32 / 32
第2章 期末テスト編
第31話 選曲が終わってるモブ
しおりを挟む
カラオケの部屋に入るや否や。
なぜか俺はマイクを握らされていた。
「最初は緊張するから悠にぃよろしくー」
という陽葵の台詞からするに、どうやら俺をカラオケに連れてきた真の理由は、緊張する一番手を押し付けるためだったらしい。
「地味に俺もカラオケ初なんですけど」
「でもいっつもお風呂で歌ってるじゃん」
「だからってなぜ俺が最初に歌わなきゃならん」
歌いたくなさからマイクをテーブルに置こうとすると。陽葵は横から俺の手をガッチリと掴み、これを阻止する。
「悠にぃ前に言ってたよね。うちの風呂は実質カラオケだって」
「言ったけど」
「じゃあカラオケ初じゃないじゃん」
いやいや……なんだよその無茶苦茶な理論は。仮にもうちの風呂がカラオケだったとしたら、俺はすでに何百回ってヒトカラしてることになるぞ。
「悠にぃ別に下手じゃないし、ねっ」
「んん……」
そう言うと陽葵は、タブレットを差し向けてくる。あまり気が乗らないが、これ以上渋ってもおそらく時間の無駄なので、俺は仕方なくそれを受け取った。
「あ、陽葵が歌いそうなのはダメね」
「多いんだよ、注文がよ……」
ため息を吐いて、タブレットの画面に目を落とす。そして迷うことなくチョイスしたのは、俺が毎日のようにアカペラで熱唱している十八番。
「えっ、ここでも国家歌うの……?」
「カラオケで、しかも初手から国家歌う奴初めて見たわ……」
「陽葵の兄貴っぽくはあるけど、国家って……」
そんな周りの声は一切気にせず、俺はいつも通りに国歌を熱唱した。喉を若干締めて、低い声かつビブラートを意識しながら歌うのが、この曲最大のポイントである。
ちなみに点数は83点。
みんなの反応からして、多分普通くらいだろう。
「ほれ、一番手歌ってやったぞ」
「あ、うん。じゃあ次は陽葵が歌うね」
一ミリも盛り上がることなく、俺はマイクを陽葵にパス。何とも言えない微妙な空気の中、陽葵がチョイスしたのは、最近流行りのアイドルソングだった。
「盛り上がっていこぉー!!」
この一声で、しんみりとした空気が一気に弾けた。ピョンピョン跳ねながら、元気いっぱいに熱唱する陽葵の姿は、まさにアイドル。というか天使。
「だきしめーてー、キスしてー」
「うりゃおいっ!! うりゃおいっ!!」
「あなたをすーきになーるのー」
「超絶可愛い!! ひまりぃぃー!!」
そりゃ合いの手を挟みたくもなる。
盛り上げと引き換えに、古賀姉妹からすんごい睨まれてるけど……それでも俺はやめないからね。なんならタンバリン持って、それっぽく踊っちゃったりしてね。
「89点かぁ、あと一点だったのにー」
採点画面を見て、陽葵は悔しそうに呟いた。
本人的にはもっと高い予想だったのだろう。
でも大丈夫だ。
お兄ちゃんの中では100点満点だからね。
「悠にぃが変な合いの手入れるからぁ」
「お、俺のせいなのっ……!?」
「声大きすぎて、絶対マイクに入ってたもん」
それは……シンプルにごめん。
俺は陽葵の歌を盛り上げたい一心で……。
「邪魔しないでよもうー」
陽葵は不満そうに言うと、険しい顔でストローを加えた。いつか陽葵がアイドルになった時の為にと思って、こっそり練習してた合いの手だったのに――。
「でも、盛り上がったからいいよっ」
ここで陽葵の表情に笑顔が浮かぶ。
笑って許してくれる陽葵マジ天使。
「一生推します。推させてください」
俺は今、改めて心に誓った。
一生この子のファンであると。
「で、次はどうする?」
陽葵が古賀姉妹に向けて聞くと、二人は困ったように顔を見合わせた。この様子からして、お互い人前で歌うことに苦手意識があるっぽいな。
「いいよ美緒ねぇ。次はうちが歌うから」
「ごめん、ありがとう」
どうやら妹の夏希が先に歌うらしい。
歌がめちゃくちゃ上手いというその実力やいかに。
「合いの手とかいらないから」
「あ、うん。わかってる」
俺に釘を指した後、夏希が選曲したのは、これまた流行りの恋愛ソングだった。俺の記憶が正しければ、この曲はサビがとてつもなく高い曲だった気がする。
(こんな高難易度の曲入れて大丈夫かよ)
なんて、最初こそ夏希の実力を疑っていた俺だったが。彼女が発した第一声を聞いたその瞬間、抱いていた疑念は衝撃と変わった。
まるでプロの歌手が歌っているかと錯覚するレベル。声の透明度が半端じゃない上に、画面上部にある音程バーを、声の波が一ミリのズレなく捉えている。
上手いだの凄いだの、感想を口にすることすら憚られる。ただただ黙ってその美声を聴いていると、やがて曲は問題のサビに突入した。
いくら女性とて、この音域を正確に出すのは至難の業。しかしそのサビすらも、夏希は完璧な音程かつ、芯のある力強い美声で歌い切ったのだった。
「上手すぎだろ……」
これには自然と声が漏れてしまう。
ふと視界に入った古賀を見れば。エモい映像を眺めながら、感動の涙を流していた。普段のキャラからは想像がつかないくらい、顔がくしゃくしゃになっている。
「さっすがなっちゃん! 感動しちゃった!」
「なつぎぃぃ……ぐすんっ、ぐすんっ」
「えっ、ちょっ……なんで泣いてるの!?」
文句なしの素晴らしい歌声だった。夏希の歌声は二番になっても衰えることはなく、むしろどんどん乗りに乗って、ラストサビまで駆け抜けていった。
「とにかくほら、ハンカチ貸したげるから」
「ありがどぉぉ……夏希はほんと優しいねぇぇ」
妹の美声を聴いて、泣きたくなる古賀の気持ちはよーくわかる。でもシスコンって、側から見るとこんな重たい感じなんですね。
(今度から古賀にキレられた時は、夏希呼んで歌ってもらお)
ちなみに点数は驚異の98点。
逆にこれで100点じゃないのが意味わからん。
「じゃあ次! 美緒さんいってみよー!」
夏希の歌で完全にエンジンが掛かった様子の陽葵は、ハイテンションで拳を突き上げた。夏希がこれだけ歌ウマだと、自然と古賀の歌声にも期待が膨らんでしまう。
(意外とめちゃくちゃ下手だったりして)
なんて、それはそれで面白い展開を想像していると。今の今まで泣いていたはずの古賀は「あたしはいいや」と、冷めた感じでタブレットを俺に差し向けてくる。
「いやいや、せっかく来たんだし一曲くらい歌えよ」
「いいって。あたしは夏希の歌が聴けただけで満足だから」
何とか歌わせようとしたが、古賀は頑なに曲を入れようとしない。何やら夏希も苦笑いで、俺たちのやり取りを眺めているし……この感じ、まさかね。
「もしかしてお前、歌うの苦手?」
率直に聞けば、古賀はハッと目を見開いた。
そして頬を赤く染めると、声を大にして言う。
「そうよ!! わるいっ!?」
あまりの圧に後ずさりしてしまう俺。
さっきまで泣いてたくせに急に怒るやん。
「あたしは超が付くほどの歌下手なの!!」
「へ、へぇ……」
「だからカラオケだってほんとは来るつもりなかった!」
でもまさか本当に歌が下手だったとは。
案外ノリノリだったから、てっきり歌うのが好きなのかと思っていたが。どうやら妹の歌を聴くためだけに、カラオケに来たらしいな。
「歌わないことが相当寒いことだってのはわかってる。だから今までもカラオケ誘われた時は、適当な理由付けて断るようにしてたの」
そんなシスコン(重症)の古賀は続ける。
「でもこの間、安達たちと修学旅行の打ち上げでカラオケ行くってなって。あたし断れなくて。一曲だけならと思って歌ったら、みんなに女版ジャ〇アンとか言われるし、採点画面にはボロクソ書かれるし、もう二度と人前では歌わないって誓ったの」
おいおい……。
それってどのレベルの歌下手だよ。
逆に聴いてみたくなっちゃったよ。
「だから今日はぜーったい歌わないから!」
瞳を小さく震わせながら力強く宣言する古賀からは、歌わないという固い意志が感じられた。こうして明確に理由まで聞かされると、流石に歌えとは言いにくい。
「ま、まあ。歌いたくないなら無理に歌わなくてもいいだろ」
「そ、そうだね。その分陽葵たちが歌えばいいだけだし」
宥めるように言うと、空気を読んでか、陽葵も精一杯の笑顔で続いてくれた。これにより古賀はポカンとした顔を浮かべ、力抜けたようにソファに腰を下ろす。
「そ、そう」
小さくそう呟いては、誤魔化すようにストローを咥えた。歌いたくない奴を無理に歌わせるのもあれだし、ひとまず古賀は、聞き専ということでいいだろう。
「ということで悠にぃ。盛り上がる曲よろしく」
「頼む相手を間違えている気もするが、まあ任せとけ」
こうして順は二週目に突入した。
陽葵からマイクを託された俺は、タブレットで『ア〇パ〇マンのマーチ』を選曲。変にボケようとしたその結果、場の空気は見事なまでに盛り下がったのだった。
なぜか俺はマイクを握らされていた。
「最初は緊張するから悠にぃよろしくー」
という陽葵の台詞からするに、どうやら俺をカラオケに連れてきた真の理由は、緊張する一番手を押し付けるためだったらしい。
「地味に俺もカラオケ初なんですけど」
「でもいっつもお風呂で歌ってるじゃん」
「だからってなぜ俺が最初に歌わなきゃならん」
歌いたくなさからマイクをテーブルに置こうとすると。陽葵は横から俺の手をガッチリと掴み、これを阻止する。
「悠にぃ前に言ってたよね。うちの風呂は実質カラオケだって」
「言ったけど」
「じゃあカラオケ初じゃないじゃん」
いやいや……なんだよその無茶苦茶な理論は。仮にもうちの風呂がカラオケだったとしたら、俺はすでに何百回ってヒトカラしてることになるぞ。
「悠にぃ別に下手じゃないし、ねっ」
「んん……」
そう言うと陽葵は、タブレットを差し向けてくる。あまり気が乗らないが、これ以上渋ってもおそらく時間の無駄なので、俺は仕方なくそれを受け取った。
「あ、陽葵が歌いそうなのはダメね」
「多いんだよ、注文がよ……」
ため息を吐いて、タブレットの画面に目を落とす。そして迷うことなくチョイスしたのは、俺が毎日のようにアカペラで熱唱している十八番。
「えっ、ここでも国家歌うの……?」
「カラオケで、しかも初手から国家歌う奴初めて見たわ……」
「陽葵の兄貴っぽくはあるけど、国家って……」
そんな周りの声は一切気にせず、俺はいつも通りに国歌を熱唱した。喉を若干締めて、低い声かつビブラートを意識しながら歌うのが、この曲最大のポイントである。
ちなみに点数は83点。
みんなの反応からして、多分普通くらいだろう。
「ほれ、一番手歌ってやったぞ」
「あ、うん。じゃあ次は陽葵が歌うね」
一ミリも盛り上がることなく、俺はマイクを陽葵にパス。何とも言えない微妙な空気の中、陽葵がチョイスしたのは、最近流行りのアイドルソングだった。
「盛り上がっていこぉー!!」
この一声で、しんみりとした空気が一気に弾けた。ピョンピョン跳ねながら、元気いっぱいに熱唱する陽葵の姿は、まさにアイドル。というか天使。
「だきしめーてー、キスしてー」
「うりゃおいっ!! うりゃおいっ!!」
「あなたをすーきになーるのー」
「超絶可愛い!! ひまりぃぃー!!」
そりゃ合いの手を挟みたくもなる。
盛り上げと引き換えに、古賀姉妹からすんごい睨まれてるけど……それでも俺はやめないからね。なんならタンバリン持って、それっぽく踊っちゃったりしてね。
「89点かぁ、あと一点だったのにー」
採点画面を見て、陽葵は悔しそうに呟いた。
本人的にはもっと高い予想だったのだろう。
でも大丈夫だ。
お兄ちゃんの中では100点満点だからね。
「悠にぃが変な合いの手入れるからぁ」
「お、俺のせいなのっ……!?」
「声大きすぎて、絶対マイクに入ってたもん」
それは……シンプルにごめん。
俺は陽葵の歌を盛り上げたい一心で……。
「邪魔しないでよもうー」
陽葵は不満そうに言うと、険しい顔でストローを加えた。いつか陽葵がアイドルになった時の為にと思って、こっそり練習してた合いの手だったのに――。
「でも、盛り上がったからいいよっ」
ここで陽葵の表情に笑顔が浮かぶ。
笑って許してくれる陽葵マジ天使。
「一生推します。推させてください」
俺は今、改めて心に誓った。
一生この子のファンであると。
「で、次はどうする?」
陽葵が古賀姉妹に向けて聞くと、二人は困ったように顔を見合わせた。この様子からして、お互い人前で歌うことに苦手意識があるっぽいな。
「いいよ美緒ねぇ。次はうちが歌うから」
「ごめん、ありがとう」
どうやら妹の夏希が先に歌うらしい。
歌がめちゃくちゃ上手いというその実力やいかに。
「合いの手とかいらないから」
「あ、うん。わかってる」
俺に釘を指した後、夏希が選曲したのは、これまた流行りの恋愛ソングだった。俺の記憶が正しければ、この曲はサビがとてつもなく高い曲だった気がする。
(こんな高難易度の曲入れて大丈夫かよ)
なんて、最初こそ夏希の実力を疑っていた俺だったが。彼女が発した第一声を聞いたその瞬間、抱いていた疑念は衝撃と変わった。
まるでプロの歌手が歌っているかと錯覚するレベル。声の透明度が半端じゃない上に、画面上部にある音程バーを、声の波が一ミリのズレなく捉えている。
上手いだの凄いだの、感想を口にすることすら憚られる。ただただ黙ってその美声を聴いていると、やがて曲は問題のサビに突入した。
いくら女性とて、この音域を正確に出すのは至難の業。しかしそのサビすらも、夏希は完璧な音程かつ、芯のある力強い美声で歌い切ったのだった。
「上手すぎだろ……」
これには自然と声が漏れてしまう。
ふと視界に入った古賀を見れば。エモい映像を眺めながら、感動の涙を流していた。普段のキャラからは想像がつかないくらい、顔がくしゃくしゃになっている。
「さっすがなっちゃん! 感動しちゃった!」
「なつぎぃぃ……ぐすんっ、ぐすんっ」
「えっ、ちょっ……なんで泣いてるの!?」
文句なしの素晴らしい歌声だった。夏希の歌声は二番になっても衰えることはなく、むしろどんどん乗りに乗って、ラストサビまで駆け抜けていった。
「とにかくほら、ハンカチ貸したげるから」
「ありがどぉぉ……夏希はほんと優しいねぇぇ」
妹の美声を聴いて、泣きたくなる古賀の気持ちはよーくわかる。でもシスコンって、側から見るとこんな重たい感じなんですね。
(今度から古賀にキレられた時は、夏希呼んで歌ってもらお)
ちなみに点数は驚異の98点。
逆にこれで100点じゃないのが意味わからん。
「じゃあ次! 美緒さんいってみよー!」
夏希の歌で完全にエンジンが掛かった様子の陽葵は、ハイテンションで拳を突き上げた。夏希がこれだけ歌ウマだと、自然と古賀の歌声にも期待が膨らんでしまう。
(意外とめちゃくちゃ下手だったりして)
なんて、それはそれで面白い展開を想像していると。今の今まで泣いていたはずの古賀は「あたしはいいや」と、冷めた感じでタブレットを俺に差し向けてくる。
「いやいや、せっかく来たんだし一曲くらい歌えよ」
「いいって。あたしは夏希の歌が聴けただけで満足だから」
何とか歌わせようとしたが、古賀は頑なに曲を入れようとしない。何やら夏希も苦笑いで、俺たちのやり取りを眺めているし……この感じ、まさかね。
「もしかしてお前、歌うの苦手?」
率直に聞けば、古賀はハッと目を見開いた。
そして頬を赤く染めると、声を大にして言う。
「そうよ!! わるいっ!?」
あまりの圧に後ずさりしてしまう俺。
さっきまで泣いてたくせに急に怒るやん。
「あたしは超が付くほどの歌下手なの!!」
「へ、へぇ……」
「だからカラオケだってほんとは来るつもりなかった!」
でもまさか本当に歌が下手だったとは。
案外ノリノリだったから、てっきり歌うのが好きなのかと思っていたが。どうやら妹の歌を聴くためだけに、カラオケに来たらしいな。
「歌わないことが相当寒いことだってのはわかってる。だから今までもカラオケ誘われた時は、適当な理由付けて断るようにしてたの」
そんなシスコン(重症)の古賀は続ける。
「でもこの間、安達たちと修学旅行の打ち上げでカラオケ行くってなって。あたし断れなくて。一曲だけならと思って歌ったら、みんなに女版ジャ〇アンとか言われるし、採点画面にはボロクソ書かれるし、もう二度と人前では歌わないって誓ったの」
おいおい……。
それってどのレベルの歌下手だよ。
逆に聴いてみたくなっちゃったよ。
「だから今日はぜーったい歌わないから!」
瞳を小さく震わせながら力強く宣言する古賀からは、歌わないという固い意志が感じられた。こうして明確に理由まで聞かされると、流石に歌えとは言いにくい。
「ま、まあ。歌いたくないなら無理に歌わなくてもいいだろ」
「そ、そうだね。その分陽葵たちが歌えばいいだけだし」
宥めるように言うと、空気を読んでか、陽葵も精一杯の笑顔で続いてくれた。これにより古賀はポカンとした顔を浮かべ、力抜けたようにソファに腰を下ろす。
「そ、そう」
小さくそう呟いては、誤魔化すようにストローを咥えた。歌いたくない奴を無理に歌わせるのもあれだし、ひとまず古賀は、聞き専ということでいいだろう。
「ということで悠にぃ。盛り上がる曲よろしく」
「頼む相手を間違えている気もするが、まあ任せとけ」
こうして順は二週目に突入した。
陽葵からマイクを託された俺は、タブレットで『ア〇パ〇マンのマーチ』を選曲。変にボケようとしたその結果、場の空気は見事なまでに盛り下がったのだった。
0
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
手が届かないはずの高嶺の花が幼馴染の俺にだけベタベタしてきて、あと少しで我慢も限界かもしれない
みずがめ
恋愛
宮坂葵は可愛くて気立てが良くて社長令嬢で……あと俺の幼馴染だ。
葵は学内でも屈指の人気を誇る女子。けれど彼女に告白をする男子は数える程度しかいなかった。
なぜか? 彼女が高嶺の花すぎたからである。
その美貌と肩書に誰もが気後れしてしまう。葵に告白する数少ない勇者も、ことごとく散っていった。
そんな誰もが憧れる美少女は、今日も俺と二人きりで無防備な姿をさらしていた。
幼馴染だからって、とっくに体つきは大人へと成長しているのだ。彼女がいつまでも子供気分で困っているのは俺ばかりだった。いつかはわからせなければならないだろう。
……本当にわからせられるのは俺の方だということを、この時点ではまだわかっちゃいなかったのだ。
女子ばっかりの中で孤軍奮闘のユウトくん
菊宮える
恋愛
高校生ユウトが始めたバイト、そこは女子ばかりの一見ハーレム?な店だったが、その中身は男子の思い描くモノとはぜ~んぜん違っていた?? その違いは読んで頂ければ、だんだん判ってきちゃうかもですよ~(*^-^*)
クラスメイトの王子様系女子をナンパから助けたら。
桜庭かなめ
恋愛
高校2年生の白石洋平のクラスには、藤原千弦という女子生徒がいる。千弦は美人でスタイルが良く、凛々しく落ち着いた雰囲気もあるため「王子様」と言われて人気が高い。千弦とは教室で挨拶したり、バイト先で接客したりする程度の関わりだった。
とある日の放課後。バイトから帰る洋平は、駅前で男2人にナンパされている千弦を見つける。普段は落ち着いている千弦が脚を震わせていることに気付き、洋平は千弦をナンパから助けた。そのときに洋平に見せた笑顔は普段みんなに見せる美しいものではなく、とても可愛らしいものだった。
ナンパから助けたことをきっかけに、洋平は千弦との関わりが増えていく。
お礼にと放課後にアイスを食べたり、昼休みに一緒にお昼ご飯を食べたり、お互いの家に遊びに行ったり。クラスメイトの王子様系女子との温かくて甘い青春ラブコメディ!
※特別編4が完結しました!(2026.2.22)
※小説家になろうとカクヨムでも公開しています。
※お気に入り登録、いいね、感想などお待ちしております。
『床下に札束を隠す金髪悪女は、毎朝赤いマットの上で黒の下着姿で股を開く』〜ストレッチが、私の金脈〜
まさき
恋愛
毎朝六時。
黒の下着姿で、赤いヨガマットの上に脚を開く。
それが橘麗奈、二十八歳の朝の儀式。
ストレッチが終わったら、絨毯をめくる。
床下収納を開けて、封筒の束を確認する。
まだある。今日も、負けていない。
儚く見える目と、計算された貧しさで男の「守りたい」を引き出し、感情を売らずに金だけを回収してきた。
愛は演技。体は商売道具。金は成果。
ブリーチで傷んだ金髪も、柔らかく整えた体も、全部武器だ。
完璧だったはずの計算が、同じマンションに住む地味な男——青木奏の登場で、狂い始める。
奢らない。
触れない。
欲しがらない。
それでも、去らない。
武器が全部外れる相手に、麗奈は初めて「演じない自分」を見られてしまう。
赤いマットの上で、もう脚を開けなくなる朝が来るまでの話。
俺にだけツンツンする学園一の美少女が、最近ちょっとデレてきた件。
甘酢ニノ
恋愛
彼女いない歴=年齢の高校生・相沢蓮。
平凡な日々を送る彼の前に立ちはだかるのは──
学園一の美少女・黒瀬葵。
なぜか彼女は、俺にだけやたらとツンツンしてくる。
冷たくて、意地っ張りで、でも時々見せるその“素”が、どうしようもなく気になる。
最初はただの勘違いだったはずの関係。
けれど、小さな出来事の積み重ねが、少しずつ2人の距離を変えていく。
ツンデレな彼女と、不器用な俺がすれ違いながら少しずつ近づく、
焦れったくて甘酸っぱい、青春ラブコメディ。
至れり尽くせり!僕専用メイドの全員が溺愛してくる件
こうたろ
青春
普通の大学生・佐藤健太は目覚めると、自宅が豪華な洋館に変わり10人の美人メイドたちに「お目覚めですか、ご主人様?」と一斉に迎えられる。いつの間にか彼らの“専属主人”になっていた健太は戸惑う間もなく、朝から晩までメイドたちの超至れり尽くせりな奉仕を受け始める。
隣の家の幼馴染と転校生が可愛すぎるんだが
akua034
恋愛
隣に住む幼馴染・水瀬美羽。
毎朝、元気いっぱいに晴を起こしに来るのは、もう当たり前の光景だった。
そんな彼女と同じ高校に進学した――はずだったのに。
数ヶ月後、晴のクラスに転校してきたのは、まさかの“全国で人気の高校生アイドル”黒瀬紗耶。
平凡な高校生活を過ごしたいだけの晴の願いとは裏腹に、
幼馴染とアイドル、二人の存在が彼の日常をどんどんかき回していく。
笑って、悩んで、ちょっとドキドキ。
気づけば心を奪われる――
幼馴染 vs 転校生、青春ラブコメの火蓋がいま切られる!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる