最弱攻撃力スキルが実は最兇だったところで俺が戦いたくないのは変わらない

だんぞう

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#36 失踪の理由

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 バルタザールもジャンも、目の前の「一見、服を着ている女子二人が、実は全裸」であることに気付いている様子は全くなかった。
 それよりも突然出現したジェノランに驚いたこと、それに驚きつつもシャルロットやアヌークが心配で勇気を振り絞って駆けつけたことをプレゼンするのに必死なようだった。
 そんな男子連中を、シャルロットは冷ややかな目で見ていた。
 ジェノラン内が地球時間と流れが違うことにまだ気付いていないシャルロットにとっては、あれだけ時間をおいてジェノランが安全そうなことを確認してからやってきた男子二人が「勇気」という言葉を口にするのがダサかったし、アヌークよりも自分の名前が先に挙げられたことにやきもきしていたし、そしていつも以上にバルタザールからの視線にいやらしさを感じていたから。
 そこへパトカーも到着した。
 乗っていた警官の片方が女性だったため、シャルロットとアヌークは毛布を貸してほしいと伝えた。
 ただ状況をなかなか理解してもらえなかったため、二人は女性警官を連れてジェノランの中へと入った。
 女性警官は裸になったことで取り乱しはしたが、能力の説明をしつつ、アヌークが三人分の『服』を出したことで一応は納得してくれた。
 その女性警官ソフィーは制服や銃を紛失してしまったことへの動揺を引きずってはいたが、中で得られる『能力』に大きな関心を持ち、悟ったような表情になった。
 「私があなたたちを守ってあげる」みたいなことを言われた。
 シャルロットから送られてくるイメージは、映像付きではあるが動画ではないので向こうの言語がそのまま再生されるわけではない。会話や五感からシャルロットが理解した意味や感情がまるっとそのまま送られてきている。
 だからフランス語は特に上達していない。
 シャルロットたちが外に出ようとしたとき、もう一人の警官――こちらは男性でルドンという名前――まで入ってきた。
 ソフィーが事情を説明すると、ルドンの全身が甲冑に包まれた。ヨーロッパの古城や富豪の家に飾ってありそうな全身鎧に、立派な剣まで。
 アヌークのvisウィースでではなくルドンが自前で作ったもので、叩かせてもらうと金属っぽい音が鳴った。
 その後、外に出るにあたり、ルドンが先に出て男子二人に目を閉じて後ろを向くよう注意するから、10を数えたら三人が出てくるという取り決めになった。
 そしてそれを実践して5まで数えたとき、ルドンが再び入ってきた。
 外へ出てから既に五分以上経過したという。パトカーまで戻り時計を確認したから間違いないと。
 シャルロットたちはこの時点で、ジェノランの内外で時間の流れる速度が違うのかもという仮説を立てた。
 改めてルドンが先に外へ出て、今度は3だけ数えて外へ出た。
 ほぼ三分が経過していた。
 人が増えていたが、アヌークの作った『服』でなんとかやり過ごし、逃げるようにパトカーへと駆け込んだ。
 ルドンが先に無線で連絡していたおかげで、応援で駆けつけたパトカーには毛布が多めに積まれていた。
 朝とは言え初夏はそれなりに暑い。
 冷房をきかせたパトカーの中で、シャルロットとアヌークは毛布にくるまったままでお互いを見て笑った。
 このときはまだ、シャルロットは非日常であるこの状況を楽しめていた。

 フランスのジェノランは、すぐに国の管理化に置かれることになった。
 軍隊と警官とが幾重にも包囲し、最初にうっかり入ってしまったシャルロットたち数名の民間人以外の入塔者イスカーチェリは、全てが軍人か警官だけ。
 フランスのジェノランは世界で五番目の出現であり、地球で最初にキャンベラに出現してから既に8時間経過していた。
 そのため政府の対応も早かったのだろう。
 シャルロットたちはジェノラン近くに急遽設置されたプレハブの建物内に「保護」と「検疫」という名目で軟禁されることになり、ジェノラン内への「攻略」は案外早く開始された。
 ソフィーをリーダーに女性兵士や女性警官たちが集められたチームが結成され、シャルロットとアヌークもその部隊に参加した。
 男性部隊は、ルドンが支給した甲冑と剣を装備し、シャルロットたち以外の民間人入塔者イスカーチェリ五名も参加した。
 バルタザールとジャンはジェノランには入っていない者の、visウィースが使える範囲――聖域サンクチュアリウムの圏内には足を踏み入れたということで、別のプレハブで待機ということになった。
 フランスではこの時点で、visウィース――この時点ではまだ『能力』と呼ばれていた――が、最初の八人以外は入手できてなさげということについても検証を始めていた。

 フランスのジェノランは、あの溶岩の小川と薄暗い岩肌の洞窟めいた「迷宮」がしばらく広がっていおり、その先へ進むとやがて大きな金属の城が現れた。
 長方形の大きな金属塊をレンガ代わりに積み上げたようにも見えるその城は、溶岩池や溶岩水路からの淡い赤の光を浴び、一個の巨大な生き物のようにも見えた。
 そしてその「城」の手前にはアイアンゴーレムどもが集団で構えていた。
 隻腕のアイアンゴーレムたちはパワーはあるものの歩く速度が遅く、特にお互いに殴り合っている場合は簡単に横をすり抜けられたが、城を守るアイアンゴーレムたちは一体として争っている者は居らず、近づけば襲ってきた。
 しかも殴り合っていた奴らに比べて体に光沢があった。
 城のアイアンゴーレムは、いつしかスチールゴーレムと呼ばれるようになっていた。
 なのでそこは後回しにして、少数で徘徊しているアイアンゴーレムたちを先に倒してレベルアップしようという方針になった。

 その頃にはルドンが盾を作れるようになっていて、盾を装備した複数人でアイアンゴーレムに一斉に体当たりして溶岩池や小川の中へ突き落とした。
 potentiaポテンティアが増え、力強さや俊敏性が上昇してからは、二体で打ち合っているアイアンゴーレムも相手にできるようになった。
 また、食事だけは当初、ジェノランの外へ食べに戻っていたが、potentiaポテンティアたいが開くようになると長い間食事なしでも耐えられるようになり、そのうち岩の隙間に生えている赤い実が食べられることに気付き、砂糖入りの卵黄に似た味のその赤い実を食べるようにもなった。
 また、アイアンゴーレム以外にも、上から見るとカブトガニに似た生物も発見された。
 こいつはひっくり返すと四対の足と長い尾を持ち、体毛に覆われた生物で、アイアンゴーレム同士が互いに叩き合って落とした彼らの装甲片を拾って二対の足で背中に乗せ、残り二対で動き回るという生態で、本体は柔らかく、盾で進路を妨害して立ち止まったところを剣で簡単に倒せた。
 「モンスター」を倒せるようになると、今までは『幻の服』で身を覆っていた女性たちも、ルドンの甲冑を身につけるようになった。
 カブトガニに似た生物から剥いだ毛皮は、その頃には部分鎧も作れるようになったルドンの様々な形の鎧を直接肌に当てないで済む良いクッション素材となった。
 多少の怪我は全てシャルロットが治し、ルドンの武具と共に万全の体制となったフランスの入塔者イスカーチェリたちは、こうしてpotentiaポテンティアを上げていった。
 シャルロットは一生懸命だった。
 自分が役に立つことの喜びで。
 甲冑を身にまとい、剣を掲げ、『傷を癒やす』という奇跡の御業を持つシャルロットはジャンヌ・ダルクの再来ともてはやされ、「聖女」と持ち上げられるようになった。
 だが反面、アヌークはシャルロットと口をきかなくなっていた。。
 自分の役目がなくなったアヌークは次第に体調不良を言い訳にジェノランへ入らなくなり、相変わらず軟禁されたままだったバルタザールやジャンのプレハブに入り浸るようになった。
 シャルロットは知らなかった。
 アヌークのvisウィースが作れた『幻』は服だけじゃなかったことを。そして幻で作った『シャルロットの顔』でバルタザールのみならずイケメン兵士たちまで口説き、『シャルロットの顔』のまま享楽にふけっていたことを。
 その様子は兵士たちに目撃され、あっという間に広まった。
 「性に対しても慈愛に満ちている」と陰口まで叩かれていたのだが、この時点ではまだ、シャルロット自身は気付かないでいた。
 あの事件が起きたのは、そんなタイミングだった。

 ルドンの後輩に、ギュスターヴという新米警官がいた。
 彼はルドンを尊敬し、活躍したがっていた。
 フランスの八番目の入塔者イスカーチェリであったためvisウィースを手に入れたのだが、それは『武器に炎をまとわせる』というもので、アイアンゴーレムにはあまり効果を発揮できなかった。
 焦った彼はスチールゴーレムに挑んだ。それも一人で。
 結果から言えば、返り討ちにあった。
 下半身を叩き潰されたのだ。
 幸い近くにシャルロットがいたため、彼は下半身を『再生』してもらえた。
 そこで発覚した。
 『治療』だと思われていた、シャルロット自身もそう思っていたvisウィースが実は、シャルロットの身体部位を用いて『怪我をした部分と交換する』だったと。
 現場は騒然となった。
 ギュスターヴもシャルロットもジェノランの外へといったん避難させられた。
 成功を夢見て大失敗したギュスターヴは、自分の股間がとんでもないことになってしまったことへの動揺が収まらず、自身の股間画像を撮影して親戚の医者へと送ったのだった。
 その医者は、ジェノランという未曾有の事態に発生した珍しいケースとして、医者仲間へ状況を共有した。
 そしてとある看護師が、その画像が映し出された画面をスマホで撮影し軽率にもSNSで拡散した。
 対象の看護師が誰なのか公にはされていないが、すぐに突き止められ、国家レベルの重要機密を漏らしたとして逮捕されたという話だけはシャルロットの耳にも届いた。
 ただ、それは些末だった。
 17歳の少女にとって、自分の股間同然の画像がSNSでさらされ、そうでなくともかなりの人数の医療関係者たちに共有され、今まで良かれと思って治療してきた兵士たちの一部からは「勝手に体を侵食された」と非難され、それに加えてこのタイミングでアヌークが『シャルロットの顔』の幻で淫らな行為を行っていたという事実は、到底受け入れ難いものだった。
 特に考えがあったわけではなかった。
 でもジェノランの奥へと逃避した。
 入口付近に置いてあったあのカブトガニに似た「盾担ぎ」からの戦利品であるアイアンゴーレムから剥がれた金属板で最低限の体を隠し、人の居ない方へとひた走った。
 必然的に、着いたのはあの城の近く。
 シャルロットは戦うことを捨て、とにかく城のアイアンゴーレムたちの間を全力で走り抜けることに集中した。
 途中、何度か攻撃された。
 頭だけは必死に守りながら、シャルロットは諦めずに前へと進んだ。
 時には衝撃で腕が千切れたりしながらも。
 しかし即座に回復し、前へと進み続けた。
 音が響いてきた。
 その音の発生源を見たシャルロットは愕然とした。
 通常の三倍くらい大きなスチールゴーレムが、城を守っていたスチールゴーレムを叩いて、叩いて、叩いて、城を構成する金属塊へと圧縮していたから。



### 簡易人物紹介 ###

国館川くにたちかわ 詩真しま
主人公。現実よりジェノランの方が居心地が良い。visウィースは公的には『異世界通訳』だが微細な電気の流れを送受信できる。伊薙探索特別班。支給浴衣を謎の美少女に与えたので、現在フンドシとサラシ、足袋のみ。

・シャルロット
なぜか日本のジェノランの奥地に居たフランスの「聖女」。17歳。マンガ好きで詩真と好きな作品がかぶった。身体部位を自身の肉体で再生するvisウィースを持つが、男性の下半身を治療したために(厳密には自身のではない)股間画像がネット流出し、ジェノラン内へ失踪していた。

・アヌーク
日本アニメ好きなシャルロットの女友達。visウィースは『幻を身につける』。そうやって作った幻の『シャルロットの顔』で逆ナンしまくって享楽にふけった。

・バルタザール
アヌークの想い人。アヌークに良い顔しながらも裏でシャルロットに言い寄ってくる。

・ジャン
朴訥男子。アヌークが必死にシャルロットとくっつけようとしている。

・ソフィー
最初に駆けつけた警官の一人。女性。入塔者イスカーチェリとなった。

・ルドン
最初に駆けつけた警官の一人。男性。入塔者イスカーチェリとなった。visウィースは『甲冑や剣や盾を出す』。

・ギュスターヴ
ルドンの後輩である新米警官。男性。入塔者イスカーチェリとなった。visウィースは『武器に炎をまとわせる』だが功を焦り、スチールゴーレムに下半身を潰された。その後自身の股間を撮影し、SNS拡散の元凶となった。
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