオパルドに配り、
「「「いただきまーす!」」」「ガルルルル」
「おいし~!」
「うまくできたな。」
「アップルパイには勝りませんが、おいしいですね。」
「ガルルルル」
口々にお餅の感想を言い合う。
感想を聞く感じうまくできていたようだ。
「腹も膨れたし、少し動くか。次は羽子板をしよう!」
「はごいた?」
そう言って僕は羽子板を全員に配る。
「ルールは簡単だ。この羽根を落としたチームの負けだ。
チームは僕とアストレア、サラとレオパルドのコンビでいいだろう。
もちろん羽を落とすと罰ゲームも待ってるから覚悟してね。」
「分かりました。ミドル様の足を引っ張らぬよう頑張ります。」
「ば、罰ゲームですか。」
「ガルルルル」
「よし、じゃあ始めるぞ。」
そう言って僕らは3メートルぐらいチームで距離をとる。
そして、僕は持っていた羽根をサラ達に向かって打つ。
サラはあたふたしながらも羽根をしっかり羽子板で打ち返してくる。
打ち返された羽根は僕の方に飛んできたので、優しく返す。
今度はレオパルドが口で加えた羽子板を器用に使い、打ち返してくる。
羽根は綺麗な放物線を描き、アストレアの頭上に向かって飛んでいく。
アストレアは飛び上がり、羽子板を振りかぶり
「食らいなさい。わたくし渾身のジャンピング・ショット!」
そう言って、羽子板を思いっきり振る。
”スカッ”
アストレアの振った羽子板は無情にも空を切る。
羽根は静かに地面に落ちる。
それと同時にアストレアも着地する。
「ア・ス・ト・レ・ア~?」
「も、申し訳ございません、ミドル様。今のには大きな訳が、、」
「訳など通じるか~!」
「やった~。レオパルド!ナイス!」
「ガルルルル」
「ミドル。罰ゲームって何なの?」
「ば、罰ゲーム?な、な、何の事かな?」
「とぼけてもダメ!私しっかり覚えてるんだから!」
「ガルルルル」
「罰ゲームは・・・・・・・・」
「ははははっはははっ!」
そんな声で笑っているのは右手に筆を持っているサラ。
その前には僕とアストレアが正座で座っている。
それぞれの顔には墨で髭やまつ毛と様々に書かれている。
「サラ、覚えてけよ。次は必ず・・」
それからは羽子板を一日中して、それぞれの顔には墨でいろいろなものが描かれていた。
それぞれの顔を見合い、笑いあい笑いの絶えない正月となったのだった。
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皆さん。あけましておめでとうございます!!
『テイマーだらけの世界で「飼育パートナーなし」と告げられたが、なんかすげーパートナー出来たのでゴートテイマー目指し直します。』を読んでいただきありがとうございます。
年末から開始したこの作品もたくさんの方々に読んでいただくことが出来ています。
これからも、毎日きままに投稿していきたいので今後とも応援よろしくお願いします。
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