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#24 情報交換
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塔には一人ずつ入る。
先ずロッカーの立ち並ぶテントの中で下着も靴も含めて全裸になる。
荷物を全部入れたロッカーの扉に付けられたケースの中へ、自分の名前と入塔時間を記入した紙を差し込み、ボタンを押して塔の中へ。
このボタンはテントの外へ連動しており、ボタン押下を確認した後、一分経過したら次の者が入って来る。
とは言っても入口テントは男女別だし、破廉恥なハプニングはまず起きない。
塔の壁を通り抜けるときの感じは、うちの前の壁を抜けたときと同じ。
呼吸のできない真っ暗な空間で一歩前へと踏み出し抜けた先で待ち構えていたのは、枝を組み布を張った簡易テント。床には布が敷かれている。
布!
自衛隊員のvis保持者のうち一人は『布創造』だと聞いていたが、俺が以前作った草布ではなく編み目の細かい本物の布。
そんな文明の香りがする簡易テントの中には、事前に説明されていた通り、膨らんだ布製背負い袋がいくつもあった。
木炭で名前を書いてあるものは既に所有者が決まっているとのことなので、まっさらな一つを取り、傍らに置いてある木炭で「詩真」と書く。
画数が多くて面倒なのだが、荷物の取り違えはがあると困るので絶対に漢字でと言われている。しかも「しま」と読みがなまで。
持ち物にに名前書くなんて小学生以来かも。
まあ確かにフンドシは共用したくないし、誰かがボソリと水虫の人が居るとか言っていたし。
背負い袋は、平たい布紐を四箇所で留め、そのうちの上部二箇所は固定されていない。リュックタイプと肩掛けタイプの両用使いが可能なスグレモノ。
『布を作る』と言っても平たい布しか出せないわけじゃないらしく、visを使ううちに材質や形もある程度のバリエーションが可能になったらしい。
背負い袋の口の部分は紐を通せるようになっていて、別途作った布製の紐を後から通して結ぶことで閉じられる構造。
中には布製のものが幾つも入っていて、最初にフンドシを探し出して装着する。
いい。
このフィット感。
草布は編み方が荒いので時折網目に下の毛が挟まることがあったが、これは違う。布フンドシ、最高。
次はサラシを腹に巻く。このサラシは男女問わず。
女性の場合はブラジャーを兼ねるのだが、探索中に布が必要になった場合に裂いて紐や包帯としても使えるそうだ。
サラシの生地は和手拭いと一緒。いざって時に裂きやすい。
一応サラシの上から紐でも留めておく。
次は浴衣に帯。
驚くことにテント用の生地や背負い袋の生地、サラシやフンドシの生地とはまた別の生地。
visは塔の中に最初に入ったときに欲したものが能力として授かるというが、そこで布を欲してくれたなんて感謝しかない。
聞いたところでは俺と姉貴とフッコさんとクソ珠以外のvis保持者4人は全員、自衛隊の方々らしい。
塔は立川駐屯地の敷地にもかぶっていたからね。
と、そこまで着込んだところで、次の人が真っ裸で入塔してきた。
エチケットとして目をそらし、足袋っぽいものを取り出す。
足首までのちょっと大きめの足袋で、足首のところに紐で縛り付ける感じ。この上から足の甲部分にぐるぐる巻く紐は、サイズ調節と滑り止めとを兼ねている。
背負い袋の中には、この足袋セットをしまう「汚れてもいいものを入れる袋」の他に、A4サイズくらいの袋が五つ、それら袋の口を縛るのにも使える布紐が10本ほど入っていた。
塔内簡易テントの外へ出ると、俺より先に入った人たちが皆さん和の白装束でずらりと。
布色は全て真っ白なので、頭に三角の布でもつければどう見ても死に装束だが、皆さんこれで探索を行う。
「詩真」
姉貴が近寄ってくる。
何か言いたそうだが、言い淀んでいる風でもある。
昨晩、砂峰さんに参加の意思を伝える際、姉貴たちとは別の班にしてくださいとお願いしてあった。
もともとAチームとBチームとに別れていて、それぞれ10名ほど。姉貴たちとしづさん以外は全員自衛隊員。
姉貴たち女子4人はBチームに固まっているので、俺はAチームに入れてもらうことになったわけ。
ちなみに俺を拉致った千島田と田平もAチーム。まあその事実はなかったことにしてあるけど。
「や、やあ、詩真くん」
姉貴が口ごもっているうちに、田平が近寄ってきた。
あからさまに姉貴の胸をチラ見している。これ、視線がきっとバレてるって教えた方がいいのかな。
「あ、田平さん、昨晩は塔内の情報、どうもありがとうございました」
ということにしてある。
「い、いやぁ。あのくらい造作もないことさ。どんどん頼ってくれたまえ!」
あからさまに怪しいぎこちなさだが、胸へのチラ見のおかげでいい感じにスケベな小物感が出ていて怪しさがうまく霞んでいる。
千島田は24歳、田平は26歳。なので会話においてはちゃんと「さん」付けで呼ぶようにしているし、まさか昨晩の拉致の実行犯と被害者だとは姉貴も全く気付いてないようだ。
「チーム別にミーティングを行う! Aチームはこちら、伊古金のとこへ集まってくれ!」
「じゃあ、俺は向こうだから」
「しっ、詩真! 気をつけるんだぞ!」
「ああ。姉貴もね」
それ以上の会話は交わさずに離れる。
クソ珠もフッコさんも今朝はまだ近づいてきていない。
俺は、伊古金さんの前へと急いだ。
Aチームのミーティングは、俺への説明も兼ねて今までの進捗報告から始まった。
これまでの四回にも及ぶ公式探索においては、塔内の環境把握を目的に探索が行われた。
最初の三回は、塔に入る人数も限定し、自衛隊側入口付近の安全確保と食料や飲料水の調達に時間を費やした。
というのも最初のうちは『布創造』のvisを持つ牟佐さんが作れたのはシーツだけだったから。大昔のギリシャ人のような格好だったんだな。
その間、他の隊員は歩幅を50cmにして歩く練習を行ったそうだ。
自衛隊側入口の近くには、壁から垂直に約1000歩ほどの場所に広めの川があり、そこでは六本足のサンショウウオっぽい生き物――ムツアシサンショウウオモドキ(仮)と、鮎サイズで鮮やかな緑色の魚――ミドリウオ(仮)とが捕れる。
これは大きめの葉で巻いてから焼いて食料にする。
前者は手足の先が指ではなくヒレ状であるため厳密にはサンショウウオともかなり違うのだが、俺のノートに記載されていた適当ネーミングが参考にされてしまったためにそんな妙な名前になってしまったと言われ、恥ずかしかった。
牟佐さんはその後、次々と様々な布製品を作るマッシーンと化し、それゆえSVの心と技については自衛隊メンバー中、一番の伸びを見せたという。
visを使うだけでもpotentiaが伸びるんだな。
他にもモモモドキや、さらには青いリンゴに似た酸味のある果実(青リンゴモドキ)をも発見したようだ。
Bチームである牟佐さん以外の自衛隊vis保持者は全員Aチームで、リーダーの伊古金さんが『筋力増強』、サブリーダーの歩長さんが『治癒』、火志賀さんが『火』とのこと。ちなみに歩長さんは女性だ。
姉貴は案の定『雷』で、クソ珠は『闇』、フッコさんは『探査』とのこと。危険なものが近づくと分かるみたいで、食べられるものなのかどうかも判断できるらしい。
食料調達は俺の想像以上に充実していたが、水筒困った問題が起きていた。
というのも、いろんな布を作れるようになった牟佐さんが防水布の作成に挑戦したそうだが、布の繊維と繊維の間を埋める樹脂だけ再現することができなかったとのこと。
そこで俺が、ヨツデグレイさんたちの仮住居で見た方法を教えたところ、即採用となった。
一つはニセヒモツタを捕まえてきて、丈夫な葉っぱを巻いた枝でまんべんなく全身を叩きまくる方法。
歯の生えた頭部と尻尾の先だけを落として中身を外へこそぎ出すと、細めのホースみたいな皮だけが残る。ここへヒモツタを差し込み、ぐるぐると振り回すと内側が掃除され、防水性のホースが出来上がる。端っこを縛ると体に巻き付ける水筒のようにも使えて、500mlちょいは入る。
もう一つはゴムガエル。中身を石で綺麗にこそいで皮だけにすると、食用以外に大きな防水袋としても使える。
もちろんニセヒモツタもゴムガエルも中身はちゃんといただきました。
ニジカナブンの卵を保護する泡の塩も教えてあげたため、探索隊の中ではヒーローのようにもてはやされた。
姉貴に関係なくほめられたのって、家族とフッコさん以外では初めてかもしれない。
### 簡易人物紹介 ###
・国館川 詩真
主人公。現実より塔の方が居心地が良い。visは公的には『異世界通訳』。探索隊Aチーム。水筒と塩の救世主となった。
・国館川 亜貴
姉。羞恥心<探究心な姉。ご立派(推定G)。visは『雷』。探索隊Bチーム。
・珠
元幼馴染(推定D)。話が通じない。すぐに変態呼ばわりしてくる。visは『闇』。探索隊Bチーム。
・中分地 富久子
フッコさん。亜貴の同級生で信奉者。タレ目の眼鏡美人(推定E)。詩真の境遇と趣味に理解と共感があり、告白された。visは『探査』。探索隊Bチーム。
・小馬 しづ
母の元同僚。姉以上にご立派(推定J)な童顔ゆるふわ女子。塔で遭難しかけてたのを詩真が助けた。探索隊Bチーム。
・砂峰
マッチョなお兄さん。陸上自衛隊のカレーに誇りを持っている。マッチョポージングなしには喋れないのかもしれない。
・千島田
詩真を拉致し、日本のためにと殺しかけた自衛隊員。24歳男性。全然笑わない。探索隊Aチーム。
・田平
詩真の拉致に加担した、顔のパーツが中央に寄っている丸顔の自衛隊員。26歳男性。無類のおっぱい好き。探索隊Aチーム。
・伊古金
自衛隊員。探索隊Aチームのリーダー。男性。visは『筋力増強』。
・牟佐
自衛隊員。探索隊Bチーム。男性。visは『布創造』。
・歩長
自衛隊員。探索隊Aチームのサブリーダー。女性。visは『治癒』。
・火志賀
自衛隊員。探索隊Aチーム。男性。visは『火』。
・ヨツデグレイ
いわゆるグレイに似た四腕の人型種族。交信能力を持ち、平和的で親切。子供には母乳ではなく素嚢で整えた甘い液を与える。
先ずロッカーの立ち並ぶテントの中で下着も靴も含めて全裸になる。
荷物を全部入れたロッカーの扉に付けられたケースの中へ、自分の名前と入塔時間を記入した紙を差し込み、ボタンを押して塔の中へ。
このボタンはテントの外へ連動しており、ボタン押下を確認した後、一分経過したら次の者が入って来る。
とは言っても入口テントは男女別だし、破廉恥なハプニングはまず起きない。
塔の壁を通り抜けるときの感じは、うちの前の壁を抜けたときと同じ。
呼吸のできない真っ暗な空間で一歩前へと踏み出し抜けた先で待ち構えていたのは、枝を組み布を張った簡易テント。床には布が敷かれている。
布!
自衛隊員のvis保持者のうち一人は『布創造』だと聞いていたが、俺が以前作った草布ではなく編み目の細かい本物の布。
そんな文明の香りがする簡易テントの中には、事前に説明されていた通り、膨らんだ布製背負い袋がいくつもあった。
木炭で名前を書いてあるものは既に所有者が決まっているとのことなので、まっさらな一つを取り、傍らに置いてある木炭で「詩真」と書く。
画数が多くて面倒なのだが、荷物の取り違えはがあると困るので絶対に漢字でと言われている。しかも「しま」と読みがなまで。
持ち物にに名前書くなんて小学生以来かも。
まあ確かにフンドシは共用したくないし、誰かがボソリと水虫の人が居るとか言っていたし。
背負い袋は、平たい布紐を四箇所で留め、そのうちの上部二箇所は固定されていない。リュックタイプと肩掛けタイプの両用使いが可能なスグレモノ。
『布を作る』と言っても平たい布しか出せないわけじゃないらしく、visを使ううちに材質や形もある程度のバリエーションが可能になったらしい。
背負い袋の口の部分は紐を通せるようになっていて、別途作った布製の紐を後から通して結ぶことで閉じられる構造。
中には布製のものが幾つも入っていて、最初にフンドシを探し出して装着する。
いい。
このフィット感。
草布は編み方が荒いので時折網目に下の毛が挟まることがあったが、これは違う。布フンドシ、最高。
次はサラシを腹に巻く。このサラシは男女問わず。
女性の場合はブラジャーを兼ねるのだが、探索中に布が必要になった場合に裂いて紐や包帯としても使えるそうだ。
サラシの生地は和手拭いと一緒。いざって時に裂きやすい。
一応サラシの上から紐でも留めておく。
次は浴衣に帯。
驚くことにテント用の生地や背負い袋の生地、サラシやフンドシの生地とはまた別の生地。
visは塔の中に最初に入ったときに欲したものが能力として授かるというが、そこで布を欲してくれたなんて感謝しかない。
聞いたところでは俺と姉貴とフッコさんとクソ珠以外のvis保持者4人は全員、自衛隊の方々らしい。
塔は立川駐屯地の敷地にもかぶっていたからね。
と、そこまで着込んだところで、次の人が真っ裸で入塔してきた。
エチケットとして目をそらし、足袋っぽいものを取り出す。
足首までのちょっと大きめの足袋で、足首のところに紐で縛り付ける感じ。この上から足の甲部分にぐるぐる巻く紐は、サイズ調節と滑り止めとを兼ねている。
背負い袋の中には、この足袋セットをしまう「汚れてもいいものを入れる袋」の他に、A4サイズくらいの袋が五つ、それら袋の口を縛るのにも使える布紐が10本ほど入っていた。
塔内簡易テントの外へ出ると、俺より先に入った人たちが皆さん和の白装束でずらりと。
布色は全て真っ白なので、頭に三角の布でもつければどう見ても死に装束だが、皆さんこれで探索を行う。
「詩真」
姉貴が近寄ってくる。
何か言いたそうだが、言い淀んでいる風でもある。
昨晩、砂峰さんに参加の意思を伝える際、姉貴たちとは別の班にしてくださいとお願いしてあった。
もともとAチームとBチームとに別れていて、それぞれ10名ほど。姉貴たちとしづさん以外は全員自衛隊員。
姉貴たち女子4人はBチームに固まっているので、俺はAチームに入れてもらうことになったわけ。
ちなみに俺を拉致った千島田と田平もAチーム。まあその事実はなかったことにしてあるけど。
「や、やあ、詩真くん」
姉貴が口ごもっているうちに、田平が近寄ってきた。
あからさまに姉貴の胸をチラ見している。これ、視線がきっとバレてるって教えた方がいいのかな。
「あ、田平さん、昨晩は塔内の情報、どうもありがとうございました」
ということにしてある。
「い、いやぁ。あのくらい造作もないことさ。どんどん頼ってくれたまえ!」
あからさまに怪しいぎこちなさだが、胸へのチラ見のおかげでいい感じにスケベな小物感が出ていて怪しさがうまく霞んでいる。
千島田は24歳、田平は26歳。なので会話においてはちゃんと「さん」付けで呼ぶようにしているし、まさか昨晩の拉致の実行犯と被害者だとは姉貴も全く気付いてないようだ。
「チーム別にミーティングを行う! Aチームはこちら、伊古金のとこへ集まってくれ!」
「じゃあ、俺は向こうだから」
「しっ、詩真! 気をつけるんだぞ!」
「ああ。姉貴もね」
それ以上の会話は交わさずに離れる。
クソ珠もフッコさんも今朝はまだ近づいてきていない。
俺は、伊古金さんの前へと急いだ。
Aチームのミーティングは、俺への説明も兼ねて今までの進捗報告から始まった。
これまでの四回にも及ぶ公式探索においては、塔内の環境把握を目的に探索が行われた。
最初の三回は、塔に入る人数も限定し、自衛隊側入口付近の安全確保と食料や飲料水の調達に時間を費やした。
というのも最初のうちは『布創造』のvisを持つ牟佐さんが作れたのはシーツだけだったから。大昔のギリシャ人のような格好だったんだな。
その間、他の隊員は歩幅を50cmにして歩く練習を行ったそうだ。
自衛隊側入口の近くには、壁から垂直に約1000歩ほどの場所に広めの川があり、そこでは六本足のサンショウウオっぽい生き物――ムツアシサンショウウオモドキ(仮)と、鮎サイズで鮮やかな緑色の魚――ミドリウオ(仮)とが捕れる。
これは大きめの葉で巻いてから焼いて食料にする。
前者は手足の先が指ではなくヒレ状であるため厳密にはサンショウウオともかなり違うのだが、俺のノートに記載されていた適当ネーミングが参考にされてしまったためにそんな妙な名前になってしまったと言われ、恥ずかしかった。
牟佐さんはその後、次々と様々な布製品を作るマッシーンと化し、それゆえSVの心と技については自衛隊メンバー中、一番の伸びを見せたという。
visを使うだけでもpotentiaが伸びるんだな。
他にもモモモドキや、さらには青いリンゴに似た酸味のある果実(青リンゴモドキ)をも発見したようだ。
Bチームである牟佐さん以外の自衛隊vis保持者は全員Aチームで、リーダーの伊古金さんが『筋力増強』、サブリーダーの歩長さんが『治癒』、火志賀さんが『火』とのこと。ちなみに歩長さんは女性だ。
姉貴は案の定『雷』で、クソ珠は『闇』、フッコさんは『探査』とのこと。危険なものが近づくと分かるみたいで、食べられるものなのかどうかも判断できるらしい。
食料調達は俺の想像以上に充実していたが、水筒困った問題が起きていた。
というのも、いろんな布を作れるようになった牟佐さんが防水布の作成に挑戦したそうだが、布の繊維と繊維の間を埋める樹脂だけ再現することができなかったとのこと。
そこで俺が、ヨツデグレイさんたちの仮住居で見た方法を教えたところ、即採用となった。
一つはニセヒモツタを捕まえてきて、丈夫な葉っぱを巻いた枝でまんべんなく全身を叩きまくる方法。
歯の生えた頭部と尻尾の先だけを落として中身を外へこそぎ出すと、細めのホースみたいな皮だけが残る。ここへヒモツタを差し込み、ぐるぐると振り回すと内側が掃除され、防水性のホースが出来上がる。端っこを縛ると体に巻き付ける水筒のようにも使えて、500mlちょいは入る。
もう一つはゴムガエル。中身を石で綺麗にこそいで皮だけにすると、食用以外に大きな防水袋としても使える。
もちろんニセヒモツタもゴムガエルも中身はちゃんといただきました。
ニジカナブンの卵を保護する泡の塩も教えてあげたため、探索隊の中ではヒーローのようにもてはやされた。
姉貴に関係なくほめられたのって、家族とフッコさん以外では初めてかもしれない。
### 簡易人物紹介 ###
・国館川 詩真
主人公。現実より塔の方が居心地が良い。visは公的には『異世界通訳』。探索隊Aチーム。水筒と塩の救世主となった。
・国館川 亜貴
姉。羞恥心<探究心な姉。ご立派(推定G)。visは『雷』。探索隊Bチーム。
・珠
元幼馴染(推定D)。話が通じない。すぐに変態呼ばわりしてくる。visは『闇』。探索隊Bチーム。
・中分地 富久子
フッコさん。亜貴の同級生で信奉者。タレ目の眼鏡美人(推定E)。詩真の境遇と趣味に理解と共感があり、告白された。visは『探査』。探索隊Bチーム。
・小馬 しづ
母の元同僚。姉以上にご立派(推定J)な童顔ゆるふわ女子。塔で遭難しかけてたのを詩真が助けた。探索隊Bチーム。
・砂峰
マッチョなお兄さん。陸上自衛隊のカレーに誇りを持っている。マッチョポージングなしには喋れないのかもしれない。
・千島田
詩真を拉致し、日本のためにと殺しかけた自衛隊員。24歳男性。全然笑わない。探索隊Aチーム。
・田平
詩真の拉致に加担した、顔のパーツが中央に寄っている丸顔の自衛隊員。26歳男性。無類のおっぱい好き。探索隊Aチーム。
・伊古金
自衛隊員。探索隊Aチームのリーダー。男性。visは『筋力増強』。
・牟佐
自衛隊員。探索隊Bチーム。男性。visは『布創造』。
・歩長
自衛隊員。探索隊Aチームのサブリーダー。女性。visは『治癒』。
・火志賀
自衛隊員。探索隊Aチーム。男性。visは『火』。
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いわゆるグレイに似た四腕の人型種族。交信能力を持ち、平和的で親切。子供には母乳ではなく素嚢で整えた甘い液を与える。
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