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第一章
第十二話 入学と再会
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大きな爆発があったということもあり、このことでどこの人も話は持ちきりだった。
僕は自分の町に帰り、冒険ギルドに来ていた。
ゴートテイマーのコスモスさんにユダのことについて伝えるためにである。
「そうか、そんなことがあったのか。君たちはいろんなことに巻き込まれるな。」
ゴートテイマーにユダの一件のことを話すとそんなことを笑いながら言った。
魔物特異化事件に巻き込んだのはあなたなんですけど、という文句を押し殺しながら僕はゴートテイマーの話を聞く。
「パートナーの売買にインテグル。私の知らないことばかりだ。ギルドにももう少し警戒を強くするように言っておくよ。それに、君が苦戦するほどのクラブという男はどんなに強いのか気になるし、こちらでも魔物特異化事件と並行して調査を進めてみるよ。」
「お願いします。」
僕らはそう言って、冒険ギルドを後にする。
あれから時は流れ、半年の年月が経った。
そんな大きな事件が二つ起きたが、その後嘘のように、忽然と何も起きなくなってしまった。
僕とサラのダンジョン攻略も着々と進んでおり、今は50階層まで危なげなく攻略できていた。
僕らも著しく成長を遂げた。
アストレアはレベル60を迎え、新たにサラと同じような魔法、モノを創り出す創造(クリエイト)、剣の扱いも上達し、それに自爆を使えるようになっていた。
自爆はいつ使うときが来るのかと疑問に思うところではある。
サラもルロロの書で使える魔法がぐんと増え今では数えきれないほどになっていた。
レオパルドも尻尾をうまく使った攻撃等、攻撃パターンを特訓して増やした。
それに、もうすぐゴートテイマーになるための必須条件である学園の入学試験が迫ってきている。
サラももちろん学園入学を目指しているため今はそれに向けて訓練をしている。
ゴートスター学園。ほとんどのテイマーが目指しに来るテイマーの学園の頂点である学園である。ゴートテイマーのコスモスさん自身で学園長を務め、入学するためには厳しい試験を突破しなければならない。
入学試験は実技試験のみで、パートナーとのコンビネーションやテイマー自身の能力まで問われ、最後には対人戦まで行われる厳しい試験だ。
僕らはその対人戦に備えて、サラと永遠と戦っていた。
「ウォーターボール!」
「アストレア!壁を!」
サラの放ったウォーターボールをアストレアが創造で壁を造り防ぐ。
その壁をレオパルドが尻尾でたたき割り、そのまま僕に噛みついて来ようとする。
僕はそれをカトラスで防ぎ、短剣に変えレオパルドを攻撃する。
「バリア!」
サラの魔法で僕の攻撃はレオパルドには届かない。
立て続けにサラは魔法を唱える。
「パラライズ!」
その攻撃は僕に当たったと思われたが、その僕は消える。
そして、サラの前に僕は短剣を突き付ける。
「は~ぁ。また負けちゃったよ。ミドルにまだ一回も勝ててないよ。」
「サラは本当に強くなったよ。レオパルドも。」
「入試までにはミドルに一回でも勝てるといいな。」
「そうだな。頑張れよ。」
「何その余裕。」
「ほら、今日はもう遅くなったし帰るぞ。」
そう言って僕らは家に帰っていった。
そしてとうとう学園の入試の日がやってきた。
僕は事前に学園長でもあるコスモスさんに頼んで別室で受けることになっている。
サラと学園の入り口で別れを告げ、僕は先に中に入っていく。
そこにはすでにコスモスが待っていた。
「おはよう、ミドル君。要望通り君は別試験にしておいたよ。」
「ありがとうございます。入学までは身を隠しておきたいので、ありがたいです。」
「君の強さはいろんなところから聞いている。しかし、私は一度も君のパートナーを見たことがないのだよ。それが、身を隠したい理由と関係があるのかな?」
「勘のいい人は嫌われますよ。」
「そうか。では見せてもらおうじゃないか。君の試験は僕と戦うことだ。」
コスモスはそう言うと、パートナーであるグリフォンが飛んでくる。
「そうですか、分かりました。アストレア、出てきていいぞ。」
僕がそう言うと、フードの中からアストレアが出てきて普通のサイズに戻る。
「ほう。人型のパートナーか、これは楽しみだ。
では、早速始めようではないか。君から攻撃してくるがいい。」
僕はその言葉を聞き攻撃を始める。
まず、アストレアが剣でコスモスに切りかかる。
がそれをコスモスも剣で対抗する。
攻撃を止められらアストレアをグリフォンが体当たりで吹き飛ばす。
僕はカトラスを短剣にし切りかかる。
今度はコスモスは剣を大きく振り体目がけて切ってくる。
だが、その剣は空を切る。
「ほう、幻術の魔法か。」
僕はコスモスに切りかかる。
が、再びグリフォンが空から飛んできて、僕をつかんで運ぶ。
空高く運ばれた後、僕は落とされる。
落下地点に素早くアストレアが入っきて、フォクスィーに姿をを変える。
モフモフの体がクッションになり、僕は傷を負わず着地する。
すぐさまアストレアは創造でコスモスの周りを岩の壁で囲み、魔法を放つ。
「ファイアボール!」
「変化に創造に攻撃魔法にそこが知れないパートナーだね。これは少し本気を出さないとね。」
ドォーーン
アストレアの攻撃で大きな爆発が起こる。
次の瞬間、僕の首に剣が突き付けられる。
僕には何が起きたのか全く分からなかった。
「私の勝ちだね。」
そう言って、コスモスは剣を下ろす。
「じゃあ、入試は不合格ですね。ありがとうございました。」
「いや、君は合格だよ?君みたいな子を落とすわけないよ。」
「ほ、本当ですか!?」
「ああ、でもこのことはまだ秘密にしておいてね。」
そうして、僕の学園入試は無事合格ということで、幕を閉じたのだった。
そして、合格発表の日。
僕はサラの合格発表を見届けるため一緒に学園まで来ていた。
ちなみに僕はばれない様にいつもよりローブを深くかぶり、気配を消している。
合格発表は名前が張り出される。
サラは早速張り出された看板を見に行く。
看板の前で少し立ち止まり、ゆっくり歩いて戻ってくる。
「どうだった?」
「うん、、、」
「合格したよーーー」
そう言って、サラは僕に抱き着いてくる。
「そうか、よかったなー。」
「おめでとうございます!サラさん!」
サラの合格も決まり、ゴートテイマーへまた一つ近づいた。
僕はサラと一緒に学園に向かっていた。
理由は簡単、今日が学園の入学式の日だからだ。
「ミドル!制服似合ってるね。ちょっと、後付けのフードは違和感があるけど、」
「しょうがないじゃないか、ずっとローブで生活していたから無いと不安なんだよ
サラも制服似合ってるよ。」
「ありがと。」
そんなことを話していると後ろから声をかけられる。
「お兄ちゃん!!」
その声の方を向くと、そこには見覚えのある姿があった。
「マロン!それにクフも!久しぶりだな!」
それは、以前ユダの事件のときに出会った少女とそのパートナーだった。
「久しぶりじゃないよ~!!会いに来るって約束したよね?忘れたの!?
もうあれから半年ぐらい経ってるのよ!
私ずっと待ってたんだから!!」
そう言って、僕に勢いよく迫ってくる。
「ごめんってマロン。い、い、忙しかったんだよ。」
「忙しかった!?忘れていたんでしょ!!」
「そ、そんなことはないよ。それよりも、何でマロンがここにいるんだ?」
「何でって、私もこの学園に入学するからに決まってるでしょ!」
「へ?」
僕はその言葉にびっくりする。
「マロンって僕らと同い年だったのか?」
「ミドル、知らなかったの?パートナーがいるのに私たちより年下はありえないでしょ。」
「そうか、そうだったね。僕の事をお兄ちゃんとか呼ぶからてっきり年下かと思ってたよ。」
マロンは少し顔を膨らませて怒っている。
「ミドル様、早くいかないと学園に遅刻してしまいますよ。」
アストレアが声をかけてくる。
僕らは急いで学園に向かった。
僕らは学校に到着すると、早速入学式が始まった。
ゴートテイマーであり、学園長でもあるコスモスの挨拶から始まり。
入学生代表としてサモンズが壇上に立って話す。
久しぶりにサモンズの姿を見て、いろんなことを思い出した。
パートナーなしと言われたこと。
ダンジョンでサモンズたちに落とされたこと。
ダンジョン最下層で死にかけ、アストレアに助けられたこと。
そんな思いを振り返っていると、あっという間に入学式も終わった。
教室に戻りサラ達と話していると、また後ろから声をかけられる。
「おい、そこのお前!」
僕はよく後ろから声をかけられるな。そう思いながら振り向く。
「一年前ぶりだな。ゴラギエ・サモンズ。」
声をかけてきた主はサモンズだった。
その周りにはブマル・ハケスにディニス・レノンもいた。
「お前たちもこの学園に入れたんだな。」
そんなことを僕は彼らに言った。
サモンズは僕に近づき胸倉をつかみ、小声で聞いてくる。
「なぜ、お前が生きている。どうやって生き残った。」
「さあ、何でだろうな。」
僕はそう答える。
「ちょっと、やめなさいよ!いきなり話かけてきて何なの?」
マロンが止めに入る。
「ミドルに聞きたいことはいっぱいあるだろうけどね、ミドルは今は私の仲間なの。もう、ミドルを気付つけるのはやめてくれる?」
サラも止めに入り、事が大きくなりサモンズもはを話すと、
舌打ちをして僕から離れて行った。
「ありがとう。サラ、マロン。」
教室のドアが開き、先生らしき人が入ってくる。
「はいはい、みんな席について~!ホームルームを始めるよ。」
ここから僕の学園生活はスタートした。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「サモンズ様、どうしますか?」
「やはり、ミドルは生きていました。僕らの見たものはホントだったんだ。」
「ああ、そうだな。それに、周りにいる人が増えていた。あいつらも要警戒だ。
片方は俺の存在を知っているようだった。
だが、あいつがこの学園にいることは好都合だ。お前ら、準備はできているな。
計画を開始するぞ。」
「「はい。」」
「何としてでもこの計画を成功させろ、俺たちの未来のためにも。」
「今に見ていろ、ミドルよ。」
僕は自分の町に帰り、冒険ギルドに来ていた。
ゴートテイマーのコスモスさんにユダのことについて伝えるためにである。
「そうか、そんなことがあったのか。君たちはいろんなことに巻き込まれるな。」
ゴートテイマーにユダの一件のことを話すとそんなことを笑いながら言った。
魔物特異化事件に巻き込んだのはあなたなんですけど、という文句を押し殺しながら僕はゴートテイマーの話を聞く。
「パートナーの売買にインテグル。私の知らないことばかりだ。ギルドにももう少し警戒を強くするように言っておくよ。それに、君が苦戦するほどのクラブという男はどんなに強いのか気になるし、こちらでも魔物特異化事件と並行して調査を進めてみるよ。」
「お願いします。」
僕らはそう言って、冒険ギルドを後にする。
あれから時は流れ、半年の年月が経った。
そんな大きな事件が二つ起きたが、その後嘘のように、忽然と何も起きなくなってしまった。
僕とサラのダンジョン攻略も着々と進んでおり、今は50階層まで危なげなく攻略できていた。
僕らも著しく成長を遂げた。
アストレアはレベル60を迎え、新たにサラと同じような魔法、モノを創り出す創造(クリエイト)、剣の扱いも上達し、それに自爆を使えるようになっていた。
自爆はいつ使うときが来るのかと疑問に思うところではある。
サラもルロロの書で使える魔法がぐんと増え今では数えきれないほどになっていた。
レオパルドも尻尾をうまく使った攻撃等、攻撃パターンを特訓して増やした。
それに、もうすぐゴートテイマーになるための必須条件である学園の入学試験が迫ってきている。
サラももちろん学園入学を目指しているため今はそれに向けて訓練をしている。
ゴートスター学園。ほとんどのテイマーが目指しに来るテイマーの学園の頂点である学園である。ゴートテイマーのコスモスさん自身で学園長を務め、入学するためには厳しい試験を突破しなければならない。
入学試験は実技試験のみで、パートナーとのコンビネーションやテイマー自身の能力まで問われ、最後には対人戦まで行われる厳しい試験だ。
僕らはその対人戦に備えて、サラと永遠と戦っていた。
「ウォーターボール!」
「アストレア!壁を!」
サラの放ったウォーターボールをアストレアが創造で壁を造り防ぐ。
その壁をレオパルドが尻尾でたたき割り、そのまま僕に噛みついて来ようとする。
僕はそれをカトラスで防ぎ、短剣に変えレオパルドを攻撃する。
「バリア!」
サラの魔法で僕の攻撃はレオパルドには届かない。
立て続けにサラは魔法を唱える。
「パラライズ!」
その攻撃は僕に当たったと思われたが、その僕は消える。
そして、サラの前に僕は短剣を突き付ける。
「は~ぁ。また負けちゃったよ。ミドルにまだ一回も勝ててないよ。」
「サラは本当に強くなったよ。レオパルドも。」
「入試までにはミドルに一回でも勝てるといいな。」
「そうだな。頑張れよ。」
「何その余裕。」
「ほら、今日はもう遅くなったし帰るぞ。」
そう言って僕らは家に帰っていった。
そしてとうとう学園の入試の日がやってきた。
僕は事前に学園長でもあるコスモスさんに頼んで別室で受けることになっている。
サラと学園の入り口で別れを告げ、僕は先に中に入っていく。
そこにはすでにコスモスが待っていた。
「おはよう、ミドル君。要望通り君は別試験にしておいたよ。」
「ありがとうございます。入学までは身を隠しておきたいので、ありがたいです。」
「君の強さはいろんなところから聞いている。しかし、私は一度も君のパートナーを見たことがないのだよ。それが、身を隠したい理由と関係があるのかな?」
「勘のいい人は嫌われますよ。」
「そうか。では見せてもらおうじゃないか。君の試験は僕と戦うことだ。」
コスモスはそう言うと、パートナーであるグリフォンが飛んでくる。
「そうですか、分かりました。アストレア、出てきていいぞ。」
僕がそう言うと、フードの中からアストレアが出てきて普通のサイズに戻る。
「ほう。人型のパートナーか、これは楽しみだ。
では、早速始めようではないか。君から攻撃してくるがいい。」
僕はその言葉を聞き攻撃を始める。
まず、アストレアが剣でコスモスに切りかかる。
がそれをコスモスも剣で対抗する。
攻撃を止められらアストレアをグリフォンが体当たりで吹き飛ばす。
僕はカトラスを短剣にし切りかかる。
今度はコスモスは剣を大きく振り体目がけて切ってくる。
だが、その剣は空を切る。
「ほう、幻術の魔法か。」
僕はコスモスに切りかかる。
が、再びグリフォンが空から飛んできて、僕をつかんで運ぶ。
空高く運ばれた後、僕は落とされる。
落下地点に素早くアストレアが入っきて、フォクスィーに姿をを変える。
モフモフの体がクッションになり、僕は傷を負わず着地する。
すぐさまアストレアは創造でコスモスの周りを岩の壁で囲み、魔法を放つ。
「ファイアボール!」
「変化に創造に攻撃魔法にそこが知れないパートナーだね。これは少し本気を出さないとね。」
ドォーーン
アストレアの攻撃で大きな爆発が起こる。
次の瞬間、僕の首に剣が突き付けられる。
僕には何が起きたのか全く分からなかった。
「私の勝ちだね。」
そう言って、コスモスは剣を下ろす。
「じゃあ、入試は不合格ですね。ありがとうございました。」
「いや、君は合格だよ?君みたいな子を落とすわけないよ。」
「ほ、本当ですか!?」
「ああ、でもこのことはまだ秘密にしておいてね。」
そうして、僕の学園入試は無事合格ということで、幕を閉じたのだった。
そして、合格発表の日。
僕はサラの合格発表を見届けるため一緒に学園まで来ていた。
ちなみに僕はばれない様にいつもよりローブを深くかぶり、気配を消している。
合格発表は名前が張り出される。
サラは早速張り出された看板を見に行く。
看板の前で少し立ち止まり、ゆっくり歩いて戻ってくる。
「どうだった?」
「うん、、、」
「合格したよーーー」
そう言って、サラは僕に抱き着いてくる。
「そうか、よかったなー。」
「おめでとうございます!サラさん!」
サラの合格も決まり、ゴートテイマーへまた一つ近づいた。
僕はサラと一緒に学園に向かっていた。
理由は簡単、今日が学園の入学式の日だからだ。
「ミドル!制服似合ってるね。ちょっと、後付けのフードは違和感があるけど、」
「しょうがないじゃないか、ずっとローブで生活していたから無いと不安なんだよ
サラも制服似合ってるよ。」
「ありがと。」
そんなことを話していると後ろから声をかけられる。
「お兄ちゃん!!」
その声の方を向くと、そこには見覚えのある姿があった。
「マロン!それにクフも!久しぶりだな!」
それは、以前ユダの事件のときに出会った少女とそのパートナーだった。
「久しぶりじゃないよ~!!会いに来るって約束したよね?忘れたの!?
もうあれから半年ぐらい経ってるのよ!
私ずっと待ってたんだから!!」
そう言って、僕に勢いよく迫ってくる。
「ごめんってマロン。い、い、忙しかったんだよ。」
「忙しかった!?忘れていたんでしょ!!」
「そ、そんなことはないよ。それよりも、何でマロンがここにいるんだ?」
「何でって、私もこの学園に入学するからに決まってるでしょ!」
「へ?」
僕はその言葉にびっくりする。
「マロンって僕らと同い年だったのか?」
「ミドル、知らなかったの?パートナーがいるのに私たちより年下はありえないでしょ。」
「そうか、そうだったね。僕の事をお兄ちゃんとか呼ぶからてっきり年下かと思ってたよ。」
マロンは少し顔を膨らませて怒っている。
「ミドル様、早くいかないと学園に遅刻してしまいますよ。」
アストレアが声をかけてくる。
僕らは急いで学園に向かった。
僕らは学校に到着すると、早速入学式が始まった。
ゴートテイマーであり、学園長でもあるコスモスの挨拶から始まり。
入学生代表としてサモンズが壇上に立って話す。
久しぶりにサモンズの姿を見て、いろんなことを思い出した。
パートナーなしと言われたこと。
ダンジョンでサモンズたちに落とされたこと。
ダンジョン最下層で死にかけ、アストレアに助けられたこと。
そんな思いを振り返っていると、あっという間に入学式も終わった。
教室に戻りサラ達と話していると、また後ろから声をかけられる。
「おい、そこのお前!」
僕はよく後ろから声をかけられるな。そう思いながら振り向く。
「一年前ぶりだな。ゴラギエ・サモンズ。」
声をかけてきた主はサモンズだった。
その周りにはブマル・ハケスにディニス・レノンもいた。
「お前たちもこの学園に入れたんだな。」
そんなことを僕は彼らに言った。
サモンズは僕に近づき胸倉をつかみ、小声で聞いてくる。
「なぜ、お前が生きている。どうやって生き残った。」
「さあ、何でだろうな。」
僕はそう答える。
「ちょっと、やめなさいよ!いきなり話かけてきて何なの?」
マロンが止めに入る。
「ミドルに聞きたいことはいっぱいあるだろうけどね、ミドルは今は私の仲間なの。もう、ミドルを気付つけるのはやめてくれる?」
サラも止めに入り、事が大きくなりサモンズもはを話すと、
舌打ちをして僕から離れて行った。
「ありがとう。サラ、マロン。」
教室のドアが開き、先生らしき人が入ってくる。
「はいはい、みんな席について~!ホームルームを始めるよ。」
ここから僕の学園生活はスタートした。
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「サモンズ様、どうしますか?」
「やはり、ミドルは生きていました。僕らの見たものはホントだったんだ。」
「ああ、そうだな。それに、周りにいる人が増えていた。あいつらも要警戒だ。
片方は俺の存在を知っているようだった。
だが、あいつがこの学園にいることは好都合だ。お前ら、準備はできているな。
計画を開始するぞ。」
「「はい。」」
「何としてでもこの計画を成功させろ、俺たちの未来のためにも。」
「今に見ていろ、ミドルよ。」
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